面接 IIよくある質問と解説 1 デザイナー転職ガイド2025

今回は「面接」の第二回目、よくある質問と解説集です。
※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら。転職ガイド目次はこちら

一次面接は私も同席できることが多いため、数多くの面接に立ち会った経験からよくある質問を解説します。

一次面接の面接官は「デザイン部のトップ」と「人事の担当レベルの方」がほとんどです。逆に二次面接になってしまうと、たいてい社長や役員クラスが出てくるので同席できることはほとんどありません。なお、デザイン事務所の場合は最初から社長が出てくることが多いです。

面接の際、一次面接は半分ぐらいの企業が同席を許していただけます。一次面接の面接官は「デザイン部のトップ」と「人事の担当レベルの方」がほとんどです。逆に二次面接になってしまうと、たいてい役員クラスが出てくるので同席できることはほとんどありません。なお、デザイン事務所の場合は最初から社長が出てくることが多いです。

簡単に職務経歴と自己紹介をしてください。

特に時間の指定がなければ、簡潔に短く、ということだと考えられます。職務を順に説明し、そこで何を得てどんな能力がついたのか、を説明できると良いです。

基本的に口頭だけで簡単に説明するイメージですが、もしこのままポートフォリオを説明したければ、一言、「ポートフォリオを使って説明してもいいでしょうか」と聞くといいでしょう。ポートフォリオを使うとどうしても長くなりますので。

意外と名前を名乗るのを忘れがちなのでご注意ください。また、言い終わったら最後は「本日はよろしくお願いします」で締めると良いです。

より難易度の高い聞き方として、
「今までの業務の中で成果はどんなものか、定量/定性両側面で答えてください」という質問もありました。ITのスタートアップ企業で、1人目のデザイナー募集でした。デザインに絞らず、会社に与えたプラスの結果を具体的に答える必要があるかと思います。

ポートフォリオを説明してください

例えば、先日の某社の面接では「10分で」という条件でした。10分は長いように感じますが、順に説明していると意外とすぐに経ってしまいます。特に説明したい作品から説明するようにし、時間があまったら代表的な作品を順に説明すると良いでしょう。

※ポートフォリオはPC、iPad、印刷したもの等で、現場で見せられるようにしておくことをお勧めします。(オンライン面接の場合はすぐに見せられるように準備しておく)それを前日に見ながら予習しておくとよいです。長くなりすぎないようポイントを絞りましょう。

当社を志望する動機はなんですか?

基本中の基本です。『御社のホームページを拝見してこういう点にとてもひかれました』というような内容を用意しましょう。そのためにも、受ける会社について良く調べておくことが必須であり、面接してくれることへの礼儀でもあります。履歴書等に記載して提出済みであれば、あらためて確認しておきましょう。
競争率の高い人気企業の場合、ここを重視する可能性があるので要注意です。

これまでの会社の退職理由はなんですか?在職中であれば、退職したい理由は?

これは人事部の人が同席している場合、よく聞かれます。会社都合であればしかたないですが、短い期間で辞めた場合はそれなりの理由を用意する必要があります。

(志望動機と間違えやすいですが、志望動機は応募企業に『入りたい理由』、退職・転職理由は今の会社を『出たい理由』です。多少重なるところもありますが、違うのでご注意。)

すでに退職済の場合、人によっては転職先が決まっていないのに退職したこと=一時的に無職になることをネガティブにとらえる方がいるので、そこに対して質問があるかもしれません。

何か明確な理由があれば良いですし、特にない場合は例えば、「働きながらだとどうしても業務が忙しくてポートフォリオ作成が進まず、どんどん先延ばしになってしまっていたので、思い切って退職をしてから探そうと考えました」などと理由を付けておくと良いかと思います。

避けた方がいいのは「キャリア・アップのため」という理由です。離職率の高いスタートアップや外資系なら良いかもしれませんが、この理由だと「うちに入ってもしばらくしたら『キャリア・アップしたいので』とか言って転職しそう」と思われてマイナスになります。

当社に入社した場合に、あなたの能力で最も活かせる点は?

自分の強みを聞かれています。ポートフォリオや職務経歴書の実務経験と連動して回答する必要があります。

これまでのデザインで心掛けていることは何ですか?

このような質問にはスムーズに答えられるよう、頭の中でイメージしておくと良いででしょう。 また別な質問で、「デザインの根拠を立てるときはどのように行っていますか?」というものもありました。

あなたの長所と短所は何ですか?

これもたまに聞かれる質問ですが、あらかじめ考えておかないと短所が難しいです。短所の言い方によっては、相手が不安になってしまう場合があります。必ず、「その短所を防ぐためにこういうことを心がけている」ということを付け加えましょう。

一緒に働く上で苦手とする人はどのような人ですか?

こちらも同様に「苦手ですがこのように接することで対処しました」というような内容を追加しましょう。浮かばなければ、学生時代などから引っ張り出して、「社会人になってからは特に感じたことは無いのですが、学生の頃に・・・」というような言い方が良いです。また、そういう人は会社にいたら迷惑だな、と思わせるような人が良いです。

社内外での折衝(コミュニケーション)で、うまく進めるためのポイントなどはありますか?

コミュニケーション能力はどの会社でも求められるところですので、具体的な経験を元に話ができると評価が高いです。

今回は以上です。まだまだありますので(笑)、来週に続きます。 

<次回は「面接III」今回の続きです>
(下村航)


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