職務経歴書・履歴書 作成のコツ

連載ブログより、「職務経歴書・履歴書作成のコツ」をまとめました。2026年版に更新中です。
その他のトピックは「デザイナー転職ガイド 目次」をご覧ください。

職務経歴書について 

アンドプロ様のテンプレートを使って下村が作成しており、以下よりダウンロードできます。手前みそながらよくできているので(笑)、面談の際にほぼ毎回使用します。
職務経歴書【下村サンプル】

職務経歴書の意味や使われ方

初めて転職する人には聞き慣れない言葉かと思いますが、転職活動に必須の「職務経歴書」は、これまでの業務の履歴やそこで得たスキルを文字で簡潔に説明するものです。
一般的な転職活動では、デザイナーのようにポートフォリオを提出しないので、採用担当者は主に履歴書と職務経歴書を見て書類選考を行います。特に職務経歴書では、応募者がどのような業務を担当し、どの範囲まで任され、どのようなスキルを身につけてきたのかを確認します。履歴書だけではアピールできることが限られるため、職務経歴書は、書類選考を通過できるかどうかを左右する重要な判断材料となります。

デザイナー転職でも職務経歴書が重要な理由

デザイナーの転職活動では、もちろんポートフォリオが重要です。作品を通して、仕事内容やスキル、センスを伝えられます。しかし、画像や図だけでは伝えきれないこともあるため、職務経歴書で補足することが大切です。

また、2次面接や最終面接など、デザイン部門以外の方が面接をする場合、ポートフォリオではなく職務経歴書を重視されることが多いです。大企業などは、デザイン部門以外の役員が合否の鍵を握っていることがあるので要注意です。その一例として、先日同席した面接で以下のようなやり取りがありました。

面接官はデザイン部のマネージャーと人事部のマネージャーでした。応募者がポートフォリオを説明しようとノートPCの画面を見せようとしたところ、人事部のマネージャーは「僕はそれを見てもわからないからいいよ」と答え、説明中に話は聞いていたもののポートフォリオはあまり見ていませんでした。その代わりに履歴書と職務経歴書を熱心に読み込んでいて、記載内容についていろいろと質問していました。

ついついポートフォリオに時間をかけすぎて、職務経歴書が適当になっている人をたまに見かけます。しかし、人事部門の方が重視するのは、ポートフォリオではなく職務経歴書と履歴書です。油断しているとここで落とされることがあります。また、職務経歴書は文字で伝える資料なので、ビジュアル化しづらい内容は職務経歴書に記載しましょう。

職務経歴書の基本的な書き方

決まったフォーマットはありませんが、用紙サイズA4は縦向きで、2~3枚程度がおすすめです。
シンプルで読みやすいレイアウトデザインが好まれます。職務経歴書はデザイン部門だけでなく、人事部門や役員も目を通します。装飾的なデザインにせず、読みやすさを第一にしましょう。(冒頭サンプルや、次回ブログをご参照ください)

– 枚数が多くなる場合
行間や文字サイズで調整ましょう。枚数が多い方へのアドバイスのほとんどが「行間が広すぎてムダに枚数が多くなっている」こと、「文字サイズはもう少し小さくてもOK(10Ptが読みやすいが、9pt程度でもOK)」ということです。

– 枚数が少ない場合
逆に、1ページに無理やり収めようとしている人や、内容が少なすぎて1ページで終わる人がいます。これはもったいないです。よほど経歴が浅い人でないかぎり、仕事を通して様々な業務を行っているはずです。簡潔ながらもしっかりと記載することをおすすめめします。

– 海外出身者の場合
海外出身者の場合、職務経歴書に色を付けてレイアウトデザインを凝ることがありますが、日本の転職活動ではこれは不要です。凝ってマイナスになることはありませんが、それよりも大切なのは中身です。レイアウトを凝ったせいで文が不足していたり、内容があやふやだったりすると、その方がマイナスになります。シンプルな形式でもまったく問題ありません。それよりも記載する文章の内容に気を付けてこだわりましょう。

