新年度が始まり半月余りが過ぎました。 すいていた、公共機関の乗り物も通常の風景に戻ってきました。 先日もその電車の中でこのような光景を見ました。 大学時代の同級生同士でしょうか?新人サラリーマンが2人。 会社から配られたであろうまだ箱に入った名刺を鞄から出し 嬉しそうに見せ合っていました。
最近は就活等で学生さんも名刺を持つ様になりましたが、社会人に なりやはり会社の名刺は重み?それとも厚み?が違うのでしょうか。 私も30数年前にデザイン事務所に入った際に持った名刺を同級生と どちらが早く減らすかの競争をしたのを覚えています。 その時に何を思っての行動かは今では忘れてしまいましたが、パーティー、 セミナー等、人が集まりそうな所に積極的に参加し名刺交換したのだけは 思い出されます。 もちろん名刺を減らす競争は私の勝ちです。 そのおかげで、人脈も出来、誰とでも話をする事が平気になりました。 おかげで、31歳で独立した時も仕事を貰うための営業で人に会う事に おいては何のためらいもありませんでした。 ネット社会の現在、メールやフェースブックなど色々便利なコミュニ ケーションツールはありますが、やはり究極のコミュニケーションツールは 名刺を介したフェースtoフェースだと思うのですがいかがでしょうか? デザイナーを志す学生諸君。そして未だに絵を描いていればデザインの 意思疎通が出来ると思っているデザイナーの方は改めて、名刺を持って 外に出る事をお勧めします。 (井上 和世)
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