職務経歴書・ポートフォリオ作成のコツ

過去に弊社ブログにて連載していた「職務経歴書・ポートフォリオ作成のコツ」をまとめました。

手描きスケッチの重要性(1)

ビートップツーの扱う求人案件はプロダクトデザイナーが最も多く半数以上を占めます。プロダクトデザイナーの求人内容を企業様にヒアリングに行くと、やはり手描きスケッチの重要性を切に感じます。
もう一方は、3D-CADおよびレンダリング能力。他にも製造の知識や構造、機構等々ありますが、まずは手描きと3D。

ある企業の方が、こんな話をしていました。

「『手描き』と『3Dレンダ』は車の両輪みたいなもので、どちらも同じように大事。但し、今回の募集は20代の若手希望なので、まずは手描きスケッチを重視する。3D-CADは入ってからいくらでも教えられるけど、手描きは教えられないから。」

なお、ここでいう手描きスケッチとは、サムネイルやアイディアスケッチのことです。
初期段階でサッと描いて思考を広げるラフなスケッチの能力が求められています。

そこで今回は、手描きスケッチの参考になる書籍をいくつかご紹介します。

デザインの発想から表現 プロダクトデザインスケッチ

清水 吉治 (著)  出版社:日本出版サービス

言わずと知れた日本のマーカースケッチの第一人者、清水吉治先生の本です。
数ある清水先生の本の中でも手書きスケッチのテーマではこの本をお勧めします。巻末にキヤノン、セイコーエプソン、富士フイルム、日野自動車、富士重工、タニタの
インハウスデザイナーが描いたラフスケッチが載っているからです。
本来門外不出でしょうが、清水先生だからこそ提供を受けることができたのであろう貴重な資料です。

Sketching: Drawing Techniques for Product Designers

Koos Eissen (著), Roselien Steur (著)  出版社: Bis Pub

こちらは英語ですが、このボリューム。ラフスケッチに重点を置いており、まさにぴったりな内容です。さまざまな海外のデザイン事務所がラフスケッチを掲載しています。スケッチの描き方、パースの付け方や影の付け方等、細かく説明があります。
英語が読めればきっとわかりやすいと思います。(私は英語は得意ではないので。。。)

アイデア&プロセスの法則 プロダクトデザイン

IDSA (編集), Lynn Haller (原著), Cheryl Dangel Cullen (原著)  出版社: 毎日コミュニケーションズ

この本は世界中の数多くのヒット製品について、発想段階からサムネイル、アイディアスケッチ、レンダリング、ラフモデル等まで掲載されています。
中には下手なサムネイルもあり、この商品がこんな汚い絵から生まれたんだ、と妙な感慨を覚えます。もちろん、手描きスケッチも豊富です。

他にも多数あります。手描きスケッチは、作品集にもぜひ入れておくことをお勧めします。

手描きスケッチの重要性(2)

きれいな完成予想図はコンピュータツールを使ったレンダリングでいい、手描きラフスケッチは考えるための道具であり、かつ相手(クライアント、同僚、上司、他部署)に伝えるコミュニケーションツールでもあります。

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ある企業に就職希望者の作品集を持参して説明に行った時のこと。
先方の選考担当のデザイナーの方がその作品集の手描きラフスケッチを見て、「彼は絵が描ける方ですね。うちの製品は円の部品が多いので、この楕円を見ればある程度能力がわかります」
そしてその候補者は書類選考を通過しました。

さらに、その次の面接でのこと。その担当デザイナーが就職希望者に、「突然ですが、そこのホワイトボードに簡単でけっこうですので○○のラフスケッチを描いてみてもらえますか」

○○には製品の種類が入ります。その会社は○○の専門メーカーだったので、そこに入ればその製品をデザインすることになります。

面接終了後にその担当者に聞いたところ、「ホワイトボードは描きづらいのでうまく描けないかもしれないが、それでも描いてもらうことでどの程度の理解があるかがわかる」とのことでした。

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私の尊敬する故 加藤雄章先生が、トゥールズアカデミーのインタビューで以下のようにおっしゃっています。
(以下ホームページより引用
 http://www.tools-web.com/academy/004SMR/interview/first.html
 http://www.tools-web.com/academy/004SMR/interview/third.html

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絵を重視するというのは、絵の上手い下手じゃないんですよ。
デザインを発想するところでは、生身の人間が、手を使いながらものを描く、そして描くことで頭を活性化する──それが大事なんですよね。

(中略)

ただ、僕たちはデザイナーだから、何のためのスケッチなのかを忘れてはいけない。
僕たちにとって絵は、的確に、速く、相手を説得するためのコトバなんです。
だから学生にも、僕らの絵は記号でいい、と言ってるんですよ。
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自分の意思を「的確に」伝え、相手を説得するには、やはり練習が必要です。

参考になるスケッチの本を1冊ご紹介します。

Design Sketching

KEEOS Design Books (Klara Sjölen and Erik Olofsson)

英語のスケッチの本ですが、スウェーデンのデザイン学校が中心となって作ったようです。
この本の他の本との違いとしては、それぞれのスケッチに何を使って描いたかが記載されている点。例えば「青鉛筆」だったり「黒鉛筆、ボールペン、マーカー、楕円定規」「黒鉛筆、Painter」「ペン、マーカー、Photoshop」等。

おそらくその学校の学生のスケッチでしょうが、手描き説明用スケッチをメインとして構成しているので、とても参考になります。また、最終章でマーカーで簡易に陰影だけをつけたラフスケッチの描き方を、ステップバイステップで解説しています。

どんな職種でも採用試験で面接を必ず行うのは、候補者のコミュニケーション能力を知るためです。デザイナーは言葉に加えて、絵でもコミュニケーションします。

絵によるコミュニケーションは、言葉がわからなくても世界共通に通じるという利点もあります。これもデザイナーの強みだと思います。

ポートフォリオには、最終レンダリングだけでなく初期段階の手描きアイディアスケッチを加えることを強くお勧めします。

業界による違い

デザイン作業の前半である手描きスケッチについて記載しましたので、ここでは仕上げについて記載します。

しかし、この仕上げ段階で求められるものは業界によって異なります。

以下、業界ごとの一例を上げます。
※あくまで一例であり、同じ業界内でも企業により千差万別です。

自動車関連

デザイナーとモデラーが分業。デザイナーは感情に訴える魅力的なスケッチ、自動車の360度のスケッチが求められる。
モデラーは、デザイナーが描いたスケッチを、複雑な自動車の条件を踏まえつつ実際の立体形状に3D-CADを駆使して落とし込んでいく。

家電

スケッチで描いた形状をエンジニアと協議しつつ、3D-CADで実際の形状に落とし込む。仕上げはデータをレンダリングソフトにもっていき、レンダリング。
大企業であれば契約社員の3Dモデラーがいる場合が多い。また、CMFの新技術、トレンド把握にも時間を割く。
中企業、新興企業であればとにかくスピードが重要。

医療業界

概ね家電と同様だが、業界特有のさまざまな制約条件があり、それをクリアしつついかに臨んだデザインに近付けるかが重要。

生活用品

商品企画力、コスト意識が重要。材料、樹脂に対する知識や成型に関する知識も特に求められる。
可動する製品も扱っている会社であれば、ギミック(部品の動きをどうやって実現するか)に対する知識も重要。

