コンサルタント日記の最近のブログ記事

夏の仕込みに"軽井沢"に行く

【 コンサルタント日記 】

久しぶりにゴールデンウィーク初日に、今夏の絵画・似顔絵等の3人展の
仕込みに軽井沢に行った。友人の画廊を借りて夏を満喫するまで行けないが、
何か試みたいという願いからである。

1990年代、フランスはパリで、今は軽井沢の画廊主となっているTさんと
ファッション関係のイベントや、社内研修会などのお世話をしていた。
彼はフランスの大学を出ていて語学が達者、年中彼とパリなど動き回った。
そのイベントも1、2年で終わると、彼とは年賀状のみの関係になったが、
縁あって20数年ぶりに再会。
彼は今、軽井沢の画廊主で、奥さんとパン屋さんも営んでいるというので、
軽井沢に通いだした訳である。

始まりは半分だ

【 コンサルタント日記 】

4月になっても全国の桜の開花日がはっきりしなかった年は、珍しい。
それだけ異常気象だったのだろうか。
まあ、4月は何と言っても入学、新入生歓迎会など嬉しい日々が続くが、
この土日のように雨に降られると、悲しくなる。
やはりこの月は、何事も胸膨らませてチャレンジする、スタートの月なのだ。

先ずは、弊社の代表もスタッフも若返りましたので今後ともよろしく
お願いしますと、ご挨拶させていただく。
そして思うに、デザイン職には定年がないことを先輩から学び、
私は喜寿近くまで、健康に恵まれ、友人に恵まれ、デザインの道ひと筋に、
歩いてこれたことを"ちょっぴり"ずうずうしく、誇りに思うようになった。

菜飯のほろ苦さ

【 コンサルタント日記 】

3月に入り、もう春だなぁと朝のミーテイングに話したら、
ふと2月末のブログ締め切りを忘れ、書いていないことに気が付いた。
本日書くよと話しながら、やさしいスタッフだから、
皆、催促しないのだと初めて気が付いた。
私は、2月末締め切りの原稿に追われるうちにいつしか忘れていたのだ。

春と言えば、菜飯が懐かしい。
先日、千葉県の勝浦市の海岸の畑で、
"野生の菜の花、アブラナ"などの花の芽や、葉を摘んできた。
女房が菜の花好きということもあり、お土産感覚で自宅に持ち帰った。

「ちょい乗り」って、英語で何というの?

【 コンサルタント日記 】

昨年の暮れまでブログで3回にわたり、中国は重慶市という、
中国で一番人口の多い街のクレイジー気味・スマホ使いのことを記した。

昨日、会社の同僚女性に、スマホアプリ "グーグル翻訳"の新機能、
"リアルタイムカメラ翻訳"のことを教えてもらった。
帰宅途中の車内で、その日の東京新聞の夕刊「タクシー初乗り410円開始」
という見出しの後に、短い距離の運賃を安くして「ちょい乗り」早速好評――。
とあったので、「ちょい乗り」にスマホをかざしてみると「Now And」と
瞬時に翻訳文字が出てくるのには驚いた。

かわさきデザインフェアのご案内

【 コンサルタント日記 】

今回は弊社が受託している「かわさきデザインフェア」のご紹介です。

1/24(火)に「かわさき産業デザインコンペ」の公開審査会と、講演会がセットになった
「かわさきデザインフェア」が開催されます。

今回の講師、セメントプロデュースデザイン金谷勉様は、町工場や中小企業から依頼をうけて
オリジナル製品を企画、ヒット商品を数多く生み出している方です。テレビ「ガイアの夜明け」や
「NHK WORLD」にも出演されたことがあるのでご存知の方も多いと思います。

重慶での会議の合間、休み時間も講師から受講生まで、皆、
スマートフォン(スマホ)に熱中しているのに驚いたと同時に呆れた。
まるで、スマホしてないとビジネスマンでないというふうに私には映った。
先回も書いたように、国策としてスマホ料金を安くしているから使用している
のであろうことは理解できるが、日本でいうと山手線での乗客以上である。
彼らは、スマホで何を見ているのであろう?

中国・重慶の人口は3400万人。人口が多いということは、
東京を見ればわかるようなものだが、こと、重慶は、
まだインフラはそこまで出来ていないと思うから、
"天邪鬼的"に見てみたいと思ったに過ぎない。

これだけの人口がありながら、都内は地下鉄が数本しかなく、
これからであり、今は、自動車、鉄道、バスだけが便りである。
ホテルからイベント会場までは、車で送り迎えしてもらえたから
ラッシュ時の事情は見れなかったが、街中は車があふれていた。
車が通るトンネル内の歩道を歩いている市民の多さにも驚いた。
一度は訪れたいと思っていた重慶だが、縁あって今月初め5泊6日の旅で、
ちょっとだけ見てきた。というのは、飛行機の便は上海乗り換えで、
内陸に向かって飛行機で3時間半以上かかるから、遠い都市だ。
実質3日間重慶にいただけだから、やはり、中国は大きい。

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秋の伊勢神宮、名古屋、鉄道の旅

【 コンサルタント日記 】

日曜日に、庭の金木犀が一枝か二枝咲いていたと思いきや、
月曜日から伊勢神宮、鳥羽、名古屋と2泊3日の旅をして来たら、
今朝、金木犀は見事に満開で香りが漂っていた。やはり自然は素晴らしく順調だ。
 
どんな旅かというと、久しぶりに新幹線は、行きは"ひかり"で、
小田原から名古屋まで乗車した。
新幹線開業から52年、相変わらずワゴン車でコーヒーやビールを
女性が売り歩いている。開業以来、ワゴン車は積み荷の中身は変わっても、
女性が売り歩くのは変わっていない。何とも進歩がないと思いながら、
ワインの小瓶が並んでいるぐらいが、進歩なのかとも勘ぐった。

夏休み・雑日記

【 コンサルタント日記 】

リオ・オリンピックをテレビで観戦するだけの夏休みだと心もとないと思い、
今年の夏休みこそは有意義に過ごしたいと、いろいろとプランを練った。
この足で歩いて汗を流す夏休みにしたいと思った。

先ず、近くの美術館巡りからリサイタル・映画鑑賞など、
カレンダーに書き込んだ。

8月11日(木)松岡美術館(港区白金台)
      松岡美術館を巡り、近くの都・庭園美術館も見る。(美術)

怪我の功名

【 コンサルタント日記 】

怪我の功名(けがのこうみょう)
過失が思いがけなくもよい結果を生むこと。
また、何気なしにやったことが偶然に好結果を得ること。(広辞苑より)

日曜大工で、2年半振りにまた指を怪我した。
今度は右手の人差し指だから大変な思いをした。利き手の右だから困った。
ズボンのポケットに入れた定期券すら出せないのだから、なんとも情けない。
前は、左手だったから少しは我慢できたが今度は違った。
実に一ヶ月不便な思いをしたから、誰にも言わないように心がけたが、
別れ際に握手を求められるとバレたので、事情を話した。
次の日からメールで「お大事に」とあった。

商品化多数!かわさき産業デザインコンペ2016

【 コンサルタント日記 】

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弊社が運営をお手伝いしている「かわさき産業デザインコンペ」が今年も
開催されます。(9月20日締切です)
このコンペはグランプリ100万円と高い賞金も魅力ですが、「商品化を
目指す」ことを明確にうたっている点もデザイナーから高い評価を受けています。

中小企業が自社の製品化に結びつくようなテーマを設定するので製品化に
つながりやすいのですが、反面、テーマが難しいためプロダクトデザインの
一定の知識がなければ応募することができません。 

夏越しの祓え(はらえ)

【 コンサルタント日記 】

6月と12月の末日には、半年分の穢れ(けがれ)を祓い落とす行事があります。
6月のほうは、夏越しの祓え。12月は年越しの祓え。

弊社の近くの神社では、境内に今年も大きな茅草(ちくさ)の輪が立てられ、
そこをくぐるのが、お祓いになり、輪っかをぐるぐると、左回り、右回り、
と8の字に3回くぐる。今年も元気に夏を越せますようにと立てられた。

新緑がまぶしく感じられるいい季節になった。
青葉の茂るころに、びゅうと吹く風のことを青嵐といい、嵐といっても清々しく、
もやもやを吹き飛ばすような清涼な風のことをいう。

思うに、熊本地震の本震から何日たっても明るい兆しがなく、
青嵐も感じられないとしたら、日本が文明国なのかと疑うのは私だけでは
ないだろう。思いついたまま、3つばかり書く。

都会から教養を、自然から哲学を(1)

【 コンサルタント日記 】

都会では生きるだけで、私たちは教養を得る。
なぜなら、自然の希薄な都会にあっては、人間が受ける刺激の大半は
人工的なものだから、それはすなわち文化とも教養とも深い関係が
あるのである。その代わり、地方において濃密な自然からは、
人間は哲学を学ぶはずである。(曽野綾子「引退しない人生」)

熊本の地震の前には、"アベノミクス"も何にも歯が立たない。
今度の地震は、嫌というほど、我々人間に自然の恐ろしさを教えてくれた。
いや今なお、しつこく教え続けていると言っても過言ではない。

KK塾、7回・絶賛、続・期待

【 コンサルタント日記 】

川崎和男氏の主催するKK塾の7回目は、日本文化研究の第一人者・松岡正剛氏。
「グローバル社会で活躍するには「日本のきほん」を知る必要がある。・・・」
という氏の「日本の語り方」を学べるとあって、会場は超満員、久しぶりに
熱気のこもった語りを堪能した。
川崎氏の人脈で、これだけの日本の、いや、世界に通じる第一人者を、
会場に呼んできたのは凄い。特に、IPS、再生医療や、人工知能(AI)、
ロボット、宇宙開発など研究者の多彩を極めた。

「前評判の悪い本」の出版あいさつ。 というお手紙と、
その本『ゴルフVS囲碁VS為替』を頂いた。
「内容が異業種・多岐に及ぶため、読者の焦点を絞りにくい。・・・」等の
理由で、出版に及ぶまで"極めて悪い本"でしたが、あえて出版したという
著者の弁。

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講演会後の"新年会もオツ"なもの

【 コンサルタント日記 】

専門家の講演を聞いた後の新年会は、勉強の後のあそび的な雰囲気で、
盛り上がることを知った。寒くともビールがことに美味しく感じられた。

というのは、先日1月21日(木)の第4回KK塾(主催:川崎和男)は、長谷川秀夫氏
(HIREC株式会社 代表取締役社長、大阪大学大学院・招聘教授)の講演会。

氏は、JAXAにて長年、安全信頼の第一人者として活躍。
その後、勤務しているHIREC株式会社は、次世代の高度な宇宙開発システム、
宇宙用部品開発のトップ企業であり、氏が社長・責任者である。

ちょっといい話

【 コンサルタント日記 】

師走を迎えると、弊社近くの増上寺の前には「大晦日法要、浄焚会」の名札が
目につき、新しい年の足音が近づいている。

お寺も神社も、区別なく手を合わす日本人を、不思議がる外国人は増え続けて
いるとか?こちらは日常茶飯事のお正月、お寺も神社もどこでもお参り自由
ですからね、と疑問ひとつ持たない国民?だから、宗教戦争は成り立たない。
どこかの国民に教えてあげたいですね。

前回のブログでも書かせていただきましたが、プロダクトデザイナーは新たな役割を追加で求められていると感じます。

前回は日立、NECの動きを紹介させていただきましたが、日立は数年前に、日経ビジネスに「デザイナーが経営者の意図を汲んで、わかりにくかった経営方針を各社員に伝わりやすくする資料を作成し、全社的な運営を手助けした」というような内容の記事がありました。

ベトナム3泊4日「小さな旅」(2)

【 コンサルタント日記 】

「百聞は一見に如かず」と言う、ありふれた言葉に"脱帽する"ほど、
私はベトナムを、僅かに垣間見ただけで身近に思えるようになり、
何にでも関心を持つようになった。
例えば、ベトナム戦争で米軍が大量に散布した枯れ葉剤。
戦後40年たった今も処理は終わらず、高濃度の汚染地帯が残る。・・・

これに対し、日本の技術活用で枯れ葉剤処理を進めるというプロジェクトが
動き出したなど、嬉しいニュース(11月15日、日経電子版)に
力あれば加算したいというぐらいに新聞を読むようになった。

最近、面白い経験をしました。雑誌の編集業務をやっていた方がプロダクトデザイナーになりたいということでご相談にいらっしゃいました。未経験では難しいという話をしようとして「例えばあなたの職場で人手が足りなくて求人をしたら、『全くの未経験だけどやってみたいんです』という人が来ても困るでしょう?」と言ったところ、不思議そうに「いいえ。そういう風にやる気がある方なら大歓迎ですよ」と言われました。

ベトナム3泊4日「小さな旅」(1)

【 コンサルタント日記 】

ベトナムが世界に誇る、世界遺産・観光地、ハロン湾を
遊覧船で優雅に巡る極上ツアー、水墨画の中に迷い込んだような
神秘的な世界・・・とのPR臭の文句に誘われたのではなく、
現地で暮らしていた人やベトナム好きの友人に、是非見る価値ありと
お墨付きをもらい、安い切符が手に入ったので、先週女房と出かけた。

飛行機はもちろんベトナム航空。機内食も立派なベトナム料理?
ワインはフランスワインが出るから、どこかの国の合理化のみを求めて
いるのとは大違いで、満足した。

先回この欄で触れたビルは、有楽町駅前の交通会館である。
このビルは、北海道から、富山、和歌山と10県ぐらいの店が目白押しに
入っていて、「ふるさとの匂い」の懐かしさを求めてか?今日も往年の人で
賑わっている。

交通会館から外掘通りを渡ってすぐ1?2分の、銀座1丁目に
「いしかわ百万石物語・江戸本店」(アンテナショップ)が以前より
開館している。 
案内状をもらっていたので、"野次馬の目"で覗いてみた。
確かに野菜からお味噌まで、懐かしい食材はあるにはあるが?

先週、NPO・ボランテイアの一人として、月、水、金の三日間、
有楽町の画廊で店番をした。
「有楽町で逢いましょう」という歌で、一世を風靡したあの街である。
各県の物産館が入っているビルで、「ふるさとの匂い」の懐かしさを
求めて来るのだろうか、やはり平日も往年の人で賑わっていた。

新国立競技場の総工費は、昨年の基本設計時の見積もり1625億円から、
今年の再見積もりで2520億円に膨らみ、
巨額の税金を使うという世論の声で、安倍晋三首相の建設計画白紙撤回と、
何ともお粗末な結果を・・・露出したというところか。

東京新聞7月8日掲載の「新国立競技場 アーチの大きさ図解」を見ると、
何とも化け物を作る構造に見えてくる。自動車のデザインならいざ知らず、
建築物で屋根のスタイリング優先のみでは、機能が置き去りになっているように
思える。

6月29日から台湾の国立デザインミュージアム(台湾 設計館)で、
「柳宗理 回顧展」がオープンニングパーティと共に始まった。
期せずしてオープンその日が柳宗理の誕生日と重なり、
意義ある日に参加できて、愚弟として何よりも嬉しかった。
師の仕事場がパンフレットになっているのも面白い趣向だと
感心しながら、半世紀前の若き師のハツラツとした集中講義ぶりを
しばし思い出していた。(写真参照)

金沢美大で教壇に立った工業デザイナー柳宗理氏の
生誕100年を記念した講演会が金沢21世紀美術館で
開かれ、同大OBや学生ら180人を前に、同大出身で
教え子の一人であるデザインディレクターの川崎和男氏が
講師を務め、工業デザイナーの草分けである恩師と
"熱く議論"させてもらった思い出等を話された。
"喧嘩師を名乗る"川崎氏らしく迫力があった。

柳宗理生誕100年記念講演会2

【 コンサルタント日記 】

「柳宗理生誕100年記念講演会」を5月9日(土)に、
金沢市の21世紀美術館にて川崎和男氏を講師に迎え、開催します。
ネットで募集したところ、開催2週間前に170名の定員に達し、
満席になりました。改めてネット社会を実感。主催者側として
締め切った後の申込者対策にスタッフが苦慮していると聞きました。

このゴールデンウイーク、みなさんはいかがお過ごしされたでしょうか。
ブログの締め切りを、休み明け7日にしてもらいましたから、
私の"充電"をメモします。

ビートップツー20周年

【 コンサルタント日記 】

弊社も、現会長が創立してから20年が経ちました。
私が引継ぎ3年が過ぎ3月末無事決算も終える事が出来ました。
今年度より新たな方向性として、
「ヒトづくりからモノづくりまで」をテーマに事業展開して行くつもりです。

3月初め、和歌山でソフトキャンディを燃料にしたロケットの
打ち上げに成功したとのニュースを見ました。
なんと夢のある企画でしょう。

柳宗理生誕100年記念講演会

【 コンサルタント日記 】

●昨年の3月、金沢に「柳宗理記念デザイン研究所」が開館
嬉しい"春便り"として先日は工業デザインの父として知られる柳宗理さん。
96歳まで、生涯デザイナーとして手掛けたデザイン図など資料約七千点
寄託された金沢美術工芸大学が、金沢市に「柳宗理記念デザイン研究所」
を開設、私も不肖・弟子の一人としてはせ参じ、そのオープンを祝った。
(3月26日)
2014年4月コンサルタント日記より

2月8日栄久庵憲司氏死去、85歳。
工業デザインの草分けのひとり、GKデザイン機構の大御所の訃報・弔事を
読みながら、いろんなことを考えた。評論家の柏木博氏によれば、日本では
50年代ころまで企業の製品デザインは社内の「インハウス・デザイナー」が
手掛けるのが一般的だったという。
独立した工業デザイナーで企業をクライアントにできたのは柳宗理氏くらい。
「独立したデザイナー集団を組織して、ビジネスを国内外に広げた
栄久庵憲司の手法はとても画期的だった」と、氏は評価する。(日本経済新聞)
同感である。

今回は弊社が運営サポートする川崎市主催のデザインフォーラムの
ご案内です。

講師は障害者と健常者の壁をファッションデザインの力で
打ち破ってきた方です。現在はファッションに限らず幅広く

友人に支えられての20年

【 コンサルタント日記 】

会社を立ち上げて10日目に、あの阪神大震災が起こった。
テレビの画面を見ながら先行き真っ暗になった、20年前のことを
昨日のように覚えている。

前の会社を立ち上げて5年、赤字続きの部門を何とかしたいと
「力んで再スタート」しただけに、重しが頭にのっかかっていた。
仕事になるなら何でもこなそうと、PR用のCDの制作も手掛けた。
昔の仲間が発注してくれたのに、助けられた。一つ転がると、
なんとか次の仕事に繋ぎ、今日の20年後があったように思う。

ふるさとは遠きありて思ふもの

【 コンサルタント日記 】

年の瀬になると、ふるさとを思い出す。
郷里、金沢が生んだ、室生犀星の詩を口ずさむ。

ふるさとは遠きありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆうぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠き都にかへらばや
遠き都にかへらばや
(小景異情その二より)

11月の「私の健康の秘訣」

【 コンサルタント日記 】

「喜多さんが見える季節になったか」と独り言で迎えてくれる、
私の命の恩人のドクターT氏。40年以上前になる。
名古屋で十二指腸潰瘍の手術で命を助けてもらった。
彼の病院には、記念日と称して毎年同じ日に検査に通った。
3年過ぎ、「健康になったら検査に来ないのが普通・・・」と、
彼は言いながら、私は名古屋在住の間10年以上は毎年行った。
彼はいつも温かく迎え、快く診てくれた。
いつも健康の「おすみつき」をくれたのがこの月だ。

先週の初め、お天気にも恵まれ久しぶりに関西の"名所めぐり"を堪能。
先ず初日は、神戸の奥屋敷・有馬温泉へ。
○○有馬離宮と名がつくだけあり、山を借景に景観は素晴らしく、
建物も凝りに凝っているから見ごたえがある。
離宮とは、本来の王宮や皇居以外に作られた宮殿と辞書にはあるが、
王宮や皇居が見当たらないから、ここのところは、有馬の"離れ屋敷"
と考えればいいのだろうか?

フランスのベルサイユ宮殿風であり、日本のものでないぐらい大理石が
使われていて、豪華絢爛である。
ゴルフのような、会員制のホテルだからか平日にかかわらず満室に近い。
景気が良くなったとみるべきか迷う。

デザインコンペのコツ(個人的意見)

【 コンサルタント日記 】

先週、弊社が運営サポートしている「かわさき産業デザインコンペ」の一次審査会が
ありました。結果のご連絡は10月末を予定しております。私もこれまで何度も
応募したことのあるコンペに運営側として加わる貴重な体験ができましたので、
その過程で感じたコンペのコツやポイントをお伝えします。

※あくまでも審査に影響力のない人間の個人的意見で、コンペの公式見解では
 ありません。参考程度にお読みください。

先人の知恵「ことわざ」に学ぶ

【 コンサルタント日記 】

今年の初めから、"つれづれなるまま"、暇に任せてランダムに
「ことわざ辞典」を飽きもせず毎日メモしている。
今日の「健康ことわざ辞典」には、
「一淫(イン)二酒三湯四力五行六音七煙八火」
養生によくないのは第一に色事、第二に飲酒、第三に入浴、
第四に力仕事をすることで、遠くに行ったりしないこと、
音曲やけぶる所や火のそばはさけるのがよいと戒めたものがあった。

プロダクトデザイナーをめぐる温度差

【 コンサルタント日記 】

先日、目黒にある国内最大規模のシェア工房「Maker's Base」の
1周年記念イベントがあったので行ってきました。会場では3mの
流しそうめんが設置されたり、大変な盛り上がりを見せていました。

また、その場で手作り作品のマーケットサイト「iichi」とMaker's Baseの
包括的業務提携が発表されました。個人モノづくりの「作り手」へのサービス
強化として、工房の「作る」、ワークショップで「学ぶ」部分を

プロダクトデザイナーをめぐる温度差

【 コンサルタント日記 】

先日、目黒にある国内最大規模のシェア工房「Maker's Base」の
1周年記念イベントがあったので行ってきました。会場では3mの
流しそうめんが設置されたり、大変な盛り上がりを見せていました。

また、その場で手作り作品のマーケットサイト「iichi」とMaker's Baseの
包括的業務提携が発表されました。個人モノづくりの「作り手」へのサービス
強化として、工房の「作る」、ワークショップで「学ぶ」部分を

著名人・漱石のお墓参り

【 コンサルタント日記 】

久しぶりに、夏休みをエンジョイしたいと思い、ふと、ARTの世界を覗く
ことに目覚めた。期せずして素晴らしい「ART NEWS TOKYO」という
パンフレットが手に入ったので、よく吟味して見て驚いた。実にきめ細かく
7,8,9月と催事が2カ国語で表示、地図まで完備している。
正に、時間とお金があれば、いい夏休みになると思った。
東京都庭園美術館、東京都江戸東京博物館、江戸東京たてもの園など、
10箇所が載っている。ふと、オルセー美術館展が東京に来ているという
広告を思い出し、確か六本木の国立新美術館と思い、探したが見当たらない。
なんと、このパンフレットは東京都、都のものだから当然、国立のものは
載っていないのに気がついた。
今回は、前回のブログにも末尾に記載しましたが、弊社で運営の補助業務を
受託しております、川崎市主催のかわさきデザインフォーラムについて
ご案内します。
(2014年 9月3日(水) 15:30-17:00 入場無料)

今回はコエドビールのブランディングで有名な
エイトブランディングデザインの西澤様に、
中小企業のためのブランディングデザインをお話ししていただきます。

「百聞は一見に如かず」とよく使われる言葉は、西暦紀元直後に
編まれた、前漢歴史書『漢書』からといい、現代まで伝えられた人
の口に上るのは、この言葉が歴史を超えた真実を含んでいるから
という。
その「百聞は一見に如かず」・・・先日、船橋市で
『縄文の手・現代の手』というコンテンポラリー展に出品している
デザイナーの後輩に案内してもらい、"一見して"7000年前の
縄文土器の美意識に圧倒された。
船橋市飛ノ台史跡公園博物館内での展覧会だから、発掘された
縄文時代の遺跡や出土した遺物も、現在に結び付けるものとの
対比が見られ、それで、より迫力を感じたのかもしれない。

「思索する」終身デザイナー職の魅力

【 コンサルタント日記 】

 「春風やカードケータイ車無し」世代の、飲み食いダベル会の和やかな
懇親会光景を、作家の出久根達郎さんが友人の句として紹介している。
(日経の夕刊6.6)

大正か昭和初め生まれの、戦争でご苦労された御先輩だけあり、
"生活力"がはっきりしていて何ともほほえましいと思った。

が、そうは言うものの、JRに乗るにしてもカードが必要だし、
ケータイに至っては、私の友人など日曜大工しながら屋根から
落ちてケータイで救急車を呼び、肋骨が3本折れただけで助かったと、
ケータイを命の恩人と言い続けている人もいる。

「思索する」川崎和男

【 コンサルタント日記 】

先日、大好評で閉幕した清水吉治 マーカースケッチ展(80才傘寿)、
いろいろとご協力有難う御座いました。

はじめての私たち先輩の企画展でもあり、企業・学校・同窓生にも声を掛け、
パンフレットには推薦文を後輩の川崎和男さんに依頼。彼も快く書いてくれ、
初日には大阪から東京のAXIS会場に顔を見せてくれた。

清水吉治展に寄せて2

【 コンサルタント日記 】

しつこい様ですが、いよいよ5月8日から11日まで六本木アクシスにて
清水吉治先生の傘寿記念展が開催されます。

準備も佳境に入りゴールデンウイーク真っ只中の本日も清水先生の
ファンや金沢美大の後輩の大ベテランの方々が10人以上も弊社会議室に
集まり、展示会の準備をしました。

清水吉治展に寄せて

【 コンサルタント日記 】

嬉しい"春便り"として先日は工業デザインの父として知られる柳宗理さん。
96歳まで、生涯デザイナーとして手掛けたデザイン図など資料約七千点
寄託された金沢美術工芸大学が、金沢市に「柳宗理記念デザイン研究所」
を開設、私も不肖・弟子の一人としてはせ参じ、そのオープンを祝った。
(3月26日)

このところの天候の不順はいただけない。
「花に嵐」「柳は緑、花は紅」
やはり「花より団子」か。

友人から「タラの芽」を頂いた。山菜の王様、天ぷらにしたら
一番と言われて久しい山菜、あの「タラの芽」だ。

人間、くつろぎの場所、風呂

【 コンサルタント日記 】

2週続きの春の雪の後に、嬉しい"春便り"が届いた。
日本の工業デザインの草分けで、日本民芸館名誉館長を務め、
一昨年亡くなられた柳宗理さんの記念館が、金沢市に3月26日に
オープンする。出て来ないかと誘われ、私も不肖・弟子の一人と
して喜んで参加を決めた。(2012年1月のブログ参照)

バランス感覚

【 コンサルタント日記 】

今年も早いもので、はや二月。
にもかかわらず、2週に渡り東京にも大雪が降りましたが先月、
札幌と新潟に二日連続で雪国への出張となりました。

幸いに札幌、新潟も曇ってはいましたが雪は降っておらず幸いでした。

人間、閑を持つ事。

【 コンサルタント日記 】

このところ、時間を見つけては映画館、図書館通いをしている。
ジャガイモも植えたりしているから「晴耕雨読」に、映画が
加わったから何と呼べばいいのか分からない暮らしをしている。

昨日は、山田洋次監督の話題作、「小さなおうち」を見た。その前は
「武士の献立」を見たからたて続きに日本映画を見ていることになる。


人間は、若さもなければ老いもない

【 コンサルタント日記 】

明けましておめでとうございます。年頭にあたり、
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

昨年の暮れ、大晦日の日から4日まで、「小さな旅」に
出ていました。

頑張れ日本!