職務要約の書き方

職務経歴書の冒頭は、「職務要約」です。3行から5行程度で、これまでの職務経歴をおおまかにまとめます。例えば以下のような内容です。

大学卒業後、家電メーカーに入社しプロダクトデザイナーとして従事。美容家電を中心にリサーチ、コンセプト決め、アイデアスケッチ展開、デザイン詳細、3Dデザインモデル作成、量産チェック、パッケージディレクションまで担当。特に高価格帯ドライヤーでは業界シェア3位だった状況を2位に改善することができた。
樹脂成型の知識、社内エンジニア部門やマーケティング部門、製造部門とのコミュニケーション経験も多く、難しいデザインを役員に直接プレゼンをして承認を取り商品化した経験がある。

職務経歴:職歴の書き方

「いつからいつまで、どの企業の何部門に所属し、どういった製品をデザインした、どのような業務を担当した」ということを簡潔に記載します。あまり有名ではない企業の場合は、何をしている企業か一言説明を付けると親切です。

職務内容は下村サンプルのように、デザイン分野ごとに「■プロダクトデザイン」など小見出しを付け、どのようなデザインおよびその周辺業務ができるのか、簡潔に記載します。例えばラフのアイディア出しからファイナルレンダまで、もしくは3D図面まで、製造手配まで、操作パネル、画面デザインも、など箇条書きにすると分かりやすいです。その後に具体的な商品例を書くとさらに想像しやすくわかりやすいと思います。

記載順に決まりはないですが、新しい順に書いた方が読みやすいです。
また、就職後に「留学した」「学校に通いなおした」等の内容は、できれば1行程度で簡潔に、年代の中に入れた方が理解しやすいです。そして、空白の期間が無いようにします。留学準備、就職活動、フリーランスとして受注、等、会社に所属していない年があれば、その間に何をしていたか記載しておくことで懸念点のフォローができます。

また、職歴には「特筆事項」として、社内で活躍したエピソードや苦労して達成したエピソードを3行程度で表現すると、より印象的になります。

読みやすさを重視すると、箇条書きで簡潔に表現することが多くなりがちです。デザイナーとしてのスペックはわかっても人間性が伝わってきません。そのため前述のようなエピソードがあると、「困難があっても頑張れる人なんだな」と人間性も伝えられます。

逆にこういった記載がない場合、ご自身の良さを表現しきれていない方が多いので、ぜひおすすめします。

デザイン以外の分野からデザイナーに転向した人の場合

デザイナーになる前の仕事を全く記載しない人がいますが、これはもったいないです。デザイン業務でも、デザイン以外の業務経験が役立つことが多々あります。ですから、最後の方に簡潔に記載しましょう。ここの内容が長すぎると、デザイン志望ではないと思われる恐れがあるので注意が必要です。同様に、社内でデザインと関係ない部門に異動していた時期についても、業務内容を記載しましょう。

デザイン部門ではなかった期間の業務を何も記載しないと、「デザイン以外の仕事をきちんとやれない人物だ」と思われてしまい、減点につながる可能性があります。どの会社も、大なり小なりデザイン以外の業務があるはずなので、デザイン業務外の経験も記載しましょう。

職務経歴:スキルの書き方

サンプルの【使用するツール】【語学力】の部分です。
【使用するツール】には、使えるソフト/アプリも別項として記載します。レベル(業務に使っていた/一部のみ使用可能/現在学習中 等)も記載します。
【語学力】には、対象の言語(英語、中国語等)とレベルを記載します。スコアだけでなく、実際に使っているのであればそれも一言付けると良いです。
【管理職経験】は年齢が上がると重視されるので、経験がある場合は特別に見出しを設けてアピールするとよいでしょう。

その他、以下のような<知識・経験>アピールもあります。

例:
 <知識、経験>
 ・樹脂成形に関する知識、デザイン経験
 ・金属加工に関する知識、デザイン経験
 ・生活雑貨、美容機器のプロダクトデザイン経験
 ・パッケージ、パンフレット等のグラフィックデザイン経験
 ・社内の企画部門、設計部門とのコミュニケーション

 <使用できるソフトウェア>
 ・Illustrator、Photoshop :実務で自在に使用可能
 ・Rhinoceros :簡易な形状であればモデリング可能
 ・SolidWorks :基本操作のみ
 ・AutoCAD :実務にて使用可能
 ・Word、Excel、PowerPoint:実務で自在に使用可能

 <語学スキル>
 ・英語 TOEIC 645点 
  読み書き:実務にてメールでのやりとり経験あり
  会話:旅行会話程度

 <管理職経験>
 ・現在部下2名のマネジメントを担当(過去最大4名まで経験)

補足:文章は読みやすく!