玩具

商品企画力、コスト意識が重要。ギミック、製品安全の基準、キャラクターの応用力も求められる。

腕時計

3D-CADでの立体デザイン能力に加え、ファッション的なセンス。
男性向け、女性向けのデザインを描き分ける。

(デザイン事務所は、手掛ける商品によって上記のそれぞれの能力が求められる)

以上、あくまで一例ですが、このように千差万別です。

異なる業界に転職するために一つアドバイスです。
多くの方は作品集に自分が手掛けた商品の最終形状を載せてくるのですが、最終形状の見方は上記のように業界によって異なります。

従って、そこに至るプロセスまでを作品集に載せることが非常に重要です。
最終形だけでは担当者が判断できません。プロセスまで掲載してもらえれば、自社の業界での内容に変換して判断することができます。

手描きスケッチはもちろんのこと、途中での発泡モックや部分的な検討、さらには他部署との意見の衝突をこのように回避した、等のエピソードを載せても効果があります。

面接について1

ここでは面接のお話です。
求人案件はほぼ全て、まずは作品集と職務経歴書で書類選考をしてかなり人数を絞り、受かった人のみと面接をしています。

面接は1回の場合と、デザイン部門長による面接と役員面接の2回に渡る場合があります。

面接のスタイル・位置づけは企業や求人内容により異なり、概ね以下の3つに分かれます。

1)単純に人柄の確認

こちらは、求人条件が難しい場合によくあります。
数ヶ月から場合によっては1年以上探し、やっと条件に合う人物が見つかった場合、企業側は書類選考時点でほぼ内定させようと考えています。
この場合は面接時に競合はいません。最低限のやりとりだけした後は、入社後の手続きなどが話される場合もあります。

この場合のアドバイスは自然体で行くこと。また、素直に聞きたいことを聞いて、内定が出たら入社するかどうかの意思を固めるべきです。
もしどうしても譲れない条件があるのであれば、ここで依頼しておいた方がよいでしょう。

2)面接で複数人から絞る場合1(面接のみ)

面接での受け答えでさらに候補者を絞るケースがこれです。
この場合、注意しなくてはいけないのは作品集と職務経歴書でたいていの場合、ある程度ランク付けされているということです。

「作品集は足切り、面接の結果だけで公平に審査する」ということはありません。

但し、自分の作品集を正しく説明できるか、質問に対して正しく答えられるか、ということで逆転することは良くあります。
また、作品集は良いのにまるで説明できない、ということで「採用者ゼロで再募集」ということもたまにあります。

この場合のアドバイスは、事前に想定質問を考え、答えをある程度用意しておくことです。しかし、丸暗記してしまっては
不自然になるので、キーワードをメモする程度にとどめた方が無難です。

なお話し慣れていない人は、誰かに質問してもらい人前で話す練習をしておいた方が良いです。

3)面接で複数人から絞る場合2(事前課題あり)

面接の前に課題が出て、その課題をプレゼンするものです。
課題はたいてい、業務で可能性のあるプロダクトのデザイン提案です。ターゲットが決まっている場合もあれば、ターゲットも自分で設定していい場合もあります。

手描きを重視する企業ではラフスケッチも全て持ってくるように言われる場合もあります。

ここで見られるのはデザイン力とプレゼン能力です。
2)と異なるのは、デザイン力がかなり重視されるという点です。
というよりも、選考する側がその分野のプロですので、どうしても見る目が厳しくなってしまうのでしょう。

実はここで良い評価はほとんど聞いたことがありません。
合格した方も「課題は今一つでしたが作品集と人柄がよかったので」と言われたりします。

ここでアドバイスは、事前課題が期間中にうまくいかなくてもハキハキと自信をもってプレゼンするのがいいと思います。

基本的なことですが求人企業は一緒に仕事をする仲間を探している、ということを忘れないでください。

自分を良く見せることを意識しすぎて、「なんだかすごそうだけどこんな人とは働きたくないな」と思わせてしまうことがないようご注意のほど。

面接について2

企業によっては弊社の担当が同席を許される場合があります。

とはいえ、その場合は余程のことが無い限り、私たちは発言しません。その方が、本人がしっかりと考えて受け答えできている、という印象を与えられるからです。

数多くの面接立会経験から、よくある質問を以下に記します。
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簡単に職務経歴と自己紹介をしてください。

(特に時間の指定がなければ、簡潔に短く、ということだと考えられます。職務を順に説明し、そこで何を得てどんな能力がついたのか、を説明できると良いです。)

学校を卒業してから現在まで、職歴、職種を手掛けた内容得た能力とともに簡単に説明してください。

(手元に職務経歴書を置いて、順に説明するイメージです。現在から逆向きに書いてあっても問題ありません)

作品集を説明してください

(例えば、先日の某社の面接では「15分で」という条件でした。15分は長いように感じますが、順に説明していると意外とすぐに経ってしまいます。
特に説明したい作品から説明するようにし、時間があまったら代表的な作品を順に説明すると良いでしょう。
また、それらのページは小さな付箋を付けたりページを覚えておくと良いでしょう。見苦しくならないよう注意)

※作品集は白黒でもいいのでコピーを手元に置いておくことをお勧めします。
それを前日に見ながら予習しておくとよいです。
長くなりすぎないように、ポイントを絞りましょう。

当社を志望する動機はなんですか?

(基本中の基本です。『ビートップツーさんに紹介されたので』は笑いを誘う意味ではOKですが、それにプラスして『御社のホームページを拝見してこういう点にとてもひかれました』という内容を必ず足す必要があります)

これまでの会社の退職理由。在職中であれば、退職したい理由。

(これは人事部の面接では必ず聞かれます。会社都合であればしかたないですが、短い期間で辞めた場合はそれなりの理由を用意する必要があります。)

(空白期間がある場合、何をやっていたかは聞かれなくても必ず説明すべきです。
『バイトをしながら就職活動』などでも構いません。)

当社に入ったとして、あなたの能力で最も活かせる点は?これまでのデザインで心掛けていることは何ですか。

(このような質問にはスムーズにに答えられるよう、頭の中でイメージしておくと良いでしょう)

当社の製品デザインをみて、どのように感じましたか。

(これも、目の前にそれをデザインした方がいらっしゃるということを忘れずに、失礼の無いように。
ただし、明らかな欠陥があるのにそれを無視してべた褒めしてしまうと、センスの無い人間と思われる恐れもあります。
その欠陥は当人たちも認識しているが他部門との関連でどうしようもない場合もあるからです。)

<部門が分かれているなら>当社のどの部門の製品を手掛けてみたいですか。

(これは注意が必要です。選ばなかった部門の製品もやりたくないわけではない、というニュアンスを残しておかないと、その部門の方が同席している場合心象を悪くします)

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質問内容として想定されるのは上記のようなものです。

あとは、やはり先方の会社についてできるだけ知っておくこと、例えばホームページを見たり。
もしお店等で売っているものであれば、ぜひ現物を売り場で見て、どのように販売していた、どのような客層がそれを見ていた、等を話題にするとポイントが高いと思います。