【 コンサルタント日記 】

今月はおとなしく?日本の中を飛び回っています。
そんな中でも、外国の人達と接する機会が多くありました。
飛行機、新幹線、学校、展示会等々、アジアの方が多いの
ですが、ヨーロッパの留学生とも話す機会がありました。

日本に来ているので日本や日本人に好意的な人たちばかりです。

気になる光景

【 コンサルタント日記 】

打ち合わせなどで取引先に訪問させていただく機会が多々あります。
以前から各訪問先で気になることがあります。

会議室や応接室での打ち合わせは別として、オフィス内の
ミーティングスペースでの打ち合わせの時など特に
気になるのですが、近年オフィス内がとにかく静かなのです。
まるで銀行か役所のようです。

3Dプリンター

【 コンサルタント日記 】

3Dプリンターの歴史は20年あまりと言われているが、ここ数年の
低価格化に伴い我々の身近になった事には目を見張る物がある。
3Dプリンターのカフェが出来たり、最近のニュースでいえば、ネットで
データを入手できれば拳銃も出来ると話題になった。

私の知る多くの「ものづくり企業」も3Dプリンターを導入したり、

気になる光景

【 コンサルタント日記 】

最近気になる光景がある。特にスマートフォンや
タブレット端末が普及し始めてからの事だと思う。

一昔前の通勤風景と言えばサラリーマンは新聞や小説を

父の個展

【 コンサルタント日記 】

私の父は今年、年男で、また、めでたくも1月1日生まれときている。
その84歳になる父が名古屋で2回目の個展を今月3日から開いている。

1回目は3年ほど前に両親の田舎の幼なじみの勧めで、友人が経営する
喫茶店を会場に個展を開いた。

父はその昔、ある弁護士の書生をしながら弁護士を志していた。

コミュニケーションツール

【 コンサルタント日記 】

新年度が始まり半月余りが過ぎました。
すいていた、公共機関の乗り物も通常の風景に戻ってきました。
先日もその電車の中でこのような光景を見ました。

大学時代の同級生同士でしょうか?新人サラリーマンが2人。
会社から配られたであろうまだ箱に入った名刺を鞄から出し
嬉しそうに見せ合っていました。

グローバル市場・デザイナーの語学力を問う

【 コンサルタント日記 】

4月に入ると桜とともに、各社入社式で賑わう。楽天の入社式は、
社内公用語化した英語で三木谷社長が新人社員306人(42人が
外国人)に訓示、グローバル市場に打って出るところを演出、
国際化をますます進めるという。

日産自動車もゴーンさんになってから、英語が社内公用語化したと
聞いて久しい。もちろんデザイン部門も、当然英語が必須になっている。

弊社で台湾の研修生が見えたときに聞いた話だが、日本に
留学するには日本語が出来ないと大学に入れないから、日本語を
学び、母国語、北京語、さらには片言の英語も習得してきたという。

冗談で無しに絵を描けるデザイナーだからこそ、昼前は日本語、
午後は北京語、夜は片言の英語でデザインを語ることで、
グローバル市場に乗り出せないかと、話したことがある。

昔の話で恐縮だが、ヨーロッパの国で1階にドイツ人が住み
2階にフランス人が3階にアメリカ人が住んでいた。当然3カ国語が
入り乱れながら、グローバル化が進んだという。

要は、言葉の垣根を越えコミニュケーションがスムースに行くことが
大事だから、考えようによっては勉強する機会がどこにでもあるように
思う。三日坊主でもいいから、4月、3日間、何か始めてみませんか。
(喜多謙一)

昨今の求人情勢

【 コンサルタント日記 】

当社の上海スタッフから、近況のメールがありました。
「春節後は例年大量の求人情報が発生するのですが、
 今年はずいぶんとおとなしい印象です。上海の転職情勢は
 よくもわるくも落ち着いてきている感があります。」

一方、日本では3月18日付の日経新聞にこんな見出しが載りました。
「大卒採用10%増 円安で製造業回復」

2014年春の大卒採用計画数が13年春に比べて10%増とのこと。円安や
株高などにより経済に明るい兆しが見え、良い影響が出ているようです。

しかし中途採用はといえば、3月1日付の日経新聞に以下の
ような記事がありました。
「求人倍率改善 0.85倍 1月 リーマン前水準に迫る
 (中略)
 1月の新規求人は同月比9.4%増えた。特に宿泊・飲食サービス・・・
 (中略) 
 製造業は7.0%減だった。」

中途求人を生業としている当社としては、求人案件が増えている
という実感は今のところありません。特に当社の場合、クライアントの
大半を製造業が占めるので、上記3月1日付の記事が該当するようです。

「好況になると、まずは余裕のあるうちに新卒を増やすんだよね。逆に
中途採用は即戦力だから、不況でも必要な時には採らざるを得ない」とは、
先輩からの意見です。

このまま好況ムードが続き、今年後半にも求人情勢が回復してくれることを
願います。

(下村)

転職・職業年齢の功罪

【 コンサルタント日記 】

75歳・42歳・16歳の女性の大活躍とマスコミは飽きもせず、年齢から
先にその活躍ぶりを報じている。いつからか、年齢を見出しに使い読者の目を
引くことを、それを売りにしている。なんと女性の年齢を、である。

ご存じ、75歳は第148回芥川賞、最年長受賞の黒田夏子さん、42歳は
テニスのクルム伊達公子さん、16歳はノルディックスキーの世界選手権で
優勝、ジャンプ女子の高梨沙羅さん。

スポーツ選手のみならず作家までも年齢で報じられるとあまりいい気が
しない。ましてや転職を真剣に考えている人には、高齢化の波・・・と共に、
見たくもないし聞きたくもない。

現実、40歳代になると転職は極めて難しくなるのは、年収の幅が
違いすぎるからである。家族があると生活がかかっているから、
安くともいいよ、ということにはならない。
先日も、年収の幅が大きすぎて採用が決まってもキャンセルせざるを
得なかった例があった。

昨今、就業者数は女性の多い業種の増加は目立っている。
宿泊・飲食サービス業と教育・学習支援業が13万人、医療・福祉業も
5万に増えているが、男性の多い業種は建設業は1万人増えたものの、
製造業は1万人減と減少が続いているから、ものづくりを目指す
デザイナーには厳しい現実があることも知っておかないと、いつまでも
職にありつけない。

大企業から中小企業への転職は、年収の幅があり過ぎまとまらない例が
多いが、時には年収よりも生きがいのある中小企業の職場を見つけ、
中小企業から大企業に育て上げる気概で"挑戦する"生き方もある。

というのは、いずれどこでも定年が来る。その定年後は、身に付いた
技術が次なる生き方を示唆してくれて、生涯デザイナーの道にも
つながれば、中小企業も捨てたものいでない。再考したい。
(喜多謙一)

混沌の中から発想する東京・マンガ文化

【 コンサルタント日記 】

先日、豊島区で「トキワ荘」時代のマンガから「乙女ロード」
など現代のアニメが息づく豊島区で、多彩なマンガ・アニメ文化を
楽しむ「東京マンガ・アニメカーニバル in としま」が開催された。

中で、豊島区民センターでの「マンガ・アニメを街づくりにどう
いかすか」 マンガ・アニメを活用したまちづくりに取り組む 
全国の自治体や有識者を招き、豊島区のまんが・アニメ文化の 
歴史を振り返りながら、マンガ文化の発信と地域活性化について 
検証するマンガシンポジウムに参加した。 

基調講演・コーディネーターは、牧野圭一先生(漫画界の重鎮、 
京都精華大学のマンガ学部初代学部長 名誉教授)で、パネリストには 
高知県・海洋堂の宮脇社長はじめ、京都、神戸、石巻、境港市などの、 
まちづくりに取り組むスタッフと豊島区長。 

骨子は、マンガ・アニメを活用したまちづくりに取り組む全国の 
自治体や有識者の真面目な努力と比べ、東京のように人があふれ過ぎ 
混沌としている街とは比べようがないぐらいの格差がある。今後は、 
その是正に取り組む?必要性ありと。 

そう、混沌といえば、会場の、豊島区民センターは池袋駅前にあるのだが、 
4?5人の人に聞いてもわからず困りはてて交番に駆け込んだ。知る人ぞ知る、 
豊島区・池袋駅は西武線が東口側、東武線が西口側でややこしい。この罠に 
はまらないように呪文を唱えて乗り換える人もいるぐらいだから、私など、 
東京に30年ぐらい通い詰めていても迷うのは当たり前なのかもしれない。 

それにしても、商店街の看板が多すぎて、目の前にあっても豊島公会堂や 
豊島区民センターが見つけれない、ユニバーサルデザイン・サイン類は 
もう忘れられているようだ。       

手塚治虫、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎・・・マンガの神様たちが 
青春時代を過ごした奇跡のアパート「トキワ荘」。数多くのマンガ家たちを 
育んだ街・豊島区、あの池袋駅のような「混沌の中から発想する東京・ 
マンガ文化」は、本物だろうと思うと、時代を先取りするアイデアは 
混沌の中から生まれる? 

そう、今が、日本の、そのチャンスなのかもしれないと心強く思った。 

(喜多謙一) 

昨今の転職事情(2)

【 コンサルタント日記 】

新春早々役員面接、即入社OKが出たとスタッフから嬉しい
知らせがきた。

2年越しに決まった案件だけに緊張感の抜けない転職活動であった。

求人側の厳しい 条件と求職側の思いがマッチするのに
時間がかかった。

思うに、専門家の言う今年のトレンド「試職」や、「転職は
休み時間で」という安易な転職活動は現実にない。

「点滴穿石」小さな力でも長く続ければ予想外の大きな仕事を
なし遂げることができるという、この言葉を信じて、今年は、
何事もじっくり取り組む年にしたい。

京セラ相談役の伊藤謙介氏も「当社が中途採用する場合でも、
履歴書に何度も転職歴がある人よりも、何かに長く取り組んで
きた人の方が有望な場合がほとんどだ」と述べられている。

「石の上にも三年」「急がば回れ」ということもある、いずれも
就職はゴールでないがが慎重に取り組みたい。

(喜多謙一)

「自分探しより他人探し」

【 コンサルタント日記 】

自分なんて、たいていつまらないに決まっている。
いくら探したところで素晴らしい自分なんてほとんどの人は見つけられない。
若い人に忠告したい。自分探しなんて無駄なことはやめたほうがいい。

自分よりも他人を探すべきだ。尊敬できる人、圧倒される人、魅了される人、
そういう人を見つけて学び真似すれば新しい一歩が力強く踏み出せる。
と、作家の山本兼一さんが書いている。(日経12.5抜粋)

思うに、デザイナーも深い専門知識が必要な一方で、
広い教養も欠かせないが、自分よりも他人を探すべきだ。
尊敬できるデザイナー、圧倒されるデザイナー、魅了されるデザイナー、
そういうデザイナーを見つけて学び真似すれば新しい一歩が力強く踏み出せる。

期せずして、先週の日経夕刊「こころの玉手箱」で、
プロダクトデザイナー 深澤直人さんが、5回(12.月3?7日)にわたって、
彼のデザインの考え方を述べている。尊敬できるデザイナー
魅了されるデザイナーのお一人では? 図書館などでの一読オススメ。

(喜多謙一)

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集の
ビートップツー

昨今の転職事情(1)

【 コンサルタント日記 】

長期化する景気低迷を背景に、若者の安定志向が強まっている。
一つの企業に長く勤め。経験を積みたいと考えている・・・、
いい傾向と思う反面、転職を重ねて経験を積んで独立、開業する
欧米型から遠のいているようで、私には少々心もとない。

というのは、先日、50歳代で第2の就職が決まり、溌剌とした顔を
見せてくれた友人のAさんや、70歳前後まで、大手企業の顧問として
働いていた友人Bさんなどの働き振りを見るにつけ、国家資格や
技術力があれば年齢を問わず、”人財”として企業が求め続けて
いるということを知ったからである。

Aさんの場合、本業の自営コンサルタントを続けながら空いた時間、
電気関係の国家資格で第2の職場に就職でき、重宝がられているという。
Bさんの場合は、大手の自動車デザイナーのOB、技術力の確かさは、
中小自動車関連企業には、もてるのは言うまでもない。

願わくは、若者の安定志向・・・
国家資格や技術力が身に着けることを視野に入れ、独立、開業する
ぐらいの夢を持ってもらいたい。それは、企業定年のない人生、
生涯現役にも通じるように思うからだ。

(喜多謙一)

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集の
ビートップツー

ネット社会の断面

【 コンサルタント日記 】

「毎度お世話になっております。
 本日、クライアントから連絡がきまして、来週からの上海出張は
 急遽中止となりました。

 これも時の戯れと受け止め、次回に期待して諦めることとしました。
 取り急ぎご連絡申し上げる次第です。」
と、今朝の友人からのメール。

中国のデモ100都市強 日本を標的にした投石や破壊。数年前、
北京の地下鉄やバスの中で若い人に席を譲っていただいた国の、あの
若者達の暴挙とは信じられない私。

この暴挙によって、中国は貴重なものを失った。それは大国としての
品格と信頼感だろう。

反日デモの容認から抑止、対応を一転させながらも、経団連が20日から
上海市で開く予定だった「日中グリーンエキスポ」を中止に追い込んだ
中国政府。党関係者は、「反日デモは容認したが、デモに便乗した
犯罪行為まで許した覚えがない」と述べ、容疑者拘束に注力する考えを
示したというから、その対応の遅さに呆れる。

中国のデモ100都市強、同時多発行為はネット社会の落とし子。であれば、
全世界の人々がその暴挙をネットで見ていることに、彼らは気が付かな
かったのだろうか。

期せずして、21日は、日米で「iphone(アイフォーン)5」発売日。
「ネット社会の断面」も考えられないようでは、国家の品格も失われる。
他山の石としたい。
(喜多謙一)

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集の
ビートップツー

電子、サービス天国

【 コンサルタント日記 】

ものづくりの競争力向上にはサービスを強化し、顧客との長期的な関係を
築くことが効果的だと言われて久しい。製品の技術が高度で複雑なほど
サービスが必要な世の中になってきているから。

期せずして、考えることがあり電子辞書をバーゲンで買った。

3日目で液晶の上に白い線が入っているのを見つけ売り場で見てもらった。
大手の電機販売店であるから、どのくらいの時間で診断してくれるのか
”サービスの中身”を見てみようと、すこし意地悪く、時間を計ってみた。

先ず1分間で液晶の初期不良と断定し、返金も可能、在庫があれば
取り替えてあげますと、ソフトな返事。すぐに倉庫に確認に走って3分後に、
在庫切れですよとのこと。

メーカーに修理に出すと時間がかかるから、これに似たもの、在庫の中から
選んでもらえれば交換しますと・・・5分ばかり待たされた。

そして、同じメーカーの1ランク上の機種での交換いかがですかと。今度は
私が30秒も考えずにOKを出した。(もちろん追加料金無し。)

10分ばかりの間での小話。やはり日本は、サービスが行き届いている、
「電子、サービス天国」と思った。Made in china製品だが、日本のメーカー品で
あるから対応の速さは抜群、 これぞ、ものづくりの競争力の真髄のように思った。

まだまだアジアの国々では考えられないサービスを、日常茶飯事、こなしている
我が日本は、やはり明日がある国と心強く感じた。

(喜多謙一)

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集の
ビートップツー

最新の上海転職事情

【 コンサルタント日記 】

「6月も引き続き求人情報が増加しました。既存の求人情報も減少する
傾向が見えません。」と、弊社の上海スタッフから便り、その後記に、
「初めて上海に来た人のアテンドをした話が面白かった」とあった。

職種別では事務職が約半分、次いで営業関連職、管理職と続き、
生産・品質関係、製造・技術関連職は5%未満、5月同様、日本人求人も
比較的多かったそうだ。

応募条件に、これまでの転職回数を加える企業が出てきたことは注目に
値するとあった。

以下、その後記の転載。

■■後記■■
先日、初めて中国を訪れた方をアテンドした。
滞在中はずっと中国のパワーに感動されていた。

その様子を見て、私たちも感動した。

後日、その方の上司から連絡があった。
中国から戻ってから、眼の色が変わったと。
 
感動することもひとつのパワーだと思った。
無理して感動を押さえ込む必要などない。
(S)
■■■■■■

上昇気流の中国は、やはり「百聞は一見に如かず」に値するするし、
若い人には、特に強烈な刺激になること間違いない。
(喜多謙一)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集の
ビートップツー

プロダクトデザイン”女性セールスマン”

【 コンサルタント日記 】

「ソフトウェア開発とCAD関連サービスで"製造業”のお客様への貢献を
継続いたします。」という、キャッチコピーのある会社案内をもって、 女性
セールスマンが"セールス”に来社、会った。

聞くほどに驚いたのは、デザイン関係者、 プロダクトデザイナー等との
出会いがこのところ全くないという。
大手企業は、独自にソフトウェア開発とCAD関連サービスは、自前で
行っているし、中小は不景気でそれどころでないと、出会い 、PRの場
さえないという。

聞くほどに、彼女の担当は、3Dデザイン、CGレンダリング、設計者向けの
構造解析の導入支援・教育などで、プロダクトデザイナーと組んで新製品
開発などのお手伝いする部門・・・。
従来、外部の職業として存在していなかった?そのところが、理解しにくい
ように思えた。

時には、プロダクトデザイナーも内製以外に、スピード、効率アップを目指し、
外部委託するなどして、新製品開発に”馬力”をつけることも試みたい。
言い換えれば、デザインの既成開発路線を疑うことも”マンネリ”からの
脱出の一つとみたい。

(喜多謙一)

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赤電話とジャガー

【 コンサルタント日記 】

年1回、友人のみどり市の医院で簡易人間ドックを受けている。
その日はたまたま急いでいたこともあり、携帯を忘れたことを
バス停で気が付いた。しかし、時には携帯のない日も「オツ」だと
思い、取りに行かずに出かけた。

従って1日メールも見ることもなく、電話もかかってこない。
車窓からは、田植えの後の水田や新緑がまぶしいぐらい目に
入ってくる。親しい友人を訪ねるときの心の鼓動さえ聞こえてくる。

健康には自信があることも幸いしてか、検査結果は良好。健康なら
その医師の友人と「飲みに行く」約束であるから、友人は素早く
居酒屋に予約してくれていた。健康を肴に最終電車の時間まで飲んだ。

ところが、電車の中で携帯がないので自宅に電話することも出来ず、
駅のホームでも公衆電話が見つからない。昔の感覚での、あの
赤電話はないことに気が付いた。改札口近くでやっとグレーの
公衆電話を見つけ自宅に電話した。

酔っ払っていることも手伝い、足がもたつき電話を探すのは大変だった。
思うに、昔の赤電話が恋しくなった。ITやクラウドの技術の進歩は
ありがたいが、往年の加齢なる人のツールも残しておいて欲しいと思った。
友人の医師のジャガーは1965年製、オイル漏れがするから、
その部品を「世界から」探しているという。47年前の部品である。
さすが、ジャガー。

そのジャガーに負けず、人間の体の部品も「世界から」探して来れる日も
あるのか、酔っ払ってジャガーの夢を見た。
(喜多謙一)

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なんでもラジオで学んだ

【 コンサルタント日記 】

四月からNHKの英語基礎講座を聞きたいというので、大手の
メーカーブランド品のラジオを購入した。ところが、久しぶりに
雑音の多いラジオに出くわした。

家のどこでも雑音が多く聞きずらいので販売店に持ち込んで
みてもらったところ、昨年の6月?テレビがデジタル化された頃からか、
アナログのラジオはどうも調子がよくないと、販売員さんの説明。
納得がいかない・・・が、聞こえないものは、いらないと返品してきた。

どこで聞き込んで来たか子供たちは「パソコンでもiPadでもラジオが
聞ける」というのでiPadで試みると、何ときれいに聞こえる・・・。

ビジネス界の常勝軍団いえば、2012年3月期に94パーセント増益を
達成した米アップルだろう。そのiPadで発売時から版権が切れた
昔の本を100冊は読んだ。タブレット端末を手にしなければ、漱石も
芥川も読み直したりしなかった。そのことは以前に記したが、iPadで
ラジオが聞けるとは知らなかった。

思うに、私達は物心が付いた時には鉱石ラジオがあり、すぐに真空管、
トランジスター、ICと目まぐるしくラジオは進歩し続けてきた。身を
もってその歴史を見てきたというと言っても過言ではない。ここにきて、
iPadでラジオが聞けるということをも学んだ時点で、はっと気が付いた。

私達は「なんでもラジオで学んだ」世代なのに、今は米アップルの常勝
軍団に脱帽している。しかし、日本の電機産業はいずれ必ず巻き返しを
図るだろう。
なぜって、これだけ技術力の蓄積がある国は米国以外ないから。
と、最近”楽観”している。
(喜多謙一)

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『日米の絆』と桜、デザイン

【 コンサルタント日記 】

米首都ワシントンの春の風物詩として知られる桜が日本から
贈られて今年で100年、恒例の「全米桜祭り」が始まっている。
歴史的な節目の年に、光栄にも友人の娘さんがバイオリンを
弾くというので、私もワシントンの桜のニュースには敏感になった。

ワシントンの桜は1912年3月、尾崎行雄東京市長がソメイヨシノなど
12種類、約3千本の苗木を送り、ポトマック河畔に植樹された。
桜の通常の寿命は50年程度とされるが、3700本近い中で
100本が当時から生存しているという。

以前、70年以上前に作られた映画『風と共に去りぬ』の
DVDタイトル場面の背景に桜、それも八重桜が咲き乱れている
シーンを見て驚いたことがある。桜はわが国のものと勝手に
思い込んでいただけに、米国にもあるのか?と知らぬが仏・・・
赤面したことがあった。

『日米の絆』と桜、同様に『日米の絆』とデザインという関係は
戦後、デザイン教育をはじめ、かなりデザインを米国から教わったし、
その関係は濃厚だった。その時代を懐かしむつもりがないが、
米国離れしたデザイン界は、もう一度原点に返って『日米の絆』と
デザインを考えてみてはどうだろう。
(喜多謙一)


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グローバルな就活

【 コンサルタント日記 】

米国のデザイナーが韓国から弊社(日本)に、就活の電話を
かけてくる時代になった。


彼はグローバルに活躍できる職場を求め卒業して米国で働き、
次に日本のメーカーで数年勤務した後、契約切れで韓国に渡り、
また日本にいいところがあれば来日して働きたいというのである。

国境なき就活を実践している彼のエネルギーはやはりすごいと思う。

これに負けず日本人も閉塞感のある日本を飛び出し、海外で
就職先を探す若者が増えてきているとマスコミは報じているが、
デザイナーでみる限りは国内に踏みとどまる若者がまだまだ多い。

言葉やスキル(腕)の問題もあり、海外のハードルは高く
動きづらいと思っているのだ。日本から海外へ工場がどんどん
移転する現状を見たら、いずれ海外でのデザイナーの仕事も
増えること間違いなし。

「百聞は一見に如かず」グローバルな就活を目指しいろいろな
機会を捉え、海外の事情を学習する。若い人も熟年の人も、
トライするだけの価値は十分あるように思う。
(喜多謙一)


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卒業制作最終審査

【 コンサルタント日記 】

年も明け早くも1ヶ月が過ぎました。

卒業シーズンを迎えた、先日の金曜日、土曜日と続けて二つのデザイン系
学校の卒業制作の審査に立会う機会をえました。

金曜日の学校はデジタル系の学校ですが発表の内容はデザインはもちろん
ファッション、空間、製品、キャラクター、映像、アニメ、グラフィック、絵本、
はてはライトノベルと多岐にわたり、ご担当の先生も大変なご苦労だと人ごとの
ように関心とねぎらいの言葉をかけたくなりなりました。

発表した学生は総勢32人、内6人がアジアからの留学生です。

作品内容は「喜怒哀楽」や「思い出」「自然との関わり」など五感や感情を作品に
表現したもの。
また手描きの漫画やあえてアナログ媒体にした小説や絵本。
留学生も自分の国を再認識し、又それを伝えようという作品が目につきました。

もう一つの学校は私が非常勤を努める学校です。
プロダクト及びインダストリアルデザインの学生達で、発表した学生は24人、
内5名がアジアからの留学生です。
こちらの作品内容はご時世か、環境やエコ、高齢者や福祉関連の作品が多く
見られました。

この二つの学校だけに限りませんが昨年までの作品の傾向として「個」としての
デザイン、つまり自分が欲しい、自分が作りたい、自分が表現したいという作品が
多く見受けられました。

我々プロの中にも最近はアート寄りな製品や活動が多く見受けられますが
今年の学生達の作品を見る限りそれが少し変わり社会性のある作品が
増えてきている様に思いました。

どの作品も甲乙付けがたいものばかりですが只、アナログな内容の作品も
パソコンによるプレゼンが当たり前となった今、「こ綺麗」なプレゼンですべてが
アナログで作っていた頃のおじさんデザイナーには少し・・・ほんの少しだけ
欲求不満になりました。

しかしながら、デザイナーになろう、なりたい、デザインで社会を良くしたい
という意識には高いものを感じ、私も30数年前を思い出し、気持ちを新たに
した2日間でした。

すばらしい作品を見て頂きたかったのですが著作権保護の為、写真は
掲載できません。

それぞれの学校の卒業制作展をご覧頂き気持ち新たにデザインで日本を
活気あるものにしましょう。

(井上 和世)


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柳宗理さん死去

【 コンサルタント日記 】

日本の工業デザインの草分けで、日本民芸館名誉館長の柳宗理さんが、
昨年12月25日、肺炎のため亡くなられた。96歳。

柳さんは、私たちの母校の特別客員教授を半世紀以上続けていた。
生前、その理由を問われ、
「金沢は好きだから。美大の先生もよかったし、学生も素直でよかった」
と語っていらしたと、先輩から聞いた。

私も不肖の弟子の一人として何が出来るのか、
とりあえず、昨夜、仲間内で柳先生を偲ぶ会を催し、
師から教わったエピソードなど語り合った。

50年前の工業デザインの草分けの授業は、
モデルづくり、粘土の捏ね方から、立体の石膏の削りだしなど、
手作業からデザイン教育がスタートした。
ある仲間は、電化製品や自動車のスタイリングのみの、
使い捨て産業に加担することはないと教えられたとか。

師は、ナイフ、フォークから道路、橋まで幅広い仕事に携わり、
シンプルで丸みのある、素朴な民芸の精神を生かした作品で、
日常の美を追求し続けた。
その生き様は、一世紀にわたり、びくともしない精神で貫かれ、
見事なデザインライフだったというのは、不肖の弟子たちの弁。

弟子の一人は、末筆になりますがと前置きしながら、
「いつお会いしても、常に暖かく、穏やかで、さわやかな微笑の先生であった」
と追悼の言葉を書いてきてくれた。

私は、2002年文化功労者のお祝いの会でお会いしたのが最後だった。
なんとも悔やまれる。

(喜多 謙一)


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デザインコンサルのつぶやき(2011年12月)

【 コンサルタント日記 】

ビートップツーの木全です。
昨年11月から平日毎日一言ずつ、ツイッターでつぶやいています。
今回は、12月のつぶやきをまとめてお知らせします。
よろしければ、フォローしてやってください。
http://twitter.com/#!/kimatan0313
表記をツイッターとは変えて、上から日付順にしています。


12月1日(木)
来年の手帳を買いました。
期待を込めて予定がいっぱい書き込める大きめのものにしてみました。(笑)

12月5日(月)
渋谷のデザイン学校でも新横浜の学校でも、
コンセプトのプレゼンが終わり、
具体的な色形を作る段階になると皆、手が止まる。
それは学生だからではなく、商品開発の正しいステップ。
この産みの苦しみを楽しめる能力がクリエイティブなんだろうなあ。
事件は現場で起きている。

12月6日(火)
今日は、午前中東戸塚で横浜市デザイン相談アドバイザー。
午後は宇都宮でデザインセミナー講師です。
現在、東戸塚から宇都宮に向け北上中。関東平野縦断だぁ?

