熾火(1)稲葉医師の短歌紹介


 

新春を飾る、「21thエメラルド展」1月9日から15日まで、有楽町の交通会館で開催、
私の木彫り出品、好きな2文字漢字の中のひとつ、
熾火(おきび:赤く熱した炭火の意)のことを、今回から色々書いてみたいと思った。

偶然、友人の群馬県のみどり市の 稲葉 実 医師から頂いた短歌集
『続パンデミック~レポート続報』の中にこんな句を見つけた。

感染の炎も熾火と静まりて桃の節句は心持ち嬉し

コロナ禍でも、何とか春3月に収束して、いつものように桃の節句を迎えれたら嬉しいなーという、
我々庶民の気持ちを読んでいる、いい句とだと思った。

熾火は、キャンプ場での仲間の集まりの時に、薪ストーブで暖を取り、
赤く熱した炭火(写真参照)= 熾火を、コンロの中に移し“火を愛でながら”水割りを頂く、
そんな贅沢な時間を演出してくれるのが、熾火。

コロナ禍も続くものかは永遠に暦 日毎薄くなり行く

著者註:暦 日毎薄くなりゆく 早期終息を願って時の経過が実感できるよう、部屋のカレンダーを日めくりに変えた。

稲葉 実 医師は、2020年10月に『パンデミック2020~緊急レポート』上梓し、
その後2021年2月に 『パンデミック2020~その2』 
昨年の暮れ近くに、2021年11月 『続パンデミック~レポート続報』上梓している。

日々、現役、医療従事しながらパンデミックの終息を願い、このような”短歌”を読める、
それも、今度の上梓で3冊を世に問うているのは素晴らしい。

彼の“眼力・実行力”をヒントに、日々のコロナ禍、数字に振り回されなく
“桃の節句”を迎えれたら嬉しいですね。

(喜多謙一)

註:パンデミック(Pandemic)
インフルエンザ・パンデミックは、「新型インフルエンザウイルスがヒトの世界で広範かつ急速に、
ヒトからヒトへと感染して広がり、世界的に大流行している状態」をいう。

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

  

PAGE TOP