『野次喜多本』登場人物の新たな“ちょっといい話”(42)稲葉実さん、大和義文さんとの共同制作「万病快癒」

 

群馬県みどり市の開業医、稲葉 実さんの書、「万病快癒(まんびょう かいゆ)」を、
私が朴(ほう)の木で彫り、鎌倉彫の大和義文さんに漆で仕上げてもらったもの。
コロナ禍でも、3人で制作に励んだ“ちょっといい話”として紹介したい。

書:稲葉実(医師)
彫:喜多謙一
塗:大和義文(鎌倉彫、漆)

○万病快癒(まんびょう かいゆ)= いろんな病気が全快すること。

稲葉医師は、みどり市で医療業務に従事しながら2020年の10月に
『パンデミック2020-緊急レポート』コロナに関しての短歌集を上梓。
(ブログ『野次喜多本』登場人物の新たな“ちょっといい話” 第39号で紹介。)

彼は、第一線で医療に奮闘しながら短歌以外「書」までも嗜まれている。
そこで、彼に今一番好きな言葉・「書」があれば、私が木彫し、
友人が漆塗りで仕上げ、病院に掲げようと、会食時に話したことがあった。

やはり医師だからか、送られた言葉は「万病快癒(まんびょう かいゆ)」でした。
鎌倉彫の大和義文さんに漆で仕上げてもらったもので、
素晴らしい出来ばえを、ちとご覧ください。

3人の共作で今年の8月の有楽町でのエメラルド会展に出品予定作品にし、
コロナ禍でも、3人で展覧会に向け静かに、静かに、制作に励んでいる
“ちょっといい話‟として紹介した。

(喜多謙一)
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