マイナーチェンジ

ずっと使っていた某メーカーの園芸用消毒噴霧器を
10年ぶりに買い替えた。
IMG_2769.JPG
マイナーチェンジを繰り返しながら売られている、ロングセラー商品である。
さすがに、様々な改善をしながら作り続けているだけあり、
改めて商品を見て、学ぶところがたくさんあった。
1)色。園芸用の鮮やかなイエローは、芝生の上で映えている。
2)マイナーチェンジ製品だから、以前と使い勝手が同じ。すぐ使える。
3)10年前と同じ、手ごろな価格。
詳細に見てみると、各部品の改良は沢山ある。
材質を変えている部分、電池を入れやすいよう形状を変えている箇所など、
様々な工夫がなされている。
これぞ、ロングセラー商品のノウハウ、
さすが大手メーカーの「デザイナーの作品」と、しばし感心した。
それもこれも、マイナーチェンジの結果だから感心したわけで、
もしこれがフルモデルチェンジで価格アップされていたら、
改良されているのは当たり前。むしろそれなら、購入しなかったと思う。
少し古い話だが、カブトムシ型のフォルクスワーゲンが、
30年もフルモデルチェンジなしで、ロングセラー記録を作った秘密も、
毎年、見えないところを改良し続けたからこそ。
乗り慣れた車だからこそ、愛着もでてくるというものだ。
カタチが古いということで、終止符が打たれたが、
今でも古い型が街を走っているのを見ると胸が騒ぐ。
それは、何だろう。
道具は道具、改良、工夫のマイナーチェンジはOKだ。
そして、良いものは良い。
良い道具は、愛着を持って使い続けたい。
(K.K.)
デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

PAGE TOP