「モノがデータで送られてくる!?」かわさきフォーラムのご案内

今回は弊社が運営サポートする川崎市主催のデザインフォーラムの
ご案内です。
今回のフォーラムは、「Fab(ファブ)」をテーマとしています。
現在活躍しているプロダクトデザイナーで「Fab」と聞いて
ピンとこない方はいらっしゃらないと思います。
ただ、その中心となっている3Dプリンタがプロダクトデザイナーに

とってはあまりにも身近で、「世間で騒いでるけど昔から知ってるよ。
でも実際にはプロトタイプを作るぐらいしか使えない機械だよ」と
考え、モノづくり革命と聞いてもピンとこないのではないでしょうか。
しかし、実際には3DプリンタをはじめとしたFabでよくつかわれる機械、
(レーザーカッターやデジタルミシンなど)がWEBにつながることで、
試作づくりとは全く違った使われ方がされはじめています。
下記の案内に「顕微鏡がメールで送られてきた」例がありますが、他の例と
して講師の田中浩也氏の著書『SFを実現する-3Dプリンタの想像力』に
あるのは、3Dプリンタ自体の例です。
田中氏が3Dプリンタを購入してマニュアルに沿って組み立てていると、
マニュアルには、「完成したら最初に当社HPからこの部品のデータを
ダウンロードして壊れた場合の予備部品を作ってください」とあったと
のこと。アクセスしてみると、現在使っている部品よりも改良された
アップデート版の部品がダウンロードできたそうです。
つまり、ソフトウェア製品のように、ハードウェアでありながら
購入後にメーカーがアップデートすることができるようになっているのです。
こういった最新事例を数多くご紹介いただく予定です。ぜひご来場ください!
■第104回 かわさきデザインフォーラム 開催概要
テーマ:
  モノがデータで送られてくる!?
  ー 3Dプリンタから始まる
    モノづくりの未来 ー(仮題)
日 時:2015年1月27日(火) 
講演会:15:30?17:00 / 交流会:17:30?18:30
※今回は「かわさき産業デザインコンペ」の公開審査と同時開催です。
 13:00から公開審査会ですので、こちらもぜひご参加ください。
参加費:無料(交流会参加者のみ2,000円)
場 所:川崎市産業振興会館 (川崎駅 歩8分)
講演会では、慶應義塾大学准教授でファブラボの日本における発起人である
田中浩也氏に、未来のモノづくりについてご講演していただきます。
3Dプリンタをはじめとする次世代の工作機械が世間で話題になっていますが、その革新性を実感している方は少ないのではないでしょうか。田中氏は著書の中で、震災後に海外の友人から汚染水の水質調査に使える顕微鏡キットが「メールで送られてきた」実例を挙げています。
その友人は、田中氏の環境にある3Dプリンタとレーザーカッターでその顕微鏡を作成するた めのデータを、メールに添付して送ってきたのです。そしてそれは、物質化すると実際に機能 したそうです。つまり、モノが電子データとして送られてくる世界が、すでに存在しているのです。
そうした体験や事例を通じて、新しいモノづくりの潮流についてお話しいただきます。
(「仮題」であるのは、「この分野は日々変化しており最新の情報を踏まえて講演するため、 内容が変わる可能性がある」という田中氏の意向によります)
(詳細は以下URLをご参照ください)
http://www.kawasaki-net.ne.jp/design/kdf/index.htm
プロダクトデザインが今後どのようになっていくのか、多くのヒントが
詰まった講演内容です。奮ってご参加ください。
 ●申込方法 下記について明記の上、E‐mail又はFAXでお申し込みください
  1. 氏名(ふりがな)
  2. 会社名/学校名
  3. TEL / FAX
  4. E-Mailアドレス
  5. 交流会(出席/欠席)
 <申込先>
  川崎市経済労働局 次世代産業推進室 コンテンツ産業担当
  FAX:044-200-3920 E-mail:28sangyo1@city.kawasaki.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なお、今回のフォーラムは「かわさき産業デザインコンペ」の最終プレゼン/
公開審査会の後に開催されます。
最終プレゼンは、第一次審査を突破した9組が試作モデルを作成、
プレゼンテーションします。
デザインコンペ入賞を狙っている方は、ぜひご来場ください。
先日のブログでも書きましたが、審査風景を見ると審査員はどのような点を
見ているのか、また審査に通った作品はどの程度のクオリティなのか、
がわかり非常にためになります。
デザイナーの皆様はコンペは本業ではないので、どの程度力をかけて
いいのか測りかねている、ということがあるのではないでしょうか。
ぜひ入賞作品をその目で見て、どの程度まで深堀りすればいいのか、を
感じてください。
皆様のご参加をお待ちしております。
(下村航)

PAGE TOP