逆に、聞いておきたいことも準備しておくとよいと思います。
「質問はありませんか?」と聞かれて何もないと、その会社に興味がないかと思われる可能性がありますので。(かといって給料の話をするかどうかは微妙ですが。)

例えば、
・デザインする上で苦労する点はどこですか。
・社内でこのデザインをプレゼンするのはデザイン部門の方ですか、開発や企画の方ですか。

なお、履歴書も念のため準備しておいてください。多くの場合、1次面接で提出します。特に事前に言われていなくても、あった方が良い場合が多々あります。

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なお、弊社では面接に同席が許されなくても、できる限り同行するようにしています。
つまり候補の方と一緒に求人企業の入口まで行くものの、そこで帰ることになります。

しかし、その道中で話すことで候補の方がリラックスできたり、自分の考えを整理できたり、またこちらからアドバイスができたりするので、大変有効だと考えているからです。

追記:2014/1/31付の日経新聞によれば、失業率が6年ぶりの低水準になったとのことです。それに伴い、有効求人倍率も6年3カ月ぶりの高い水準とのこと。

マネージメント経験

求人条件によく出る「マネージメント経験」のお話です。

この視点でいうと、求人は大まかには2つに分かれます。現場でバリバリ作業をしてほしい若手の方を求める求人案件と、部下の業務管理やデザインディレクションを担当する中堅の方を求める案件です。

もちろん会社によっては生涯現場デザイナーとして仕事をする場合もありますが、多くの場合、中堅の募集の際は「マネージメント経験」が必須条件もしくは歓迎条件としてつきます。

とはいえ、これらの経験がある方は少ないのが現状です。
理由としては、以下が上げられます。

・デザイン部門自体が小さく部長と現場しかいない会社が多い。
 (こうなると部長以外は何歳になっても現場社員となります。)

・デザイン事務所も小さい会社が多く、社長以外はフラットである場合が多い。

・企業内でマネージメント経験のある人(課長、部長職に就いた人)は転職意思がある人が少なく、市場に出てこない。

マネージメント経験のある方へのアドバイス

上記のように、実はデザイナーでかつマネージメント経験がある方は非常に少ないのが現状です。もしマネージメント経験をお持ちなら、職務経歴書に必ず記載すべきです。

「職歴概要」などと同様に「リーダー経験」という項目を設けて、どのような業務で何人の部下を持ったのか、その際に気を付けたポイント、苦労した点等を記載すると良いでしょう。

マネージメント経験のない方の対応法

弊社にコンサルに来た方で、希望する求人はマネージメント経験が条件であるのに本人に無い場合、「リーダー経験はないか」聞きます。

例えば部署横断の一時的なプロジェクトでもいいし、学生時代の経験や、プライベートでイベントのリーダーをやっていたり、ボランティアで地域小学生にサッカーを教えているなど、いろいろと考えられます。

もしそうした経験があれば職務経歴書に「リーダー経験」という項目を付けて、その際に人を動かした方法や苦労談などを記載することを勧めています。

実際に、条件の中に「マネージメント経験必須」とあったのに、候補者の方の作品集が良かったためデザイン室長が気に入り、単発のプロジェクトのリーダー経験でOKとなった例があります。

もし全く無い方は、今後は日常において、自分から進んで手を上げてリーダーになるようにしてください。リーダーは組織に1人いればいいのではなく、組織全員がリーダーであれば順調に業務が回ります。それぞれが自分から動けるからです。

以下は蛇足ですが、、、
私の個人的な持論として、子育ては実質的にはマネージメント経験と言えると思います。完全に上下関係が決まっており、時には怒り、時には褒めて人を育てるからです。
残念ながらそれを記載してもまず通じませんが、かつて候補者の方に2人の子がいたため、採用担当者に直接話して説明し、前述のリーダー程度のプラス評価をいただいたことがあります。
(子供のいない方は差別的発言と感じられたら申し訳ありません。私自身未婚で子もないのでご容赦ください。。。)

職務経歴書について

<概要・使われ方>

初めて転職される方にとっては、「職務経歴書」は聞き慣れない言葉だと思います。職務経歴書は、自らのこれまでの業務の履歴、そこから得たスキルを記載するものです。

ある人の能力は、それまでにどんな仕事をどのようにしてきたか、によって表現できます。一般の転職活動では、この職務経歴書と履歴書が用意する全てになります。求人企業はこれらと本人の説明を聞き、求めている人材にマッチしているかどうかを判断するのです。
デザイナーの場合は作品集が重視されるのでこれが全てとはなりませんが、面接で効率的な自己紹介をするのに使用されます。また、2次面接、3次面接でデザイン部門以外の方が面接をする場合、作品集ではなく職務経歴書を重視されることがよくあります。

<書き方>

書き方に決まったフォーマットはありませんが、少なくとも以下の項目は記載します。なお、紙のサイズはA4で、1-2枚です。

なお、シンプルで読みやすいレイアウトデザインが好まれます。特に見る側もデザイナーですので、デザインが見苦しいと余計なところで悪印象を与えてしまうので、最低限はデザインに気をくばるべきです。

1)職歴

何年から何年まで、どこの企業のどの部門に所属し、どのような製品をデザインした、どのような業務を担当した、という点を簡潔に記載します。
あまり有名でない企業の場合は、一言、何をしている企業か説明を付けます。
  
新しい順に書いても、古い順に書いてもどちらでも構いませんが、職歴が長い場合は新しい順に書いた方がわかりやすくなります。

なお、就職してから数年後、留学した、学校に通いなおした、等は職務経歴書では年代の中に入れた方が理解しやすくなります。
その場合、空白の年が無いようにします。留学準備、就職活動、フリーランスとして受注、等、会社に所属していない年があれば、その間何をしていたか記載します。

2)能力

どのようなデザインおよびその周辺業務ができるのか、簡潔に記載します。例えばラフのアイディア出しからファイナルレンダまで、もしくは3D図面まで、製造手配まで、操作パネル、画面デザインも、等々。

また、デザイン経験のある分野、例えばコンシューマ向け小型家電、大型家電、オフィス向け家具、等。

使えるソフトウェアも別項として記載します。そのレベル、業務に使っていた/一部のみ使用可能/現在学習中、等も記載します。

話せる言語(英語、中国語等)とそのレベルも記載します。

3)その他

他に見かける項目としては、職歴が長い場合は最初に「経歴要約」を付ける場合があります。これは3行から5行程度で、これまでの職務経歴をまとめたものです。

また、代表的なデザイン作品を半ページから1ページでまとめる方もいらっしゃいます。

以上です。

なお、もちろん弊社に登録いただいた場合には最初に作品集、職務経歴書を確認させていただきますので、その際に必要であればアドバイスいたします。

■追記■ 第99回 かわさきデザインフォーラムのご案内

弊社が運営の補助業務を受託しております、川崎市主催の「かわさきデザインフォーラム」を開催いたします。
テーマ:『シニア向け商品 ヒットの秘密』『製品の課題を発見するUDワークショップ』
日 時:2013年8月30日(金) 
講演会:14:00-17:15 / 交流会:17:30-19:30
場 所:川崎市産業振興会館 9階 (川崎駅 歩8分)
会 費:無料、交流会のみ2000円

