「心配ならCT など受けるもよし」キープアップも大変

先月の初めに年一回恒例の”健診”を群馬県のみどり市で、
友人の稲葉医院の実院長の健康診断を受けて来た。
加齢と共にいろんなところにガタが出ているのは当然としても、
「心配ならCT など受けるもよし」と報告書と紹介状を送ってくれた。
院長先生の紹介状を持って近くの湘南記念病院でCTを受けた。
結果、異常なしと診断が出たので先生に下記のように報告した。 

稲葉 先生
お世話になります。
先程、湘南記念病院の内科医師 山澤養志子さんの診断結果、
異常なしということで、
追って「稲葉先生に結果報告させてもらいます」と
彼女は先生の住所、コピーしてくれていました。
先生の診断間違いなし、先ずは、報告、お礼まで。

PS.初めてのCT体験は、私が頭にあった映像の輪切りでなく、
すごい進歩していてどの部分でも拡大縮小して見ることが
できるのに驚きました。
血管が少し太いと思ったら瞬時に直径が表示されるのにも驚きました。
医学の進歩に映像の貢献はすごいですね。
「何センチ間隔で撮影されたのですか」との私の質問は
明治か大正時代人の愚問になりました。(蛇足)

喜多 様
多分問題なしかと思いましたがその通りで良かったです。
報告書が届いたらよく内容を吟味しておきます。
画像診断の進歩はほとんどコンピュータの進歩に比例。
1990年代、北沢のマンションに集まっていただいて
Macの研究会をやった頃は、カラーでハガキくらいの大きさの写真を
出すのがやっとでしたが、それがあれよあれよと言う間に進歩して
フルカラーフルスクリーンとなりやがてそれが動画になりました。
CTやMRIの進歩もそれと同様、ライト兄弟の複葉機は
100年もしないうちにスペースシャトルになりました。
しかし、キープアップして行くのも大変です。
〜ではまた。7月28日 稲葉

キープアップして行くのも大変ですとのちょっぴり
“医師の本音”が出ていたように思った。

その先生の挨拶状の裏に、下記の2句が添えられていた。

生涯に十ほど詠みて已むも良し
あと飲み食いは寝て過ぐすべし

よき人と会ひて集ひて楽しみて
やがて消え行くそれで良しとす

二つとも稲葉先生の句で、決してスペースシャトルでなく、
いずれも彼の医師としての人間臭さが伝わってくるようで、
私には暑さが遠のくような、ほんのりとした気持ちなった。

 
(喜多謙一)

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