『野次喜多本』登場人物の新たな“ちょっといい話”(28)師の一本のお電話 柳 宗理(やなぎ むねみち)さん

 

1964年、東京五輪の年の4月に、名古屋のブラザーに就職が決まっていたので、
10月の東京五輪はテレビでしか見れないと思い、工事中の現場でも見たいと、
師の柳先生におねだりしたところ、快くお電話してくれ、労を執ってくれた。

東京の業者の案内で、師のデザインした椅子が並ぶ、代々木水泳競技場観客席などを見た。
嬉しかった。まだ誰も座ったことがない椅子に腰かけると、
10月の五輪の本番が見えてくるようで、満足したことを鮮明に覚えている。
(『野次喜多本』より抜粋)

半世紀を過ぎて私には忘れない事項の一つで、東京五輪の1964年に工業デザイナーで就職し、
20年経過後の仕事に、1984年のロサンゼルス五輪のスポンサー業務、
88年のソウル五輪(韓国)、カルガリー五輪(カナダ・冬)、92年のバルセロナ五輪と、
人生の後半五輪を担当したから来年の東京五輪は、なんとなくクールになり、
五輪の期間中、海外旅行にでも出かけたいと思ったりしている時、下記のパンフが届いた。

1月24日から3月23日まで、島根県立美術館とあり、7月の東京五輪の期間でないが、
どちらかというと、今年は五輪以外のこのような展覧会など沢山見たいと思っている。

今度の五輪のメイン会場となる木の温かみのある・・・国立競技場、
五輪終了後、一般公開されたらゆっくり見に行こう。
(2008年の北京五輪の後、メイン会場をゆっくり見てきた実績あり?) 

(喜多謙一)

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