今回は、株式会社サクサのデザイン室長 末田様にご講演いただき、実際にその場で軍手やテープを使って、ユニバーサルデザインにどの程度対応できているか、をチェックする手法を学べるワークショップです。
ご都合よろしければぜひご来場ください。

詳しくは以下webをご参照ください。
http://www.kawasaki-net.ne.jp/design/kdf/annai.htm

作品集(ポートフォリオ)について

デザイナーの転職に必要な書類は、1)職務経歴書 2)履歴書 3)作品集 の3点セットです。ここでは作品集について記載します。

作品集は、デザイナーの顔となるものです。
多くの皆さまの作品集を見させていただきますが、ほとんどの方は「もったいない」状態になってしまっているので、よくさせていただくアドバイスを記載します。

よくある作品集は、これまでにデザインした商品写真もしくは最終レンダリングの画像が1枚から数枚あり、その製品名、製品の説明が書かれているもの。

弊社のコンサルティングでは、作品集を持参していただき、それぞれの製品について順にお聞きします。
そうすると、ほとんどの製品には明確なデザイン意図があり、また技術上の制約があったのをデザインを崩さずにクリアしていたりと、デザインスキルの高さを感じさせるエピソードが必ずあります。

こういった内容は求人担当者に伝えるべき内容ですが、ほとんどの方の作品集にはこれが表現されていません。
(当社を通す場合は、必ず担当者に会って口頭で一つ一つの製品について説明しますのである程度伝わります。それでも、その場にいなかった別のメンバーや上司の方に伝えやすいよう、そうした説明を加えることをお勧めします。)

転職する以上、今までと別の製品をデザインすることになります。
求人担当者は「これらの製品をデザインしたのはわかったが、この人は当社でどのようなデザインができるだろうか」と疑問を持っています。

それに対して例えば、
「1つ目のこの商品は、新興国のコンシューマ向け商品。他社が派手なデザインだったため、あえてシンプルにして日本製らしさと高級感を表現した」
「この製品は取っ手部分がどうしても出っぱってしまうが、その突起部をキーにして特徴的なキャラクターラインを作り、デザインのアクセントとした」

などの説明があれば、自社の製品でもターゲットに合わせたデザインや、マイナスポイントをデザイン的にうまく処理できるのではないか、と期待してもらえます。
もちろん、これらの説明をシンプルに読みやすく美しくレイアウトすることも重要です。

但し、一方で求職活動はタイミングが大変重要です。3ヶ月前ならぴったりの求人案件があったのに、今は少しずれた求人しかない、ということがよくあります。

特に働きながらの転職活動の場合、上記のような点をしっかりとカバーしようとすれば、数ヶ月があっという間に過ぎてしまいます。

当社にいらした方にはアドバイスをしつつ、合う案件があれば「まずはその状態でけっこうですのでこの案件を受けてみませんか」とお勧めします。この場合は、我々が持参した際に、担当者に対して非常に細かく補足説明をします。

この場合修正は、別の求人案件を受けることを想定し、並行して修正していただくことになります。

作品集(作品順序)

ここでは作品の順番の話です。
これも多くの方にアドバイスさせていただいています。

よくあるのは、年代順に並べる方法です。この並べ方だと、デザイナーになりたての頃の稚拙な作品がしばらく続き、最も見てほしい最新のデザイン作品にたどりつく頃には見る側が疲れてしまってパラパラとめくられてしまいます。

そこで弊社では、
作品集は自信のあるものから順番に載せるようお勧めしています。多くの場合は最近のデザインしたものになりますが、受ける予定の企業により、その企業の製品に近いものを最初に載せることも良いかと思います。

さらに、載せ方にもポイントがあります。

下の図は、弊社がよく説明に使う図です。左側が作品集の1ページ目、右側が最終ページを示します。タテ軸は、載せた作品に対する説明の深さを示します。

作品集の最初の数点は、自信のある作品を数ページかけて深く、詳しく説明します。

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とはいえ、文字ばかりの作品集は読んでもらえません。
そこで私がアドバイスする際は、以下のようにお伝えします。

# 特にアピールしたい数点は、右側に作品の全体写真や
# レンダリングを載せる。
# 左側にその写真や部分拡大図を載せてそこに引き出し線をつけ、そこの形状の理由などをポイントごとに説明。

# また、部分ごとの拡大図や、説明図を新たに用意しても良い。

大切なポイントを簡潔に見やすく表現することも、デザイン能力の一つです。説明がうまければ、それもプラスになります。
—————————————-

そして、それ以降の作品は1ページ1作品程度で簡単に触れます。

最後の方のページには、自分の能力の幅を見せます。
バリエーションを見せるのに、1ページに10数点載せる場合もあります。また、パッケージや操作パネル版下など、メイン業務ではないが経験あり、という程度のものを載せるのもこの部分です。

なお、経歴が長く、いくつかの会社でそれぞれに自信のある作品がある場合は、会社ごとに分けても良いです。

例えば最近の会社の作品を上図のようにひとまとめにする。
次に、前の会社で最も自信のある作品をもう一度深く説明し、また上図のように段階を追ってだんだん浅くする、という構成です。

ただしこの場合は、タグをつけて飛ばしやすくするなど、重要なところまですぐにたどりつけるような工夫が必要です。

 

職務経歴書作成のポイント(1)

職歴の記載順

職務経歴書に、どういう順序で自身の経歴、職歴を書くか。
職種別か、年代順か。
通常は、「最新のものから」「現在のホットな仕事内容から」書くように勧めているが、今現在、失業中だと書きづらいかもしれない。しかし、そこは知恵の使いどころだ。

中途採用の場合、求人側は急いでいることが多く、出来れば明日からでも戦力となって来て欲しいわけだから、今何が出来るかということを最大限にアピールするためにも、最初に明記しておくと突破口になることが多い。

何人もの応募者の中から、まずは書類選考で残るような個性ある書き方も「デザイン」のうち、デザイナーの腕の見せどころだ。

経歴のビジュアル化

求人側、つまり応募書類を見る側のことを考えれば、経歴は簡潔、明解が鉄則だが、実際はなかなか難しい。
だが、そこは持ち前のデザイン力を最大限発揮するチャンスだ。

まず、自分の得意分野、アピールポイントをコンパクトにまとめ、それを図にして(視覚化して)みよう。
イラストが得意ならイラストを、好きな書体があればそれで表現してもいい。

求人側が目を止めるようなビジュアル、見てくれるような工夫を、デザイン力で仕掛けるのだ。
それは、仕事でデザインを依頼され、作成、納入する「作品」と同じに考えるといい。

一枚の職務経歴書が、面接までこぎつけられるかどうかの鍵を握っているのだ。
職務経歴書は、今までの自分のデザインワークの、いわば集大成となるものにしよう。

表現方法は自由

先日、「東京モーターショウ」の先行公開のことを書いたが、そうした市場調査報告の表現方法も、多彩に選べる時代になった。
例えば、その先行公開の模様を映像に収め、iPodなどに取り入れて、その場の雰囲気を映し出し、後で見てもらってもいい。

