『野次喜多本』登場人物の新たな“ちょっといい話”(3)半世紀ぶりの美女・4人とのランチ“忘年会”

 

有名・無名人100人を書いたところで6月1日、第2のふるさと名古屋の
男友達10人ほどが出版記念会、お祝いをしてくれた。
その後、昔の職場の女性たちからも、お祝いに「ランチでもいかがですか」と
嬉しい誘いがあったが、2カ月ぐらい待ってほしいと延期をお願いした。

というのは、喜寿を迎えたので“通過儀礼※”よろしく、5月の誕生日以後、
まじめに鎌倉市の健康診断を受けた。(10年近くサボって受けていなかった)
内視鏡で胃を覗くと食道に何かできているらしいとの診断で、
横浜の大学病院にて再度検査すると、「食道腫瘍」との診断結果が出た。
痛くも痒くもないのに無上に胃カメラの画像が鮮明に異物を映し出している。

医師曰く、内視鏡的粘膜剥離手術で簡単に取り除くことができるというので、
10月5日入院、手術、8日間の入院で実に簡単に全快、運よく癌の早期、
医術の進歩で助かった。

約束の2カ月が過ぎた12月8日、名古屋で昔の職場の女性、彼女たちと再会、
出版記念会でもなく忘年会ともつかない、半世紀ぶりの美女・4人との“ランチ”が
できたのは本当に嬉しかった。彼女たちは当時15歳から18歳ぐらいの新入社員、
私も独身だったから皆若かったが気が付くと50年経過、実に半世紀が過ぎていた。

お孫さんから、病気、さすがに年金の話までは出なかったが、
加齢の集まりになっていた。しかし、皆、気が若く昔に戻った2時間だった。
本の表紙のタレント「遼河はるひ」さんは知らなくとも、お父さんの「鹿嶋さん」を
知っている年代であり、会社での昔話で盛り上がったのは言うまでもない。

午後は、3年間のリハビリで全快した先輩宅を訪ね、“嬉しい再会”を果たした。
夜は昔の仲間、数人と忘年会ができ楽しかった。
ここでも、「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」と、
先人のことばを思い出し、健康あって名古屋詣でが出来、実に、第二のふるさとは
いつでも“ウエルカム”で迎えてくれることに感謝、
今回は私の“ちょっといい話”を紹介した。

※通過儀礼(つうかぎれい)
・・・人の一生に経験する、誕生・成年・結婚・死亡などの儀礼習俗。

(喜多謙一)

 

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