「文章を読みやすくしましょう」は、実は、私がよくお伝えしているアドバイスです。デザイナーであっても、職務経歴書や履歴書の志望動機欄には文章を書きます。この文章が読みづらいと、せっかく良いポートフォリオで評価されていても、印象を下げてしまうことがあります。というのも、デザイナーにとっての職務経歴書は、ポートフォリオに書ききれない実績や業務内容の補足をする資料なので、その部分の加点が得られなくなってしまうからです。志望動機についても同様です。

また、経験を重ねると社内外でプレゼンや報告の機会も増えていきます。まとまりがなく長すぎる文章であったり、読んでも内容が伝わってこないような文章の場合、「このレベルの仕事は任せられない」と思われてしまいます。文章は、少し意識するだけでぐっと読みやすくなり、その結果、資料全体の印象も大きく変わります。
ぜひ一度、これからお伝えするポイントを読んでご自身の資料を見直してみてください。
この投稿で紹介するポイントは、以下の書籍を参考にしています。私自身、読んで以来、短い一文を心がけています。

※参考書籍※
シンプルに書く!」 阿部紘久 (著)

1つの文を短くする

これが一番のポイントです。1文が長いと何が言いたいのかわからなくなります。まずは「悪い例」をご覧ください。

某日用品メーカーより消臭器のデザイン提案を依頼された際に、仲介してくれた方がクライアント企業様からデザインニーズを聞き出したのだが、そのニーズのヒアリングが間違っていて、第一回目に実施したプレゼンの際にその間違ったニーズに沿ったデザインを提案してしまったので、クライアントには全く響かずに商品化が消えるところだった。

しかし、それをプレゼン時に聞きだしたニーズをもとに短期間でラフスケッチ、サイズ量感確認、レンダリングまで進めたうえに、もちろんデザインは見た目だけでなく使い勝手と機能の融合が必須であるので、使用シーンまで考慮したデザインにまとめ、クライアントに連絡をして二日後に再プレゼンの機会をいただきプレゼンをしたところ、まさにこういうデザインが欲しかった!と言っていただき、商品化に向けて動き出すこととなった。そのクライアントであるメーカー社長には大変満足していただき、別の商品のデザインも追加で依頼いただいた。

いかがでしょうか?全く頭に入ってこないのではないでしょうか?

実はこの文章は、弊社の職務経歴書のサンプルの文章を引き延ばしたものです。したがって、少し不自然なところもあるかと思いますが、読みづらくて頭に入らない雰囲気は伝わったのではないかと思います。

客観的に見ると読みにくいとわかりますが、自分で書いていると「あの苦労した内容をもれなく伝えたい」「デザインの要点を押さえていることも伝えたい」など、いろいろな思いが渦巻いて長くなりがちです。

では次は、内容はほぼ同じで、短くまとめた「良い例」です。すっと頭に入ってくると思います。

某日用品メーカーから、仲介者経由で消臭器のデザイン提案を依頼された。しかし、仲介者がデザインニーズを誤って伝えたため、初回プレゼンはクライアントに響かず、商品化が見送られそうになった。

そこで当日に得た正しいニーズをもとに、短期間でラフスケッチからレンダリングまで仕上げた。
二日後に再プレゼンの機会をいただき、クライアントから「まさにこういうデザインが欲しかった」と高評価を得て商品化が決定。その提案に大変満足いただき、別商品のデザインも追加で依頼された。

参考書籍では、以下のようなポイントが紹介されています。

・短い文章で一歩一歩着地しながら、読者を導く
・主語+述語が文章の幹になっている。
・一つの内容ごとに文章を切る。(一文一義)

これらを心がけながら1文を短くするとよいです。

修飾語と被修飾語を近接させる

こちらも参考書籍で紹介されているポイントです。わかりやすく言うと、「形容詞などの飾り言葉と、それを受ける言葉をできるだけ近づける」といったところでしょうか。

以下は、「志望動機を書いた方がいい理由」です。私の文章ですが悪い文章ですね(苦笑)

志望動機は基本的にその会社で働きたい理由を伝えることで、相手企業に対してポジティブな内容になるので印象が良くなりますので、受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載することをお勧めしています。

修飾語という意味では、「基本的に」の位置がおかしいです。「基本的に」は「ポジティブな内容になる」を補足する修飾語なので、そこに近づけてみます。

志望動機はその会社で働きたい理由を伝えることで、相手企業に対して基本的にポジティブな内容になるので印象が良くなりますので、受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載することをお勧めしています。

