価格競争とデザイン

最近の自動販売機は、もはや広告も兼ねているのだろう。
すごい。

この自販機で思い出したが、
家電量販店を覗くと、激しい価格競争オンパレードで、
形や色が見えないぐらい、商品に広告や値札が張られている。
例えば、冷蔵庫。
広告POP、値下げ札などばかりが張られていて、
製品の形や色、使い勝手が見えない。
プロダクトデザイナーの苦労はどうなるのだろうかと
思わず嘆きたくもなる。
もともと、価格競争だけでは足りず、付加価値、差別化といった
市場重視からデザインが投入され、発達してきた経緯があるが、
ここまで本体が広告で埋められると、やはり行き過ぎだ。
その冷蔵庫を購入したら、自宅の台所がどうなるのか、
シミュレーションすらできないのだから、困る。
いずれ、量販店もそのことに気づき、店内モデルルームなどで、
生活シーンを見せてくれるようになると思うが、
価格競争のみでの商売は限界があるように思う。
デザインやデザイナーの出る幕がない市場は、やはり闇だ。
(K.K.)
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