12月8日(木)
昨日は東京都の製品開発道場の最終プレゼンと打ち上げ&忘年会。
今年のプレゼンはレベルが高かった。
昨年までは企業サポートのアルバイトをデザイン学生にお願いしていたが、
今年は卒業生に依頼した。やはり経験の差は大きいんだと実感。
今年参加の桑沢卒業生の皆さん、お疲れ様&ありがとう。

12月8日(木)
今日の桑沢の授業では、製品の「きれいさ」と「美しさ」について
学生達と考えました。「きれいさ」は使いやすくシンプルに整理され
生活感があるけどツヤツヤして少し冷たい感じ。
「美しさ」は生活感よりも歴史や物語性があり艶っぽい暖かい感じ。
なるほどです。

12月9日(金)
これから墨田区産業振興会議に出席。
墨田区の10年後の産業振興のマスタープランを考える会議。
問題は数値目標ではなくてビジョンなんだよね。
それが見えないからみんな困っている。
評論家みたいな意見で良くないなあ、我ながら。(笑)

12月9日(金)
墨田区産業振興会議で墨田区のモノづくりについて議論をした。
その中で、デザイン学生達との授業を思い出し、
美しい製品とは暖かさを感じるモノだ
と考えている若者達がいると言う話をしました。
その場の共感を得られたような気がします。
暖かい産業振興施策ってなんだろう。考える価値はありそうです。

12月10日(土)
おはようございます。これからモーターショーを覗いてきます。

12月13日(火)
中央線なう。今日もいい天気です。これから立川で打合せ。
電車の中でモーターショーの備忘録でも。

12月13日(火)
モーターショーの備忘録(1)
産業のリソースが人モノ金情報で、
それらをどこへでも安全に高速移動させることが産業のインフラ。
だとすれば、陸上を高速自立走行できる車は絶対なくならない。
そういう自信というか、使命感みたいなものを、
モーターショーに感じなかったなあ。

12月13日(火)
モーターショーの備忘録(2)
駆動系はほとんどFF。ごくたまにFR。
いつからエンジンはフロントに決まってしまったのかしら?
新しいパッケージ提案も見当たらず。
セダンとSUVとワンボックス以外ないのかなあ。1人乗りもなあ。

12月13日(火)
モーターショーの備忘録(3)
印象に残ったのは、青いジャガーとセキスイハウスのソーラー面格子。
昔の車はカッコよかったなあ。
EVの提案をするなら、ソーラー面格子くらいのギミックが欲しかった。
以上、モーターショー備忘録でした。

12月13日(火)
モーターショーの備忘録(おまけ)
同行の嫁さんが言うには、アウディのコンパニオンが一番綺麗だったそうです。
やっぱりアウディか!

12月14日(水)
今日、午前中は寺院仏壇(?)の設計施工コーディネートの専門商社さんにご挨拶。
午後は幼児向け教育玩具開発のモニター会で子供達に会います。
順番は逆ですが、ゆりかごから墓場までの1日です。(笑)

12月15日(木)
今日の桑沢の授業では、製品の「かわいさ」「かっこよさ」について考えました。
「かわいい」は女性的で身近で触りたくなる。
「かっこいい」は男性的で身近ではなく、硬質な感じ。
「かわいい」に比べ「かっこいい」のイメージはバラバラ。
どちらも擬人化するとイメージを共有しやすくなるようです。

12月16日(金)
中央線なう。これから立川。
昨日久しぶりにコンビニで雑誌の立ち読みをしたら、
開けないようテープで留めてあった。
紐で縛るよりは見た目スッキリ。
でも、弱粘テープで紙に負担掛けないとしても、紙にテープは抵抗あるなぁ。
雑誌全体袋綴じのほうが手間もないし、見た目もいいような。

12月21日(水)
大手メーカーのデザイン部門の位置付けや機能について少し調べています。
以前と較べ効率化やルーチンワーク化が進んで
デザイン部門の位置付けが低下しているようです。
中小企業がデザインで躍進できる市場になりつつあるようです。

12月21日(水)
ブログ更新しました。今年最後の更新です。
今回は「産学共同授業について<その7> 製品開発システムと日程管理」
産学共同と言いながら、一般的な商品開発の手法をお伝えしています。
http://goo.gl/VvOXZ

12月22日(木)
京浜東北線なう。
午前中はデザイン学校の講師、午後は横浜市デザイン相談のアドバイザー。
年内の外出の仕事は終了しました。今年お会いした皆様に感謝です。

12月23日(金)<リツイート>
「Macはデザイナーたちを巻き込み、iTunesとiPodはミュージシャンたちを巻き込み、
iOSはプログラマーたちを巻き込んで、創造的な文化圏を形成した。
いつもクリエーターを仲間に引き込むことができるのは、
そのデザインが創造のお手本でもあるからだと思う」山中俊治氏

12月26日(月)<リツイート>
柳宗理さん死去の報を受けて
「柳宗里さんは、開発過程にえらく時間をかける人としてよく知られている。
計画と製作と使用が混在するなかで、徐々に形が決まってゆくプロセスには
時間が必要なのだ。情報技術の進歩によってデザインの単価低落が
顕著な今日において、再び問い直されるべき問題だろうと思う。」佐藤竜平氏

12月27日(火)
昨日今日と終日事務所で作業。平日に外出がないと仕事していないような、
緊張感がないような、不思議な感じ。会社員の頃は外出のほうが面倒だったのに。
我ながら面白いです。

12月28日(水)
明日も仕事がありますが、一応今日で今年の仕事納め。
締めくくりの言葉を考えたのですが、何も思い浮かばず。
やはり、これしかないか。
「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ」
皆で祈りましょう。
べての人にとって来年が穏やかなよい年でありますように!合掌

12月29日(木)
築地市場なう。家族サービスで寿司を食べに来ました。
寿司屋の前で一時間並んでいます。あと一時間くらいかかりそう。
今は陽にあたっているからさして寒くないけど、
もうすぐ陽があたらなくなりそうです。
サービスとは我慢だと見つけたり。(笑)

<おしまい>

(木全 賢)

年賀郵便

【 コンサルタント日記 】

岡本綺堂が、『年賀郵便』で書いている。

江戸時代のことは、敬老の話に聴くだけであるが、
自分の眼で視た明治の東京---その新年の賑わいを
今から振返ってみると、文字通りに隔世の感がある。
三ヶ日は勿論であるが、七草を過ぎ、十日を過ぎる頃までの東京は、
回礼者の往来で実に賑かなものだった。
明治の中頃までは、 年賀郵便を発送するものもなかった。
・・・郵便で回礼の義理を済ませるということはなかった。
まして市内に住んでいる人々に対して、
郵便で年頭の礼を述べるなどは、あるまじき事になっていたのである・・・
日清戦争は明治27年、8年であるが、28年の正月は
戦時という遠慮から、回礼を年賀ハガキに換える者があった。
それらが例になって年賀ハガキがだんだん行われてきた。
明治33年10月から私製絵はがきが許されて、
年賀郵便の流行を助けることになって、
年賀を郵便に換えるのを怪まなくなった。・・・

彼は、結びに、忙しい世の中に多大の便利をあたえるのは、年賀郵便である。
それと同時に、人生に一種の寂寥を感ぜしむるのも、年賀郵便であろう、と。

年賀郵便をメールを置き換えても変らない。
時には、明治の敬老の話に耳をかたむけたい。
良いお年を。

(喜多謙一)


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オートメカニカ

【 コンサルタント日記 】

年に一度の自動車部品の国際展示会、上海オートメカニカに参加した。

日本の部品メーカーは、ジャパンパビリオンに集まり、
中国に事務所を持つメーカーは、独自のブースをデザインして集客をしている。

日本の製品の評判は、細かいところまで良く注意が施されていて、
丁寧に仕上がっている、ばらつきが少ないなどである。
国を代表するジャパンパビリオンブースにも、そんな特徴が良く表れていた。

良くない評判と言えば、現地の視点になりきれず、
加えて、ローカルとのコミュニケーションの不足などがある。
さらに、ドイツやイタリアなどの欧米の展示と比べると、
どこか個性的な魅力に欠ける展示のような気がする。

いずれにせよ、上海の展示会では、溢れる活気とともに、
そんな欠点を乗り越えて行こうとする前向きな人達に接する事が出来る。
海を越えて外側から市場や自社製品を見ると、閉塞感を打ち破る
はっきりとした目標が見えてくるのだろうか。

(N. Koyanagi in 上海)


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デザインコンサルのつぶやき(2011年11月)

【 コンサルタント日記 】

ビートップツーの木全です。
11月から平日毎日一言ずつ、ツイッターでつぶやく事にしました。
今回は、11月のつぶやきをまとめてお知らせすることにしました。
よろしければ、フォローしてやってください。
http://twitter.com/#!/kimatan0313
表記をツイッターとは変えて、上から日付順にしています。

11月1日
五年間活躍してくれたXPノートパソコンがかなりくたびれてきて、
ついに7に買い替えました。驚くほど速いのだけど、まだデータを
入れていないので、携帯して使えない。
クラウドって、こういうとき便利なんだよなぁ。
それにしても五年間全く故障せず頑張ってくれたパソコンに感謝!

11月2日
今日午前中は、東京理科大専門職大学院イノベーション研究科
技術経営専攻で、デザインセミナーしてきました。
ここは真面目そうな男子学生ばかり。
デザイン学校は女子ばかりだけど、男子はこういうところにいたんだ。

11月3日
今日は盛り沢山。午前中、東京理科大大学院で特別講師。
午後は製品開発道場で中小企業15社のプレゼンの講評をして、
夜は嫁さんと三谷幸喜の「すてきな金縛り」鑑賞。
お芝居みたいな映画でその非日常感覚が心地よい。
そういえば学校も商品開発もそういうところがあるかも。
いい1日でした。

11月4日
今日の午後は横浜市デザイン相談で、横浜に行ってきました。
相談のお話を伺っているうちにデザイン相談なのか、
人生相談なのか、わからなくなって来ることがたまにありますが、
今回もそんな感じでした。人生いろいろです。

11月5日
戴いた専門誌を何気なく読んでいたら、来週の打合せに
ぴったりの内容を見つけてビックリ。
こういうのをセレンディピティというのか。
探してないから、シンクロニシティかな。
なんにしろ、人に会うといいことがある。

11月5日
肌身で感じてます。学校でも意欲があるのは留学生
@34418ta 企業OB技術者の海外流出は最近よく聞く話だが、
今日聞いた情報。日本の現場では現役世代の意欲が落ちて
指導しても全く効果がでないんだそうだ。
海外での指導のほうが直に反応があるのでやりがいがあるんだって。

11月6日
ブログと連携はじめました。 http://blog.goo.ne.jp/designsoudan/

11月8日
ブログ更新しました。 産学共同授業について<その5>
企業からのオリエンテーションで、「本気で授業に取組んでいる」
という企業の本気の姿勢を表すことが、学生達のやる気を高めていきます。
そのオリエンテーションの内容は http://goo.gl/r591C

11月8日
横浜ユーザビリティ研究会に参加中。
TOTOの事例や自治体サイトの事例発表など。
研究発表のユーザビリティとかどうなのかな?

11月9日
桑沢デザイン研究所の産学共同授業終了。
来週の企業向け中間プレゼンに向けて、学生達と個別にブレスト会議。
三時間しゃべり詰め。アイデア1000本ノック状態。
楽しいけど、頭と顎が疲れました。

11月14日
平日は毎日一言つぶやくようにしようとしているのですが、
バタバタしてると気の効いたつぶやきが思い浮かばない。
えーっと、今日の晩ご飯はロールキャベツです。

11月15日
ブログ更新しました。書評「スケッチは3分」(山田雅夫著)
スケッチは商品開発会議など、濃密なコミュニケーションが必要な現場で、
もっとも役に立つ手法です。使わないのは、とてももったいないことです。 
http://goo.gl/LGj53

11月15日
今週木曜18時から「第92回かわさきデザインフォーラム」が開催されます。
講師はデザイナーの金山元太氏です。交流会もあります。http://goo.gl/I6u32
このフォーラムは弊社ビートップツーが長年にわたり
川崎市より受託運営しているフォーラムです。当日参加OK。

11月21日
新横浜に移動中。今日の京浜東北線は大変。蒲田横浜間で信号不良、
踏切内自動車立ち往生、線路内人の立ち入り、緊急停止による車両故障。
人と機械の整備不良。みんな疲労が溜まっているのね。午後の授業は遅刻かな。

11月21日
お昼は事故三連発で京浜東北線が遅れて、授業に遅刻。
今は帰宅途中に山手線人身事故で大混雑。
帰宅するまでもう事故がないといいなぁ。帰宅難民じゃないからいいか。
九時前に帰宅できているし。

11月22日
ブログ更新。今回は11月17日に開催された
第92回かわさきデザインフォーラムの報告。
講師はゲンタデザインの金山元太氏。
このフォーラムは弊社ビートップツーが川崎市より受託し
平成4年から運営する由緒あるデザインフォーラムです。(笑)
http://goo.gl/KRF7P

11月23日
いい夫婦の日の翌日ですが、嫁さんと上海蟹食べました。
数年前に本場上海で食べたのよりうまかったような。手が生臭い(笑)

11月26日
秋葉原なう。フォトラの実演展示会に来ています。
50名近くの方たちが熱心に聞いてくれています。立ち見の方も多くいます。
開発に係わったデザイナーとしては嬉しいです。

11月28日
新幹線なう。午前中都内で1.5時間、午後は新横浜で3時間、
あわせて4.5時間デザイン学校で講義して、
明日の名古屋での企業内セミナーのために、新幹線に飛び乗り移動中。
新幹線の中で明日のセミナーの内容最終確認。
おまけにグリーン車。一生のうちには一度くらいそういうこともあるか。(笑)

11月26日 <リツイート>
「インダストリアル・デザイナーになりたいわけですよ。
仕事としてはとても楽しいものだと思う。
時計とか食器とか、アンプの外側をデザインするとか。
でも器用じゃないでしょう。とても起用で、絵を描くのがうまかったりしたら、
自然にそっちの方へ行っていたかもしれない。」谷川俊太郎

11月29日
新幹線なう。名古屋でのセミナーと打合せを終えて、東京に帰宅中。
帰りもグリーン車。疲れていると、グリーン車の快適さが身に染みます。
ふぅ。

<おしまい>

(木全 賢)


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中国華南の風景二題!

【 コンサルタント日記 】

私は、国内外を問わず、出張や旅行に行った際には
必ず地元のスーパーやコンビニ、露店を覗いてみます。

今回は2つのお話を・・・

一つ目は、先日、中国のスーパーを覗いた時の話です。
日本に戻った時に使う調味料等を買おうと、
ウォルマートに行きました。
スーパーといえども、1階は時計や貴金属、
ブランドものの服等の売り場です。

それらを横目で見ながら、スロープ式のエスカレータで
2階の食料品売り場に。そこでいくつかの食品や調味料を買い込み、
3階の家電や日用雑貨の売り場に移動。

ウォルマートという事もありますが、
食料品売り場も、日用雑貨売り場も、余裕のあるレイアウトで
商品は山積みで、明るい照明に照らされ、
節電だ省エネだと言っているどこかの国とは大違いで、羨ましい限りです。
書籍売り場では皆、立ち読みというより
通路に座り込み熟読、図書館の如きです。

その様な光景に驚きつつ、家電売り場に行き、さらに驚く事が・・・

何と、小さいとはいえ、立派な3合炊きの炊飯器が、
48元(12円換算で約600円)で売られていました。
台湾系のメーカーですが、もちろん中国生産の製品です。

余りの驚きに、この事については多くを語りたくありませんが、
「ものづくり」の片隅にいる人間としては、
とても複雑な思いで売り場を後にしました。


二つ目は、郊外に脚をのばした際の光景です。
宿泊先のホテル横の道路に、毎朝露店が出ます。
古き良き時代の中国の風景です。

私は、蒸しパンや果物をかじりながらそれらを見るのも好きです。
昔から「中国人は椅子以外の四つ足、
飛行機以外の飛ぶものは何でも食べる」と言われるくらいですが
本当に何でも売っています。

肉、魚、野菜、果物はもちろんですが、蛙、ガチョウ、カメ等々
テレビのバラエティ番組やクイズ番組が
何本も出来るくらい話題に事欠かない場所です。

行き交う人々のファッションも様々で、
上海万博でも話題になったパジャマ姿から、
ブランドに身を包んだ女性、天秤棒を担いだ農家のおばあさん、
そして荷車を押すおじさん。

今は、その横をごらんのようなポルシェやメルセデスが
大名行列の様に通って行きます。
これも今の中国というお話です。

(井上和世)


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ノベルティのデザイン

【 コンサルタント日記 】

先日、中国・シンセンで行われた電子部品等の展示会で、
ノベルティとして来場者に配られたという
LED懐中電灯付きボールペンを頂いた。

同じ人が何度も来場しては、このボールペンを受け取るなど、
大好評だったそうで、5日間で8,000個配ったそうだ。

早速、暗い中で使ってみたのだが、最初はスイッチの位置がわからず、
ようやく探し当てたスイッチは小さく、使い辛かった。
ユニバーサルデザインの考慮は、いまひとつ欠けているように思った。

そんな折、ノベルティ専門の女性デザイナーに会ったので、
ユニバーサルデザインついて聞いてみた。
タダで配るものだと、コストが安く、アイデアグッズでなければならず、
デザイナーはユニバーサルデザインまで考えない、とあっさりした解答。

なるほどと納得したが、それでもデザイナーはひと工夫し、
魅力的なノベルティでPRして、より上の商品を買ってもらえるよう
仕掛けるべきではないのか。

言い換えれば、8,000個の餌で魚が何匹釣れるのかを真剣に考えないと、
デザイナーも生き残れない時代になると、私は危惧している。

(喜多謙一)


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書評「デザインの骨格」 (山中俊治著)

【 コンサルタント日記 】

ビートップツーの取締役、木全(きまた)です。
木全は主に国内のデザインコンサルタントを担当しております。
これからたまに、デザイン書籍の紹介をしようと思います。

今回は、日経デザインの太田憲一郎さんから献本いただいた
「デザインの骨格」(山中俊治著)の書評です。

基本的には、いままで読んできたデザイン関連書籍の
書評をするつもりですが、献本していただければ、
書評を書かせていただきます。献本お待ちいたします(笑)。

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■「デザインの骨格」は品がいい

著名な工業デザイナーである山中俊治氏の著書
「デザインの骨格」は分厚い本である。
最初、献本していただいた本の厚さを見て、
読むのがしんどそうだと思ったのだが、
読み始めたらあっという間に読了していた。

読みやすかったのは、もともと、山中俊治氏のブログである
「山中俊治『デザインの骨格』」でのエッセイを
書籍にしたということもあるし、
項目ごとに掲載されている写真やスケッチが
きれいだということもある。

でも、それよりもこの本を読みやすくしているのは、
全体を通して感じられる「品のよさ」ではないかと思う。

デザイナーが書く本は、どうも説教臭い。
自分も含め、デザイナーの本は
「まだまだ日本でデザインをわかっている人が少ないから、
デザインの啓蒙をしなければならない」
という使命感に駆られて書いている場合が多い。
それはそれで、重要なことだと思うが、
それはある意味押し付けがましい。

そのような押し付けがましさが、
「デザインの骨格」にはほとんど見当たらない。
山中氏のこういう姿勢を「品がよい」というのだと思う。
だから、スラスラ読める。

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■稀有な人材

でも、デザイナーとして、言うべきことはしっかり盛り込まれている。

科学は世界を単純化して考える
なぜ上空から降ってくる雨が痛くないのか?
ポテンシャルエネルギー
フェルミ推定
インボリュートギア

など、工学の言葉を使い、
冷静な視線で世界を見る技術の重要性を伝えつつ、
しかし、頭でっかちになりすぎると、
「四本足のニワトリ」を描いてしまう現実を戒めている。

つまり、バランス感覚がいいのだろう。
品よく、嫌味なく、主張すべきことを伝えている。

そのバランスのよさは、山中氏の出自に関係がある。
山中氏は大学で工学を学びつつ、漫画家を目指して
スポ根マンガばかり描いていたそうだ。
彼のバランス感覚は、工学系の左脳的な感性と
スポ根マンガの右脳的な感性の
バランスよさから来ているのかも知れない。

そのようなバランスのよさは、たぶん、誰でもできることではない。

本書の中で、山中氏が目指していたマンガが、
大友克洋や士郎正宗ではないかと指摘される話が出てくるが、
たぶんその直感は間違っていない。

大友克洋や士郎正宗が、
漫画の世界の中でも稀有な存在であるのと同じく、
山中氏も稀有なデザイナーなのだろう。
(そういえば、士郎正宗もキャプション好きだし。)

これから、山中氏のような「品のよさ」と「バランス感覚」は
益々重要になってくるはずだ。

(木全賢)


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中国華南レポート(1) ?中国式披露宴?

【 コンサルタント日記 】

10月のブログでのお約束通り、今月は結婚式のレポートです。

披露宴開始時間は夕方5時、
日本人の習性?で会場には15分前に到着。
受付の人はいるものの、会場には、新郎新婦の身内と
日本人が4?5人ロビーにいる程度。
5分程して新郎新婦が到着。

皆、慌てる様子もなく、写真を撮ったり挨拶したり・・・
ホテルの係や披露宴担当の友人だけがせわしなく動くが、
まるで小中学生の集まりのように、バラバラで収拾が付かない状態。

何とか出席者が座り、それらしい雰囲気になったのは、
開始予定時間の2?30分後でした。
主役の二人は朝鮮族出身のため、
親戚筋はチマチョゴリを着込み、とても華やかです。

そのため司会者も中国語、韓国語、日本語と
3カ国語を巧みに操り司会進行。
来賓の挨拶、ケーキカット、内容は日本の結婚式と大差なく、
ケーキカット等は、皆前に出て写真撮影はするが、
来賓の挨拶等は聞く耳持たずで、
各テーブルで話に花を咲かせる状態。

司会者は司会者でマイクを離さず、中国、韓国、
はたまた、日本の演歌を歌いまくりのワンマンショーでした。
今回で、中国の結婚式に参加するのも3回目となりますが、
日本の結婚式や披露宴に比べ、
かなりくだけた感じの披露宴で驚かされます。

時間にはルーズですし、主役と親族は正装ですが
出席者はほとんどが普段着で、
工場関係は作業着で出席する事もあたりまえです。
いうなれば、新郎新婦を肴に宴会をする感じです。

この様な中国式披露宴ですが、二人の幸せそうな笑顔は
どこの国でも変わりなく、この二人の未来を祝わずにはいられません。

(井上和世)


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技術とアートの融合

【 コンサルタント日記 】

「技術とアート(芸術性)の両面で
 優れた製品づくりができる会社を目指していた。
 イノベーション(技術革新)と想像力を育てようと、
 不可能を可能にした社員を高く評価した。
 利益を生むことを目標とするほかの企業とは大きく異なる。
 自分の死後どころか、100年後も存在する企業に思っていた」

先日死去した、米アップル共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏の
唯一の公認伝記に書かれている言葉だ。

また、後継者には、「最高の技術と最高のデザインをつなげることに
自分と同じように情熱を傾けていたクック氏が適任と判断した」とある。
最高の技術と最高のデザイン、「技術とアートの融合」、
さすがに一世を風靡したジョブズ氏の言葉は、
我々デザインにかかわる者としては、重く、嬉しい言葉だ。

昨年の暮れから、毎日2時間ばかり、通勤電車の中で
iPadで、版権の切れた文学作品を読んでいる。
これまでで、100冊ほど読んだだろうか。
しかし、音楽、映像、アートまでは、まだ手が伸ばせていない。
今のところ越年して、ジョブズ氏の目指したものを見つけることになりそうだ。

こうして毎日、iPadに接しているから、ジョブズ氏への親近感は倍増、
いつのまにかファンになっていたようだ。

(喜多謙一)


私の絵手紙をご紹介。

「久しぶりの絵手紙、金目鯛の傑作!美味しそう…
 赤の色が鮮やかで、鱗の光具合がみごとです」
とは、先輩である画家から頂いた言葉。
いくつになっても、褒められると嬉しいものだ。


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コーポレートカラーの呪縛

【 コンサルタント日記 】

空間設計の業務のひとつに、展示会ブースデザインがある。
経済発展の著しい市場を求めて
日系企業が販路開拓に臨む中国の展示会では、
年々日本からの参加企業が増加している。

短期勝負の展示会ブース設計で肝要な事は、
お客様の目に止まり、より多くの企業情報を
短時間に発信できる事。
勿論、高品質、センスも多いに問われる所である。

先月、上海の金属機械関係の展示会で日系ブースを訪れたが、
工業系のコーポレートカラーは、殆どが青色系。
主催のメインカラーが青の為、青を基調としたブースは
どちらかというと大海の中の魚のように目立たない印象になる。

日本からはるばる訪れたコーポレート戦士たちに話を聞くと、
“我が社のコーポレートカラーだから”の一点張り。
一般的に、赤や黄色を好む中国市場のテイストもふまえて考えると
かけられた呪縛から逃れられない発想の限界を感じざるを得ない。

中国に進出して10年の、あるイノベーティブな総経理は、
数年前、オレンジ色のブースカラーを断行した。
以来、中国でのコーポレートカラーはこの色になり、
一瞬の集客が勝負の展示会で、積極的な戦略を打ち出し続けている。

柔軟性とこだわりのバランスが不可欠である時代の変革期、
戦士たちの中から、環境を読み取り、思い切った一歩を踏み出す
心意気を期待するのは私だけであろうか。

写真は、スニーカーを履いた?ちょっと偽物っぽい
サックスの演奏者を招いたブース。
写真は本文とは関係ありません。

(N. Koyanagi in 上海)

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JIDA三条工業会プレゼン報告

【 コンサルタント日記 】

ビートップツーの取締役の木全(きまた)と申します。

いままで、弊社社長の喜多がこのブログを更新してきましたが、
10月から喜多に加え、井上、小柳、木全も書かせていただくこととしました。
どうぞ、よろしくお願い致します。

木全は主に国内のデザインコンサルタントを担当しております。
そんな日々の活動の中で気がついたことを
このブログで紹介していけたらと思います。

JIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)
デザインビジネス委員会に誘われて、9月30日に行われた
新潟県三条市でのJIDAのプレゼンテーションに参加してきましたので、
今回はその顛末をご紹介します。

東京は晴天でしたが、9月30日(金)11時12分の上越新幹線に乗り、
越後湯沢のトンネルを越えると、そこは雨でした。
分水嶺を越え、川の流れる方向が違うのを確認しているうちに、
燕三条の駅に着きました。

小雨の中、株式会社相田合同工場社長の相田聡社長と合流し、
「鍛冶道場」と「相田合同工場」を見学させていただき、
プレゼンテーション会場の三条ロイヤルホテルに
チェックインしたのは16時でした。

「鍛冶道場」
http://www.ginzado.ne.jp/~avec/kajidojyo/index.html
「相田合同工場」
http://www.kuwaya.com/index.html

「鍛冶道場」では、和釘作りを体験させていただきました。
20年に一度行われる伊勢神宮式年遷宮。
2012年の遷宮で使われる和釘は、すべて三条市のものだそうです。

「相田合同工場」は、鍬や鋤などの農機具を製造販売されています。
工場は鍛冶屋さんのイメージ通りで暗くて暑いけれど、
郷愁を誘うものがありました。
工場だけでなく、フリクションプレス(!)を自在に操り、
軟鉄の厚板を鍬の形に整えていく75歳の先代社長と
証券会社に勤めていた跡継ぎという親子関係も含めて、
中小企業の典型を見させていただきました。

会場の三条ロイヤルホテルは、三条市のメインストリートにあり、
16時にチェックインして、会場設営を済ませ、
18時の集合時間まで少し時間があったので、街をすこしだけ散策しました。

昔ながらの町屋造りの商店街はシャッター商店街で、
ほとんど人通りもありませんでしたが、一本奥の筋に入ると
そこは昭和のネオン街。繁栄の名残を残していました。

18時半からのセミナーは、「デザイナー活用法セミナー」と銘打ち、
地場の中小企業とデザイナーのマッチングを目的に、
8名のデザイナーが各自10分程度の自己紹介をするという内容でした。
三条工業会17社19名、三条市商工課、三条商工会議所、
デザイナーの総勢30名を超える出席者があり、会場はほぼ満席でした。

質疑応答で、デザインフィーに対する質問があり、
わかりやすい料金体系が求められていることがわかりました。

デザイナーを含め20数名が参加した名刺交換・懇親会も、
にぎやかに進行しました。

何名かの企業の方と話をして、やはり、デザインの必要性を感じていながら、
デザイナーをどう活用すればいいのか、
その費用対効果をどう考えればいいのか、
という部分に不安を抱えているのではないか、
だから、デザイナーと付き合う一歩が踏み出せないのではないか、
そんな印象を持ちました。