参考書籍にはもう一点、「修飾語は必要最低限にする」とも書かれていました。「基本的に」を適切な場所に移動してみると、そもそもこの修飾語はなくても伝わることがわかるかと思います。
また、「一つの内容ごとに文章を切る。(一文一義)」を考えると、最初の一文は途中で切った方がよさそうです。

志望動機とは、「その会社で働きたい理由を伝えること」です。相手企業に対してポジティブな内容になるので印象が良くなります。応募する会社をHPなどで調べて、必ず記載しましょう。

いかがでしょうか?最初の文章と比べかなり読みやすくなったのではないでしょうか?これらの点を意識して、ご自身の職務経歴書や志望動機を見直してみてください。


履歴書について

デザイナー転職に必要な書類は、ポートフォリオ、職務経歴書、履歴書の3点セットです。重要度の順番もこの通りで、場合によっては「書類審査では履歴書は不要」というケースもあります。 ただし、履歴書がまったく見られていないわけではありません。実際に、写真や志望動機、職歴の書き方などが選考に影響したケースもありました。そこで今回は、履歴書で見落としやすい基本的な注意点と、過去に実際に問題になったポイントを紹介します。

写真は “微笑む程度の笑顔” で

一昔前には「あごを引いて真剣な顔で」と言われましたが、最近はややにっこりしているぐらいの表情が好まれます。他社サイトなのですが、アンドプロ「すぐわかる履歴書の写真マナー」の良い例にあるように、少し口角を上げて、歯は見せず、微笑んで見える程度がちょうどいいです。企業は「一緒に働く仲間」を探しています。その点を踏まえると、笑顔の方が良い印象につながりやすいでしょう。

写真の服装はスーツが無難

勤務時の服装がビジネスカジュアルだったとしても、履歴書の写真ではスーツが無難です。履歴書は人事部の方も重視するので、実際に一緒に仕事をするデザイン部の人は何とも思わなくても、人事部の人に「常識がないな」と思われてしまう可能性があります。なので、わざわざリスクをとることは避けましょう。実際に、「履歴書の写真の服装がだらしない」という理由で不採用になったケースがありました。

志望動機のあるフォーマットを使う

履歴書のフォーマットはサイトによってさまざまですが、必ず「志望動機」のあるフォーマットを選びましょう。そして “その会社で働きたい” という熱い気持ちを、簡潔に書きましょう。

過去に某メーカーのデザイン部門のマネージャーにポートフォリオと職務経歴書を提出したところ、
「うちの製品はやや特殊だから、これまでの経験だけだと何とも言えない。なぜうちに入りたいのか、志望動機が知りたいので、履歴書も提出してもらえますか?」
と言われたことがありました。特に応募が多い人気企業では、志望動機が重視される傾向にあります。(志望動機については次回の投稿で詳細をお話します)

職務経歴、学歴に空白を作らない

例えば仕事を辞めた後、次の会社まで期間が1~2年空いた場合や、海外留学準備で1年近く空く場合など、職務経歴に空白期間ができていることがあります。しかし面談で話を聞くと、ほとんどの場合は以下のような理由があります。

 ・会社を辞めた後、次の就職先を探しながら、友人から単発で仕事を受けていた。
 ・海外留学のためにお金を貯めるために1年間デザインと関係のないアルバイトをしていた。
 ・学校を卒業した後、大学院に行くか就職するか迷いながら就職活動をしていた。

何も書いていないと、企業は悪い想像をしてしまう可能性があります。上記のような理由で構わないので、職務経歴欄に()付で1行足して、空白期間を作らないようにしましょう。

不必要に転職を多く見せない工夫

出向した場合や合併や分社して企業名が変わった場合には、転職したわけではないことを表現するため、以下のように書くと良いです。

悪い例(クリックで拡大します)
良い例(クリックで拡大します)

いかがでしょうか。人事部門が書類選考する際に、転職回数で足切りをする場合があります。「悪い例」の書き方の場合、事情などを見られることなく機械的に足切りされてしまう可能性があるので要注意です。 

