履歴書Ⅱ 志望動機を大切に デザイナー転職ガイド2025

当社では、履歴書に必ず志望動機を書くことをお勧めしています。
(履歴書については前回のブログをご覧ください。)

※過去に掲載した内容を、その間の経験からアップデートしたものです。一気に読みたい方はこちら

志望動機を大切に

志望動機は基本的に入りたい気持ちを伝えることであり、相手企業に対してポジティブな内容になるので印象が良くなります。受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載するようにしましょう。
特に大企業の場合や、スキルのハードルが低い求人案件、若い方の場合、1次面接が人事面接の企業は、志望動機が重視されることが多いです。

それもただ書けば良いわけではなく、その企業のことを良く調べて、その企業向けのものを書きましょう。どこにでも使えるようなあいまいな志望動機は意味がないですし、企業によっては「この人は他社も受けていて、当社は第二希望以下だな」とマイナスに取られることもあります。

※前職をやめた理由、現職をやめたい理由の「退職理由」とは違います。退職理由は面接で聞かれることが多いですが、書類には書く必要はありません。

●構成例1

 ・私は大学卒業後、(こういう仕事)をしてきました。
 ・御社のこういう点に魅力を感じております。
 ・だから、私の経験を御社の業務に活かしていきたいです。

この2番目の後に、「私は以前に○○をして御社の製品を使う機会があり、○○だと感じておりました」というような自分の経験を入れるとより良いと思います。 

●構成例2

 ・御社のこういう点に魅力を感じております。
 ・私は○○、△△をしてきました。
 ・私の経験を御社の□□な業務に活かしていきたいです。

最初を「以前に○○で御社の製品を使う機会があり、○○だと感じておりました」など、自分の具体的な経験が入れられるとより効果的です。
特に上記の構成にこだわる必要はありませんが、とにかくその会社のことをよく調べ、入りたい理由を自分の言葉で真摯に伝えるとよいです。

ChatGPTなどAIの活用

 ChatGPTなどのAIツールを使うのもおすすめです。あくまでもたたき台を作ってもらい、それをベースに自分の言葉に変える、というものです。例えば以下のようなプロンプトが考えられます。

以下の情報をもとに、転職活動で提出する職務経歴書に記載する「志望動機」を作成してください。

【前提】
– 志望動機は、応募先企業の理念・事業内容・強みと、私のこれまでの職務経験やスキルがつながっていることを示す内容にしてください。
– 応募先企業の特徴やHPから読み取れる姿勢を踏まえて、なぜその会社で働きたいのかが伝わるようにしてください。
– 300~400字程度でまとめてください(文字数指定がある場合は適宜変更してください)。

【私の職務経歴書の概要】
(ここに、要約した自分の職務経歴を記入)

【応募先企業の概要】
(企業のHPなどから抜粋した会社概要、理念、特徴、事業内容などを記入、もしくは企業のHPアドレスを記載。また、応募したいポジションの仕事内容も求人票から記載、もしくは求人サイトのHPアドレスを入れる)

例えば上記で、ブログ「職務経歴書の書き方」にあるサンプルから職務経歴概要を入力し、弊社とお付き合いのあるデザイン会社のフォルム様に関する情報を入力したところ、以下のような志望動機が出てきました。

●ChatGPTが出してきた志望動機(例文)

大学でプロダクトデザインを学び、卒業後は玩具・ノベルティグッズの企画デザイン会社にて、企画から製造・納品管理まで一貫して担当しました。その後、神奈川の小規模デザイン事務所にて、製品の外観デザインのみならず、製造手配や納期管理、さらにはパッケージデザインや製品カタログ等のグラフィックデザインも多数経験し、製造現場に通うことで深い知識を身につけました。

貴社の「想いをカタチに」という理念に共感し、プロダクトデザインを中心に、研究開発、用途開発、コンサルティングサービス、セールスマーケティングといった幅広い事業領域で活動されている点に魅力を感じております。

私のこれまでの経験とスキルを活かし、貴社の多岐にわたるプロジェクトに貢献できると確信しております。

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このままだと少し薄っぺらいので、もう少しフォルム様の業務について触れた方が良さそうですが、たたき台のベースとしては使いやすいのではないかと思います。

<次回は「面接」についてです>
(下村航)

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