デザイナー側からも、もっと歩み寄る姿勢を見せなければならないのだと思います。

このような試みを、盛んに行い、解決策を見つけていくことが
今、求められているのだろうと感じました。

(木全 賢)

自己紹介(井上和世)

【 コンサルタント日記 】

10月5日のこのブログに、弊社代表が書いておりましたが、
今月より、各担当者がリレー方式でブログを書く事となりました。

私は、今年4月より取締役を任命されました、井上和世です。
名前を見て「おやっ!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、
弊社・木全と、『中小企業のデザイン戦略』を共同執筆させて頂きました。

また、「デザイン界の町医者」を名乗り、
「絵に描いたモチを食える餅に、食える餅を売れる餅に…」で有名?な
ネオデザインの代表でもあります。

その本の中でも書いてありますが、ビートップツーにて縁を作って頂き
3年程前より、国内中小企業さんのみならず、中国の広東省を中心とした、
ものづくりのデザイン及びコンサルタントをするようになりました。

この記念すべき私の第一回目のブログは、中国の会社で書いております。
本日は、もやがかかっていますが、晴天でとても気持ちの良い一日です。
亜熱帯と熱帯にまたがるこちら広東省も、
10月に入り、過ごしやすい季節となりました。

今回の出張はもちろん仕事ですが、中国の営業主任の結婚披露宴があり、
それに参加する為でもあります。
詳細は、次回のブログにてご報告出来ればと思っておりますが、
今後も、中国レポートを交えながら、散文を書いていきたいと思っております。
先ずは、第一回目は自己紹介とさせて頂きました。

上の写真は、私がコンサルタントをしている、中国・トンガンの会社です。
小高い丘に、南欧風3階建ての住宅が点在しており、
その中の2棟をオフィスとして使っています。


(井上和世)

デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

筆者紹介

【 コンサルタント日記 】

『美しい色のある街』─色を楽しむカラーガイド─ という冊子が、
「公共の色彩を考える会」から発刊された。
40名を超えるボランティア執筆者の中に交じって、
私も、「アジアの街角」と題して一編書いた。

そして「筆者」紹介欄に、(株)ビートップツー代表取締役、
石川県かほく市生まれ、
金沢美術工芸大学産業美術工業デザイン卒業、と記した。

今回から、弊社の当ブログも、この本に習って本名で書くことにした。
弊社のブログをアーカイブで見返してみると、
2002年の1月から、約10年、毎回(K.K.)とサインを入れ、
タイトルも、「コンサルタント日記」「デザインの基礎知識」
「今週のオススメ」「気になるキーワード」「気になるデザイン」
「職務経歴書講座」「転職コラム」と、あれこれと、
飽きもせずに書いてきたものだと我ながら思う。

「気になるキーワード」などは、自分が理解できないときは辞書を引き、
時には、仲間に教えてもらいながら綴ったもので、
川崎市地域雇用創造推進協議会の人材育成事業の一環として、
福祉ものづくり学科「ユニバーサルデザイン」講座で
テキストの一部として役立たせてもらった。役得である。

この写真は、自己紹介のご挨拶がわり。
先日、プロに近い写真好きな友から、
「いい写真ですね、A4ぐらいに引き伸ばして会社に飾っておいたら」
などとおだてられたので、自慢半分で「希望の朝」と題して
今日は、掲載させて頂くことにした。
いくつになっても、友人に褒められると嬉しいものだ。

(喜多謙一)

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デザイナーの五感教育(3)

【 コンサルタント日記 】

『人間の色覚は、天敵察知のため発達?』
という記事を見つけた。

『京都大学霊長類研究所の正高信男教授は、
 人間がヘビを素早く認識するのは、
 色覚が関係しているとの仮説をまとめ、
 英科学誌「ネイチャー・サイエンティフィック・リポーツ」に発表した。
 色覚は、サルや人間など高等な霊長類にしかなく、
 天敵を察知するために発達したのではとみている。
 人類の進化の過程を探るのに役立つ成果という。
 人間の4?6歳の子ども111人に、画面に表示した8枚の花と
 1枚のヘビの写真を見せ、ヘビの絵を選ぶまでの時間を計った。
 写真がカラーだと、白黒に比べて選ぶ時間が短くなった。
 人間が本能的にヘビを恐れる理由はナゾとされている。
 正高教授は「色覚が重要な役割を果たしているのでないか」と説明する。
 これまで、霊長類の色覚が発達したのは、
 熟した果実を見つけるためと考えられていた。
 霊長類はイヌやネズミに比べて臭覚が衰えており、
 それを補うために色覚が発達したとみられている。』
 (日本経済新聞、9月2日付)

色覚とは、可視光線中の光の波長の差を色の差として区別し、識別する機能。
色調・明度・飽和度で表されると習ったが、まだまだ解明されていない。
霊長類は臭覚が劣り、それを補うために色覚が発達したのだとしたら、
色を扱うデザイナーの役割は、今以上に求められる。
色覚も奥が深いですね。

(K.K.)


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デザイナーの五感教育(2) 農耕民族に学ぶ

【 コンサルタント日記 】


連休初日、蝉の声と烏の鳴き声で目が覚めた。
最後の力を振り絞って鳴き続ける蝉は、夏の終わりを告げるかのようで
まだ5時だったが、「朝起きは三文の徳」、
そして朝陽と共に起きるのは「農耕民族の原点」と思い、床を出た。

先日の夕刊で、大手工作機メーカー、オークマの花木社長は、
「農耕民族の強み」と題して、下記のように書いていた。

「ものづくり」。よく 日本の工作機械が強い要因を聞かれるが、
私は、「農耕民族」 という表現で説明している。
来るべき収穫に向けて計画的に土を耕し、水を撒き、肥料をやる。
コツコツと皆が協力し合い、実りを祈り、冬を過ごす。
春に花咲き実りを喜ぶ。
まさしく日本の「ものづくり」が、日々丹精、技を磨き、華やぐことなく、
お互いが助け合って仕事をするありさまそのものである。
長年積み上げた熟練の技能・技術、現場と技術者が
立場を超えて協力し合うチームワーク、仕事への責任感・情熱、
これらが日本の工作機械の強みの源泉であると考えている。
(以上、抜粋)

日本の工作機の強みの源泉は、日本の農耕民族の強み。
日本のデザイン界も、原点に返って、農耕民族の強みを発揮して
グローバルに活躍してもらいたいと思った。

(K.K.)


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デザイナーの五感教育(1)

【 コンサルタント日記 】

昔、夏休みのキャンプなどに行くと、

1)鉈(なた)で薪を割る。
2)火を熾す。
3)焼き芋や料理をする。

などなど、その都度、個人の「技術」が求められた。
鉈で薪を割るにしても、木の節などがあると割れない。
焚火をするにしても、生木は燃えない。
焼き芋も、よく見ていないと炭になってしまう。
常に、失敗から技術を身につけていったように思う。

ところが今夏は、東日本大震災の後だけに、
外遊びがしにくくなったためか、キャンプ場も閑散としていた。

これから、おもちゃの需要がピークとなる年末。
「大人以上に流行に敏感な子ども」を狙って、
各メーカーが力を入れているのが、タッチパネルのおもちゃ。
画面を触ったり、動かしたりして、
知育ゲームが楽しめる玩具も登場しているようだ。

タッチパネル全盛になった今、
玩具デザイナーは、どんなストーリーを考え出すのか。
子どもたちのおもちゃには、室内と、室外・外遊びとのバランスも
ぜひ一考してもらいたい。

(K.K.)

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急がば回れ

【 コンサルタント日記 】

8月は、12日から16日まで夏休みを取り、金沢に帰省した。
今年も、新幹線や飛行機を使わず、往復とも青春18切符を使い、
行きは米原経由で10時間、帰りは直江津周りで11時間かけ、
鈍行での旅を楽しんだ。

13日には、夏休みの宿題として、以前ブログに書いた
東日本大震災 デザイナーは何が出来るか(3)
「黒四」建設3ルートの一つ、「黒部ルート」(他に大町ルート、立山ルート)を
半世紀ぶりにたずねた。

富山から宇奈月に入り、トロッコ電車で渓谷を縫うようにのぼり、
終点の欅平で2時間ばかり歩き周って考えた。
「黒四」建設は、太平洋戦争で敗北した日本が、
復興に向かって本格的な第一歩を踏み出すための時代の要望であり、
難工事を覚悟のうえで着手した、史上空前の大工事だった。
その大動脈である大町ルートの関電トンネルは、
ミフネと裕次郎の『黒部の太陽』で映画化された。

「黒四」の全工事に参加した労務者は延べ一千万人、
「黒四」建設は、日本人の持つ潜在可能性を開放し、
さらに将来への発展の基礎を作り、指標の役割を果たした。

それは、水資源に恵まれた日本の水力発電の歴史であり、
国産の技術力の高さをしめしていたが、如何せん、水力発電は
発電コストに占める初期の建設費の割合が非常に高い。
時代は高度経済成長期に移り、安全神話をつくりだし、
原発による電力の安定供給時代になっていった。

3.11から得た教訓の一つは、「急がば回れ」ではないが、
急ぐこと、効率ばかりを追求すると、ロクなことがないということだ。
そう反省しながら、鈍行で旅することも一興と思った。

(K.K.)

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迫られるグローバル化

【 コンサルタント日記 】

ゲーム・アニメ等のキャラクター・コンテンツ業界の友人と久しぶりに会った。
聞けば、今、どこでも企画デザイナーが求められているという。
企画は日本、制作は人件費の安い台湾や中国などに依頼、
今は、それが主流とだという。

そういえば、グラフィックデザイナーの原研哉さんは、
今月号の『図書』で、次のように述べている。

『シンガポールあたりから日本を見ると、新興富裕層の家から
 「冷泉家」を眺めているような気分になる。
 シンガポールという場所は、中東からインド、東南アジア、中国、
 台湾、韓国、日本、そしてオーストラリアまで、クールな態度で
 アジア・環太平洋を見渡すことが出来る、見晴らしのいい場所である。
 だから、金融の中心として発展し、大きな富がここに集中し始めた。
 しかし、歴史は40年。人口の9割は中国人が占めるが、
 公用語は英語、北京語、マレー語、さらにタミル語の4言語をもっている。
 富はあるが伝統文化はこれからだ。
 そういう場所から眺めると、ひとつの国の中で千数百年にわたって
 守られてきた伝統は、独特の輝きを放っているのだ。
 今日、低成長の時代を迎えて、日本はようやく自らの歴史と伝統が、
 世界の文脈で価値を生み出す希有なソフト資源であることに
 気づき始めている。』
 (「北京から眺める」より抜粋)

ゲーム、アニメ、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン……
すべてのデザインが、迫られるグローバル化の波の中にあると再認識した。
そして、その波を乗り越えるために、
今、日本のデザイナーの知恵が求められている。

(K.K.)

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通過儀礼

【 コンサルタント日記 】

朝4時前だったか、小鳥の声が異常に喧しい。地震である。
鳥達にも地震の怖さが分かるのであろう。
地震、津波、さらに各地の水害と、
立て続けに日本列島は災難つづきである。
誰を恨むわけにもいかない。自然というのは、やはり厳しい。

このところ、親類縁者の不幸が続き、
私は田舎に毎月のように行っている。
いつものように、JRの窓口で切符を買おうと、
「越後湯沢経由でお願いします」というと、
その線は不通で、開通の見込みは立っていないという。
新幹線で米原経由なら可能だとのこと。
水害の爪跡が、このように日常生活にも影を落としている。

通過儀礼。
誰もが一度はお世話になるお葬式だが、
その祭壇のデザインもまた、ユニークなものが目に付くようになった。
先日目にした、菊の花にウェーブをかけて並べた装飾などは、
芸術品だと感心した。
菊の花を蕾から開花したものまで何種類も並べて作るわけだから、
髪の毛にパーマをかける、あの技術にも似ていると思った。

現在、デザイナーがこうした装飾のデザインに
どれだけ関与しているかは定かではないが、
退屈させない儀式と併せて、
まだまだこの分野の新しいデザイン開発があっていいと思った。

(K.K.)

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昨今のデザイナー転職事情(4)

【 コンサルタント日記 】

2月と8月、いわゆる「ニッパチ」は、商売にならないといわれて久しい。
最近は、この言葉もあまり使われないが、まもなく、その「8月」に入る。

昨日、転職を目指して浪人中のAさんから、
「今月は、土日に福祉用具専門相談員の講習に通い、
 講習終了と共に資格を取得したので、
 職務経歴書を書き換えて送りたい」
とのメールがあった。
彼女は、IT企業で揉まれただけあり、資格取得に燃えて、
しっかりと次なる転職の勉強をしているのは、さすがだと思った。

デザイナーの転職活動のお手伝いを20年近く続けていると、
やはり7、8月に努力を積み重ね、勉強した人は、
秋口の転職活動では有利に動けること間違いない。
秋に穂が実るようなものなのだ。
勉強に時間を割くなら、 海にも山にも行けないのは辛いが、
人生、この苦労を乗り越えたところには、光があるはずである。

(K.K.)


昨今のデザイナー転職事情(3)
昨今のデザイナー転職事情(2)
昨今のデザイナー転職事情(1)

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ドイツのデザイン力となでしこジャパン

【 コンサルタント日記 】

女子サッカー・なでしこジャパンの凱旋に、先日もこのブログで触れた
ドイツ人デザイナーから、惜しみない賛辞が届いた。
諦めない気持ちと驚異の粘りで、世界一になったのだ。

ブログで書いた手前もあり、決勝戦当日は、私も朝3時に起きTV観戦した。
ゲームも気になるが、私は、スタジアムのフェンス広告に、つい目が行く。
スポンサーがどこか、である。
すぐに目に付いたのは、日本ではソニー、米国はVISA、
韓国はヒュンダイ自動車である。

私自身、広告の世界にもいたことがあり、自然にスポンサーのことが気になるし、
あわせてイベントの収支を考える習慣が付いている。
いわば職業病だ。
サッカー女子ワールドカップ関係の会社が株価を上げているのも気になった。

それでもやはり、鮮烈な印象は、ゴールドのテープや、紙ふぶきが舞う
閉会式の演出であった。
ドイツのデザイナーの知恵と、その実行力に今回も教えられたし、
なでしこたちのこれまでの努力が報われたようにも感じた。
もし開催国が日本であれば、あれだけの演出ができたか?
との思いで見ていたのは、恐らく私だけであるまい。

思えば、先日の英国のウィリアム皇太子とケイト・ミドルトン嬢との
ロイヤルウェディングも、世界のビッグ・ショーとなり、
そこでは、英国デザイナーの腕が試された。
同様に、今度の女子W杯も、ドイツのデザイナーの「デザイン力」が
世界から見られていたし、彼らはそれに応えていた。
さすがドイツである。

(K.K.)


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ドイツの魅力

【 コンサルタント日記 】

私の「習い事三日坊主」のひとつにドイツ語入門があった。
昔、同僚がドイツ語学科を出ていることを知り、
早速、ドイツ語入門を試みたが、仕事が忙しくなったという口実で、
三日坊主で終わってしまった過去がある。
それでも何となく、ドイツの魅力は私の心の隅に残っていた。

先日、懇意にしているドイツ人デザイナーから、
ウォルフスブルグで「なでしこジャパン」が大活躍しているねと、
同僚あてにメールが届いた。
準々決勝で、延長戦の末、地元ドイツを破ったというから、
ドイツのメディアも絶賛、まさにワールドニュースなのだが、
私と同様、同僚もサッカー女子W杯には無関心で、
ウォルフスブルグの街でサッカーが行われていることも知らなかった。

私も聞きなれない、ウォルフスブルグ(Wolfsburg)。
調べてみると、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの本社が置かれ、
日本流に言えば企業城下町として発展したそうだ。
(市名は、ドイツ語で「狼の城」の意とか。)

今回のサッカー女子W杯は、ウォルフスブルグ等のドイツ地方都市で開催中。
日本時間で明日未明のスウェーデンと 「なでしこジャパン」の準決勝は、
フランクフルトで行われる、まさに持ち回り興行なのだ。

件のドイツ人デザイナーも、大のサッカーファン。
親日家の彼は、今度は日本を応援してくれるだろうと思うと、
遠く離れたドイツも、身近に感じられるから不思議だ。
自国の代表チームを破った「なでしこジャパン」を絶賛するあたりにも、
メディアやスポーツ文化の成熟を感じる。
やはりドイツは、私にとって魅力ある国である。

(K.K.)


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国威プロジェクト「新幹線」

【 コンサルタント日記 】

突然、北京の友人が訪ねて来た。
忙しい出張の空き時間に顔を見せてくれたのだ。友人とはありがたい。
早速、中国は北京の近況を聞いてみた。

6月30日の新聞は、「国威プロジェクト次々完成」 「中国共産党きょう90周年」
「批判尻目に国産・新幹線開業」などと報じ、北京はお祝いムード一色とか。
その真意は?

中国の二大都市、北京と上海を結ぶ高速鉄道(中国版新幹線)が6月30日開業。
北京?上海間を4時間48分で結ぶ。
「一度に建設した長さ(1318km)としては世界最長で、最高速の鉄道を
わずか38ヶ月で建設した」と自画自賛しているようだ。

ところで、「すぐにビジネス出張に利用するか」との問いに、
友人は、様子を見てからでも遅くないから、当分は利用しないという。
新製品には飛び付かず、生産が安定してから購入するのと同じく、
乗るのもあわてないのだという。

日本の新幹線開業は、東京オリンピックの年、1964年。
すでに47年間走り続けている。
その日本のハード、ソフト両面の技術、経験値、ノウハウは、自他ともに認めながら、
国産・新幹線開業が国威プロジェクトになる中国。
「中国共産党きょう90周年」の記事を読みながら、やはり近くで遠い国のように思えた。

(K.K.)


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長すぎる就職活動

【 コンサルタント日記 】

大学生の長期に亘る就職活動が学業に影響する、
といわれて久しいが、いまだ何も改善されていない。
そして、今年の就職活動は、例年にも増して長引きかねない。
東日本大震災の影響で、採用選考の時期を遅らせる企業が
相次いだことが大きいと言われる。

転職の場合も同様、「長すぎる就職活動」を改めたいが、
政府も、企業も、今のところ知恵がないのが現状だ。

しかし、例えば、団塊世代の退職に対応して、
中途採用を大幅に増やせる政策などを打ち出し、
企業にも活気をとり戻させるなどすれば、「長すぎる就職活動」も
解消の方向へ向かうのではないだろうか。

特に、東日本大震災以後、政治に誰も期待しなくなり、
ずるずると毎日が繰り返されているようだと、日本のこれからが危ない。
やはり、一票の重みを再認識し、政治を身近なものとして考え、
企業活動が活発になるアイデア主とその実行主を選ばないといけない。
言うは易しだが、「長すぎる就職活動」は、国家の損得に値する
最重要な課題であることには間違いない。

(K.K.)


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神田学会理事・清水さんよりご案内をいただいて、神田明神境内で開かれた
「日本神話と災害教訓に学ぶ夕べ」と題する催しに参加した。

大震災の日、同神社境内には多くの人が避難してきて、
一時は数百人に膨れ上がったそうだ。
「神社が避難地としての機能を持っていることを再認識した」と
神社禰宜の清水さん(神田学会理事)。
早速、地震について深く考える機会を設けようと、この催しを企画したという。

神田明神の氏子である神田と日本橋は、災害が多い地域。
この150年間だけでも、安政大地震、関東大震災、東京大空襲など、
3度にもわたる破滅的被害を受けてきたが、
幾多の困難を克服し、見事に復興を遂げている。
その江戸っ子の心意気を皆様と再考したいとのことだった。

催しは2部構成で、第1部は「災害教訓シンポジウム」。
内閣府中央防災会議のメンバーらによるシンポジウムで、
過去の経験から、大災害への対処や心構えなど学んだ。

第2部は「平野啓子の語りの世界」。
名作・名文の語り部として知られる平野啓子さんにより、
明治期に台風で難破したトルコ人を救助した日本人の真心を伝える
「エルトゥールル号物語」などの朗読が行われた。

「今、神社は何が出来るか」との思いが、社殿前の特設会場を埋めた
400人を超える聴衆の心をつかんでいたように思う。

「デザイナーは何が出来るか」。
今日も、自問自答している諸氏も多いだろう。

(K.K.)


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昨今のデザイナー転職事情(3)

【 コンサルタント日記 】

去る4月28日、パナソニックは、従業員10万人のサンヨーとの合併により、
白物家電分野の重複を避けるため、4万人のリストラを計画している、
と報じられた。

リストラは海外を中心にとあるが、東日本大震災後の後だけに、
ショックなニュースではある。

一方、大震災の影響で、2012年春卒業予定の大学4年生を対象にした
採用活動を、6月以降に延期している電機、商社、自動車などの大手企業が、
震災前の計画に比べ、採用数を減らさないことが明らかになった。
少しは、ほっとした学生も多いと思う。

最近、会う人ごとに「今、転職は可能ですか」と、真剣に聞かれることが多い。
先日も、若いデザイナーから、地方にいては、「井の中の蛙」で終わりそうだから、
東京やNYで3Dの腕を磨く武者修行ができないか、と聞かれた。
もちろん働きながら、である。

弊社のように、デザイナーの転職をお世話している企業では、
経験者採用がベースになるので、「修行の場」の提供は難しい。
昔と違い、親方について武者修行するといった教育の場は、企業にはない。

修行をするのなら、例えば、フリーのプロダクションにもぐりこんで働き、
土日には自己研鑽に励む、といった努力のみが、
腕の上達につながるのではないかと、冷たいような返事しか出来なかった。

(K.K.)


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福島県出身の後輩、N君がメールをくれた。

「ゴールデンウィークは、復興作業のため、実家に帰省する予定です。
 庭のガレキの撤去の見積もりだけで4万を超えているので、
 内部も片付けて撤去するには、かなりの気合がいりそうです。」

ガレキの撤去も大変だが、未だ身元が分かっていない遺体を
特定する手掛かりを得ようと、宮城県警は遺体の着衣の洗濯・保管を開始し、
26日には、報道陣に一部公開したと新聞が報じている。

また、遺体安置所には、行方不明者の手掛かりを得ようと、
震災以降、家族ら10万人が訪れているという。

着衣で手掛かり求めることは、ノルウエーやカナダなどで
行われていたと聞いたことがある。
漁師が遭難した際、手編みのオリジナルセーターなどが、
その役目を果たしていたのだ。
恋人のために愛情をこめた模様やデザインを考え、
手作りのセーターを編み続けた、
それが北欧やカナダの民芸の発祥、ルーツとなっているのである。

悲しみの中に、手掛かりを求め続ける遺族のことを思うと
手編みのオリジナルセーターも生活の知恵であったのだろう。
合掌。

(K.K.)


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「成田は静まり返っていて不気味なくらいです。
 店に聞くと、売り上げは半分以下だそうで、
 外国人はほとんどいません。
 地震の影響の重大さが身にしみてわかります。」
と、上海に出張する友人が、成田から携帯メールをくれた。

また、北京の友人からは、放射能が東京に及ぶようだが、
家族を連れて北京に避難してはどうか、とメールが来る。
やはり、風評は異常なくらい蔓延している。

千葉でDIYのアドバイザーをしているS君からは、
大震災後、防災ツールは売れに売れ、在庫が空になったが、
ようやく最近、現状復帰したと聞かされた。
願わくは、災害が起こってからではなく、
日頃から、用心に用心を重ねたいところだ。

DIYと言えば、私は、昨年暮れに日曜大工で本箱を作り、壁に固定、
天井まで本を隙間なく詰めていたので、今度の地震には耐えられた。
本箱の下に特殊なゴムの板を敷き、耐震を考慮したのが
功を奏したのだろうと思っている。
 
何はともあれ、マスコミも含め、皆で東京電力や政府を
追い詰めるだけでは、何も解決が出来ない。
多くの日本人は、日本を離れることはできないのだ。
日本再生しかないことを肝に銘じ、私は、加齢を自覚しながらも、
「デザイナーは何が出来るか」今日も問い続けている。

(K.K.)


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余震の後、必ず「大丈夫か」と北京の友人がメールをくれる。
もう、そろそろ一ヶ月だから、収束するだろうと返事を書いた途端に、
また大きな揺れが来た。余震である。

忘れもしない、東日本大震災は3月11日午後2時46分、
大きな余震が来たのは、4月11日午後5時16分、
まぎれもなく一ヵ月後に、追い討ちをかけるように、この余震。

自然とは、なんと無情なものか。
自然の脅威に、人間は手も足も出ないのだ。
さらに、震災から一ヶ月を経ても、
東京電力・福島原子力発電所の事故は、予断を許さない。
大量の汚染水を海に放出するなど、綱渡りが続き、
その深刻度は、史上最悪の「レベル7」になった。

懸命の復旧作業の一方、終わりの見えない不安が広がっている。
避難命令は30キロ圏内になっているのだが、
海外ではすでに、日本自体が危ないという風評が定着しつつあると聞く。

「人間、求めて苦労しようと思わぬ。
しかし求めてでも苦労しなければならぬ時もある。」
と誰かが書いていたが、まさに今回の東日本大震災は、
私たちデザイナーにとって何が出来るかを問うている。
今が、その「求めてでも苦労しなければならぬ時」なのかも知れない。

例えば、有識者による復興構想会議などの提言を具体化し、
グランドデザインするときなどには、デザイナーは積極的に参加し、
明るい未来を描くお手伝いなどが出来れば、と切に願う。

(K.K.)


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4月4日付東京新聞の夕刊に、哲学者・梅原猛は書いている。

  私は50年間、日本のことを研究してきて、
  最近「草木国士」と共生する日本の思想をもとにして
  「人類の哲学」を書く着想を得た。
  しかし人間に奴隷の如く酷使された自然の怒りという観念が
  私にはまったく欠如していた。
  この震災は私の哲学への厳しい批判でもあり、
  3月11日以来、私は悲しみの中にいた。

  テレビが伝える被災地の人々を懸命に救援・援助する自衛隊や
  ボランティアの人々の活動をみて、
  私も苦しむ被災地の人々を救いたいと思ったが、
  よぼよぼの老人が救いに行けるはずもない。
  しかし想像を絶する災害に遭いながら、生き延びたことを喜び、
  お互いに助け合いながら生きている人々の姿をみると、
  私のまた老残の身ながら、この震災の経験をもとにして、
  日本の人々ばかりか世界の人々を幸福にする哲学をつくらねば
  ならないと切に思うようになった。(文中抜粋)

同紙、社会面には、『孫社長100億円寄付 引退まで役員報酬分も』
という記事も載っていた。

  ソフトバンクは3日、孫正義社長が東日本大震災の被害者に向けて
  義援・支援金100億円を寄付する、と発表した。
  孫社長は2011年度から引退するまでの役員報酬の全額を寄付し、
  災害遺児らの支援に充てるとしている。(文中抜粋)

このふたりの大震災に対する対応には教えられることが多い。
振り返って、私たち、デザイナーには何が出来るのか。
再度、問いたい。

(K.K.)


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先週末、ヤボ用で千葉県の海岸に面したK市に行っていた。
穏やかな海を見ながら、どうしても3月11日のあの大津波に繋がらない。
テレビで見て愕然とした、あの海ではないのである。
そして原発事故。この海にも放射性物質が流れているかもしれない。
とても、汚染されている海だとは信じられない穏やかさだった。

ふと、昔のことを思い出した。
大学で初めての夏休み、宿題はA3サイズのスケッチ15枚。
課題を消化するには、山でも行って描くしかないと、立山連峰に向かった。
先ず、富山県の宇奈月に入り、黒部渓谷に行こうと食堂に入った。
そこで偶然、黒部ダム工事現場に向かうT氏と会い、幸運にも同行を許された。
貧乏画学生の特権、その親切に感動して付いていった。

黒部川第四発電所、通称「くろよん」、あるいは略称「黒四発電所」。
富山県黒部市の黒部川上流部にある関西電力の水力発電所だ。
黒部ダムから水を引いて発電している。

1961年、発電開始。
当時、既に環境保護のため及び厳冬期の雪崩対策として、
この発電施設及び輸送ルートや送水管は、すべて地下に作られている。
完成は、1963年。

1964年、東京オリンピック以後は、能率、効率の悪い水力発電などの
自然エネルギー発電を先送りし、好むと好まざるとにかかわらず、
原子力発電を受け入れ、国はその建設に舵を取った。
私たちは、その電力に依存する生活を始めた。
現在、発電割合は、原子力29%、LNG29%、石炭25%,一般水力は7%である。

能率、効率を求め続けた成長路線は、広島・長崎の教訓をも忘れさせたのか。
今度の不幸な災害が、皮肉にも、被曝の危険性を教えてくれた。
私も、このことがなければ、学生スケッチ旅行も、水力発電も忘れていた。

これからの日本は、容易ならざる事態が続くだろう。
能率、効率を求め続けた産業界も転換を迫られるかもしれない。
デザイナーは何が出来るか、新しい生き方がないものか、
今こそ、デザインの力を発揮し、人生を「モデルチェンジ」するような
提案のできるデザイナーの出番があると信じたい。
そして、それに応えられなければ、デザイナー失格である。

(K.K.)


