独立自尊(どくりつじそん)2


(21Thエメラルド会展・出品作品「好きな漢字4文字」)

 
いつ、どこで生まれた「独立自尊」
(桜山社・1650円)
安井信之 1938年生まれ
1960年 慶応義塾大学法学部政治学科卒業
1960年~1962年 ロンドン大学(LSE)留学
2015年 南山大学大学院ビジネス学科(MBA)終了 ●経営者

先回のブログで、大変お世話になった経営者・安井信之さんの力作
 ―  書籍、いつ、どこで生まれた「独立自尊」 が、4月1日発売なったことを書いた。

題名の独立自尊(どくりつじそん)は、1900年に、福沢諭吉を塾頭とする
慶応義塾が発表した、新しい時代の道徳を説いた「修身要綱」で、
その重要性が強く主張されたことから、よく使われるようになった四字熟語。

このところ、その「独立自尊」という語句が、頭にこびりついていたやさき、
戦時下 異例の、ゼレンスキー氏の来日、その報道が紙面にあふれていたので、つい彼の事を思った。

昨年、ロシアのウクライナ侵攻でゼレンスキー大統領の知名度が世界的にあがり、
彼の祖国“ウクライナ愛”は、いろいろな国の人々が”戦争に協力する“こととなったのは事実だろう。
彼は一言でいうと、ウクライナ愛という、国の誇りを持ち、
ロシアのような大国にも屈しないという意思で動いているのだ。
「独立自尊」は、今の彼の事を云うのだろうと思った。

ふと、長崎に疎開していた戦前の友人の話を思い出した。
昨日まで机を並べていた友人が、原爆で亡くなり、
彼の机の上に一輪の花が置いてあったという・・・
戦前生まれの私には、痛いほどわかる、戦争の悲惨さである。

原爆投下について米国の高齢者の多くは謝罪不要とする一方、
若者は「日本に謝罪すべきだ」が、今や多数派と聞くが、
主要7か国首脳会議(G7サミット)出席したバイデン大統領が、
米軍岩国基地から入国した事実が示すように日本は事実上米国の属国、何も言えない。

戦後77年経過しても、日本国は、全く「独立自尊」が見えない。
100年以上前の福沢諭吉の「修身要綱」すら、紐解くこともやらないとしたら
情けない国になり下がったと悲しく思うのは私一人でないだろう。

下記に見るように、ゼレンスキー大統領45歳、主要7か国の内、
米国と日本以外は、若い人に国のかじ取りを任せている。
次期の選挙には思い切って若い、そう、「独立自尊」を解する人に投票したいと思っている。(喜多謙一)

ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキーは、ウクライナの政治家、元俳優、元コメディアン。ウクライナ第6代大統領。-Wikipedia
• 生年月日1978年1月25日(45歳)
• 出身地クルイヴィーイ・リーフ
• 配偶者オレーナ・ゼレンシカ(2003 – )
• 両親オレクサンドル・ゼレンスキー
• 学歴キエフ国立経済大学、クルィヴィーイ・リーフ市立大学付属経済学研究所

註: 「独立独歩」や「独立不羈」は、“自分の力で行動する”ところに重点があるのに対して、
「独立自尊」は、自分自身に誇りを持つ、プライドを持つという、精神状態をさすと理解したい。

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