今回は、ポートフォリオに説明を入れましょう、という話です。
「それ」は書かないともったいない!
転職面談をする際には、ポートフォリオの各作品を口頭で解説してもらいながら、これまでのキャリアをヒアリング・把握しています。すると、たいていの場合は「え、それは書かないともったいないですよ!」という情報が出てきます。
例えば、食品の写真があるPOPについて、ポートフォリオには何も説明がないのですが「うちの会社は小さいので、撮影のディレクション、小物をどう飾るかのスタイリングまでやっていました。簡単なものなら一眼レフを持っているので自分で撮影して、おいしそうに加工することもしていました」なんてことを口頭で説明されることもあります。
これらはもちろん書かないと伝わりません。撮影はプロのカメラマンほどのスキルは無いので書かないほうがいいと思い込んでいる方がいます。しかし、小規模な企業に応募する場合や、大企業でもその部署が小さい場合、ちょっとしたものを自分で撮影できる人は重宝される可能性があります。
ポートフォリオには「やってきたことは漏れなく書きましょう」とお伝えしています。
「説明」と「文章」は違う
「説明」と「文章」は違う。この話をすると「全体のデザインが野暮ったくなるので、文章をあまり入れたくないんです。」という方がいます。
もちろん、野暮ったくならないように注意する必要がありますが、ここで強調したいのは、「文章」と「説明」は違うということです。文章を入れずに説明を入れることは可能です。
例えば、矢印を1つ入れるだけで伝わることもあります。使用中の写真を掲載するだけで使いやすさが伝わることもあります。手描きのアイデアスケッチを無数に掲載することで、「いろいろな案を検討したうえで、これに決めたんだな」と伝わります。アイデアスケッチを白黒反転して、背景に薄く掲載することで、スペースを取らずに同じようにアピールすることもできます。
また、文章でなくても、単語を少し入れるだけならぱっとみて理解できますし、野暮ったく見えることを避けることができます。
例えば先ほどの例では、上記の文章を書いたら長文で読んでくれないかもしれませんが、
担当:撮影ディレクション、小物のスタイリング、撮影(一部)、写真編集加工(一部)
などと書いておけば伝わります。これなら長文だと思われることはありません。
長めの説明には見出しを入れる
作品によっては、どうしても長文になってしまうものもあると思います。例えばプロダクトで、商品をデザインする前にリサーチをして、ペルソナを決定して、などの前段階を丁寧に踏んでいる場合は、どうしても説明を文章で書かないと良さが伝わらないでしょう。
そうしたときに、数行の見出しをつけると読みやすくなります。このブログでも見出しが入っています。忙しい面接官は、見出しだけ流し読みして、あとは画像を見ただけで、なんとなくここにはこういうことが書いてあるんだろうな、と判断してくれます。
例えば、このブログで見出しが無く最初から読もうとした場合、多少の空白の行がありますが、長文で読む気が起きなくなってしまうのではないでしょうか。
また、見出しの有効性については以下の「プレゼンデザイン」というサイトで画像付きで分かりやすく説明してくれています。ぜひ見てみてください。https://ppt.design4u.jp/title-and-headline/
なお、文章は画像とセットにすると読んでくれやすくなります。ポートフォリオⅡ 構成の基本でも説明しましたが、よくあるのは、右下に10行ぐらいダラダラと続けてしまうこと。これを、いくつかの画像に2行ぐらいずつ散らしてあげるだけで、とても見やすいポートフォリオになります。
少し気を付けるだけでとてもよくなりますので、ぜひ自分の資料を見直してみてください。
(図はクリックすると拡大します)
以上です。
(下村航)
ここまで読んで、
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