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「天災は忘れた頃にやってくる(災害は忘れたころにやってくる)」
という有名な警句がある。
一般には、寺田寅彦の言葉として知られているが、
結局、「災害」だから「忘れた頃にやってくる」のではなく、
「忘れた頃にやって来る」から「災害」になるのである。

大地震発生から10日たっても、被害の全容は不明なほど甚大だ。
「デザイナーは何が出来るか」と大上段から考えようしても、
実際には、目途さえ立てられない現実に、歯がゆい思いもするが、
1995年1月に発生した、阪神・淡路大震災の教訓は、生きているはずである。

因みにその時、先輩デザイナーが、仮設住宅建設に一ヶ月の間、
ボランティアで参加した話を聞いたことがあるし、
住宅メーカーのデザイナーは、耐震構造の研究に専念し、
壊れないハウスのデザインに取り組んできたことは事実である。
それでも、不幸にして、国内観測史上最大のマグニチュード9.0という
極めて強い地震と、それに続く巨大津波には、なすすべがなかった。
さらに追い打ちをかける様に、原発事故である。

仙台近郊でデザイン事務所を経営しているN氏と連絡が取れ、
彼の家族の無事も確認できたが、自宅と事務所は、
津波で流されてしまったとのこと。

そうした数々の現実を受け止めて、我々デザイナーは何が出来るのか、
今後、さらに考えて行きたいと思う。

(K.K.)


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先ずは、お見舞い申し上げます。

私は、11日(金)午後、横浜の会社で、コンサルタントの仕事中でした。
揺れ始めてから収まるまでの時間の長さに、まず驚きました。
その後、余震もあり、電車が動きませんでしたから、
その事務所に泊めてもらい、12日(土)朝、帰途につき、
午前11時頃、鎌倉の自宅に戻りました。
お陰様で、しばし停電しただけで、鎌倉は無事でした。

当日、弊社のスタッフは、都内浜松町のオフィスに3人ほど泊まり、
翌朝、地下鉄、JR等が動き出して帰宅。
追って、携帯メールで、関係者の安否が確認でき、少し安心できました。

友人の一人は、新宿のホテルの42階で会議中だったそうです。
揺れ出した途端、机上のコーヒーと水が床に落ち、
あの揺れはハンパじゃなく、生きた心地がなかった、
結局、4時間程缶詰になり、軟禁状態で余震の中を過ごし、
エレベーターは最後まで使用できなかったので、非常階段で降りました、
とメールがありました。

スペインにいる友人の画家から心配、お見舞いのメールがあり、
昨日、今日と2回ばかりメールしました。
海外からも便りがあるのは嬉しいですが、災害は頂けませんね。

また昨日は、上海の友人からお見舞いの電話をもらいました。
上海では、朝から晩まで、終日テレビで、東日本巨大地震を放映しているそうです。
彼の日本の家族も無事だったと、海外で安堵していました。

今回の地震では、日本一の防波堤すら何の役にも立たない事が判明。
その事実を受け止めて、我々デザイナーは何が出来るのか、
今後、考えて行きたいと思います。

(K.K.)


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昨今のデザイナー転職事情(2)

【 コンサルタント日記 】

昨日、北京の友人と会った。
長い春節休暇も終わり、少しは動きがあるのでは?と、
一番に、中国の市場動向を聞いた。

この時期、役所の人事異動もあり、3月20日頃までは、
担当者が落ち着かないので、交渉事はお預けだという。
新5ヵ年計画が発表され、一部動揺もあるようだが、
どこの国も、お役所スタイルは同じなのだと思った。
政治都市・北京は、相変わらず健在のようだ。

一方、上海の友人からのメールによると、人材市場動向は、
春節休暇以降も、引き続き求人数、求職者数が増加しており、
全体的に、応募者が企業面接に至る確率が高くなり、
面接から入社までのサイクルが短期化、
応募から入社まで3日間というスピード入社もあるなど、
成長路線が続いているという。

市場は、「超・売り手市場」と呼べるほど、求職者が有利な状態になっており、
企業、求職者ともに、これまで経験したことがない環境になっているとあった。

振り返って、わが国のデザイナー転職市場は、
求人数はといえば、すこぶる少ない。
その少なさゆえか、応募したとしても、面接の機会は
0.5パーセントもないというから悲しくなる。
今期の大手企業の利益を見る限り、ほとんど海外で稼いでいる。
デザイナーもそろそろ、海外で稼ぐ術を勉強する時代に突入しているようだ。
「グローバル」という言葉を、もう一度噛み締めたい。

(K.K.)


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昨今のデザイナー転職事情(1)

【 コンサルタント日記 】

インターネットが、会社組織や経営に変革を促している。
ネットの浸透で意思伝達や取引の手間が格段に減り、
スピードとコスト競争が激しさを増し、研究開発、社員の働き方、
コミュニケーションなどの変革が求められている。

一方、その流れについて行けない企業は、
経営縮小、倒産と暗い道をたどる。
特に3月は、多くの会社が決算準備に入る。

デザイナーも、指示待ちから脱却し、経営者の動きを早目、早目に読んで、
転職の機会を逃さないことが大事だ。
その会社と心中する気持ちの人は別だが、給料遅配、残業カット、
配置転換などがあるようなときには、その会社の行く末を見極めたい。
そして、早目、早目に各社の情報を集めることだ。

昨今のデザイナーは、のんびりとデザインに特化し過ぎているようで、
いまひとつ、経営者の頭の中、心中を理解していないようだ。
どうしても、経営者から情報を得られない場合は、
経理や総務から経営情報を得て、対策を練る手もある。

このご時勢、たやすく転職先が見つからないことだけは、
若くとも、肝に銘じておきたい。

(K.K.)


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市民講座のデザイン講義

【 コンサルタント日記 】

先日も記したが、2月、8月(通称:ニッパチ)は、私の充電期間。
第二弾は、「美の競演:黄金比と造形の世界 美しい形に潜む不思議な数字」
と題して、東京都市大学の川口和英准教授の講演を拝聴した。

講義内容は、都市景観や身近なデザインについて、
その基礎的な仕組みを学び、景観形成に向けた思考力を養うことを目的とし、
フィボナッチ級数やいわゆる美しい形に潜む不思議な数字や黄金比、
あるいは白銀比といわれる、人間が美しいと思う形などの秘密に触れてみる、
というものだ。
講義のポイントは、「ヨーロッパ、中国、日本の都市の美観の比較」と
「数字と美しさの話」の2点。

久しぶりに、「フィボナッチ級数」や「黄金比」、あるいは「白銀比」という言葉に接し、
昔の学生時代を思い出しながら、この市民講座のデザイン講義のレベルと
私たち、プロのデザイン界との学問の差はあるのかと、しばし考え、刺激を受けた。

黄金比の例として、凱旋門、パルティノン神殿、名刺の縦横、
ピラミッド(高さと底辺の長さ比率)などの研究は有名。
近代では、建築家のル・コルビジェは、人体の主要な特徴を基にして
2つのフィボナッチの数列を引き出し、「モデュロール」を作り出した、
などの講義を聴きながら、是が非でもフィボナッチの数列を
デザインに組み込む必要はないが、デザインの他の面で手詰まりになった時、
フィボナッチの数列との関係を探ってみるのも良いだろうと改めて思った。

(K.K.)


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『これからの広告と公告』

【 コンサルタント日記 】


先日、「かわさきデザインフォーラム」で、『これからの広告と公告』と題し、
(株)HAKUHODO DESIGN 永井一史氏の講演会があり、
氏から、「広告の新しい役割」5項目を教わった。

1)広告は、社会のためになる
2)広告は、純粋体験を生み出す
3)広告は、リノベートする
4)広告は、サービス、進化する
5)広告は、大きな共感の場を作る

そして、従来のテレビ、新聞、雑誌、ラジオ等の広告媒体から、
主たるものはWEB広告へと、世界が様変わりした広告界の
現在と未来を話された。

「様変わりした広告界」といえば、思い出したことがある。
10?15年前、上海で、友人が「広告とは何か」を
中国人に教えることの難しさを味わっていると聞いたことがあった。
当時の共産社会では、物は上から与えられるから、競争はない。
従って、広告は要らないのである。

ところが自由経済になると、いかに広告し、いかに物を沢山売るかが勝負。
彼らは、必死に広告を学んでいたそうだ。
そして、中国は今年、GDP世界2位に躍進したのだ。
今後は、「広告の新しい役割」を13億人の中国人がいかに理解し、
モノにするかが問われるのだろう。

(K.K.)


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映画プロデューサーの仕事

【 コンサルタント日記 】

私は、2月、8月(通称:ニッパチ)は、努めて充電に当てている。
先日は、著名な映画監督・小津安二郎のプロデューサーであった、
山内静夫氏のお話を聴いた。(現・鎌倉文学館 館長)

氏は、「晩春」「麦秋」「東京物語」などの名作を立て続けに発表し、
日本映画界の重鎮となった小津安二郎の映画54本のうち、
後半の映画6本のプロデューサーを務めた。

私は職業柄、映画監督の仕事は大体理解しているが、
映画プロデューサーの役割はあまり知らなかった。
その仕事は、興行の予算や日程管理等、
すべての日常管理業務の責任を持つものだそうだ。
また、映画監督は、脚本から俳優さんの決めも含めて、
映画が出来上がるまで中身のすべてを受け持つ。

小津監督は、仕事とプライベートは、はっきりと分かれていて、
非常に楽しく仕事が出来たそうだ。
「面白くなければ映画でない」という言葉もあるが、
小津監督映画は、「心に響くものを出せない映画は映画でない」という。
監督自身の人間性が出るからと、例えば、一流の人と付き合うとか、
常日頃から向学心に燃え、自分自身の向上に努めていたとも話されていた。

映画監督は、映画の中身に没頭し、わが子のように育て上げるものらしく、
映画プロデューサーは、そうした映画監督・クリエーターが
働きやすい環境を作る役割なのだ。

デザイン界を見てみると、アップルのスティーブ・ジョブスなどは、
小津監督と似ている面があるように思うが、
デザイナーの世界の「プロデューサー」の役割は、
映画界とは少し様子が違うようだ。


注)小津安二郎は、映画監督以上に映像芸術家として国際的に知られ、
  溝口健二、黒澤明と並んで非常に評価が高く、
  「東京物語」はヨーロッパで非常に人気が高い映画監督。
  1963年12月12日満60歳の誕生日に、腮源性癌腫により死去。
  死後、フランスを中心に国際的評価が高まり、独特の映画スタイルが
  斬新なものとされ、著名な映画人たちが小津映画の再評価に勤める。
  2003年、小津安二郎の生誕100周年に、記念プロジェクトが立ち上がり、
  各地で上映会等の記念イベントが催された。

(K.K.)


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中国の春節と転職事情

【 コンサルタント日記 】

今年の中国の春節(旧正月)は、2月3日。
2日から8日までの7日間は、日本で言うお正月休みだ。

懇意にしている上海の人材会社から、
年末年始の転職事情がメールで届いた。
それによると、12月の好調な業界は製造設備、工作機械メーカー、
あるいは、これらの商品を取り扱う商社、
そして、金融危機の影響から復活しつつあるIT企業だそうだ。

しかし、企業が採用したいと思うような求職者が、
なかなか市場から出てこないというミスマッチが目立ったとある。
それでも、1月は、求人増加の勢いは全く落ちておらず、
計画的な採用活動も行われるようになったとのことだ。

例えば、日系コンサルタント会社からは、
事業内容として、マーケット代理(調査)や
店舗内装の日本人グラフィックデザイン経験者を求むとあり、
中国語ができれば尚可とあった。給与月収は、12,000元?。

春節休暇による企業の採用活動への影響は避けられないが、
企業にとっては、人材の早期確保が優先課題とあり、
求人側と求職者とのミスマッチがなくなることも大きな課題とあった。

ミスマッチについては、日本でもその解消が課題だろう。
多分に、ミスマッチの原因は、本当にどんな人材が欲しいのか、
求人側の研究不足にもあるように、私は感じている。

(K.K.)


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職業のルーツ

【 コンサルタント日記 】

昨年、北京の友人から頂いた本、
『画悦老北京』(The disappearing customs of old Beijing)に
教えられることが多いので記したい。

昔の北京の街で行われていた商売の数々を見ると、
職業のルーツとは何か、おぼろげながら見えてくる。
極論を先に言えば、人がいるところに、人のための職業が成り立つ。
ちょっとしたアイデアでも商売になるということを教えてくれる。
乞食に近いものも含め、200種類もの職業が描かれているから、
当時の北京というところは、今もそうだが、活気があったのだろう。

現在のように、万人向けでないと商売が成り立たないという世界ではなく、
限られた人が買ってくれて、それで生活が成り立てば良しとする、
個人対個人、アナログの世界であった。
大量生産を必要としないから、おのずと自分の趣味をも持ち込み、
自分の腕一つで商売が出来たのである。
その本を見ながら、商売、職業について改めて考えさせられた。

(K.K.)


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自分次第

【 コンサルタント日記 】

年が明け、後輩のS君に会った。
彼はデザイナーOBで、定年後も活き活きと人生を送っているので、
その秘訣を聞いてみた。

今は、アドバイザーとして、近くのホームセンターでパートしているそうで、
彼いわく、
1)自分の働きたい日に出勤できる
2)毎日お客さんと接してしているから、いい意味で緊張している
3)売り場には、常に新製品が並べられるから、
  その商品知識が求められ、勉強している
というのである。毎日の刺激が彼を活き活きさせているのだ。

レオナルド・ダ・ヴィンチが弟子に告げた言葉に、
あの鐘の音を聞け、鐘は一つだが、音はどうとも聞かれるというのがある。
人生は一度きり。
人それぞれに、パートであれ、派遣であれ、正社員であれ、
そして、どんな仕事に就いているのであれ、
それぞれの環境の中で、そこに楽しみややりがいを見出し、
いかに充実した人生にするかは、自分次第ということなのだ。

(K.K.)


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iPad入門中

【 コンサルタント日記 】

昨年暮れに、私のパソコンが駄目になった。
修理見積りをしたら、35,000円というので、即座に廃却を考えた。
その代わり、今年は電子書籍というものを見てみようと決め、
ボケ防止も視野に入れて、iPad入門を試みた。

最初は、出揃った日本メーカーのものにしようと思い、見て廻ったが、
新刊本一冊の価格が高すぎるので、諦めた。
iPadは、800円でいろいろな古典、版権が切れたものが
読めるというのが、やはり魅力で決めた。
新刊本は、当分、図書館にオーダーすることにした。

iPadを使いこなしている、数人のデザイナーが身近にいることも
購入の動機になった。
彼らから半周遅れのランナーは、彼らから学ぶことが出来るのである。
800円で、古典に近い本を読めることを学んだのも、彼らからだ。

この手の商品は、IDやパスワードを入れるなど、
慣れてしまえばなんでもないことでも、使いはじめには引っかかり、
先に進めないのが困るのである。
私の友人でも、半角で入力することを見つけるのに、
実に半日費やしたという豪傑もいるが、私には耐えられない。
操作に慣れるには、少し時間がかかりそうだが、
ダブルスイッチ機能があることを覚えれば、何とかなりそうである。

今は、メディアと機器と人間の関係(マン・マシン・インターフェイス)は、
時代に応じて変わって行くのだということを、静かに実感しているところである。

(K.K.)


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もてなす心

【 コンサルタント日記 】

縁あって、年末年始は、群馬県高崎市の山奥の宿にお世話になっている。
10年近く通い詰めているから、その山村の変化が、何となく見えてくる。

当初、自治体が作ったものが、あるときから民間経営に変わり、
サービスの質も変わってきている。
大晦日には、餅つきをして村の人達が歓迎してくれた風景や、
どんと焼きのイベントなどは、今はもう無い。
宿も、温泉、カラオケ、卓球台等があるだけの普通の温泉ホテルになった。

それはそれでいいのだろうが、昔のことを知っているだけに、淋しくも思う。
来年からは、別のところを探そうと、10年も通い詰めた愛着のある町と
惜別しようかと思っているところだ。

このように、サービスの質が落ちてしまうのはいただけない。
日本人の客だけでなく、外国の観光客も呼び込もうというのなら、
もっと日本の伝統ある行事を見せてあげるなどすべきだろう。
その「もてなす心」も、大事な日本の文化のひとつだろうと思った。

(K.K.)


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明日があるさ

【 コンサルタント日記 】

今年の新聞を整理していて気がついたことの一つは、
「希望をもって、諦めるな、明日があるさ」という、
生きることに執着する人間の強さだ。

例えば、「チリ落盤、33人全員生還」のニュース。
8月5日から69日間、700mもの地下に閉じ込められていた33人が、
全員救出された奇跡的な出来事には、感服した。
その団結力に世界が共感した、とも新聞は報じている。

一方、宇宙からの便りとしては、6月に地球に戻ってきた
日本の探査機「はやぶさ」が、3億kmも遠く離れた星から
小さな砂の粒を持ち帰った出来事。
月以外の星に着陸した人類が、「もの」を手に入れたのは初めてとか。
宇宙の謎に迫るための7年にわたる長い旅では、
何度もの大きなトラブルに見舞われたが、
持ち前の粘り強さに運までが味方をし、
偉業の達成となったと各紙は報じていた。

身近では、来春卒業予定の大学生の就職内定率は、57.6%で、
氷河期並みだと暗い報道が続く。
その大学生以上に、高校生が就職活動に苦しんでいる、
というニュースに接すると、新政府に期待するだけでなく、
社会全体の問題として考えないといけない大人の責任を痛感する。

ただ、生死の問題にくらべると、生活出来るだけでも、
先ずは幸とすべきでなのかもしれない。
この1月に亡くなった恩師の言葉を借りるなら、
「シベリア抑留のことを思えば、会社のどんな出来事も乗り越えられる」のだ。
彼は、私に生きる術を教えてくれ、脱サラして始めた私の小さな会社をも
支え続けてくれている。

「明日があるさ」と居直るぐらいの若さをもって、
来年も就職・転職に臨んでもらいたい。
私たちは、少しでもそのお手伝いが出来ればと思っている。
良いお年を。

(K.K.)


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大正時代人の凄さ

【 コンサルタント日記 】

大正生まれの人達が、四季折々、銀座で集まり、
親睦を兼ねた飲み会をする「大正会」。
昭和35年に結成し、平成13年には、大正から昭和の人達に
バトンタッチするようにと、「友友会」と改名された。
私は、平成16年、銀座にある大手広告代理店のOさんに
入会を勧められ、会員となった。

その「友友会」が、諸般の事情により解散する?
との通知がきたのには驚いた。
総会を開き、皆で相談しようと付け加えられていた。

当日は、会員10数名の参加があり、協議の結果、
ひとまず解散することに決まった。
大正っ子が10名を切った「友友会」では、
昭和っ子の私たちの力およばずで、
運営が難しくなった事実に心が痛んだ。

記念に、Oさんから頂いた新聞記事によれば、
昭和36年、結成一周年記念は、東京・上野の本牧亭で開かれ、
司会は大正っ子「長老格」の森茂久彌。
講座にかけられただし物には、三島由紀夫、山口シズエ、
中曽根康弘、山田五十鈴…大正生まれの有名人の集まりで、
同窓会のようななごやかさだったそうだ。
「バカバカしいなんていう人は会員にしません」と、
大奮闘の森茂さんの弁と報じてあった。

映画「武士の家計簿」ではないが、「友友会」経理報告書には、
残高100万円以上残されていたのは、さすが、大正時代人。
倹約しながらも遊ぶ、遊びながらも倹約する、その凄さ。
「人の集まるところに文化あり」。
森茂久彌さんの遺産のひとつとして、
後世忘れてはならないと、私は肝に銘じている。

(K.K.)


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ノーベル賞受賞者の言葉

【 コンサルタント日記 】

「疲れたら休め、友は遠くには行くまい」とは、
確かロシアのツルゲーネフの言葉だったと思うが、
今年のノーベル化学賞受賞・根岸英一氏の言葉、

「学問Aを考え詰めて疲れた場合は、Bの趣味のピアノを弾くなど、
頭を切り替えると新しいアイデアが出てくる。
その積み重ねが、ノーベル賞になった」

というのは面白いと思った。

疲れたら頭を休めて、ピアノなどで別の脳を動かす、
しばらくするとまた、学問Aに舞い戻り、研究に取り組む。
このコンビネーションが、ノーベル賞に値する研究になったとの話は、
やはり私のような凡人とは違うものだ。

私は、疲れたら休み、ボーッとするとか、散歩する程度で
頭や身体を休めることを考えていたが、
さすがノーベル賞受賞者は、ピアノなどを弾き、脳を動かし、
頭の別の部分を刺激しているのだ。

かつて、日本で研究職を得られず、やむなく渡米した根岸氏だが、
今後は日本での活躍は増えそうだとのこと。
早速、12月1日付で、ソニーのエグゼクティブ・リサーチ・アドバイザーに就任、
その他、母校の東京大学の総長顧問にも就き、
研究や国際化についての助言などをするそうだ。

グローバルな転職とみればすばらしいこと。
日本人も捨てたものでないと胸を熱くした。
今年の嬉しいニュースとして、記録に残る出来事になったと思った。

(K.K.)


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人工心臓から海洋開発まで

【 コンサルタント日記 】

人工心臓のデザインといえば、川崎和男。
それだけ世界的に有名になった彼が、
最近では、海洋開発のデザインを手がけている
ということを新聞で知った。
(日経産業新聞の連載「仕事人秘録」欄)

先日の忘年会で、後輩のN君から、川崎先生の最近の消息を聞かれたが、
彼が大阪大学に赴任してから4年、
セミナー会場で1、2回会っただけで、詳しく知る由も無い。
そんな折の今度の新聞連載で、13回にわたっているので、
参考になればと、その切り抜きを後輩N君に送った。

川崎和男は語る。

「今、教育の現場で力を入れているのが海洋デザインだ。
 阪大、大阪府立大学、神戸大学の関西海事アライアンスという協定により、
 デザイン戦略論を教えている。
 学生からは、洋上に構築するメガフロートなどの提案が出てくる。
 日本は海を通じ、外に向かって発展してきた貿易立国だ。
 ところが最近は、内向きで元気のない日本人の姿が目立つ。
 私は、日本が国連の常任理事国になる必要があると思っている。
 それぐらいの発言力を持たないと、国際社会で存在感を示せない。
 資源に乏しい国だからこそ、貿易立国の志を忘れてはいけない。
 貿易の競争力の源は製造業にある。
 製品の質や価値を高める工業デザインの力を
 これから多くの人に感じ取ってもらいたいと願っている。」

彼ほど、工業デザインの領域を広げて活躍しているデザイナーを知らない。
彼の柔軟性に富んだアイデア構築は、天性のものだろうが、
身近に見る限り、彼は、努力の塊でもある。

(K.K.)


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明るい忘年会に

【 コンサルタント日記 】

年の瀬を意識しだすと、すぐに忘年会の話が飛び込んでくる。
忘年会、新年会と続くと、また歳を重ねると思うから、
若い頃とは違って、少し憂鬱になる季節でもある。
明るい忘年会になるように企画するのも、
デザイナーの使命であろうと思う。

ふと、昔の話を思い出したので書く。
「平成」に年号が改まる22年前の年の瀬は、昭和天皇崩御はいつ?と、
なんと無く、既に喪に伏すようなムードが漂っていた。
忘年会などは、もちろん禁止に近い雰囲気の世相であった。
が、当時の漫画家は、こんな時こそ、悲しみを吹き飛ばす
イベントを組むべきだ、大いに騒ごうと息巻いていた。

ムードに弱い日本人から卒業すべき、との
彼らの心意気はすばらしい、と感心した。
景気は気の問題と、彼らはすでに定義していた。
よって、気を持ち直そうと心の入れ替えを提案していたのである。

先取り精神に満ちた、漫画家の心意気は、今でも続いているとしたら、
デザイナー諸氏も、この精神を学ぶべきだろう。
明るい忘年会になるように企画するのもデザイナーの務め。
それを私は、先行デザインのイベントと呼んでいる。

(K.K.)


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就職個別指導

【 コンサルタント日記 】

久しぶりにプロ・コンサルタントに会った。Iさんだ。
「真剣に就職活動する人のみ募集」と謳い、
就職・転職活動の個別指導をしているという。

1回目は無料だが、2回目からは有料で、
計6回で8万6千円の授業料がかかるが、
皆、真剣に受けに来るそうだ。

受講生は、「何か良いやり方があるのではないかと、
真剣に就職活動に取り組み、 尚且つ、教育に賭ける、
少しゆとりのある生徒が多いように思います。」とは、彼の弁。

景気が回復したら雇用が増え、転職可能という安易な考え方など、
どこにも無いことを受講生は皆知っているという。
何社受けても、いまだに内定を得ていない30歳代の人もいる。

私自身がそうした状況だったら…と考えると耐えられないし、
本当に精神的に参ってしまわないかとも案じている。
それでも、就職活動を続けなければいけない現実があり、
彼の個別指導の今を、成果を問うてみた。

「教育は有料という意味での真剣さは凄い。
3、4回目まで行かないうちに就職が決まる人が多い」という。
どんな内容をコンサルティングしているかとの質問には、
「それぞれの個人に合わせた、個別で具体的な指導をしているので、
分かりやすいのだと思います」と。
彼の真摯な姿勢と指導力、丁寧さが特徴なのだと私は見た。

転職の歴史に学ぶことをも、プロ・コンサルタントは教えている。
学ぶことで自分を再発見し、トライしていくことで頑強な精神を学び、
そして、もっと自由に、自分に合った職業を選択し、
ユニークな人生を目指して生きることを、彼は個別指導しているのだ。
大学からも講師の引き合いが数多あると聞き、さらに納得した。

(K.K.)


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感動を与えるデザイン

【 コンサルタント日記 】

日本ハーモニカ芸術協会主催の2010年師範・準師範グレード認定者による
「ハーモニカ コンサート」に出演すると、旧友から案内をもらった。

定年後、ハーモニカを習い始め、超スピードで準師範グレード認定者に
選ばれたのだから、壮挙といえるだろう。
ただし、基礎は中学時代に父親から習ったというから、素人でない。
それでも、半世紀を経てこの実力。
彼曰く、未だ90パーセントまで来たぐらいと謙遜する。

彼の演奏を聴いて、感動を与える音楽というものにしびれた。
人格までもが音になって出ているのだ。

音楽にしびれたから言うわけではないが、
昨今、我々デザインの世界に、感動を与えるデザインはあるだろうか?
しばし考えてしまう。すぐには思い浮かばないのだ。

Gマークのグッドデザイン製品もいいが、
モデルチェンジ毎にデザインが陳腐化してゆくのはどうしたことか。

デザイナーは、ゴミをデザインしているのかという
辛口の評論家もいるが、真に感動を与えるデザインとは何か、
少し時間を掛けてでも考える時代に入ってきているように、私は思う。
ゴミの山を築かないようにしたいものだ。

(K.K.)


