面接の服装

面接に進んだ候補者の方からよく、服装はどのような服がよいか、と聞かれる
ことがあります。
回答としては、デザイン部門の方が相手の面接であれば、スーツでもビジネス
カジュアルでも構いません。一般の部門よりはある程度自由な服装が許容されて
います。しかし、最終面接などで人事部や社長など、相手の方々がデザイン部では
ない場合はスーツが無難です。

中途採用の場合、多少第一印象が服装で違ったとしても、少し話し始めれば
その人の内面や経験がわかるので服装で合否が変わることはほとんどありません。
(よれよれの服で、この人は日常生活に不安がある、と思われてしまうような
ケースは別ですが。)
特例として、作品集を見せて紹介した際に「この人はどんな服装でした?」
と求人企業の方から聞かれたことが過去にありました。このときは腕時計の
デザイナーを募集しており、担当者の方いわく、
「腕時計は男性用と女性用があるプロダクト。ファッションの一部でもあるので、
ファッションに興味がなければやっていけない」とのこと。
ちなみに、その後の複数の方が面接に進めたのですが、その面接で、候補者の
方がつけている腕時計が必ず話題になりました。「その時計は○○だね」
「そうなんですよ、もともと時計が好きで、この時計も○○の時に・・・」など。
こういう面接は付け焼刃では対応できないので、良い人材を採用しやすいと思います。
面接がテーマということで、もう一点。面接の際に弊社から候補者の方にお願い
しているのは、履歴書と職務経歴書、できれば作品集のコピーも持参することです。
弊社の場合はその前の書類選考では職務経歴書と作品集を持参して相手に渡すため、
履歴書は必須です。先方から言われない場合もありますが、必ず持参していただき、
面接時に言われなくても、「履歴書を持ってきたのですが」というといつも企業側
からありがたがられます。
職務経歴書・作品集はすでに手渡し済みですが、企業によっては面接の場に
先方が用意してくれていない場合があります。(過去に数回ありました)
単に先方のミスなのですが、面接担当官も忙しいので、「取りに行っている時間が
もったいないので、無しでいいや」と進められてしまいます。
しかし、面接時の自己紹介や自分のPRのために、職務経歴書と作品集は非常に
重要なツールです。これら無しでは説明能力が半減してしまいます。
先方は自分たちのミスとはいえ、それらのツールがなかった、ということを
差し引いて考えたりはしませんので、「あの人はあまりパッとしなかったな」で
終わってしまいます。
そうならないために、保険として職務経歴書と作品集のコピーは持参することを
お勧めします。
(下村航)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

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