実は、意外とよくするアドバイスです。
デザイナーといえども、職務経歴書や志望動機は文章で書くので、読みづらいと損をします。職務経歴書はポートフォリオに書ききれない実績や業務内容の補足する資料なので、その分の加点が得られなくなってしまいます。志望動機も同様です。
また、年齢が上がると社内や社外にプレゼンや報告をする機会も増えます。職務経歴書の文章がムダに長く、何を書いているのか伝わらない文だと、「高レベルのプロジェクトは任せなられないので採用は難しいな」と判断されてしまいます。
少し気を付けるだけでとても読みやすくなるので、このブログを読んだ後にぜひ一度ご自分の資料を見直してみてください。
※参考資料やポイントなどは以下の本から引用させていただいています。この本を読んで以来、私も短い一文を心がけています。
「明快な文章」 阿部紘久 (著)
上記は少し古いですが、同じ著者の新しい本がありましたのでご参考まで。
「シンプルに書く!」 阿部紘久 (著)
1)1つの文を短くする
これが一番です。1文が長いと何が言いたいのかわからなくなります。まずは以下の「悪い例」をご覧ください。
某日用品メーカーより消臭器のデザイン提案を依頼された際に、仲介してくれた方がクライアント企業様からデザインニーズを聞き出したのだが、そのニーズのヒアリングが間違っていて、第一回目に実施したプレゼンの際にその間違ったニーズに沿ったデザインを提案してしまったので、クライアントには全く響かずに商品化が消えるところだった。しかし、それをプレゼン時に聞きだしたニーズをもとに短期間でラフスケッチ、サイズ量感確認、レンダリングまで進めたうえに、もちろんデザインは見た目だけでなく使い勝手と機能の融合が必須であるので、使用シーンまで考慮したデザインにまとめ、クライアントに連絡をして二日後に再プレゼンの機会をいただきプレゼンをしたところ、まさにこういうデザインが欲しかった!と言っていただき、商品化に向けて動き出すこととなった。そのクライアントであるメーカー社長には大変満足していただき、別の商品のデザインも追加で依頼いただいた。
いかがでしょうか?全く頭に入ってこないのではないでしょうか?
実はこの文章は、弊社HPの職務経歴書サンプルの文章を引き延ばしたものです。したがって、少し不自然なところもあるかと思いますが、読みづらくて頭に入らない雰囲気は伝わったのではないかと思います。
客観的にみると変だとわかるのですが、自分で書いていると「あの苦労した内容をもれなく伝えたい」「デザインの要点を押さえていることも伝えたい」などといろいろな思いが渦巻いて、どうしても長くなってしまいます。
以下が一文を短くしたものです。内容はほぼ同じですが、すっと頭に入ってくると思います。
某日用品メーカーより消臭器のデザイン提案を依頼された際、仲介してくれた方がニーズを間違えて伝え、第一回のプレゼンでは商品化が消える寸前だった。それを、プレゼン時に聞きだしたニーズを短期間で使用シーンまで考慮したデザインにまとめ、二日後に再プレゼンの機会をいただき受注、商品化につなげた。同メーカー社長には大変満足していただき、別の商品のデザインも追加で依頼いただいた。
前述の本では以下のように説明していました。
・短い文章で一歩一歩着地しながら、読者を導く
・主語+述語が文章の幹になっている。
・一つの内容ごとに文章を切る。(一文一義)
これらを心がけながら短くするとよいかと思います。
2)修飾語と被修飾語を近接させる
文法用語なのでわかりやすくすると、「形容詞などの飾り言葉と、それを受ける言葉をできるだけ近づける」といったところでしょうか。
以下は、過去の「志望動機は大切に」回で私が書いていた志望動機を書いた方がいい理由の文章です。私の文章ですが、悪い文章ですね(苦笑)
志望動機は基本的に入りたい気持ちを伝えることで、相手企業に対してポジティブな内容になるので印象が良くなりますので、受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載することをお勧めしています。
修飾語「基本的に」の位置がおかしいです。「基本的に」は「ポジティブな内容になる」を補足する修飾語なので、そこに近づけてみます。
志望動機は入りたい気持ちを伝えることで、相手企業に対して基本的にポジティブな内容になるので印象が良くなりますので、受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載することをお勧めしています。
参考の本にはもう一つ、「修飾語は必要最低限にする」と書いていました。移動してみると、そもそもこの修飾語はなくても伝わることがわかるかと思います。また、「一つの内容ごとに文章を切る。(一文一義)」を考えると、最初の一文は途中で切った方がよさそうです。
志望動機とは、「入りたい気持ちを伝えること」です。相手企業に対してポジティブな内容になるので印象が良くなります。受ける会社をHPなどで調べて、必ず記載することをお勧めしています。
いかがでしょうか?最初の文章と比べるとかなり読みやすくなったのではないでしょうか?
以上です。
(下村航)
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