指定がなければ手書きでなくてOK

中途採用の場合は手書きである必要はありません。むしろ読みづらいので、よほど字に自信が無い限りは、PCで作成したPDFファイルで構いません。

逆に「履歴書(手書き)」と記載があったら要注意です。作業の丁寧さ、文字のバランス等も合わせてチェックされています。過去に、手書きでの履歴書が必須である企業があり、書類審査で落ちてしまった方がいました。理由を確認したところ、履歴書の文字が雑で、欄からはみ出しているところもあり、「作業が雑なのでマイナス」という評価となってしまったそうです。

とはいえ、現在では「履歴書は手書きで」と指定する企業は、かなり少なくなっています。

学生時代に使った履歴書の用紙は避ける

学生時代の就職活動で使用した、○○美術大学と書かれた履歴書の用紙を使うのは避けましょう。履歴書では、”その会社で働きたい” という熱意も示す書類でもあります。家にあった昔の余りを使って表現するのは、少し不自然に見えてしまいます。企業側も「なぜこの人は学生時代の履歴書を使っているのだろう?」と疑問に思う可能性があります。

希望年収は、基本的には書かないほうが良い

本人希望欄(給料、勤務地、・・・)という欄があるのですが、ここで希望年収は書いた方がいいですか?という質問を受けます。
基本的には書かないほうが良いです。よほど譲れない条件がある場合は書いてください。譲れない条件とは、例えば「年収〇〇万円以下なら辞退します」というケースです。その場合も、単に金額だけを書くのではなく、理由を添えるのがおすすめです。「今回の転職理由が年収アップなので、現職プラス50万円の〇〇万円を希望します」などです。

<参考サイト>

アンドプロ様のサイトで、登録不要でいろいろな形式の履歴書のテンプレートが無料でダウンロード可能です。
https://and-pro.jp/content/article-resume-34-5292/ 

おすすめは上から2番目、「1.一般的に市販されている履歴書」です。志望動機の欄も程よいサイズであり、扶養家族の記載などもあるのでお勧めです。

職務経歴書の時も書きましたが、人事部門の役員のようなデザイン部以外の方が面接に出てくる場合、ポートフォリオを見ることなく、職務経歴書と履歴書だけを熟読している様子がよく見られます。履歴書はそういった方々にも人となりをアピールする材料だということを忘れないでください。

履歴書は最も重要度が低いのでつい油断しがちですが、凡ミスが無いようご注意ください。誤字脱字などがあると、雑な仕事をする人だと思われるので、見直しを忘れずに!

志望動機を大切に

志望動機は、”その企業で働きたい理由と、入社後にどのように貢献したい”かを伝えるものです。応募企業への関心や入社意欲を具体的に伝えることで、採用担当者が応募者を理解するための重要な材料になります。そのため、応募企業についてHPなどで情報収集し、できるだけ具体的に記載しましょう。
しかし、どこにでも使えるようなあいまいな志望動機は意味がありません。企業によっては「この人は他社にも応募していて、志望動機を使いまわしているな」とマイナスに取られることもあります。その企業だけの志望動機を書くことがポイントです。

特に「応募の多い企業」「応募条件が比較的広い求人」「経験が浅い若い方」「1次面接が人事面接の場合」などは、志望動機が重視されることが多いので注意が必要です。

※注意点※
前職を辞めた理由、現職を辞めたい理由は「退職理由」です。志望動機とは違います。退職理由は面接で聞かれることが多いですが、書類には書く必要はありません。 

志望動機の書き方例

構成例1

  私は大学卒業後、(こういう仕事)をしてきました。
  貴社のこういう点に魅力を感じております。
    以前○○した際に貴社の製品を使う機会があり、○○だと感じていました。
  そのため、私の経験を貴社の業務に活かしていきたいです。

自分の経験を入れるところがポイントです。

 構成例2

  以前に○○で貴社の製品を使う機会があり、○○だと感じていました。 
  貴社のこういう点に魅力を感じております。
  私は○○、△△をしてきました。
  私の経験を貴社の□□な業務に活かしていきたいです。

出だしに自分の具体的な経験を入れると効果的です。

特に上記の構成にこだわる必要はありませんが、とにかく企業についてよく調べ、入社したい理由を自分の言葉で真摯に伝えるとよいです。

※一般的には、書類などの書き言葉では「貴社」、面接などの話し言葉では「御社」を使います。

ChatGPTなどAIの活用について

 ChatGPTなどのAIツールを使うのもおすすめです。しかし、あくまでもたたき台を作り、それをベースに自分の言葉に変える、というものです。例えば以下のようなプロンプトが考えられます。

