独立自尊(どくりつじそん)


(21Thエメラルド会展・出品作品「好きな漢字4文字」)

 
いつ、どこで生まれた「独立自尊」
(桜山社・1650円)

安井信之 1938年生まれ
1960年 慶応義塾大学法学部政治学科卒業
1960年~1962年 ロンドン大学(LSE)留学
2015年 南山大学大学院ビジネス学科(MBA)終了 ●経営者

大変お世話になった経営者・安井信之さんの力作が、4月1日発売になった。
偶然名古屋でお会いする機会があり、著者の生々しい本出筆の
“意気込み”を聞くことが出来たのは嬉しかった。

題名の独立自尊(どくりつじそん)は、1900年に、福沢諭吉を塾頭とする
慶応義塾が発表した、新しい時代の道徳を説いた「修身要綱」で、
その重要性が強く主張されたことから、よく使われるようになった四字熟語。


安井信之さんの若かりし頃の英国留学時に、偶然知りえたことを、
どうしても書き留めておきたいという情熱がこもっている本でもある。

独立自尊という四字熟語は、私の好きな四字熟語(冒頭の写真)には入っていないから、
私は“無関心・無知識”だったが、改めてこの本を読んで凄いショックを受けた。
たった4文字、四字熟語にだ。
独立はわかっても、自尊は?その答えが、どうも福沢諭吉親子の
明治維新での連携にあると、この本は説くのだ。

中に、夏目漱石の「坊ちゃん」の主人公は、三八先生(注:福沢諭吉の3男)にそっくりだと。
あの世間知らずの直情径行、正義感にあふれる数学教師を作り上げたのではないかという具合にだ?
一読をお勧めしたい。 

Ps. いつの日か “独立自尊”という4文字を木彫、漆塗りで仕上げてみたいと夢が広がった、出来るかな?

(喜多謙一)
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