ポートフォリオⅣ 初めて作成する方へ デザイナー転職ガイド2026

この連載ではプロダクトデザイナー向けの転職ポイントを掲載していますが、他デザイナーにも参考になると思います。
※過去に掲載した内容をアップデートしたものです。一気に読みたい方はこちら

今回はポートフォリオ編の4回目です。(全5回)

1.作品のリストアップ

初めてポートフォリオを作成する際は、まず初めにこれまで自分が手掛けてきた作品(商品、その他デザイン業務)をリストアップしましょう。

上図のように簡単で構いません。転職経験のある人は、会社ごとにリストアップするとよいです。人によっては膨大な量になるかと思いますが、その場合はポートフォリオに掲載する可能性があるものに絞りましょう。あくまでもポートフォリオを作成するための準備なので、手書きでもパソコンで作成しても構いませんが、データで残しておいた方が今後再作成するときに楽です。

2.分類と評価から掲載順・量を決める

作品のリストアップをしたら、次はポートフォリオの構成のために分類と選別をします。上図では「自己評価」として◎や△で表現しています。それも参考にしながら、ポートフォリオの掲載順番、掲載量を考えます。

掲載順については、本ブログの「ポートフォリオⅡ構成の基本」で書いたように、自信のある順に掲載します。また、自信のある作品は1作品で数ページを使って詳しく掲載し、後半に掲載する自信があまりない作品、専門ではない作品は1ページにまとめて数点掲載するなど、サクサク見られるようにします。前述のリストアップ図はプロダクトデザイナーの例ですので、グラフィックデザインのパンフやパッケージは後ろの方に掲載します。それらの作品で「専門ではありませんがこんなこともできますよ」と、スキルの幅を見せるイメージです。

3.「台割」を作る

掲載作品と順番が決まったら、簡単な「台割」を作成することをおすすめしています。台割というのは、何ページに何を載せるのか、という図です。例えば以下のように四角を並べて、各作品を何ページにするか、という構成を作ります。簡単に手書きでいいのです。こうしておくことで全体像がわかり、どこを厚くするか、薄くするかが見えてきます。

4.ラフを書く

ではいよいよ作成していきましょう。とはいえ、いきなりIllustratorを開くよりも、まずはラフを書いてみましょう。汚くて恐縮ですが、、、以下図のような、簡単な手書きで十分です。こうしてレイアウトを大雑把に検討してから作成した方が、圧倒的に早く完成します。

5.ポートフォリオデザインの参考サイト

ポートフォリオデザインの参考として、Adobeのポートフォリオ投稿サイト「Behance」があります。ここで、「Product Design Portfolio」と検索すると、世界のデザイナー(学生も多いですが)のポートフォリオが見られます。この中で「いいね」が多いものを見ると参考になります。

※皆さんグラフィックデザインスキルが高いですが、ここまでこだわる必要はありません。あくまでも自分のスキルが伝わればよいので、レイアウトのパーツや構成を参考にしてもらえればと思います。

とはいえ、会社でで実際にプレゼンする資料はきれいに作成していると思いますので、そのレベルにはしてほしいです。
過去に、ポートフォリオに掲載されているプレゼン資料はとてもレイアウトがきれいなのに、ポートフォリオ自体のレイアウトはいかにも「PowerPointで適当に作ってきた」感じの人がいました。いくらグラフィックデザイナー求人ではないからといって、デザイン部として他部門や経営層、クライアントにプレゼンを作成する機会はあります。

「この人は転職の勝負場面で、この程度のレイアウトデザインしか作れない人なんだな」と思われてしまうかもしれません。
苦手な人も、自己ベストレベルのレイアウトデザインを目指しましょう。 

補足1:プロフィールページ

学生のポートフォリオではプロフィールページを作成することをお勧めしています。そこでは、出身地や高校、大学名、使えるソフト、趣味、笑顔の写真などを掲載しています。ここの写真は友達と遊んでいる時に撮影したラフなものとか、学生時代に打ち込んだスポーツをしている時の写真などです。

学生には「企業は『後輩』を探している。プロフィールページで趣味やスポーツがわかると、後輩として親近感がわく」ので掲載した方がいい、とお勧めしています。

中途採用の場合は、無くて構いません。20代後半ぐらいからは、プロフィールページに時間を割くなら、内容を充実させることをお勧めしています。多くの場合、面接官は後輩、同僚を探しているので人となりが分かった方がいいのですが、このぐらいの実務経験を過ごすとデザインスキルで差がついているので、人となりが分からなくても書類選考は通過するからです。人柄は面接で十分に判断できます。

逆に20代半ば以下、まだ実務経験が数年であれば、学生と同様に人柄をアピールするのも有効な可能性があるので掲載して損は無いかと思います。

補足2:適切なページ数

これは人それぞれで、ダイジェスト的な載せ方で10ページ以下でまとめてしまう方もいれば、細かいものまで載せて100ページを超える人もいます。

現在はほとんどがPDF提出ですので、マウスのホイールスクロールで簡単にページをめくれるので、ページ数が多くても見てくれる可能性は高いです。

ただ、やはり多すぎると疲れるし、飽きてしまって流し見されてしまう、最後まで見てくれないこともあるので、20-40ページぐらいが見やすいのではないかと思います。実際、これぐらいのページ数の方がとても多いです。

<次回は「ポートフォリオ補足:コンペや仕事以外の作品掲載」です>
(下村航)

 

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