先人の知恵「ことわざ」に学ぶ

今年の初めから、”つれづれなるまま”、暇に任せてランダムに
「ことわざ辞典」を飽きもせず毎日メモしている。
今日の「健康ことわざ辞典」には、
「一淫(イン)二酒三湯四力五行六音七煙八火」
養生によくないのは第一に色事、第二に飲酒、第三に入浴、
第四に力仕事をすることで、遠くに行ったりしないこと、
音曲やけぶる所や火のそばはさけるのがよいと戒めたものがあった。

健康ことわざは、流石に鋭い人間の知恵を見せてくれるが、時代が違う
ので全て鵜呑みにはできないが、教えられるところは多い。一淫(イン)
という言葉も難しく読めない、書けない?七煙八火など、先日の長野、
岐阜県境の御嶽山の火山活動は生々しく我々を脅かしてくる。
それにしても気象レーダー等で予知できなかったとは、昨今の天気予報
の正確さからしても情けないと思った。やはり、想定外なのだろうか?
新聞によると、今月10?11日に火山性地震が多発し、噴火の11分前
から火山性微動が観測されたほか、傾斜計のデータで噴火の7分前に
山が隆起するような地殻変動が起きてきていたことも分かっていたそう
である。そのデータを生かせれなかったが、今後の科学者のさらなる
研究に期待するしかないのだろう。
因みに「天気予知ことわざ辞典」では、
「噴火すると天気が変わる(活火山に近い地方)」 噴火すると噴煙が空を
おおい日射の地面への到達量が減少するため。という一項目のみで、
他には、地震による晴天の予知や、地震による風の予知という項目が
沢山あり、特に、地震に関することわざは、長野県が7割ぐらい占めていた
のには驚いた。やはり、山の多い県はそれなりに先人の知恵「ことわざ」が
存在するとしたら、今一度、噴火に関する「ことわざ」を他の辞書でさがして
みたい。そして、当分、科学者のさらなる研究に期待すると同時に、
先人の知恵「ことわざ」にも学びたいと思った。
(喜多謙一)
(健康ことわざ辞典、大後美保――編)
(天気予知ことわざ辞典、大後美保――編)
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