以下の情報をもとに、転職活動で提出する職務経歴書に記載する「志望動機」を作成してください。

【前提】
– 志望動機は、応募先企業の理念・事業内容・強みと、私のこれまでの職務経験やスキルがつながっていることを示す内容にしてください。
– 応募先企業の特徴やHPから読み取れる姿勢を踏まえて、なぜその会社で働きたいのかが伝わるようにしてください。
– 300~400字程度でまとめてください(文字数指定がある場合は適宜変更)。

【私の職務経歴書の概要】
(ここに、要約した自分の職務経歴を記入)

【応募先企業の概要】
(企業のHPなどから抜粋した会社概要、理念、特徴、事業内容などを記入、もしくは企業のHPアドレスを記載。また、応募したいポジションの仕事内容も求人票から記載、もしくは求人サイトのHPアドレスを入れる)

上記を用い、転職ガイド「職務経歴書の書き方」にあるサンプルから職務経歴概要を入力し、弊社とお付き合いのあるデザイン会社フォルム様に関する情報を入力したところ、以下のような志望動機が出てきました。

ChatGPTによる志望動機(例文)

大学でプロダクトデザインを学び、卒業後は玩具・ノベルティグッズの企画デザイン会社およびデザイン事務所にて、商品企画、外観デザイン、製造見積、量産手配、納期管理まで一貫して携わってきました。工場へ足を運び、素材や加工方法、製造工程への理解を深めながら、実現性と品質を意識したデザインに取り組んできたことが私の強みです。

貴社が「想いをカタチに」という考えのもと、スタイリングにとどまらず、企画・開発・設計・試作・量産手配まで担い、生活用品から医療、航空機内装まで幅広い領域に取り組まれている点に強く魅力を感じ、志望いたしました。

これまで培った企画力、造形力、製造知識に加え、パッケージやカタログ制作の経験も活かし、製品の価値を総合的に高めるデザイナーとして貢献したいと考えております。
*****

文章としてはまとまっていますが、フォルム様のどの事業や製品、取り組みに関心を持ったのかが十分に具体化されていません。

生成された文章は、志望動機の構成や表現を考えるためのたたき台としては活用できます。ただし、この例文だけではフォルム様に対する具体的な関心や、応募者本人ならではの経験が十分に伝わりません。企業の事業内容や製品、取り組みについて自分で調べた情報を加え、自分の言葉で書き直すことが大切です。

 

<その他、過去に求職者から聞かれた質問>

Q)学生時代の就職活動の際に使った、○○美術大学と書かれた履歴書が家にあるのですが、これを使ってもいいですか?
Aやめた方がいいです。先ほどの「志望動機」は貴社に入りたい、という熱意を示すもの。それを、家にあった昔の余りを使って表現する、というのはおかしいですよね?採用する側も、「なぜこの人は学生時代の履歴書なんだ?」と疑問に思うはずです。 

Q)本人希望欄(給料、勤務地、・・・)という欄があるのですが、ここで希望年収は書いた方がいいですか?
A)よほど譲れない条件があるなら書いた方がいいですが、基本的には書かない方が良いです。
  譲れない条件とは、例えば「年収〇〇万円以下なら辞退します」などです。年収の場合は理由を明記したいところです。「今回の転職理由が年収アップなので、現職プラス50万の〇〇万円を希望します」などです。

職務経歴書の時も書きましたが、人事部門の役員など、デザイン部以外の方が面接に出てくる場合、ポートフォリオを見ないで職務経歴書と履歴書だけを熟読している場面がよく見られます。そういった方々にも人となりをアピールする材料だということを忘れないでください。

冒頭にも書いたように、履歴書は最も重要度が低いのでつい油断しがちですが、凡ミスの無いよう、ご注意ください。誤字があると、雑な仕事をする人だと思われるので、よく見直しましょう!


ここまで読んで、
少しでも「自分の状況に当てはまるかも」と感じた方へ

今すぐ転職を決める必要はありません。
デザイナー出身のコンサルタントが、あなたの状況や悩みを整理するところからお話を伺います。
※ 学生・未経験の方は対象外です。

転職相談をしてみる(無料) ※ 無理に求人を勧めることはありません

 

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー
Instagram始めました! @betop_tenshoku 

 <デザイナー転職ガイド 一覧へ>

PAGE TOP