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大学に「就活休み」を

【 コンサルタント日記 】

大学の先生である友人曰く、学生は11月頃から就職活動で忙しく、
大学に出てこないし、誰も勉強しないのだそうだ。
何ともふがいない大学になりつつあると嘆くことしきり。

いっそのこと、大学入試のように、一斉に一回の入試で、
受かる or 落ちるの判定がある方が、いいのでは?
落ちれば浪人して再度挑戦する方がメリハリがある、と説く。

今の就職活動は、規制が無いに等しいから、
この11月ぐらいから始まっている。
学生は、就職活動のため、勉強どころではなく、
時間を作っては会社訪問を繰り返す、
そんな日々を送っているというのである。

従って、大学生活の後半は、就職活動がメインで、勉強はサブ、
これは、新卒一括採用の慣行が残ったまま、
企業の採用が自由化された結果であるとか。
大学では、落ち着いて勉強できないしくみである。
こんな中から優秀な人材は出ないし、
ましてや、ノーベル賞を獲れるような人は出て来ない。

だとしたら、各大学は自主性を貫き、卒業単位を得た時点で、
就活休みを与えるという制度を採り入れ
大学入試のような就職試験制度にした方が、
本来の大学に戻るように思う。

但し、もしも就職活動に敗れたとしても、
次年度、再度挑戦できるチャンスを与えられる
社会でなければならないことは言うまでもない。

(K.K.)


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世界が職場

【 コンサルタント日記 】

日本の不景気は、工業デザイン界をも
例外なく元気の無いものにしている。
先日も、川崎でデザイナーの集まりがあり、
皆に聞いてみたが、やはり暗い話が多かった。

ところが、元気印のお隣の中国などは、
「デザイナー急募」というケースは多いと聞く。
先日も、台湾生まれの女性で、カナダの大学を出て、
米国企業で働いていたがリストラに遭ったため、
再就職したいと弊社に打診があった。
中国・北京の提携会社で転職先を探してもらっているが、
脈はあるらしい。

彼女の場合、世界が職場である。
国は問わず、世界中から職場をチョイスする、
グローバル時代のグローバルデザイナーと言えよう。

台湾生まれで母国語は中国語、カナダでは英語。
日本語は出来ないが、2ヶ国語が堪能なら、
どこでも働けるのがデザイナー職。

グローバルデザイナーを目指すなら、
「武者修行」をも含めて、世界が職場という考え方で、
どこへでも行き、トライしてみるという生き方もある。
考えてみたい。

(K.K.)


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報道と現実

【 コンサルタント日記 】

先週のこと、「中国3都市 反日デモ数千人規模 ヨーカ堂、客避難」
と朝日新聞の大きな一面記事を手にしながら、北京に向かった。
仕事だとはいえ、物騒なところに出張するのは危険だと、
キャンセルが出たとみえて、機内は空席が目立っていた。
尖閣諸島問題を巡り、大規模な反日デモは、
まだまだ各地で続いているというのである。

首都・北京はどうか。
4?5日の滞在だったが、物騒なことは何ひとつ目にしなかった。
むしろ、中国人のサービス精神が目立ち、嬉しい思いをした。
連れがバドミントンコーチだということも幸いし、
中華料理店前の路上で、子供や大人たちと打ち合って楽しんだりもした。

香港から来た友人との夕食を、どこで食べるか迷った末、
バドミントンを共に楽しんだ中華料理店に行ったのだが、
実にサービス精神旺盛で、お勘定の後、お土産まで頂いた。
路上バドミントンとはいえ、スポーツには国境が無いことを肌で感じた。

「13億もいると、変なやつもいるよ」とは、北京の友人の弁。
日本のマスコミの反日デモの記事はどこまで本当か、
全体像を正しく捉えているのか、しばし疑っている。

(K.K.)


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グッドデザイン賞の変り種

【 コンサルタント日記 】

連休の合間の今月10日、宇都宮市にて受賞記念パーティーがあった。
友人であり、Graphicman主宰である坂本廣樹氏がプロデューサーとなった
プロジェクト『ファーストライアスロン』がグッドデザイン賞を受賞したのだ。

『ファーストライアスロン』は、トライアスロンの過酷な距離や運動量を、
最も負担のない楽しめるサイズにしたもの。
トライアスロンというバランスの良いスポーツ事業の推進や運営まで
トータルでスポーツのデザインがなされている。

以下、受賞の弁。

『受賞内容は、「ファーストライアスロン」です。
 これは「スポーツクラブで完走できるトライアスロン」という主旨で、
 スポーツとコミュニケーションのデザインで、
 日本のデザイン界に新たな1ページとして評価されました。
 こうして受賞できましたのも、いつも多くのご支援をくださいます、
 あなた様のお陰と心に深く感じ、ここに厚くお礼申し上げます。』

パーティーでは、来賓のあいさつの後、突然、私に乾杯の音頭が廻ってきた。
手短かに彼との出会いなどを話し、ひと言「おめでとう、乾杯!」と締めた。

お祝いの席での挨拶は、短く気の利いたものが「グッドデザイン」であろう。
私の乾杯の音頭は、どうだっただろうか…。


■「ファーストライアスロン」展示

・東京ミッドタウン・デザインパブ第24回企画展
 GOOD DESIGN EXHIBITION  2010
・会期:10/8-12/5 11:00-19:00
・会場:東京ミッドタウン・デザインパブ

(K.K.)


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ゲームクリエイターとアニメ監督

【 コンサルタント日記 】

世界的ゲームクリエイターである宮本茂氏。
2009年には、「世界中のゲームクリエイター9,000人の
1/3から支持されたヒーロー」にもなった。

その宮本氏が考える、「万人向け」という制作思想を
尊敬しているという映画監督の細田守氏。
『時をかける少女』『サマーウォーズ』などの監督である。

先日、年1回の大学の同窓会・総会の後、
この二人のトークショーを聴いた。

全校生徒400人足らずの地方の大学こと、
学生と教員の距離はとても近く、当日も恩師が出席していた。
小さな学校から、大きなクリエイターが育ったルーツは?という問いに、
宮本茂氏は、「田んぼの中の魚の手づかみ感覚」や「田舎の原風景」が
ファミコンの原点、あくまでもファミリー感覚でゲームを考え、
決して、「子供用には作らない」と話されていたのは印象的だった。

一方のアニメ監督の細田氏も、日本のアニメは、
世界の真ん中にあるのでなく、片隅にあると謙虚に話され、
どんどん自分で描く世界に邁進したいと、
アニメ作家の一面をも語っていた。

偶然、2人とも大学は留年組。
大学では、思う存分「青春をエンジョイした」のが、
大きなクリエイターのルーツなのだろうか。考えさせられる。

お二人の今後の地球規模の活躍が期待される。

(K.K.)


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都市型農業体験

【 コンサルタント日記 】

『かわさきコンテンツアワード2010』の農業体験に参加してみた。

このアワードは、川崎市内産の農産物を販売促進するための
アイデアや映像、キャラクターなどのコンテンツを募集するもので、
今回の農業体験は、生産者の現場を訪ね、実体験することで、
応募アイデアの源にして欲しいという趣旨だった。

当日は、あいにくの雨にもかかわらず、定員20名が全員参加。
市の職員の案内で、川崎市内のハウス農家を訪れた。

参加者は、若いクリエーターが多く、コンペにつながる
この農業体験には、真剣そのもの。
いろんな質問が飛び交い、今回のこの「市場調査」は、
彼らのアイデア源になること間違いなしだと思った。

日本の農業人口も、過疎・高齢化が進み、
担い手不足で、遊休農地は増大を続けている。

一方で、都市に住む人には、自然や田舎暮らしへの憧れがある。
ここ川崎市でも、都市と都市型農業の交流は、企画力や伝達力、
マーケティングの知識、すべてのビジネススキルなくして、
明日の農業はないという現実を見た。

現に、若いデザイナーのクリエーティブなアイデアが求められている。
農業分野でも、デザイナーの出番があり、デザイナーの裾野が
広がりつつあることを知ったのが、大きな収穫だった。

(K.K.)


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プレゼン力

【 コンサルタント日記 】

『2006年、2度目の挑戦となる英国のガーデニング展
 「チェルシー・フラワー・ショー」で、初の金メダル。
 そして翌'07年、'08年と、部門を替えて3年連続で金を獲得した
 庭園デザイナー・石原和幸さんの弁に、
 チェルシーで痛いほど感じたのは、プレゼンテーション能力の大事さです。
 「その庭が世の中になぜ必要なのか」
 そんな質問に、しっかりした答えを用意できなければ、
 評価され、審査に勝ち残ることはできない。
 そしてプレゼン力は、僕らの会社の仕事にも大事なことと分かりました。』
(日本経済新聞'10.09.24付より抜粋)

ガーデニングの世界でも、プレゼンテーション能力が必須、
そのことを英国で学んだとある。
人生のいろいろな分野で、プレゼン力は必要とされるのだ。

デザインの世界も全く同様。
デザイナーでいえば、絵で表現できるのは、
プレゼンにおいては、すばらしい技術で、
どの分野の人にも負けない強みだと思う。
精進したい。

(K.K.)


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仕組みづくりデザイナー

【 コンサルタント日記 】

「デザイナーよ、大志を抱け」と、大先輩から教わって久しいが、
今時、こんなことを口にする先輩はいない。
大企業でも、中小企業でも、皆、平等に、デザイナーはサラリーマン化し
日々、それぞれが業務に励んでいる。

それはそれで平和でいいのだろうが、先日会った、元デザイナーは、
人生半ばで、営業職に抜擢され、
定年後も、「川上から川下まで絵が描けるデザイナー」として、
イキイキと、人生の『仕組みづくりデザイナー』として活躍していた。

脱サラして、飲食店を経営したいと願う人には、
会社を興すことから、資金融資や、創業のノウハウすべてを、
セミナー通じ、また、マンツーマンでも教えている。
単なる絵描きではなく、人生の『仕組み』すべてをトータルとして、
事業の「絵」を描くことをビジネスにしているのである。

元デザイナーであり、営業職の経験もあり、
そうした全てを含めた幅広い領域での活躍に、定年はない。
ノウハウ稼業であるから、
これからのデザイナー向きの職業でもあるように思った。
一考に値する。

(K.K.)


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「師」と「ファン」

【 コンサルタント日記 】

プロダクトデザイン界は、このところ覇気がない。
ヒット商品がないのも原因だろうが、追いつき追い越せという
競争・成長の時代を卒業し、ひたすら安定感に漬かっている様にもみえる。

昔は、一世を風靡したデザイナーには、若者があこがれ、師として尊敬し、
ひたすら学んだように思うが、今は、事情が違うようだ。

昨今は、師として「尊敬する」「学ぶ」というよりは、
そのデザイナーの「ファン」として、ただただ、追いかけている節がある。
例えるなら、「宝塚ファン」と似ているのである。

師と仰いでいた時代には、あこがれの先輩に追いつき追い越せ!
というムードが漂っていたが、このところ、プロダクトデザイナーは、
そんな先輩のいちファンであることに満足しているように私には見える。

プロダクトデザイン界を辛口な視点で見れば見るほど、
この不況時にこそ、デザイナーは、自分で自分の殻を破る、
何かにトライする良い時期でもあり、
今こそ、階段を一つ上ることを考えるべきと、私は思う。

(K.K.)


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デザイナーと年齢

【 コンサルタント日記 】

「21歳香川 成長の一発」
「30歳ビーナス 楽々4回戦へ」
「山本昌 最年長完封45歳 60年ぶり更新」

先日、日曜日の朝刊の見出しの数々である。
サッカー、テニス、野球の選手は、皆年齢で評価されているようで気になった。
スポーツは体力というが、ここまであからさまに年齢で評価するのもどうかと思う。

デザイナー界では、例えば、世界的に有名なファッションデザイナーである
コシノヒロコ氏を年齢で評価するだろうか?
デザイナーは、決して年齢ではなく、その作品で評価すべきことを
皆は、当然のように知っているのである。

我々デザイン界で生きている者も、音楽、絵画など芸術と名のつく世界の者も、
あまり年齢にはこだわらない。
今は盛んに年齢で評価されるスポーツ界も、長寿国と言われるわが国では、
評価のものさしを変えるべきと思った。

(K.K.)


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北京・798芸術区散策

【 コンサルタント日記 】

中国の首都は北京だということは、小学校高学年の子供なら知っている。
では、中国の総人口13億人のうち、一番人口の多い都市はというと、難しい。
答えは、北京ではないのである。
一番は重慶という都市で、約3,000万人、
二番目が、今、万博開催中の上海で2,000万人、
三番目が首都・北京で、1,300万人位だという。
因みに、東京は1,200万人である。

先週、その首都・北京で、「おしゃれカルチャースポット」散策を試みた。
1950年代、旧ソ連や東ドイツの技術援助で建設された
電子工業の国営工場地区は、1990年代の市場経済化で
軒並み業績が悪化していった。
2001年頃から、その廃墟となった工場跡に、中国人アーティストらが
多く住み着くようになり、アトリエや画廊として使われるようになった。
それが、『798芸術区』である。

文革当時のスローガンをそのまま活かした工場の一室に、
巨大なオブジェを飾るなど、アーティストらは、
競って創造性豊かな空間を演出している。
また、おしゃれな店やレストランもあり、
カルチャースポットとして有名になった新名所。
無料で、車も自由に入れるが、その規模の大きさには驚く。
しっかり見て廻り楽しもうとすると、丸一日は必要だ。
使われなくなった工場の煙突や配管、機械、工具などを借景に、
モダンアートを展示しているといった、心憎い演出もある。

アーティストやデザイナーの卵には、是非覗いてみることを勧めたい。
ルーツは、ニューヨークのソーホー地区と見たが、いかに。

(K.K.)


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夢栗愛(めぐりあい)

【 コンサルタント日記 】

久しぶりに、田舎に帰省した。
飛行機では1時間足らずのところを、若者のように、
JRの「青春18きっぷ」を使い、鈍行で10時間以上かけて往復した。

行きは、夜行列車を使って乗り継ぎ4回、10時間。
帰りは、朝6時に発ち、実に7回乗り換えて、
自宅にたどり着いたのは午後6時だった。
長期休暇をいただいたことに感謝しながら、
往復2日間、車中の人となり、余裕あるリッチな旅を楽しんだ。

お墓参りや市内散策をし、デジカメをフルに使って故郷を満喫。
中でも、中学卒業以来、会ったことがなかった同窓生に
再会できたことは嬉しかった。
男女5人が駆けつけてくれ、2時間近くお茶を飲みながら話した。
半世紀近くのご無沙汰になるから、「加齢」を感じて
涙ぐむしかないかと思いきや、青春の思い出で話が弾み、
言いようもないほど楽しかった。

そして、帰り際に彼らから頂いた栗入りお菓子のネーミングが、
「夢栗愛(めぐりあい)」。
何とも青春のほろ苦さが漂うような名前でないか。
往復2日間かけて帰省した私へのプレゼントでもあるように思えた。
コピーライターも良い職業だなと改めて思う。ここでも感謝。

注:「青春18きっぷ」は、夏休みや春休みなどの限定期間で、
  乗車日当日限り有効の、普通列車のみに使えるJR切符。

(K.K.)


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プロダクトデザイン検定制度

【 コンサルタント日記 】

医師、建築家、税理士など、沢山の職業で、国家資格制度があるが、
どうしたことか、プロダクトデザインやグラフィックデザインには、
国家資格制度が無かった。
そこで、数年前、JIDA(社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)で
資格制度を作るべくプロジェクトが発足した。
そして今年7月より、JIDAではプロダクトデザイン検定制度をスタートさせた。
資格は、1級と2級の2段階、スタートとなる今年は、基本的な知識と技術を
理解していることを資格レベルとする2級から開始するとのこと。
検定問題は、昨年刊行されたJIDA編纂の書籍「プロダクトデザイン」の
内容から出題される予定だそうだ。
(プロダクトデザイン検定トライアル説明会より)

国家資格制度がなくとも、各自が「デザイナー」を名乗れば、
一億総デザイナーにもなれるデザイン界。
果たして、プロダクトデザイン検定に受かっても、
就職材料として役に立つのかということを疑問視する人もあるが、
何事も、試みないと分からないことが多いのだし、
「考えながら走り、走りながら考え、修正していく」ことで良いのではないか。
種を蒔かないと芽が出ないのだと、私は思う。

(K.K.)


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女性デザイナーの強さ

【 コンサルタント日記 】

自分の小遣いをつぎ込んででも、海外短期留学などに出るのは、
私の知る限り、昨今は女性が多い。
なぜだろうと考えることがある。

彼女たちは、10年近く同じ職場で働き続け、
あるとき、ふと、この専門分野で、このままで生きることがいいのだろうか
と疑問を持つと、すぐに行動に移せるエネルギーを持っているのだ。
留学先で、日本人の経営する会社に就職したデザイナーもいたが、
多くは、就労ビザの関係もあり、日本で再就職するため、
当社に相談に来るケースが多い。
短期留学が故に、語学力が今ひとつだが、日常会話ぐらいは大丈夫だ。

不幸にして、今はこの手のエネルギーある女性を
受け入れてくれる職場は皆無に等しいのだが、
昨今、上場企業の収益が急回復しているニュースを聞けば、
そろそろ戦力として採用する企業が現れてしかるべきとも思う。

新興国効果が経常益を増やしているというからには、
なおさら海外経験が役に立つはずだ。
一考したい。

(K.K.)


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パリ祭

【 コンサルタント日記 】

7月14日は、フランス革命記念日。
敗戦から2年後、この日、たまたま会場があいていたので、
日本で初めてリサイタルを開いた、シャンソン歌手の石井好子さん。
「パリ祭」と呼ばれたその日が、石井好子さんの代名詞になった。
若き石井さんが名を成していくさまは、戦後日本が立ち直っていく姿と
みごとに重なる、と日経新聞の「春秋」が記している。

その石井好子さんに20年程前、一度だけお会いしたことがある。
確か、漫画家・横山隆一さん宅のお花見の席だった。
当方、音楽、シャンソンなどには興味がない「デザイン馬鹿」ゆえ、
横で、温和なきれいな人だなあと、お話を伺っていたに過ぎない。
今思えば、もったいない話だ。

その2年後、フランスに出かける機会に恵まれ、
良くシャンソンを耳にするようになったから不思議。
食わず嫌いが故に、大きなものを見落とすとは、昨今の私の反省の弁。
日本の「パリ祭」を育てた恩人として、記憶に残る人を失った。合掌。

(K.K.)


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天国と地獄

【 コンサルタント日記 】

週末は、連休を思い切り楽しんだ。
週明け、会社に出ようとしたら、首が廻らなく、
首の周りが強度の痛みに襲われ、動けなくなった。
脳梗塞の前兆かもしれない、と救急病院に行くはめになった。
家族の車に乗せられても、車の発進、停車のたびに、
ものすごく首は痛いのである。
まるで、ムチ打ち症の痛みでは?と思うぐらい痛い。

保険証を提示し、簡単な問診を書くと、
すぐに救急の先生が診てくれるという。ありがたい。
しかし、診察室7番ですよと言われても、
首を動かせないから番号が読めない。
すかさず「読めないです」というと、親切に診察室まで付き添ってくれる。
簡単な診察の後、レントゲン室を教えてもらうが、
またしても部屋の表示が読めないので、先生に付いてきてもらう。

床にも番号や案内があれば、這ってでも行けるのに…。
どの案内表示にも、ユニバーサルデザインのかけらもないのに驚く。

レントゲン結果を診ながら、頭や骨に異常なし、筋肉痛ですねと、
何とも簡単に飲み薬とシップ剤が出ることになった。
会計を済ませ、薬を持って帰って下さいと、窓口番号を言われても、
またまた動かない首では読めないので、事務の人に助けてもらう。

結局、この激痛は、連休の一年振りのゴルフの後遺症と分かり、納得。
ゴルフを満喫した連休と、その後の首の激痛は、まさに「天国と地獄」。
準備運動もしないでラウンドしたのが大きな間違いと、猛反省。

それにしても、こんな大病院でも、ユニバーサルデザイン感覚が
乏しいことが分かり、がっかりすると共に、デザイナーの活躍する場が、
まだまだこんなところにもあると思った。

(K.K.)


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世界共通語

【 コンサルタント日記 】

「サッカーのワールドカップは世界共通語。もっと楽しもう」と、
どこかの新聞が書いていた。
世界のほとんどの国で盛んなスポーツだけあり、世論の盛り上がりは凄い。
日本も、8強は逃したが、号外が出たほどで、
参院選よりも国民の関心が集まっていたように思った。

7、8年前、スペインはマドーリードのデパートで目にした、
子供達のサッカーボール遊びを、つい思い出した。
売り場には、サンプルとして自由に遊べるボールが置いてあるから、
彼らは、売り場で所狭しと蹴って楽しんでいるのにはびっくりした。

小さな子が、巧みに操るボールを、感心して見ていたことを思い出し、
スペインのW杯初優勝は、遅いぐらいだとも思った。
あのぐらい、サッカーが盛んな国であれば、世界一にもなれるというもの。
「好きこそ物の上手」というわけだ。

次回2014年は、64年ぶりにブラジルで開催される。
地球の反対側で行われる大会で、日本はどこまで戦えるのか。
サッカーファンではない私であるが、今から楽しみである。

(K.K.)


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職場教育

【 コンサルタント日記 】

転職のお世話をしていると、求職者には、デザイナーとしての
実務経験の豊かさが求められる場面が、少なからずある。

先日も、ある企業に面接に行ったプロダクトデザイナーが、
残念ながら採用に至らなかった。
デザイン部門からのアウトプットを、設計部門がどうやって
製品化につなげるかという、設計・製造工程の知識が乏しいから、
というのが、その理由だった。

彼には「第二新卒」な寄り道が多く、実務経験が少ないことは、
こちらも十分わかっていたが、望みとしては、
「職場教育」で育てて欲しい、育てる価値がある『人財』である
ことを見込んでの推薦だった。
しかし、「弊社では、30歳を超えたデザイナーを一から育てる
余裕も、時間も、ありません」との返事だった。

今は、昔のような丁稚奉公的なカタチで、デザイナーの面倒を
見てくれるデザイン事務所も無く、企業とて、職場教育で
デザイナーを育てる余裕も無いとしたら、
人材教育、デザイナー教育の将来は暗い。

社会も、企業も、今だからこそ「ものづくりの原点に戻って、
クリエーターをどう育てるか」に真剣に取り組まないと、
ものづくり・日本の将来はないように思う。
淋しい話で恐縮だが。

(K.K.)


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iPadはユニバーサルデザインか

【 コンサルタント日記 】

『革命的で魔法のようなデバイス。しかも、信じられない価格で。』
『ウエブ、メール、写真、ビデオを体験する最高の方法です。』
『大きく美しいマルチタッチスクリーンで、
 指先で触れるだけですべてが楽しめます。』

これは全て、iPadの宣伝文句。
ここまで、カタログに書ける商品も珍しいと思い、ご紹介した。

ところで、ユニバーサルデザインとは、ご存知、文化、言語、
国籍、老若男女といった差異、障害、能力の如何を問わず
利用することが出来る施設、製品、情報の設計(デザイン)をいう。

ユニバーサルデザインの7原則とは、
1)どんな人でも公平に使えること。
2)使う上で自由度が高いこと。
3)使い方が簡単で、すぐに分かること。
4)必要な情報がすぐに分かること。
5)うっかりミスが危険につながらないこと。
6)身体への負担が軽いこと(弱い力で使えること)。
7)接近や利用するための十分な大きさと空間を確保できること。

iPadを使い出した友人曰く、
「これぞユニバーサルデザインの7原則を超えたベスト商品」
だという。
嘘か真かは、ご自身で手にとって見て確かめて欲しい。

(K.K.)


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病院のユニバーサルデザイン

【 コンサルタント日記 】

脳梗塞で倒れてリハビリ中の友人を、仲間数人で見舞った。
スマートで温厚、彼ほど健康な人はいないと思っていただけに、
倒れたと聞いたときのショックは大きかった。
6ヶ月近くたった今でも、右半身は麻痺しており、
リハビリには、まだまだ時間がかかる。
それでも、「命拾いした」とは本人の弁。

今回、リハビリの病院をはじめて訪れ、ユニバーサルデザインが
どこまで浸透しているのか、少し覗いて来たので記したい。

玄関を入ってすぐの受付は、パソコンが十数台並んだオフィス。
オペレーターの女性が目に入る。病院とは思えない風景だ。
受付で友人のいる病棟を教えてもらったのだが、
病室を探し当てるのは、やはり、看護婦さんに聞くのが早い。
病室は、個室ではないから、人の出入りが激しく、落ち着かない。
廊下には、手すりがついていて、患者さんの毎日のリハビリの場所、
車椅子の人のリハビリが目に付く。
昼近くだったこともあり、同じフロアの食堂も活気がある。

そこは、まさに「日常」。
ざわざわした空気だったのには、驚いた。
今流行の「癒し」だとかはどこにもない。
病院にとってのユニバーサルデザインとは何なのか、
しばし考えさせられた。

(K.K.)


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お客様は優等生

【 コンサルタント日記 】

頭の良い人は、メモは取らない。
覚えられるから、メモを取る必要がない。
しかし、当方は頭が悪いときているから、
昨今は、色数の多いボールペンで、やたらメモを取っている。
その結果、ボールペンの替芯をよく買い求めることになる。

先日も、黒と赤がなくなったので、売り場で探すが分からない。
以前使ったパッケージを持参したのに、見つからないのだ。
そこで、お店の人に頼むと、これですよと探してくれた。
ラベルがモデルチェンジしていて、気付かなかったのだ。

そこまで気付かず、お手数かけてごめんなさいと言うと、
「いや、お客様は優等生ですよ」と言われた。
「以前のパッケージをお持ちになったのですから」と。
細かなボールペンの番号をみて、替芯を探し当てるのは、
販売員とて難しい、よって、前のパッケージ持参のお客様は、
我々から見ると「優等生」ですよ、と再度褒められる。

誰にでも使いやすい商品を求めて、ユニバーサルデザインが
声高に叫ばれていても、この分野にまで浸透していない現実を見て、
デザイナーの役割も、まだまだたくさんあると思った。

(K.K.)


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手描きスケッチ

【 コンサルタント日記 】

以前から、デザインは楽しく学ぶことだと思っている。
学ぶことに、楽しさなんてあるのかと、受験生諸君からは
反論がありそうだが、やはりデザインは、楽しくなければ
学ぶ価値がないようにも思う。

先日、若いデザイナーに、イタリアのデザイナーの
ボールペンで描いた一枚の手描きのスケッチを見せ、
ここまで描けるかと投げかけたところ、しばし沈黙してしまった。
そして、彼曰く、今は簡単に手描きし、スキャンし、
フォットショップで色をつけて仕上げるから、
スケッチなどに時間を割けないという。
また、ボールペンでの手描きスケッチも、
見たことがないというのには驚いた。

ここまで能率主義が徹底しているのも、悪いことではない。
しかし、手描きはデザイナーの原点というべきものであり、
こうした手描きのアイデアスケッチの良し悪しで
採用が決まることがあるのだ。
そう伝えると、彼は、ここまで描けるように勉強したいと、
そのボールペンで手描きされた一枚のスケッチを持ち帰った。

手描きのアイデアスケッチの楽しさを知らないコンピュータ世代が、
日本にも、どんどん増えているのだと実感した日だった。
と同時に、チャレンジする若者もいることに安堵した日でもあった。

(K.K.)


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古本のマーケティング

【 コンサルタント日記 】

わが町内の月曜日は、資源ゴミの回収から始まる。
土日で剪定した枝葉や、ダンボール、古本、新聞紙も出せるので、
それらを集積所へ出すのが、週初めの私の日課になっている。

しかし、その中でも、古本を出すのは苦手である。
両手で持てるだけ持ち込んでも、古本屋での買取価格は
500円にもならないから、交通費も出ない。
ならば、資源ゴミに出せば良いとは思うのだが、
本は、愛着があり、捨てにくいのである。

毎週行く古本屋に、105円で、
『日本のモノづくりは世界のお手本なんです。』
という立派な本が並んでいたので手に取った。
10年前に発行された本だが、読み応えがある。
それが105円である。
かねがね、「古本のマーケティング」はどうなっているのか
疑問に思っていたが、安く仕入れて、安く売る、
ビジネスの基本ができているのである。

古本には、一行でも役立つフレーズがあれば、良し。
今後、リサイクルのマーケティングも、更に盛んになること間違いなし。
そう思いませんか。

(K.K.)


