より良い転職のために(31)?名も無き人たち

「はじまりは、いつもゼロだった」で始まる、
NHK「プロジェクトX?挑戦者たち?」特別展を
東京ドームシティでみた。
世界を驚かせた製品や、日本人の暮らしを劇的に変えたサービスなど、
戦後史に残る画期的な事業を紹介する人気番組をもとにした展覧会である。
貧しい敗戦国を短時間に経済大国に押し上げた、
その最大の原動力は「ものづくり」にあり、
その「ものづくり」には、斬新なデザインが要求され、
世に若きデザイナーを輩出した時代でもあった。
東芝の電気釜や、庶民が下駄履きで乗れるような車をつくろうとした
日本初のマイカー、スバル360の開発に始まり、
時代を経て、ここ数年はロボットが世の脚光を浴びている。
そのロボットも斬新なデザインがなされているが、
残念ながらデザイナーの名前は記載されていない。
つまるところ、デザイナーを含め、「ものづくり」を支えたのは
「名もなき人たち」であることを、この特別展の会場で再認識した。
これからのデザイナーは、昔の職人さんのように「名もなき人たち」として
縁の下の力持ち的な存在に徹することで自分の夢を実現する、
そんな「ものづくりデザイナー」が求められてくるのでないかと思った。
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