求人の募集期間の長さ、応募者の回答期限 デザイナー転職ガイド2026 

この連載ではプロダクトデザイナー向けの転職ポイントを掲載していますが、他のデザイナーにも参考になると思います。
※過去に掲載した内容をアップデートしたものです。一気に読みたい方はこちら。

書類応募から内定まで、意外と時間がかかる

弊社が得意とするプロダクトデザイナーやインハウスのグラフィックデザイナーの求人は、書類応募から内定が出るまでに時間がかかることが多いです。

プロダクトデザイナーの場合は、1ヶ月以内に内定が出ることはほとんどありません。大企業での選考プロセスは一般的に、書類審査 →1次面接(デザイン部門長)→ 並行して適性検査 → 最終面接(役員もしくは社長)となり、各選考段階で2、3週間かかることもあります。つまり、スムーズに決まっても9週間、約2ヶ月を要することになります。また、前々回のブログ「企業からの返事が遅い理由」でも書いたように、他にも応募者がいて違うタイミングで書類審査に入るとその方が最終面接になるまで待たされることもあります。

加えて、応募者が内定を受諾してから現職を辞めるまで1ヶ月半から2ヶ月程度要します。合計すると、スムーズに進めば4ヶ月程度ですが、実際には選考や入社日の調整などで半年程度かかるケースも多くあります。また、働きながら転職活動を行い、1~2年かけて転職した方も少なくありません。(参考:弊社登録から内定までの日程・実例5件)

規模の小さい企業やデザイン事務所であれば、面接1回で決まる場合もありますが、規模が小さくても人気企業の場合、募集広告を出すと数十人の応募があり、内定が出るまでかなり時間がかかる可能性があります。特に、大手求人サイトなどに求人広告を出すと書類審査だけでも相当な時間を要します。

求人募集が長期間続いていても、不安にならなくていい

前述のとおり、求人募集開始後すぐに応募者が見つかっても、内定まで約2ヶ月かかることが多いため、求人の募集期間もある程度長くなります。さらに、応募者がなかなか見つからなければ、募集期間はもっと長くなります。特に、プロダクトデザイナーは人材の母数が少なく、中堅レベルになると企業が求める経験やスキルを持った応募者がなかなか見つからないため、募集が長期化する傾向があります。

弊社の場合も、企業から求人依頼をいただいた半年後に「良い方が見つかったのですがまだ募集していますか」と聞くことがよくあります。プロダクトデザイナー、UI/UXデザイナーの求人について、弊社のこれまでの経験では、おおむね以下のような状況です。
・募集開始から3ヶ月・・・ほとんどの場合が募集中
・募集開始から6ヶ月・・・募集中とクローズしているが半々
・募集開始から1年 ・・・まれに募集継続のケースもある
実際に1年後に問い合わせたところ、「良い人が見つからなくて、まだ募集しています」と回答されたこともあります。

なお、こうした長期募集は、特にプロダクトデザイナーやUI/UXデザイナーで多く見られます。Webデザイナーやグラフィックデザイナーは比較的早く決まる傾向がありますが、最近はグラフィックデザイナーでも半年以上募集が続くケースがあります。

また、募集をかけてもすぐに内定者が出ないことを見越して、「1人ぐらいならまだ増員できるので、良い人がいたら書類を送ってもらえればいつでも審査しますよ」というスタンスの企業もあります。「この会社、いつも求人募集しているな」という企業があったら、退職者が多い会社なのでは、と不安になるかもしれません。しかし、プロダクトデザイナーのように人材が少ない職種では、採用に時間がかかることも珍しくありません。必ずしも離職率が高いからとは限りません。

面接日程の連絡には、いつまでに回答すべき?

中途採用ではメールでのやり取りが多いかと思いますが、面接の日程調整などの連絡には、概ね24時間以内に返信するのが目安です。

返信が早ければ好印象につながりますが、働きながら転職活動をしている方は日中に返事ができないことも多いでしょう。24時間以内に返信すれば、印象が悪くなることはまずありません。24時間以内に返信できない場合は、とりあえず「メールありがとうございます。日程を確認して○日までにお返事します」と一報を入れておくことをお勧めします。

採用担当者は複数の応募者と同時にやり取りしていることが多く、こうした一言があるだけで日程調整がスムーズになります。また、面接では部長クラスや、最終面接では役員・社長のスケジュールを仮押さえしていることもあり、日程調整を担当する人事部の方は神経を使っています。

デザイナーの採用でも、「コミュニケーション能力」は重要な評価項目の一つです。「外部とのやり取りも多いのでコミュニケーション能力には自信があります」と履歴書に書いていても、面接の日程調整で何日も連絡なしに返信が遅れるようでは、説得力がありません。採用担当者から「コミュニケーションに問題があるのでは」と判断され、選考に影響することもあるので注意しましょう。

内定の承諾・辞退は、いつまでに回答すべき?

もう一つ、重要なのが、内定を承諾するか辞退するかの回答期限です。1週間程度が目安です。企業によっては、最終面接前に給与条件等が提示され「この条件でよければ最終面接をお願いします」と回答を求められることもあります。大企業では、最終面接は社長や役員による確認の場となることも多く、内定辞退を避けるため、事前に入社意思を確認してから最終面接に進んでもらう場合があります。このような最終面接前の条件確認の場合も、1週間程度を目安に回答しましょう。

なお、1週間というのはあくまで目安です。企業から回答期限を指定されている場合は、その期限を守るようにしましょう。

他の企業が第一希望の場合
ここで悩ましいのが、他に第一希望の企業があり、そちらの選考がまだ終わっていない場合です。仮に第一希望がA社、内定を出してくれた企業がB社とします。

– A社がすでに最終面接段階で、返事のめどがついている場合
「〇日まで待ってほしい」と伝えると良いです。1週間~10日くらいであれば、待ってくれる企業も多いです。

– A社の選考結果が出るまで2週間以上かかりそうな場合、または最終面接より前の選考段階の場合
「B社の内定を失う可能性があっても、A社にチャレンジしたいか」によります。もしYESなら、B社に「別の会社もかなり気になっていて、その結果が出るまで待ってもらえますか?」と正直に聞いてみましょう。B社があなたをどうしても欲しかったり、現場に余裕があって待てる状況なら待ってくれることもあります。しかし「待てません。〇日までに回答をいただけないのであれば、別の人を探します」と言われてしまうこともあります。もし、B社の内定をリスクにかけてまでチャレンジするほどではない、ということなら、A社はきっぱりあきらめてB社の内定を承諾しましょう。

人生を大きく左右する決断なので難しいかとは思いますが、熟考した上で「誠意を尽くして」、できるだけ早い回答をすることをお勧めします。

<次回は 退職理由 / 転職希望理由 です>

下村航

ここまで読んで、
少しでも「自分の状況に当てはまるかも」と感じた方へ

今すぐ転職を決める必要はありません。
デザイナー出身のコンサルタントが、あなたの状況や悩みを整理するところからお話を伺います。
※ 学生・未経験の方は対象外です。

転職相談をしてみる(無料) ※ 無理に求人を勧めることはありません

 

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー
Instagram始めました! @betop_tenshoku 

 <デザイナー転職ガイド 一覧へ>

 

PAGE TOP