デザイナーの表現方法の選択肢が、これほど広くなった時代はない。
こうした最新の機器を使わない手はない。
例えば、GUIが専門であれば、自分の作品をこの手の機器で編集、職務経歴書のプレゼンに使ってもいいだろう。

表現というのは、デザイナーのアイデア次第でどうにでもなる。
このあたりを真剣に考え、既成概念にとらわれることなく、自由に表現して行くのも、デザイナーの特権だ。
そのくらいの自由な気持ちで、職務経歴書の作成に当たって欲しい。

キャッチフレーズ

職務経歴書では、自分の経歴を手短に書くことが鉄則と言われ、それではと、まとめてみるものの、短く書けば書くほど何も伝えることが出来ないようで、悩むことが多い。

そこで、一つの方法として、自分の経歴を3年、6年、9年と、3年ごとに大きくつかみ、それぞれにキャッチフレーズをつけ、並べてみると、少し分かりやすくなる。

まだ職務経験が3年しかない場合は、1年毎に分けてもいい。
さらに、そのキャッチフレーズの流れにストーリー性があると、なお相手に伝わりやすい。

要は何事も、大枠をつかむ力と、細部をつかむ力の組み合わせ。
どうすれば見てもらえるか、伝わりやすいか、そこを工夫するのも「デザイン」。
そう考えれば、職務経歴書の作成も面白くなってくる。

会社機密保持

転職を考えたら、まずは職歴はまとめておかないと先には進めない。
以下に、デザイナーの職務経歴書作成のポイントをいくつか挙げてみた。

1) 資料は日ごろから整理整頓しておく
2) 応募先企業と求人内容に合わせて、上記の資料を再編集する
3) コンサルタントに見てもらう
4) 解説等で使う言葉は、デザイン用語に片寄らない
5) 新しいプレゼン手法をひとつ採り入れる
6) 機密保持を考慮し、会社の情報を多く入れない

その他、この「職務経歴書講座」シリーズでいろいろ書いているので、このブログのアーカイブも参考にして頂きたい。

この中で、今回ポイントとしたいのは、6)の「機密保持」についてだ。
個人情報保護法が施行されてから、個人情報には神経を使っている人も多いが、会社の情報も守られるべきで、やたらと前職・現職でのデザイン作品を作品集に入れて、社外に持ち出してはいけないことぐらいは常識だ。

求人側は、前職・現職の会社情報を欲しいのでなく、応募者のスキルを見たいだけであるから、気をつけたい。
求人側は、デザイナーの機密保持能力・意識をも見ていることを忘れないで欲しい。
職務経歴書は、特に会社の情報について、気をつけて編集したい。

転職回数記入法

このご時世、倒産や事業撤退という会社都合で、職を替わらねばならない場合が不幸にして複数回になってしまうこともある。
すると、職務経歴書に記載する転職回数も多くなり、正直に全部記入すると、A4数ページにもなってしまう。

しかし、あまり細かく書きすぎても、誰も見てくれないので、せいぜいA4で3枚までに押さえたい。
このところのコンサルティングで、転職回数が数ページに及ぶ人に数名に会ったが、あまり過去ばかりにこだわると明日が見えてこない。

ここは、思い切って割愛してもいい。
比較的長かった職場のみ記入し、バイト的な職場は省略するのだ。
その上で、職務経験は、仕事の内容や作品の質で見てもらうといった工夫が必要だ。

まだまだ日本では、欧米のように転職回数が勲章になっていない。
そうした現実をわきまえて記入したい。
特に年配の人は、「転職回数=飽き性」という偏見を持っている人が多いことにも注意したい。

期間が空いていることを聞かれたら、口頭で答えられればいい。
そして、次にチャレンジしたい希望の仕事が、それとなく記入されている
……そんな書き方が望ましい。

転職は、明るく前向きに。
階段を一つ昇る気持ちで臨もう。

アクセントカラー

職務経歴書にも、効果的にアクセントカラーを使ってみよう。
赤は、男女間で最も好まれる色の1つといわれている。
特に外交的な性格の人は、赤を好む。

赤が好きな人は活動的で行動力が有り、運動神経良く、情熱的で正義感が強い……etc.
色彩の本に、よく書いてあることだ。
先日、あるデザインセミナーで、A4一枚の印象的なレジュメを見た。

これは!というところにアクセントカラーを使い、セミナーが始まる前から、何を言いたいか、結論がほぼカラーで示されているのは、さすがデザイナーのセミナー、色の使い方がうまいと感心した。

A4一枚のレジュメで、これだけのインパクトが出せるのだ。
これを職務経歴書にも応用し、求人側に面接してみたいと思わせる書類を、デザインを学んだ者なら作れるはずだ。

経歴をモノクロで羅列するだけで良いと思っていては、個性も何も無い。
「赤が好きなんですか」と問われたら、そこですかさず、自分の性格をPRすることも忘れてはいけない。
色の使い方はデザイナーの命の1つなのだから。

職務経歴書作成のポイント(2)

意思表示をする

先日、久しぶりに自分の部屋を掃除して分かったことがある。
読んでいない印刷物が多いことと、パソコン、デジカメ、携帯電話等のアクセサリーが増えていることである。

それらをどう片付けるか迷いながら、持ち過ぎていることだけは分かった。
すべて捨てればいいのに、それも出来ない。
しかし、思い切って、今、自分に必要なものだけに絞って整理してみると、意外に片付いた。

そのことを、先日、相談に訪れた転職希望者に話した。
そこで、職務経歴書だ。
派遣や契約社員として働いていると、意外にまとまった仕事はしていないし、プロジェクトをまかされることもなく、職務経歴書に書きづらい。

そこで、ついつい全部並べてしまうと、見る側には何がなんだか分からない。
そこで、将来自分が進みたい分野に絞り込んで、それに関する経歴だけを優先的に記すことを勧めた。

経歴を全て網羅するよりは、「この道に進みたい」という意思表示になる。
職歴が10年あれば、「まとめる」という感覚や、「自分史を作る」ことも可能だが、派遣や契約という断続的な職歴では、それも難しい。

そこで、「自分の進みたい職歴の道順を明記する」という視点に絞って意思表示するのがベターだろう。
無理にまとめるより、隙間があっても、あなたの意思表示が明確に出ていると、好感を持たれること間違いない。

表紙のデザイン

何気なく覗いたサイトに釘付けになることがある。
トップページの魅力に引き付けられたのだ。
その感覚で、気に入ったデザインの真似でもいいから、自分の職務経歴書を作成してみよう。

そこに、求人側が見てくれる「工夫」を一箇所でも入れることが出来たら、こちらの勝ちである。
そういった視点で、例えば弊社のサイトやブログを見てみよう。

何かしら自分なりの意見が出てくるはずだ。
サイトや雑誌を見るときも、レイアウトや色使いなど、デザイナーの視点を忘れずに、自分の職務経歴書に取り入れれば、魅力あるものが出来る。

職務経歴書作成に悩んでいる人は、まず表紙のイメージ作成を試みて欲しい。
表紙1枚のデザインが、2ページ目以降を見てもらえるかを左右することもあるのだ。

事前の校正・チェック

職務経歴書を作成したら、まず一度は誰かに校正・チェックしてもらおう。
基本中の基本、誤字脱字のチェックはもちろん、独りよがりの文章、構成になっていないか、第三者の目から見て内容は分かりやすいか、一通り見て意見をもらってみよう。