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お祝いのアイデア

【 コンサルタント日記 】

「通過儀礼」。
人が一生のうちに経験する、誕生・成年・結婚・死亡など、
年齢的に重要な節目にあたって行われる儀礼。(大辞泉より)

長く生きていれば、何度も経験するこの言葉だが、
自分のこととなると、やはり少し緊張する。
先日、私の誕生日に、子供達からTシャツのプレゼントがあった。
家族全員がそれを着て祝ってくれ、
記念撮影には、プロのカメラマンも呼んであったのには驚いた。
しかも、Tシャツの図柄は、忘れかけていた10年前に描いた
私の一枚の絵手紙をモチーフにしたもので、とても感動した。

「お祝いのアイデア」としては、とても面白いと思った。
私の趣味の絵手紙は、健康で、若さを保つ秘訣であることを、
このTシャツは、思い出させてくれたのだ。

離れて暮らす家族にも、皆、メールで礼状を出した。

「Tシャツは私の宝物になり、わが家に金庫があれば保管したいですが、
 あいにく、ありませんから、夏、せいぜい着ることにします。
 皆で考えた演出には、頭が下がりました。
 やはり、贈り物は、クリエイティブなものは一番嬉しいですね。
 Tシャツアのアイデアは、久しぶりに光っていましたから、
 次回、私の絵手紙の材料に使わせてもらいます。
 ありがとう。感謝。謝謝。」

(K.K.)


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迷ったら歴史に学ぶ

【 コンサルタント日記 】

先日、韓国のサムスングループは、
900人ものデザイナーを抱える会社だと書いた。
日本のP社、S社に追いつき、追い越せで、
ここまで来たことは、周知の通りである。

さて、追い越された日本の今後は、どうするか。
こんなときは、デザイナーの誕生、歴史に学ぶことだと思う。

というのは、このごろ会う若い人は、ネットなどを良く見ている割に、
デザインの歴史に弱いと感じるからだ。
例えば、亀倉雄作、福田繁雄、ワルター・グロピウス(ドイツ/1883-1969)
などの名前を知らないのだ。
知ろうとしないのか、誰も教えていないのか分からないが、
彼らは、デザイン分野の草分け的クリエイター、苦労人である。
ドイツ人建築家であるワルター・グロピウスなどは、
近代デザインの生みの親ともいうべき人なのだ。

デザインで迷ったら、ときには歴史を紐解き、歴史に学ぶことも必要だ。
その中から、明日が見えてくることもある。

(K.K.)


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デザインの力

【 コンサルタント日記 】

韓国サムスングループは、900人ものデザイナーを抱える会社と聞いて驚いた。
さらに、2万人の社員に、英語、中国語、日本語の語学研修を実践しているという。
(2010年4月28日付 日経産業新聞より)

なるほど、サムスンの強さの秘密がこのあたりにあるのか。
グループ全体で27万人の社員を抱え、年間売上高は約16兆円(日本円)、
10年後の売上高を現在の3.5倍、37兆5千億円にする目標という。
すさまじいグローバル企業である。
この企業と戦えるのは、日本ではP社、S社ぐらいといわれる所以である。

どうして強くなったのか。
30年程前の話として、オーナーは、「売れ残り、在庫の山」を見て、
これからはデザインだ、差別化だと、デザインに力を入れたと語っている。
デザインには、魅力という武器があることを知ったオーナーは只者ではない。
時代を観る目があったのである。

戦後の日本の歴史も、これを毎度繰り返してきた。
自動車しかり、家電しかりである。
ただ、このところマンネリ化し、挑戦する力を失っただけであって、
日本人の底力のすごさは、皆知っているはずだ。
その底力、エネルギーを取り戻すのは、やはりデザインの役割だ。
デザイナーとデザイン部門の奮起を期待したい。

(K.K.)


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小国スウェーデンに学ぶ

【 コンサルタント日記 】

人口930万人の小国、スウェーデンが生き残る道は、輸出の拡大と
経済の対外開放、外国投資の呼び込み以外にない。
倒産・解雇が当たり前という厳しい側面を持つスウェーデンでは、
雇用責任は企業でなく政府にある。
スウェーデンの福祉・社会保障制度政策は、「雇用や仕事を守る」
といった欧州大陸型の理念でなく、「人間を守る」ことが基本理念である。
斜陽産業であっても倒産を防ぐことに金を費やすのではなく、
倒産を通じて構造転換を促進させることに金をかけるべき哲学だ。
その代わり、労働者には教育・訓練によって新しい仕事に就ける
能力を身につけさせる。これは労働の質を高める重要な人的投資
と位置づけられている。
(『エコノミスト』5月18号、エコノミストリポートより抜粋)

このところ、日本のデザイン事務所は元気がない。
仕事がないから簡単にデザイナーを解雇し、
事務所を閉じるケースが目立つ。
毎日、小さな会社が倒産しているのであるが、
デザインが斜陽産業であるとは、誰も思っていない。
だとしたら、上記の
「倒産を通じて構造転換を促進させる」
「その代わり、労働者には教育・訓練によって新しい仕事に
就ける能力を身につけさせる。
これは労働の質を高める重要な人的投資と位置づけられている。」
という考え方は、スウェーデンに学びたいものだ。

期せずして、今、川崎市では、「かわさき基準」の理念を活かした
新しい人材育成による福祉産業の振興と雇用の創造を目指し、
(1)福祉ものづくり学科
(2)福祉サービス学科
(3)福祉マネジメント学科
で無料で学べるサポートを始めている。
http://kis-plus.jp/

この事業は、厚生労働省の地域雇用創造推進事業として実施。
ご参考までに。

(K.K.)


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ユニバーサルデザインの必要性

【 コンサルタント日記 】

久しぶりに晴れると、誰となく「動物園にでも行こう」と思うらしく、
この日曜日の上野動物園は、朝から賑わっていた。
120年以上の伝統を持つ東京の動物園だけあり、
迷子対策として、入り口近くで幼児に名札をつけるサービスもあり、
園内の地図も配られ、トイレの数も多く、散策しやすくなっている。

ところが、「象さんを見たい、キリンさんを見たい、お猿さんを見たい」
という幼児達には、地図を見ることが出来ず、
さりとて、親が見ても標識もまばらで、場所が探しにくい。

1980-1990年代に、米国のロナルド・メイスによって、
バリアフリーのデザインの概念をさらに広げる意味で、
ユニバーサルデザインの必要性が提唱され、定着が進んでいるが、
この動物園で見る限り、今ひとつ浸透していないように思えた。

例えば、迷子対策として幼児につける名札も、
ピンも、マジックテープもないので、ポケットに入れるか、
靴の中にでも挟んでください、という程度で、
もう少し何か、アイデアが足りない気がした。

最近の病院に見られる例を挙げれば、入院患者へのお見舞いは、
外科であればブルーの線をたどって歩けば、簡単に外科病棟に着くなど、
色を使った案内が工夫されていたりする。
「キリンを見たい」という幼児には、黄色の線や、黄色の標識で
探し当てることが出来る工夫などあれば、探す楽しみも倍加するだろう。

伝統ある動物園だけに、その伝統が、逆にユニバーサルデザインを始め
様々な工夫を妨げているのだとしたら、人気、集客という点で、
北海道・旭山動物園などに負けるのは当然である。

(K.K.)


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ネットワーク

【 コンサルタント日記 】

先週は、駆け足で香港、トンガン、上海と出張した。
短い滞在時間でも、各地に友人がいると、
かなり充実した時間が持てるので嬉しい。
上海万博前の会場の様子も、高速道路から見た。

上海に赴任中の友人からは、「また、お会いしましたね」
という挨拶と、「奇縁ですね」という言葉が飛び出した。
彼とは、こちらが日本での転職をお世話した縁で、
上海赴任前にも、弊社に挨拶に来てくれた間柄であり、
今では上海で、私の友人の「飲み仲間」に入っている。

彼からは、毎月、日本人デザイナー仲間の飲み会があると聞いた。
その飲み会では、大学の同級生とも20年ぶりに再会したというから、
これまた奇縁。
飲みながら情報交換ができる、この会を大事にしているという。
どこにいても、デザイナーのネットワーク構築は、必須。
特に、我々日本人は、中国語の世界は、どうしても苦手だ。
ネットワークを通じて、様々な情報を得ておくことが必要になる。

上海の彼は、職場で毎日、カタコト英語で仕事をしているが、
やはり中国語が必要というので、夜間語学学校に通いだしたという。
「必要は発明の母」というから、彼の中国語は上達間違いなし。
次に会うときは、彼の中国語通訳で上海を案内してもらえることを
期待して別れた。

(K.K.)


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日本のお花見文化

【 コンサルタント日記 】

上海の友人から聞いた話だが、驚いたことに、今年は上海から
「日本にお花見に行こう」という旅行企画ができ、
かなりの中国人が、お花見に日本を訪れたという。
先日、上野のお花見に出かけたときに、その話を思い出し、
よく見てみると、確かに、かなりの数の外国人、中でも中国人が多かった。
過去最大規模という万博が開幕を待っている、その上海からの
お花見旅行。面白い現象だと思う。

ところで、昨今の日本のお花見文化の最大の特徴は、
ゴミの分別がすばらしく行き届いていることだと、上野にて確信した。
実にマナーが良く、気持ちがいい。
缶ビール片手の酔っ払いもいるが、彼らとて、缶は分別して捨てている。
すばらしいマナーだと思った。

ゴミの分別といえば、200年以上前から、フランス・パリなどでは
何でもゴミは下水に流し、それを集めた地下道で作業員がゴミの分別をしていた。
日本では、その作業員の仕事を、各自が責任を持って分別しているのだ。
こんな「日本のお花見文化」を目にした外国人は、
シートに座って宴会するという習慣を含め、軽いカルチャーショックだろう。
桜のお花見という、日本独特の文化は、やはり大事にしたいと思った。

(K.K.)


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スノーボード・ファッション

【 コンサルタント日記 】

この土日、友人にお願いして、新潟県の妙高スキー場に
連れて行ってもらい、春スキーを楽しんだ。
スキー場をこの目で見るのも、1988年のカナダ・カルガリー
冬季オリンピックの頃以来であるから、年甲斐もなく興奮した。

先ず、若者のファッションがすごい。
スノーボードを操る若者は、すべてマスクで顔を隠し、
先日のオリンピックで物議を醸した某選手のような、
ダブダブのズボンを履き、ゲレンデを所狭しと滑っているのだ。
私など、帽子もかぶらず、素手でスキー場に出向いたくらいだったので、
正直、面食らった。

一旦引き返して、ファッションを整え、しかし、さすがに
スノーボードを借りる気力は無いから、友人に借りた
プラスチックのソリで、4、5回滑っただけだが、実に面白かった。
スノーボード・ファッションも、普段は、まるで宇宙人のようだと思っていたが、
雪の中で見ると、生き生きとした若者のレジャー姿に見え、
結構、サマになっていた。

思うに、先日のオリンピックで、某選手が物議を醸したことなどは、
ファッションに疎い大人の言い分であり、スキー場で見る限り、
彼らのファッションも実に良い。
ユニフォーム(制服)に拘る、自称「大人」も、時にはゲレンデで遊び、
「ファッション」=「デザイン」を、その現場で見て欲しいと思った。
彼らを白い目で見るのは、ファッション・デザインを理解できない
偏った「大人」であることを教えられた。

(K.K.)


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情報とアイデア

【 コンサルタント日記 】

昨日、第86回かわさきデザインフォーラムで、
『私のビジネス創造、デザイン人生』と題する講演を聴いた。
講師は、元デザイナーで実業家、共同開発有限公司の会長であり、
(株)環境技研の社長、佐藤勝義氏。
氏は、日本・台湾・中国を行き来しながらビジネスを展開、
典型的な、「走りながら考え、考えながら走る」タイプ、
行動派のビジネスマンである。

その講演の中から、氏のユニークな情報の読み方をご紹介したい。
例えば、毎日の新聞を読みながら、気になる記事を見つけると、
「自分ならどうするか」と自問自答し、時にはアイデアスケッチするなど、
「情報とアイデア」の組み合わせを 日々試みているという。
その合間に、思いついたら携帯電話で部下に色々と調べるよう指示し、
情報の幅の広さと奥行きを自分流に確かなものにしている。

この日課が、自社商品として、携帯用心電計「ハートメモリー」の商品化と
日本市場での販売、そして福祉分野への進出にも貢献し、
氏の健康で元気なビジネスを形成しているのだろう。
「情報とアイデア」――自問自答する毎日に学びたい。

(K.K.)


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広報マンのマニラ便り

【 コンサルタント日記 】

フィルピンのマニラ出張から帰った、広報マン・Kさんから、
出張中に撮ったというデジカメ写真を見せてもらった。

その中に、ジャトロファ(Jatropha)という、聞きなれない植物の写真があった。
今、バイオ燃料の救世主として注目を浴びているという。
その油は非食用のため、現在のバイオ燃料の主要油である、
菜種、大豆、パーム、ヒマワリなどとの競合がないからだ。
その栽培現場の写真を交えた報告であるから、説得力があった。
マニラから300キロ離れた地域で栽培されているという。

その地方の、貧しい農村地帯の子供達のごみ収集・分別作業の写真などは、
日本の戦後の姿を見ているようで、心が痛んだが、この地域で
ジャトロファ栽培が成功すれば、子供達が豊かになるそうだ。
是非成功して欲しいと思った。

世界中で、地球温暖化が重要視され、各国は化石燃料の消費を抑制し、
二酸化炭素排出量を減らそうというプロジェクトの一環として、
バイオ燃料の利用にも取り組んでいる。
そのことを広報マンのKさんは、新聞記者のように取材し、マスコミに流すという。
デザイナー出身でありながら、このような形で重要なプロジェクトに参加しているKさん。
その仲間たちも含め、まだまだ日本人も捨てたものではないと、
彼の話にいたく感動した。

(K.K.)


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技と匠の世界

【 コンサルタント日記 】

先日、コンサルタント日記でご紹介した、名古屋の蕎麦打ち名人
(元・工業デザイナー)の技を見てください。

写真を見ても分からなくても普通。
分かる人は専門家だろうから、100人に1人だろう。

この手さばきで、蕎麦の麺の太さを調節しているのだ。
人間の技というのは、実に奥深い。
角度を変えることにより、麺の太さを決めるのだ。
お蕎麦類は、鋭角で、2ミリ幅ぐらいで細く切り、
きしめんのような幅広いものは、鈍角でセットし、垂直に切り落とす。
そのさじ加減が、時には神業にも見える「隠し技」である。

そのコツを知れば、職人さんの真似事ぐらいは、素人でも出来る。
器用なデザイナーならではの再就職として最適?
いやいや、匠の世界は、そんなに甘くはないだろう。

(K.K.)


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老舗のデザインポリシー

【 コンサルタント日記 】

楽器の老舗メーカーY社が、銀座にホールを構えて半世紀が経った。
今年、ビルを新築し、そのオープンにあたっては、
様々なイベントが行われていた。

中でも、Y社デザイン研究所の「Yamaha Design Masterworks展」
(デザイン歴史展)は、ユニークで、すばらしく、見応えがあった。
新旧デザインを並べながら、技術とデザイン
(Technology, Form, Performance)の共生を見せてくれていた。
Y社のデザインポリシーが脈々と引き継がれ、
守られているのを実感できるように展示され、
デザイン研究所スタッフの丁寧な説明も良く、
私のような音感の悪い身にも、よく理解できた。
百聞は一見に如かずとは、このことをいうのだろう。

若い時、少しだけ楽器のデザインを齧ったことがあり、
何百年も続く楽器のデザインのモデルチェンジ、
マイナーチェンジの難しさを少しは知っているだけに、
この企業のデザイン研究に賭ける努力は賞賛に値すると思った。

時代と共に音楽も変わり、ライフスタイルも変わり、
それを背景にしながら、楽器も常に変化し、進化している。
地味に見える楽器にも、微妙な変化が求められ、研究されている。
その“努力展”とも見てとれた。

(K.K.)


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デザイナーの定年

【 コンサルタント日記 】

デザイナーには、定年はあるのだろうかと考えることがある。
インハウスデザイナーは、60歳で定年が多いだろうが、
フリーデザイナーは、わが道を行くスタイルで、
60歳を過ぎても、デザイン界では活躍している。

先日、名古屋の友人夫妻が、泊り込みで遊びに来た。
彼も、インハウスデザイナーで、60歳定年組。
専門は、プロダクトデザインだ。
近くのコンビニの駐車場まで迎えに出たが、
二人乗りのスポーツカーで現れたのには驚いた。
まるで20代の恋人同士といった趣のドライブ姿には驚いた。
奥さんとは、25年ぶりの再会、積もる話は夜遅くまで続いた。

翌日の昼食は、彼の蕎麦打ちを披露してもらい、ご馳走になった。
蕎麦粉はもちろん、薬味から水まで、すべての道具を
スポーツカーに積み込み、名古屋から持って来てくれたのだ。
近くに住む知人も呼んだので、計5人前を2時間程かけての労作である。

その蕎麦打ちを見ていて、作り立てが一番美味しいことも実感した。
その味は、昔の田舎のおばあさんの、ぬくもりある蕎麦の味と、
どこか似ているのである。
手に職がある、おばあさんの伝統ある味がそこにあった。
伝統ある蕎麦打ちにチャレンジした彼の顔は、
現役時代のプロダクトデザイナーの生き生きした顔になっていた。
ものづくりの顔である。

やはり、デザイナーには定年が無い。
私は、そう思いたい。

(K.K.)


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「デザインで世界を変える」

【 コンサルタント日記 】

先日、川崎和男講演会『デザインで世界を変える』にて、
久しぶりに、元気なデザインに接し、興奮した。

デザインディレクターであり、医学博士でもある彼が、
名古屋市立大学から、大阪大学大学院に移って久しい。
その間、彼は「デザインで世界を変える Peace-Keeping Design(PKD)」
運動を継続し、この講演会では、その骨子の説明と、彼がデザインした
数々の製品発表があった。

彼の事を書き出すと長くなるので割愛するが、
彼は、デザインディレクターとして、伝統工芸品から
メガネやコンピュータ、ロボット、原子力エネルギー、
人口臓器、先端医療……と、多様な分野で活躍し、
Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれている。

デザインの持つ「理想を具体的に目に見える形で提案する力」を
最大限に活用し、プロジェクトでは、紛争地域における問題、衛生問題、
貧困問題、感染症問題、環境問題など、地球規模の解決困難な課題に
取り組んでいるのは凄い。
例えば、感染症問題解決のため、「ワクチン接種のデザインシステム」を提案し、
実践を目指していて、ワクチン接種に関する全プロセスについての
包括提案を行っている。
彼は、講演の中で、Ideaは思いつき、Thinkは思い込み、Designは思いやりだと言い、
Peace-Keeping Design運動にますます力を注ぐと述べていた。

彼には脱帽のみである。健康を祈る。

(K.K.)


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次なるテーマは…

【 コンサルタント日記 】

わが街のシニア・パソコン教室で世話役をしてくれているTさんが、
突然、脳梗塞で倒れたと聞いて驚いた。
スマートな体型で、日頃から病気一つしたことが無いという、
健康体の見本のような人で、ゴルフもご一緒したことがあるだけに、
ショックが大きかった。
幸い発見が早く、救急車で運ばれ、治療が迅速にできたため、
回復は早く、「リハビリは3ヶ月ぐらい」と奥様に聞き、安心した。

そのこともあり、友人が主催する『健康医療講座 心臓フォーラム2010』を
受講してみた。
「あなたは心臓の病気の心配はありませんか?
 この機会に一度、専門医の話を聞きませんか」
というキャッチフレーズは、効いた。
心臓の鼓動がおかしい、突然動悸が、息苦しい、疲れやすいなど、
こんな体調の変化は、心臓病の症状であることが、しばしばあります、
とは、専門医であるN先生の弁。
N先生曰く、心臓が悪いと思って、心臓の専門医にのみに診てもらうより、
体全体を診れる、専門のお医者に掛かることが大事だそうだ。
「木を見て森を見ず」。
部分のみ診て診断をするお医者さんには気をつけたいと、自戒されていた。

健康なデザイナーからは、健康なるデザインが生まれる。
今般、大きな関心を集める環境問題。
その次に来る大きなテーマは、「健康」。間違いなし。

(K.K.)


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北京の友人からの年賀状

【 コンサルタント日記 】

『明けまして、おめでとうございます!

 去年は良い種を蒔きましたので、今年は水や肥料を与えて、
 きれいな花を咲かせ、おいしい実を結ばせたいと思っています。
 今年は充実で成果豊かな一年になりますように
 頑張りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

 Mより(2010年02月14日)』

上記のメールは、中国・北京の友人から。
バレンタイン・デーだった2月14日は、旧暦の1月1日、今年の中国のお正月。
きれいな日本語で、彼の抱負が刻まれていたのでご紹介した。
彼からは、デザイン先進国・日本の、デザイン界の現状を教えて欲しいと
聞かれることが多い。
デザインや、そのほか全てのことを吸収しようという彼らのエネルギーは凄い。

立春をだいぶ過ぎてからの「お正月」は、我々、日本人にはピンとこないが、
華人が世界中で祝っているのをTVで見る限り、グローバルという言葉は、
中国人には、もうすでに身についているようだ。
今年は、不況でも、いや、不況だからこそ、会う人ごとに
「語学」や「デザイン力」をつけるように言っている。
もうひとつ、新年からの日記が「三日坊主」で終わってしまった皆さん、
旧暦からでも、日記に再チャレンジしてはどうだろう。

「我が生は淋しからずや日記買う  高浜虚子」

(K.K.)


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日本の問題点

【 コンサルタント日記 】

友人に誘われて、日本香港協会主催の
「2010年 春節セミナー&春節パーティー」に行った。

遠藤滋氏の「日中共栄―華人経営に学ぶ」の講演の中で、
今の日本の問題点として、企業のグローバル化の遅れ、
国内経済の空洞化が挙げられていた。
非国際性、内向き、英語力、そして若者に元気がないことなど、
端的に指摘されてみると、全くデザイナーの世界にも当てはまる。
日本の居心地が良すぎるから、外に出る必要も無いし、
「鎖国がなぜ悪い」と居直れるのでないか。

ところが、香港は、アジアにあるグローバル拠点、
中国に根を持ち、西欧を取り入れた国際都市として繁栄していて、
好景気だというのである。
7、8年前までは、香港市内には、日本の家電関連企業の
看板が目白押しだったが、最近は皆無になっているという。

永い日中交流の歴史があり、日本と中国は隣国であり、
お互いに同文異種だという理解の下で、人間関係を基本に
ビジネスの再構築を考えるべきとの指摘は鋭い。

デザインのグローバル化も、遅れないものにしたい。

(K.K.)


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加齢の悲しみ

【 コンサルタント日記 】

社会人になってからの「恩師」の死は悲しい。
期せずして、昨年末の名古屋出張の折、ご挨拶にと、
その恩師の自宅を訪れたのが、最後のお別れになってしまった。
少し足が弱っておられたが、私が昨年、中国に6回も足を運んだ話には
とても興味を持たれたようで、いろいろと質問なさっていた。
駄弁ったその一時間が楽しかっただけに、先日の訃報は身にしみて、
しばし頭が真っ白になった。

職場で直接の上司ではなかったが、趣味で水彩画を描かれることもあり、
趣味でのお付き合いが、彼との出会いであり、
私の下手な絵手紙を、喜んで貰ってくれる大先輩だった。

彼は、戦後シベリア抑留から生きて帰った一人で、
その体験は、大企業の番頭さんとしてもゆるぎない生活力を伴って、
我々を導いてくれた。
シベリア抑留のことを思えば、会社のどんな出来事も乗り越えられる、
という恩師の言葉は、脱サラして始めた私の小さな会社をも
支え続けてくれたといっても過言でない。
悲しみを乗り越える術を彼から教わったのだから。

彼、恩師の死は、加齢の悲しみとして、ずっと私の心に残ることだろうが、
最後にひとこと、「有難う」「謝、謝」。合掌。

向川原徳助さん、2010年1月没、享年86歳。

(K.K.)


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芸は身を助く

【 コンサルタント日記 】

このところ、いつになったら景気が回復するのかと聞かれることが多い。
どこの新年会、賀詞交換会に出ても、明るい話が少ない。
景気とは、気の持ちようでもある。
気を良い方に傾ける努力をすべき時が、今のように思う。

ところで、「芸は身を助く」という諺がある。
一芸があれば、困窮した時も暮らしの助けになるという意味通り、
語学が堪能で、転職がスムースに決まったN君の例をご紹介したい。

先日、中国の実業家、トップ経営者が来日した折に、
アルバイトで通訳したことが縁で、彼は再就職が可能になった。
彼は米国生活が長く、英語が出来るのはもちろんだが、
中国語も学んでおり、英語と中国語、両方に堪能なところが見込まれ、
即、採用となったのだ。

デザイナーでも、1ヶ国語でも、2ヶ国語でも、語学が出来ると、鬼に金棒、
転職は、もっとスムースに出来るチャンスが増えるのは間違いない。
学ぶ事に、遅いということは無い。
思い切ってこの一月からでも、一芸の習得にチャレンジしたい。

(K.K.)


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続・柳宗理の薬缶

【 コンサルタント日記 】


先週、グラフィックデザイナーの原研哉さんが、
今月号の岩波の『図書』で、「柳宗理の薬缶」について
すばらしいエッセイを書いているのを紹介した。
その続きは、『図書』でご確認いただくとして、
原さんが言いたかったこと、私なりの要点のみ記したい。

彼は、
「消費の欲求に駆られて、目を三角にして「新しさ」を
 追い求めてきた僕らのアタマが、少し平熱にもどって、
 まともに日常の周囲を見渡すゆとりができたということ
 ではないだろうか。」
と述べている。

私たちは、新興国の中国やインドと駆けっこすることなく、
いい製品を生む、育てる、それを愛でる時代に入って来た事を
彼は言いたかったのだろうと思う。

柳宗理(そうり、本名:むねみち)は、1915年生まれ、
日本における工業デザインのパイオニアである。
ユニークな形態と、意外な実用性を兼ね備えた作品が多く、
代表作に「バタフライ・スツール」がある。
実父は柳宗悦、祖父は柳楢悦。

昨日の、エントリーで紹介した、「日本民藝館」の創設者は、
彼の実父であり、柳宗理は私の大学の恩師でもある。
恩師の目は、日本の民芸の美を余すことなく吸収した目であった。
彼は、良いもの、きれいなものを常に見るように
我々を指導し続けたことを、ここでは記しておきたい。

(K.K.)


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柳宗理の薬缶

【 コンサルタント日記 】

グラフィックデザイナーの原研哉さんが、岩波の『図書』今月号で、
「柳宗理の薬缶」について、すばらしいエッセイを書いているので紹介したい。

『柳宗理のデザインした日常品が静かに注目されている。
 たとえば薬缶。
 何の変哲もない普通の薬缶である。しかし実に堂々として、
 薬缶はやっぱりこれに限る、とおもわせる説得力に満ちている。
 薬缶の用途は単純だ。水道の蛇口から水を注ぎ入れて
 加熱器にかける。ガスでも電磁調理器でも同じことだ。
 湯が沸くと、注ぎ口から湯気が立ち上がり、
 それを急須や保温ポットに移す。
 柳宗理の薬缶は、そんな日常の行為を無理なく自然に行なうための
 道具として、すばらしく良く出来ている。取手の握り心地やたっぷりした
 注ぎ口の造形はいい意味で鈍みがあり、安心感がある。
 ずんぐりと座りのいい胴や蓋の膨らみには、用の美に徹した設計者の
 誠意が張っているようだ。
 少しまえまではイタリア製の、幾何学的にエッジの立ったケトルが
 なにやら目を奪い、時代の先端を切り裂いてすすんでいるかのように
 感じられたものだ。しかし最近ではむしろそういうものの方が
 時代がかって見える。
 この感覚は決して懐古趣味の流行やリバイバルブームでない。
 消費の欲求に駆られて、目を三角にして「新しさ」を追い求めてきた
 僕らのアタマが、少し平熱にもどって、まともに日常の周囲を
 見渡すゆとりができたということではないだろうか。
 柳宗理の薬缶はアンティークでもないし、古き良き時代を象徴する
 ノスタルジーの産物でもない。ごく普通の工業製品として、
 日常の動作にきれいに寄り添っているということだ。』

(次回に続く)

(K.K.)


