より良い転職のために(26)?苦労をエネルギーに

  デザイナーは苦労しなければ一人前になれないと言うのが私の持論で、
  そこのところは経営者の苦労話と似ている。
  早い話、年に一兆円もの利益を出すトヨタ自動車という企業も
  汗と涙の結晶なのだ。そうした経営者は苦労人が多い。
  稲盛和夫・京セラ名誉会長は、人をつくるには一見無慈悲と思えても
  苦労させるしかない。今の会社を支える30、40歳代は
  日本が豊かになってから青少年期を過ごしたため苦労を知らない。
  経営者は利詰めで説得し、苦労の大切さを悟らせなければならない、
  と話しておられる。
  (日経産業新聞 6月16日付)
デザイナーの苦労と経営者の苦労とは異質のもの、
単純に比べるわけにはいかないが、モノを作る、会社を経営するという行為は、
どちらも知恵と汗と涙の結晶なのだと思う。
「若い時の苦労は買ってでもしろ」言われるように、
苦労をエネルギーに変えなければ面白いデザインはできない。
言い換えれば、苦労はエネルギーの素、苦労のない職場は
デザイナーにとって良い職場でないはず。
苦労をエネルギーに変えるのも一つの「デザイン技術」か。
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

PAGE TOP