先日参加したセミナーでは、その「校正」の良い例に出会った。
「インターユニバーシティ神保町ワークショップ—神保町の未来を語ろう」
というセミナーで、ハーバード大学大学院生と明治大学の学生が協力し、千代田区神保町のまちづくりについて調査・研究・提案し、まちおこしのお手伝いができないかというものだ。

さらに、街の人々との交流も含んでいるユニークな試みの会だという。
ハーバードの学生は、いずれも建築やアーバンデザイン(都市計画)専攻で、神保町界隈を歩いて調査・研究したそうだ。

図表入りのパワーポイントでのプレゼンは、非常に分りやすく作ってあった。
もちろん両国の学生とも英語でのプレゼンで、しっかりした内容だった。

こうした分かりやすい内容、しっかりしたプレゼンは、やはり仲間同士で事前に「校正」し合った結果なのだそうだ。

まとめ術

ものづくりの拠点は、国内から、台湾、中国、ベトナム、インド等へと変わっている。
例えば、輸出入製品のデザインに関わると、いつの間にかいろいろ経験をする。

4~5年も経てば、製品の流れが見えてくるし、中国などの生産拠点に打ち合わせに行く機会もやって来る。
そこで、その出張記録をメモし、職務経歴書に書き込むなど、「きめ細かいまとめ」を活用してみよう。

たとえ国が違っても、デザインやものづくりにおけるチェックポイントは同じだから、海外生産におけるノウハウは貴重な経験だ。
それは、職務経歴書の一項目として存在するに値するし、どの職場でも、いろんな形で応用がきくから、歓迎されること間違いない。

デザイン界では、時代の流れの半歩前を歩くことが鉄則。
生産拠点の変化も、その時代の流れの一つといえる。
その貴重な経験値を、職務経歴書にまとめて記入することをお勧めする。

素直さと積極性

最近、4月入社を決めた転職者3人の職務経歴書を見ていて、気付いたことがある。
それは、3人とも、「素直さ」と「積極性」の持ち主であったことだ。
実は、職務経歴書がずば抜けてすばらしいということでもなかった。

しかし、自分の意思は持ちながらも、こちらのアドバイスを素直に聞き、A4、1~2枚で、簡潔に自分の希望をまとめ、人事担当者にも理解できるような、分かりやすい経歴書になっていた。

そして「積極性」という点では、入社希望の会社のことを自らよく研究し、その会社で何をしたいかということを書き込んであったことが良かったように思う。 それが、採用担当者のハートを熱くさせたと同時に、面接時には、自分の希望もはっきりしていたために、率直にイエス、ノーが言え、人柄の良さが光っていたとも聞いた。

運やタイミングの良さもあっただろうが、家族の応援も受け、ねばり強く、まじめに転職活動を続けた結果だった。

さらに付け加えるなら、3人とも、メールや電話で常に連絡をくれたり、職務経歴書の作成にあたっても、自らのポリシーを持つと同時に、こちらのアドバイスも素直に受け入れる柔軟性も持っていたりと、コミュニケーションの良さも抜群であった。

今回、入社を勝ち取ったのは、3人とも、日本有数のハードルの高い大企業であったことのみ、ここで記しておきたい。

出張レポートを参考に

職務経歴書を書くということは、誰でも気が重くなる。
まして、提出期日が迫ってくると逃げ出したくもなるだろう。

辞書によると、『経歴』とは、「専門的技能を要する職業についていること」とあるから、デザインの世界が長ければ長いだけ、専門知識が多く、書くことが多岐にわたるからまとめ難いものだ。

ここで少し見方を変えて、いつも仕事で提出している出張報告書やデザインレポートの類と同じと割り切ってみると、スムースに書けるかもしれない。

・初めに、なぜ出張したかの全体像を書き、
・何をやってきたかを短いキーワードで綴り、
・今後どうすべきかを書く
という要領で職務経歴書を書いてみるのだ。

志望先が明確であれば、志望動機の内容をシャープに示し、デザインレポート類で学んだ、事業提案書(案)等を添付すると、より具体的になり、求人先の担当者の目に留まることが多い。
ここで大事なことは、デザイン用語でまくし立てるのでなく、平易な言葉で書くことだ。
人事担当者に伝わらなければ意味がない。

どうしても書ききれなければ、もう一つキーワードを立て、さらに事業提案書(案)を付け加えるなど試みてみよう。

作品集の制作について

作品集は2冊に

デザイナーが、職務経歴書とともに持参するのが、作品集だ。
小さなものから大きなもの、一人でデザインしたものからグループでのもの、様々あるものをランダムに並べた作品集を作っていないだろうか。

採用側は、候補者個人の能力を知りたいわけだから、より分かりやすい作品集の編集に時間をかけたい。
先日も、見てもらいたい作品は山ほどあるというデザイナーに、整理整頓して、作品集を2冊に分けて編集するようにアドバイスした。

1冊目は、全体がわかるもの、2冊目は専門的な得意分野の作品集。
ポイントは、職務経歴書に沿って編集すること。
要は、デザイナーが、自らデザインしたものをプレゼンする、あの要領で、自分の作品集を編集すれば、分ってもらえるはずである。

起承転結 ~作品集の編集~

【起承転結】
「漢詩の構成法の一つ。
起は主題を起こし、承はそれを承(う)けつぎ、転は一転して別趣の境を開き、結は一遍全体の意を結合する」と辞書にある。
これは、文章の書き方の基本とされている。

連休を前に、いろいろと転職について悩んでいる人には、「起承転結」で、作品集を編集してみることをお勧めしたい。

「起」は、デザイナーにあこがれて各種の学校へ、「承」はそれを承(う)けつぎデザインの世界を覗く、いやそこは、思ったような世界でないと「転」して、少し路線を見直そうと、冷静に作品群を並べていく…
すると自分が見えてくることがある。

ポイントは、結論など出さずに、冷静に自分を見直した作品集を作ることだ。
そこに、時間のあるときに、最近の作品を加えて行けばいいわけだ。
昨日も書いたが、転職にはベンチャー的な部分がある。

日々の忙しい時間の使い方とともに、連休などのまとまった貴重な時間をどう使うかが、成功のキーになることもある。

数字が読めるデザイン ~作品集の編集(2)~

転職をまだ考えていなくとも、デザイナーであれば、日頃から、自分の作品集をまとめておいて欲しい。

時間が経つと、アイデアスケッチなどの資料が無くなるし、デザインプロセスがあいまいになり、後でまとめるのは大変な労力がいるからだ。
そこで、プロジェクト毎に、A4で2枚にまとめることを勧めたい。

1枚目には、アイデアスケッチ、ラフスケッチ、モデル図面、仕様など列記する。
もちろん、大日程は明記する。
2枚目には、製品化した写真(カタログ写真可)や、記者発表資料、販売価格・販売時期など、データを明記する。

半年後や一年後の売?€鼾sきが分かれば明示しておくと、数字が読めるデザインに一歩近づく。
プロダクトデザインの場合、例えば自動車などは、車種によっては2~3年かかるものがあるから、後からだと、あいまいになりやすい。

