運と縁とタイミング デザイナー転職ガイド2025

この連載は主にプロダクトデザイナー向けの転職ポイントを掲載していますが、他デザイナーにも参考になると思います。

今回は、少し趣向が違いますがよく感じる「運と縁とタイミング」についてお伝えします。
※過去に掲載した内容を加筆したものです。一気に読みたい方はこちら

運と縁とタイミング

先日、某メーカーから「大手求人サイトに広告を出しているが1ヶ月経ってもまったく応募がなく困っている。ビートップツーさんにもお願いしたい。」と依頼がありました。

ほどなくして、マッチしそうな方が2名いたのでポートフォリオを預かり、そのメーカーに紹介しました。結果はこちらが驚くほど良い反応で、作品の粗い部分も本人の人柄が出ている、と好印象に受け取っていただきました。ただ、この時点で、他社から紹介を受けて一次面接を通過した人がいるとのこと。しかし、担当デザイナーとしては、弊社紹介の方を推したいようでした。 

後日、お詫びの電話があり、先行していた他社からの候補者が役員レベルでも好印象だったため、その方で決めることにしたとのこと。その時におっしゃっていたのは、

「もし内定した方とビートップツー紹介の2名が同時に受けていたら、内定した方ではなく、この2名のどちらかに決めていた」

ということでした。

「運と縁とタイミング」とは昔からある言葉ですが、この仕事は特にそれを感じます。今回のようなことは良くあるので、弊社に相談に来てくれた方には以下のように話しています。

例えばA社がデザインスキル70点の人を求めていたとします。しかし、募集をかけたものの、3ヶ月経過しても合う方からの応募が来ない。そこに60点の人から応募があった場合「これ以上待っても応募がなさそうなので、この人に入ってもらってスキルアップしてもらおう」となることがあります。

こうなると、その後に90点の人が応募があったとしても、「もう決まったので、クローズしました」と言われ、書類を見てくれることすらない、ということが多いです。つまり、わずかなタイミングの違いで、60点と90点の人が競って60点の人が勝ってしまうことがありえるのです。

だから、「ポートフォリオは「自己評価30点」でいいので、とにかく提出できる状態にしましょう」と伝えます。見る側もプロのデザイナーですので、ある程度できていればおおよそのスキルはチェックできます。また、弊社の場合は私の推薦文を付けますので不足分をフォローできます。(「業務が多忙な時期とのことでしたが、急ぎ仕上げてもらいました」と一言つけることもあります。) 

デザイナーはどうしてもポートフォリオにこだわりを持ってしまい、何カ月も完成しない方もいます。でも、その間に別の人に決まってクローズしてしまうことが多いです。まずは「30点でいい」と割り切って、仕上げて応募してみましょう。

<次回は想定年齢を読む、その対策についてお話します。> 
(下村航)


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