日頃から、いずれまとめるのだと決めて、その都度、必要な資料をA4の封筒に入れておくだけでも、ずいぶん助かる。
後で、こうした資料を使って、数字が読めるデザイン資料を1~2点作っておくと、面接者はみてくれるし、転職には有利だ。

日常を盛り込む ~作品集の編集(3)~

デザイナーの転職に必要な書類は、
1)職務経歴書 2)履歴書 3)作品集 の3点セットだ。
中でも作品集は、2冊は用意したい。

例えば、実務経験3年であれば、学校での卒業制作前後の作品集と職場での実戦作品集の2つが望ましい。
もう一つ具体例を挙げよう。

A君の場合、2冊の作品集は、デザイナーらしく、しっかりと編集され、見やすくできているという点では、好感がもてた。
しかし、逆にきれい過ぎて魅力に乏しく、「ただの商品カタログ集」のようになっていたので、アイデアスケッチやラフスケッチを、あいだに挿むことを勧めた。

なぜなら、アイデア発想時の追い詰められた頭の中のメモや、手帳のアイデアスケッチなど、デザイナーの「日常」が作品集にあると、この世界が現実味を帯び、見る人を惹きつけるからだ。

A君には、日常の出来事なくして作品は生まれないことをここで見せてもらいたいという意図でアドバイスをしたのだ。
数日後、彼の作品集は、見違えるほど変化に富んで、魅力的になり、素人でも、デザインのプロセスが手に取るように分かる作品集になっていた。

これで、A君の「3点セット」が揃ったが、もう一つ「オマケ」に彼のデザインしたパッケージがコンビ二に並んでいたので購入し、作品集の付録とした。デザイナーの日常が「3点セット」になることを、お忘れなく。

書類と作品の整合性

職務経歴書をはじめ、企業への提出書類では、少しでも良い内容を書きたくなるのが人間だ。
しかし、誇大でも謙遜でもなく、できるだけ客観的に、そして正直に答えることが大事だ。
難しく考えない方がいい。

書類や面接で繕っても、最終的に就職できた場合、結局は適性がないと三日も勤めることが出来ないからだ。

応募者選考は、職務経歴書など書類提出後は、
1)面接 2)適性検査・学科試験 3)実技テスト
といったステップをパスした場合、晴れて就職決定となる。

中小企業の場合は、1)面接 2)適性検査・学科試験のみで選抜されることも多いが、最近、デザイン事務所あたりでは、3)の「実技テスト」まであることが多い。

その場合、時間内でパソコンを使い作品を仕上げるテスト、あるいは、出された課題を自宅で作成し、一週間後に提出という場合もある。
そこでは、職務経歴書の中身と、実際のテスト作品の出来具合、そして整合性を見ることになる。

従って、プレゼンはできるだけ分りやすいものに仕上げたい。
ここまでくればゴールは近い。健闘を祈る。

デザイナー転職の心構え

第2新卒の場合

第2新卒と言われる人は経験が少ないから、提出するための作品も、ほとんど無いに等しいだろう。
となると、職務経歴書も白紙になり、諦めがちになるが、そこで知恵を絞ってアルバム(作品集)を作ってきた創意あふれるデザイナーの実例をご紹介したい。

彼は、社会人2年目、配属されてみたらデザインの仕事は無く、悩んだ末に転職を選んだが、2年では実務経験も心もとない。

そこで彼は、学生時代に苦労した作品や、コンペで入賞した作品などを市場調査、アイデアスケッチ、ラフモデルという順序で並べ、ものづくりの過程をわかりやすく編集したアルバム(作品集)を作った。

コンペの評価資料も添付されているので、彼のものづくりの考え方がわかり、審査員という第三者からの客観的評価もわかり、アピールできる応募資料としては、実にまとまっていた。

これなら、採用企業側でも、第2新卒としての生の実力を見て取ることができ、即戦力でなくとも、3~4年で実戦にでる腕が期待され、評価されるだろう。
彼のこうした努力は、評価に値する。認めてあげたいと思った。

何はともあれ、転職に「諦め」は禁物。
歯を食いしばってでも夢を追うぐらいでないと、自分の希望には近づけない。

お中元戦略

最近のデパートのお中元戦略は「飲み、食い、ソロバン」のようで、どうも好きになれない。
「飲み」は、たとえばビールやワイン。
量があるから贈答品としてはいいが、重い。

「食い」は、たとえば日常的に使う調味料。
実用的で使いやすいから歓迎。
「ソロバン」については、デパートの売上目標が見え隠れしていて、なんとも興ざめ。

利益率アップを目指しているから、つい高級品嗜好になったり、包装が過剰になる点もいただけない。
ここで本題である。
職務経歴書の書き方も、時には、このデパートのお中元戦略に習うこともいいのでないかと思う。

まず、「飲み」の部。
作品集は、ファイルは立派で重くする。
ある米国留学経験者などは、立体になるようなしかけのファイルでプレゼンしたことがある。
彼の場合は、少しハッタリ見えすぎてNGだったが、インパクトはあった。

次に、「食い」の部。
日常生活に関連するものがファイルされていると、見てもらえる率が高い。
専門機器のデザインだけをこれでもかと並べても、生活からかけ離れていると見てくれない。

最後に「ソロバン」。
売上や利益に関したデータを付加することでいいこともある。
特に流通などを経験した人は、この新製品で利益率がアップした、
といったデータ類を付けると、抜群に企画能力が評価されることがある。

こう考えると、自分ひとりのアイデアに行き詰ったら、
世の中には、いろいろと考えるヒントが沢山あることが分かる。

顧客の経歴をデザインする

友人に、あるセミナーの講師を依頼したときのことだ。
依頼元のスタッフが、資料に載せるための講師の経歴をインターネットや彼の文献から調べあげ、マネージメント系のソフトを使って、A4一枚にまとめてくれた。

彼の経歴が実にわかりやすく書かれていて、彼の生き様、思想までもが盛り込まれているようで、感心した。
これをヒントに、今回は、自分の職務経歴書を「顧客の経歴書をデザインする」つもりで書いてみることを勧めたい。

そのとき肝心なのは、自分がデザイナーであるというプロ意識を持って、「顧客本位の作成・デザインをする」こと。
誰かに読んでもらって、本当に分かりやすい職務経歴書が出来ていたら合格、求人企業の担当者を動かすこと間違いない。

職務経歴書は、貴方自身を見せるデザインだという意識が強くでていれば、確実にアピールになる。

GUI向け職務経歴書

昨今、デザイン界の求人の異変というと、GUIほどモテモテな分野は無い、ということだろう。
直観的に理解できて、操作が容易なデザインを作り出す技術者なら、エンジニア、プロダクト、グラフィックと、その出身も問わない。

そのGUI分野の職務経歴書には、過去に自分が手がけた作品など添付しても、あまり評価されない。
作品よりも、実技テストで結果を見ることが多いからだ。

その場合には、テーマが与えられ、手描きのラフスケッチなどで、思考体系を表現する、そのデザインプロセスを重視しているわけだ。
従って、日頃から、思考体系を手描きで表現するアナログ世界も訓練しておいたほうがいい。

作品は命

数ある職種の中でも、面接時に自分の作品を見せるのは、おそらくデザイン関係だけだろうから、いい作品集で自分を売り込むのも重要だ。
しかし、職場によっては、秘密漏洩防止のため、作品等すべて持ち出し禁止で、個人の作品集が作れないことも多い。

作品はデザイナーの命ともいうべきもの。それがないと実力が分からない。
それではと、学生時代の作品を提出しようと思っても、昔の作品では、採用側も実力を判断できないから、用をなさない。

そこで、部分的にでも、日頃のアイデアスケッチ等をこまめに整理し、必要な時にそれを編集することを勧めたい。

例えば、ある自動車デザイナーの作品集を見せてもらったら、今売り出されている車(一般向けカタログ)の、タイヤならタイヤの部分的なアイデアスケッチが貼り込まれていた。

そこには「経験3年生の実力です」と、単純明解に記されていていたく感心したことがある。
採用側は今の実力を知りたいから、それに応える作品集を持参するしかない。
良い作品集をデザイン、編集するのもデザイナーの仕事と考えて、日頃からアイデアスケッチ等を集めておきたい。

大事なキーワード

4月に入り、各企業は、既に来年に向けて人事、人員の計画を立て始めている。
中途採用は、会社にとって、差し迫って必要で、即戦略となる人材なわけだから、人事担当者は、必死で応募者の書類を見るという。

そこで先日、某採用担当者に、応募書類のどの欄を一番先に見ますかと、ずばり聞いてみた。
年齢?学歴?それとも現職欄?
すると、その答えは、「自己PR欄」だった。

そこから、人物像を汲み取るという。
「ユーザビリティ」や「他部門との連携」、「コミュ二ケーション」などのキーワードは、やはり目に留まるらしい。

それは、確かに一理あると思った。
だからといって、自己PRにオイシイ単語だけを並べても、人事のプロには、嘘はすぐ見破られるが、間違いなく大事なキーワードだ。

「やる気」の確認

最近、某社の人事採用担当者と会う機会があった。
そこで、彼らは職務経歴書をどのように見ているか、少し時間をかけて聞いてみた。
まず、「やる気があるか」、「ここで生きがいを見つけて定着してくれるか」、「仲間に入って共同作業がやれるか」などをその文面から読み取ろうとしていることが分かった。

採用側も真剣、書類一つ、文章一つもおろそかにしないで読むそうだ。
応募側も、一字一句おろそかにしないで書いたはず。
両者の真剣勝負である。細心の注意を払って書くべきと改めて思った。

その担当者いわく、その中でも、「やる気があるか」ということに最重点をおいて読み、面接に進む者を決めるという。
職務経歴書をはじめとした書類に、どれだけの「やる気」を盛り込めるか。

デザイナーである以上、いろいろなアイデアを駆使し、表現することを学んできたわけだから、その経験を充分発揮すべし。
書類一枚にも全力でトライして欲しい。

未来を描く表現力

昨今、セミナーを受講する機会が多いので、プレゼンの良し悪しについて改めて考えている。
その中で、「東京都心の開発と環境共生型街づくりへの取組み」という、大きなプロジェクトを手がけている、三菱地所の長島氏のプレゼンは、説得力があって、すばらしく分りやすく出来ていた。

東京駅を中心として発展を続ける千代田区だけに、将来の東京、そして日本をシミュレーションしながら、歴史、文化を大切に、街のブランド価値を上げるためのしたたかな構想が込められていた。

そして、説得力あるプレゼンの重要なポイントの一つは、根拠となるしっかりしたデータがあり、実現可能な夢が、ビジュアルでうまく表現されている、その表現力にあると思った。

職務経歴書も、「過去」のデザイン歴をただ記載するだけではなく、ひとつでも、ふたつでも、デザインで成し遂げたい目標を掘り下げ、夢の持てるデザイナーに成長したいという、
「未来」への願望が込められていてもいいのではないか。

転職には、希望や夢が必須。
何度も書いているが、職務経歴書ひとつにも、デザイナーの「表現力」が見られていることを、くれぐれも忘れないで欲しい。

変化に対応しよう

求人側の企業も、日々変化している。
「何でもこなせるデザイナー」は敬遠、例えばGUIのような専門家を求むという年もあれば、昨今は、年齢・学歴不問、ソフト分野に強い「プランナー」を求むという企業も出てくる、といった具合だ。

そうなると、職務経歴書の書き方も少し工夫した方が良さそうだ。
特に、「プランナー」となると、具体的な内容は詳しく聞かないと分らないぐらい、広い分野を網羅する人を求めてくる。

求人側も、無いものねだりだと承知はしているらしいが、仕事の中身が、実にいろいろの分野に広がっているから、抽象的な「プランナー」という言葉に置き換えているのだ。

要は、時代を先取りし、企画提案できる人のことで、多様な分野に興味が有り、なんでもチャレンジしてゆくバイタリティのある人を求めている。
従って、こうした分野に進みたい人は、職務経歴書にも、その旨明記することだ。

「ミニデザイン史」作成

転職希望者にとっては、連休中は落ち着かないだろう。
面接の結果待ちという人は、その返答も連休明けになるだろうが、ここでは各自耐えるしかない。

しかし、ただ悶々とするのも勿体無い。連休はチャンスでもある。
ここで一つ提案がある。
職務経歴書の一つのアイデアとして、「自分のデザイン史」を作ってみよう。

デザイン歴が例えば10年あったら、立派なデザイン史になり、それが職務経歴書にもなる。
先日も、弊社にコンサルティングに来た、この道20年という相談者にミニデザイン史作成を勧めたら、「考えても見なかった。この連休に作成しよう」と喜んで帰っていった。

自分のことを客観的にまとめるのは、簡単ではないが、「経験年数」という要素だけでも、転職者の一つ武器であるから、あとはその中味の濃さは、自分で編集していくしかない。

転職を希望するなら、連休のようなまとまった時間を使い、5年分でも、10年分でも、自分史をつくる気持ちで「ミニデザイン史」作成を勧めたい。
その行為の積み重ねが、自分の基礎データになることが多い。

夢の欄

弊社を訪れる転職希望者の職務経歴書を見て、「挑戦」「夢」といった項目を加えるようアドバイスすることがある。
これまでの職務経歴が正直に書かれているのはいいが、さらにその先、自分の進みたい道まで表現してもいいのだ。

例えば、印刷会社でチラシ広告を担当してきたが、新しい職場では、会社案内のようなページものに取り組みたいという希望がある場合は、経験はゼロだが、やってみたい、と書いておけば良い。
ペラもののチラシも、ページものの会社案内も、仕事としては類似のところがある訳だから、十分、経験が生かされる。

1)これまで経験したこと
2)次のステップで挑戦したいこと
3)将来の夢はここにあり
というキャリア計画まで明記することで、会社側の理解を得られることも多い。

もちろん、何の計画性もなく、ただ夢ばかり語られても、現実の職場には通用しないが、何の夢も希望も持たないデザイナーを雇うはずがない。
夢は時間をかけて追い求めるもの。
夢のみで終わる場合があっても、夢のない人生よりマシ、というぐらいで臨みたい。

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