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「横棒は人生、縦棒は歴史」

【 コンサルタント日記 】

昨年、暮れも押し詰まった日に京都出張があった。
これ幸いと早めに都入りし、久しぶりに嵯峨嵐山を訪れた。
何と、十数年ぶりのことで、地図もおぼつかない。
JR嵯峨嵐山駅でもらったパンフレット手に、歩き出した。
渡月橋、天竜寺を観て、嵯峨野・嵐山の代表的風景、竹林散策、
落柿舎あたりでデジカメの出番が多くなる。
まだ、このあたりで、このような田園風景が広がっているのに驚く。
日本の原風景なのだろう。何もかも忘れてほっとする。
青い目の外人さんからも、シャッター押しを頼まれたりして、
一人旅も結構楽しい。

その後、大晦日から年明け3日まで、群馬県高崎市の山間に居た。
読書三昧を試みての一冊目は、南鶴渓の『文字に聞く』。
その本の中で目にした「横棒は人生、縦棒は歴史」からの一節。

 『時、2010年、漢字では、二千十年。
  十という文字は、横棒をX軸、縦棒をY軸と見立ててもいい。
  そうすると、人類の長い歴史の中で、今生きているあなた自身の
  座標が見えてくる。すなわち縦棒(Y軸)が人類の歴史、
  横棒(X軸)があなた自身の自分史である。
  縦棒と横棒の交点が、現在のあなた自身がいる位置ということになる。
  有史以来、今日に至る大きな流れの中で、人類はさまざまな文化を
  創造してきた。身近な衣食住はもとより、思想、哲学、芸術などの
  すべてが、過去からの積み重ねである縦棒の上に成り立っている。
  その中でも、言葉と文字は最も重要なものである。』

と、考えさせられる箇所を紹介したところで、今年もよろしく。

(K.K.)


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健康で明るい年に

【 コンサルタント日記 】

今朝、届いていたメールで、
来年が明るくなることを確信したので記したい。

一つは、希望していたところに、無事就職できたという嬉しい便り。
11月の研修会で頑張っていたS君からだった。
努力が実った。おめでとう。

二つ目は、来年は、新しい会社に是非トライしてみたいと
意思を伝えてきた後輩からのメール。
「異業種だが、どうか」という、私からの投げかけへの答えだった。
チャレンジすることは、すばらしい。

三つ目は、北京からのメール。
「どうも厳冬の寒流と大雪で、ヨーロッパ諸国も
 数多くの死者がでているそうです。今年の冬は本当に異常ですね。」
「先生も、できたら毎日の朝と夜、二回に分けて
 生姜入りの紅茶をお飲みになって、体を温めて下さい。
 あと、ビタミンCの補充も忘れずに」
などと、流暢な日本語での便りだった。

彼らは三人とも、すべて元気で健康な若者たちだ。
私の 座右の銘は、
「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」。
今日から「生姜入りの紅茶」を飲もう、風邪は引かないぞと、
メールを見ながら思った。
みなさんも、一に健康。来年も健康に過ごしましょう。
元気なら、頑張りも効くし、チャレンジもできる。

(K.K.)


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ちょっと明るい話

【 コンサルタント日記 】

12月14日、東京・高輪は泉岳寺での、赤穂浪士たちの
「義士祭」が終わると、急に来年のことが気になり始める。
仲間との新年会の話も出てくる頃だ。
そして、「仲間」と言えば、誰かが書いていたくだりを思い出す。

「人生って、どうせ草野球のようなもの。
 勝っても負けてもたかが知れている。
 あとで振り返って思い出されるのは、
 スコアなどよりも、仲間みんなで遊んだ
 あの頃が良かったということになるだろう。」

来年、仲間たちで本を出すことを決めた。
2年ほど前から、色彩に関する研究をするボランティア会員仲間が、
それぞれ、色に関するエッセイを書きためており、
それをまとめて出版を出来ないか、模索していた。
しかし、出来れば、書店で売れる本にしたいと
欲を出したのがいけなかったのか、
この不況時、どこの出版社も相手にしてくれなかった。

思い余って、後輩・M君に相談したところ、
彼が編集し直すことで、受けてくれる出版社が出てきた。
しかし、彼の健康がこの2年、編集の激務に耐えられる状態ではなく、
出版の話は塩漬け状態になっていた。

それがここに来て、来年2月頃には完治するだろうと、
M君の体調も明るい方向になった。
明るい話が出てきたので、M編集長のもと、
仲間が皆でスクラムを組んで、出版事業に取り組もう、
出直そうということになった。

私の今年の、いや来年の、ちょっといい話題、明るい話である。

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(4)

【 コンサルタント日記 】

『森繁久弥は多彩である。
 だいたい古川緑波一座で鍛えられたあとは、
 満州に渡ってNHKのアナウンサーになっていたし、
 喜劇軽演劇悲劇ホームドラマ百般はすべてこなし、
 なんと50年も続いている加藤道子との
 ラジオ『日曜名作座』の朗読は日本の話芸といってよい。
 そして、歌はモリシゲ節。これはなんといっても森繁久弥の
 哀愁そのものだが、それだけでなくミュージカルも旨い。
 それから、ヨット、クルージング、「あゆみの箱」などの慈善事業、
 さらにはエッセイの達人で『森繁自伝』『こじき袋』
 『帰れよや我が家へ』ほか、著書もすこぶる多い。』
 (松岡正剛『千夜千冊』より抜粋)

森繁久弥さんの本当の職業はなんだったのだろうと、
『ウィキペディア』を引いてみると、
俳優、作曲家、作詞家、アナウンサーと4つが並んでおり、
解説記事は、なんと15ページに渡っている。
大阪に生まれ、その才能は、東京のみならず満州にまで及び、
マルチタレントとして花が咲いてゆくのである。

私が接した頃の森繁さんは、すべて引退されていたが、
その存在感は凛としていて、ひと言、一言が身にしみたことを覚えている。
食欲旺盛で、ステーキ等の肉料理を平らげ、
ホットブランデーを愛飲する元気な姿は、
晩年、「体は思うように動かないが心は現役である」という
コメントの主、そのものであった。

大正に生まれ、昭和を舞台に生き、平成で96歳の生涯を全うした
森繁久弥さんのことを、松岡正剛氏は、
「昭和史とは、森繁久弥の歴史だったのである」と書いている。
その昭和史の一端を見せていただいたことは、私の心に残る財産である。

(おわり)

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(3)

【 コンサルタント日記 】

ここで、森繁さんのこの「大正会」のルーツに触れるに当り、余談を一つ。

先日、日経新聞・夕刊の「学びのふるさと」という欄で、
タレントのルー大柴さんは、三橋達也さんから芸能界のルールを学んだ
という記事を目にした。
三橋達也さん(1923-2004年)と言えば、終戦直後に映画界入りし、
「天国と地獄」などの黒澤明監督作品や、米映画「トラ!トラ!トラ!」などに出演、
ダンディな風貌で人気だった俳優だ。
ルー大柴さんは若い頃、2年半、付き人という底辺で、
「坊や」と言われながら三橋さんに仕えたことが、人生の財産と語る。
中でも、「スタッフに気を遣え」という一言に教えられたのだという。

その三橋達也さんが中心になり、森繁さんや淡島千景さんなど、
大正生まれの人達が銀座で集まった会が、この会のルーツで、
私が入会した2005年には、三橋達也さんは、既に亡くなっている。
1913年、大正2年生まれの森繁さんは、この会の発足当時から
長老であったことは言うまでもない。

クレー射撃やヨットなど、多趣味で知られた三橋達也さんと、
若い頃には、射撃も、ヨットも趣味にしていた森繁さんとの多趣味な付き合いは、
銀座にも及んだのだろうと想像はつく。
映画やテレビの世界で活躍し続けた大正時代の友人同士で、
時には、銀座で食事するという「懇親会」。
その会の発足時の名前は「大正会」、今は「友友会」と改められている。

(つづく)

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(2)

【 コンサルタント日記 】

次に、森繁さんの「食文化考」。
一つのお膳に、懐石風に9種類もの品が出てくると、
さて、何から口にするか?
森繁さんとて、しばし考える。その様子も面白い。
映画『社長太平記』や『駅前旅館』の、あの温厚な顔で、
一通り、目で楽しんだ後に、静かに決断するのである。

近代デザインの生みの親、ドイツのワルター・グロピウスが、
日本食の色彩の組み合わせ、そのデザインやレイアウトに
いたく感動したという話のごとく、
森繁さんも、目でかなりの部分を堪能し、お酒の注文に入る。
この品には、赤ワイン、こちらの品には日本酒が合うと、
9品それぞれに敬意を払って、9種のお酒をチョイスするのには驚いた。

そして一品づつ、目や舌で味わいながら、箸を、杯を重ねるのは、
まるで映画の中の” 森繁社長“さんそのものだ。
9種類の懐石料理に四つに取り組んでいるがごとくの食べぶりには、
年齢を感じさせない迫力があった。

それが、森繁さん93歳の誕生日の前の日だったことを、
今でも印象深く覚えている。

(つづく)

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(1)

【 コンサルタント日記 】

戦後の映画、演劇を牽引、大衆芸能の分野で初の文化勲章を受賞した、
俳優の森繁久弥さんが11月10日、老衰のため亡くなった。96歳。合掌。

銀座にある大手広告代理店・社主のOさんに推挙され、入会した、
とある会の長老が、何と、森繁久弥さんだった。
大正生まれの人達で作った、伝統ある銀座のこの会も、
昭和、平成になり、「そろそろ、昭和生まれを入れないと継続できない」
と、そのような訳で入会を許された会である。

伝統ある会とは、何をする会だろうと思っていた私は、
参加した初日、ただ、おいしいものを頂き、楽しい時間を過ごすという、
すこぶる単純な会だと分かり、大いに気に入った。
それが、2004年の夏のことだった。
ビジネスも何も関係ない会で、年に2、3回、幹事持ち回りで日時を決め、
時間がある人が参加するという、単純明快な「食事会」。
それ以来、時間があるときに参加させてもらった。

3年ほど前の5月、森繁さん93歳の誕生日前日、その会が銀座であった。
当日は、懐石料理の伝統ある店。
偶然、私の横が、森繁さんのお手伝いさん、そして森繁さんの席順であり、
森繁さんの食べっぷりが、すべて覗ける席に興奮を覚え、
原稿用紙3枚は取材したい!と、不謹慎にも盗み目を続けた私は、
森繁さんのセンスに、改めて感動した。

まず、ファッション。
新鮮で若々しい、黄緑のネクタイと紫のジャケットは、すこぶるセンスがいい。
つい、お手伝いさんに「誰が選んだのですか」と聞く。
「先生ですよ。先生が全部決められるのですよ。」と聞くにおよび、
そのセンスに頭が下がった。
さすが、映画、演劇会の重鎮だと、その時、改めて思ったものだ。

(つづく)

(K.K.)


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循環社会を楽しむ

【 コンサルタント日記 】

私の趣味の日曜大工も、天井まで備え付けの本箱を
完成させるところまできて、自己満足と楽しみを満喫している。

ところが、本を整理してみて、いかに読みもしない本が多いか気付いた。
ここで思い切って処分することに決め、新書や文庫本を
手に持てる分だけ選び、古本屋に、40-50冊持参した。
その買取り価格は、なんと510円。
捨てるようなものを持参したのだから、ありがたく思えという常識と、
少し安すぎたのでは…と、反省に似たものがこみ上げてくる。

その足で、大型電気店を覗く。
決算大バーゲンコーナーで、DVDマルチメディア英語教材が目に入る。
通常9,240円のものが、赤札500円。
パッケージを見ると、イディオムの例として、「carry out=実行する」と
載っている。それでは!と自ら「実行」。購入した。
全くの衝動買いだ。

こうして、古本が、DVD教材に生まれ変わっただけなのに、
なにか、落ちつかない気がする。
我が身とて、時代の鼓動を意識しながらも、やはり古本には郷愁があり、
DVDには、まだまだ馴染めないのかもしれない。

しかし、この機会にチャレンジし、循環社会を楽しむことにした。
本日、その英語教材のインストール初日。
いつまで続くか、自分でも見ものである。

(K.K.)


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中国のデザイン(7)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの7回目。

『中国は、「文化の大砂漠」と言われる。なぜそうなったのか。
その大きな理由の一つは、実は、中国自身の歴史にある。
中国の歴史上、王朝の交替に伴う動乱や内戦がしばしば発生し、
経済的、文化的財産の蓄積を台無しにしてしまう。
それは当然、中国における文化の全面的発達を阻害する
大きな要因となっているだろう。
特に文化というソフトウエアは、一度破壊されてしまうと、
なかなか修復できないものである。
もうひとつの原因は、中国の伝統的政治制度にある。
二千数百年間にわたる皇帝専制政治の下で、
朝廷に仕える官僚となるのは、知識人に許される唯一の生きる道である。
そのため、政治権力から独立した文化人や知識人のいる場所はないのである。』
(中国問題評論家、石平(シー・ピン)氏 『これが本当の中国 33のツボ』より抜粋)

以前のブログで、
「中国5000年の歴史に支えられた工業デザインは、いかにあるべきか」
と、学会で大上段から学説を述べる先生方のことを書いたが、
石平氏よると、中国で生まれたもので、現段階で世界中に広がっているのは、
せいぜい珍味佳肴(ちんみかこう)の中華料理くらいであるという。
さらに、昔も今も、中国という国は、決して「世界の文化大国」でも何でもないのである、
と痛烈である。

何はともあれ、隣国の歴史も「他山の石」として、21世紀のデザインはどうあるべきか、
共に考えるのが、我々の使命だろう。

(K.K.)


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自動車デザイナーの未来

【 コンサルタント日記 】

2年に1度の自動車業界の祭典、東京モーターショーが開幕した。
スポットライトを浴びているのは、どこもエコ・カーだ。
各社が、ショーの目玉に据えているのは、
モーターとガソリンエンジンを併用するハイブリット車(HV)と、
電気モーターだけで走る電気自動車(EV)だ。

HVもEVも電気を主な動力源とする点は同じ。
エコ・カー競争は、クルマの「電化」を競う形で進み、
高性能の蓄電池さえあれば、いい車が作れる。
米国では、3大自動車メーカーの不振をよそに、
EVを製造するベンチャー企業が、数多く登場している。

日本の自動車デザイナーも、クルマの「電化」に特化し、
蓄電池とモーターの組み合わせで、環境に優しい居住性や安全性、
高齢者のためのエコ・カーなどをデザインして欲しい。
ベンチャー企業の参入で、造形的にも、夢のような形が望まれるだろうし、
その実現に、日本の自動車デザイナーは、応えられる力を持っている。
日本の自動車デザイナーも、再び脚光を浴びる日も近いはずだ。
頑張れ、自動車デザイナー。

(K.K.)


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読書の秋

【 コンサルタント日記 】

今年は、所用で中国に行くことが多く、
日本を出たり入ったりすると、季節を忘れがちだ。
気がついたら、秋。
この土日、しっかりと本を読み、読書の秋をしばし堪能した。

といっても、新刊本を購入したわけでもなく、
専門書を手にしたわけでもない。
ただ、リサイクルの本を無料で数冊、図書館から頂いてきて、
目を通しただけである。
中には、数年前、ベストセラーになり、かなり読みこまれ、
人の匂いのするものもあった。
エコ社会を意識したわけでないが、リサイクル本の行方を考えると、
一文字一文字、一行一行がいとおしくもなった。
そして、読みながら、少しずつリッチな気分にもなった。

万年不況の出版界、その経営状況は、厳しいところばかりと聞く。
返品本ばかりを大量生産していると、厭味を言う人もいるが、
新刊書、リサイクル本、いずれの本でも、
一行一行の中に、それぞれの魅力を隠し持っている。
それを見つける楽しさを一番味わえるのは、やはり、秋かもしれない。
忘れかけていた読書の秋を、久しぶりに満喫。

忙しい日々を送る皆さんも、一日ゆっくり時間を取って、
読みたかった本を手にしてみてはいかがだろうか。

(K.K.)


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中国のデザイン(6)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの6回目。

遅い夏休みを北京で過ごそう、と友人から誘われ、
10月の初め、再び中国へ旅立つことにした。
週末・金曜の夜に出発し、火曜の朝帰りというのだ。

折しも中国は、10月1日に建国(共産党政権)60年を迎え、
厳戒態勢の北京市中心部で、大規模な軍事パレードを実施、
1日から8日までが国民の祝日、というゴールデンウイークであった。

パレードでは、核弾頭搭載可能な中・長距離弾道ミサイルや
新型戦闘機が登場し、飛躍的な軍事力の向上を誇示した。
物騒なことだし、時代に逆行している。
中国軍備は「危険水位」だと内外から批判されたが、
テレビでは、朝から晩まで、10年ぶりの軍事パレードの賑わいを放映し続けていた。
それはまるで、毛沢東時代に、各家庭にポスター20数億枚を配り、
宣伝した時代の名残とも、私にはとれた。

時を同じくして、ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、2009年のノーベル平和賞を
バラク・オバマ米大統領に授与すると発表。
「核兵器なき世界」の実現に向けた構想と努力を評価し、
「世界により良い将来への希望を与えた」事などが受賞理由とか。

オバマ大統領の「政治を変える」姿勢に倣い、
中国もそろそろ、軍事パレードという、その「習慣を変える」時代であると思う。
天安門広場での各地方の山車(各省の特徴を展示・PRするもの)を見るにつけ、
各地のデザイナーの知恵と、その感性は捨てたものでないと感じる。
大衆を魅了するのには、軍事力を誇示せずとも、
それに勝る、「デザイン」という素晴らしいものがあることを、改めてここで記したい。

(K.K.)


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身近な比較文化論

【 コンサルタント日記 】

以前、このブログで、「気になるデザイン」として、
シンガポールのジャイアント観覧車について書いた。
高さ165mの「シンガポール・フライヤー」は、観光立国のシンボルだ。

先週は、グラフィックデザイナー・原研哉さんの
『美意識は資源である』からの引用で、
「繊細」、「丁寧」、「緻密」、「簡潔」が日本人のプロダクト魂だと紹介した。

そして先日、商用で立ち寄った横浜で、
いまや横浜の典型的風景として欠かせないシンボルの1つ、
大観覧車「コスモクロック21」を見て、思うことがあった。

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横浜の観覧車は、夜空を彩る日没後のイルミネーションが素晴らしい。
時計機能のほか、毎時15分毎に、直径100mの観覧車を使って、
夜空にあがる大輪の花火を連想させるイルミネーションが現れる。
春はグリーン、夏はブルー、秋はゴールド、そして冬にはピンクレッドの
照明の美しさに感動する。

原研哉さんの言葉「美意識は資源である」、その意味を、
この大観覧車を見て納得した。
横浜の美しさ、日本の美が、ここにありというふうに私には思えたのだ。
シンガポールと横浜、時には、観覧車ひとつでも「比較文化論的」に見ると
面白いものがみえてくる。
異国の旅も良し、身近な景色もまた良し、と思った。

(K.K.)


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中国のデザイン(5)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの5回目。

先日、中国の大手インターネット会社「百度」の日本支社長の講演で、
日本人は「職人」で、中国人は「商売人」であると、
いろいろな例をあげて話されていた。

中国人から見ると、日本人が「職人」に見えるのはなぜだろうと
思っていたところ、タイムリーにも、9月号の『図書』で、
グラフィックデザイナーの原研哉さんが、日本人について書いていた。

『掃除をする人も、工事をする人も、料理をする人も、灯りを管理する人も、
すべて丁寧に篤実に仕事をしている。
あえて言葉にするなら「繊細」、「丁寧」、「緻密」、「簡潔」。
そんな価値観が根底にある。日本とはそういう国である。』
(「美意識は資源である」より抜粋。)

「職人」堅気の日本人のプロダクト魂と、
中国五千年の歴史に見る『商売』上手が協調して、
来るべき、アジアの時代を迎えるのが期待されているのだと思う。
中国のデザイン界が、まだまだ日本にまなざしを向けているのは、
原研哉さんの言葉にある、「繊細」、「丁寧」、「緻密」、「簡潔」を
学びたいということだろうと、私は思った。

(K.K.)


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中国のデザイン(4)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの4回目。

中国のインターネット人口は、今年、3億4000万人に達した。
統計で見る限り、この8ヶ月で、4000万人増えたことになる。
インターネットの発達で、もはや「国境は無い」と言われる時代になった。
そして、外観デザインで見る限り、中国の街で店頭に並ぶ商品も、
日本で見かける商品も、何ら遜色は無い。

先日、内モンゴル自治区、包頭市の
「2009年全国工業設計教育研究会
(2009 Internal Conference of Industrial Design Education)」会場で見た、
各大学選抜の卒業制作特別展の内容も、
テーマを含め、日本と遜色が無いところまで来ている。

インターネットの情報伝達力は、日本と中国をも、
瞬時に「国境は無い」状態にもっていってくれたように思えるが、
よく見ると、それぞれのモノの外観デザインは同じでも、
その国の文化の差までは、短時間では埋められないことが分かる。

例えば、日本で見られるような、老人ホーム建設や福祉産業は、
中国では、まだ必要とされないという。
同じような高齢化社会に突入しても、儒教国である中国では、
親と同居し、面倒を見るのが当然という思想だからだそうだ。
そうした異文化ゆえの差は、時間をかけて、生活を見ないと分からない。

決して、インターネットで瞬時には埋められないところにこそ、
今後一層、デザイナーの力が、クリエイティブ能力が、
問われることになるだろうと思った。

(K.K.)


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中国のデザイン(3)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの3回目。

北京から飛行機で1時間、日本でいうと東京から札幌あたりに位置する、
内モンゴル自治区、包頭市(人口250万)で行われた、
「2009年 全国工業設計教育研究会
(2009 Internal Conference of Industrial Design Education)」
に、オブザーバーとして参加した。

中国全土、約150大学の工業デザインの先生達が、
毎年、研究発表をする学会である。
学会であるが故に、映像をまじえて1時間以上のスピーチが続く。
中には、中国五千年の歴史に支えられた工業デザインは、
いかにあるべきかとの、大上段から学説を説く先生もあり、飽きないが、
それを聞き流しながら、中国の工業デザインの過去・現在・未来を
3分間スピーチでまとめると、どうなるのだろうと考えてみた。

「多分に、工業デザインの過去・歴史は20年。
手描きスケッチなどのアナログの世界を経験することなく、
コンピュータからデザインを始めた世代、
デジタル社会の落とし子であるデザイナーが現在。
未来はといえば、中国五千年の歴史・文化を基盤に、
人口13億人のパワーが、アナログ・デジタル社会を問わず、
世界をリードする国になるだろうと想像はつく。
決して、日本は、近くて遠い国ではなく、近くて近い国である。」

(K.K.)


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中国のデザイン(2)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの2回目。

何処の大学へ行っても、デザインを学ぶのは、圧倒的に女性が多かった。
比率で見ると、女性が7割程度を占めているように思う。
それだけ、デザインには、女性にモテる何かがあるのだ。

例えば、ファッションデザインは、どこでも女性に人気だし、
化粧品も、彼女達は日本製品にあこがれていると聞いた。
お土産に、日本の女性雑誌を数冊持参したことがあったが、
非常に喜ばれ、回し読みしているとの礼状をもらったこともある。
あの北京オリンピックの閉会式での、背の高い、美人揃いの中国女性も、
裏には、デザイナーの演出があったのだろうと思うと、
大学生がデザインにあこがれるのも、よく分かる。

思うに、デザインは、美への関心と無関係ではなく、
「衣食足りて礼節を知る」ように、「衣食足りて知る」類に属するのだ。
今年の末には、GDPで中国がわが国を追い越すごとく、
中国の台頭は、デザインにおいても勢いづいているのは、頷ける。

この6月の全中国・大学卒業制作展を見ても、
デザイナーを目指す彼女達の活躍ぶりには、目を見張るものがあった。
学びの場である大学で、彼女達がスケッチしているのを見ても、
その目の輝きが違う。
中国の女性デザイナーが、世界に羽ばたく日を期待したい。

(K.K.)


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中国のデザイン(1)

【 コンサルタント日記 】

先月は、二度も中国に行き、上海、北京、内モンゴル、包頭市などを
訪れる幸運に恵まれた。
こんなことは生まれて初めてで、少し興奮気味である。
決して、オーバーなことを書くつもりはないが、
私の感じた生の中国、そして中国のデザインを、シリーズで記したい。

まずは、言葉、中国語について。
都内の山手線などでみかける中国人は、
ことごとく声が大きくて、閉口することがある。
中国通である私の先輩も、いつも気にしているが、
中国では、北京でも、上海でも、やたら大きな声で話している。

カルチャーの違いだろうという程度の認識でいたが、
今回、日本通である中国人の友人に、その真相を確かめてみた。
結果は、大きな声でないと、彼ら同士、意味が通じないというか、
会話が成り立たない、というのである。

少し中国語を齧ったことのある人なら理解しやすいだろうが、
あの漢字一つ一つには、アクセント(声調)があり、
声を上げたり下げたり、抑揚をつけて発音するのだ。
声調は4つあり、これを「四声」といい、四声によって意味が違う。
日本語には無いから分かり辛いが、四声を使い分けないと
意味が通じないから、自然に大きな声になるらしい。

中国語には、漢字ばかりで、日本語の仮名にあたるものが無い。
だが、その漢字を眺めていると、なんとなく意味が分かったり、
納得する単語が多いのが、我々日本人には救いだ。
例えば、どこでも目にする「安全出口」の看板は、日本の「非常口」のことだ。
私など、「非常口」より、「安全出口」の方が分かりやすいとも思う。
少々、「中国語かぶれ」してきたのかもしれない。

(K.K.)


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健康第一

【 コンサルタント日記 】

医師である友人から、残暑見舞いが届いた。

 『残暑お見舞い申し上げます。
  お変わりありませんか?
  昨日、国内で初めて、新型インフルエンザの死者が出ました。(8.15)
  慣れてしまって、余り大きなニュースにならなくなっていますが、
  この秋冬は要注意と思います。
  ワクチンがまだ出来ず、薬も効かない場合もありそうなので、
  とりあえずは、地道に、うがい・マスク・手洗いという事になりそうです。
  流行が近づいて来たら、これらを励行するのが一番の対策と思います。
  うっとうしいご時世ですが、しっかりと身を守りたいですね。
  以上、職業柄のアドバイスでした。では。』

彼の病院の待合室には、
「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」
という色紙が張ってあったことを思い出した。
ありがたいアドバイス、今日から早速、実行しよう。
みなさんも、健康第一。
元気でなければ、良い仕事はできない。お気をつけて。

(K.K.)


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家族旅行とビジネス

【 コンサルタント日記 】

お盆休みを利用して、海外旅行を楽しまれた方も多いだろう。
友人のK君は、そんな4日間の旅行のうち、
1日をビジネスに当てたと聞き、さすがだと感心した。
彼の場合、今春、会社を立ち上げたこともあり、
時間は、いくらあっても足りない。
マーケットを覗く市場調査が必要だと、1日は別行動したそうだ。

この時期、会社を立ち上げる、起業するとはどういうことか、
30年のサラリーマン生活から、彼は身をもって学んでいるのである。
時には、社会のあらゆるストレスが、我が身に降りかかることも、
彼は経験しているから、家族で海外旅行を楽しみながらも、
1日はビジネスに専念し、バランスをとる人生を選んだのだろうと、
私には想像がつく。

がんばれ、K君。
「10年辛抱しろ」と、脱サラ・先輩の弁を贈ろう。

(K.K.)


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ユニバーサルデザイン再考

【 コンサルタント日記 】

海外旅行で、しばしば悩まされることの一つに、入国カードの記入がある。
先日も、中国へ入国するとき、入国カードを機中でしっかり書き、
入国審査に臨んだが、記入漏れを指摘され、その場で書き足して入国できた。

「飛行機の座席番号」を書く項目で、単純な私の見落としだった。
日本やシンガポールでは記入がいらないので、中国も大丈夫と思っていたのだ。
確か、この3月に行ったときは、中国も必要なかったが、
例の新型インフルエンザ騒動から、急に座席番号が必要とされ、
インフルエンザ患者が見つかれば、近くの座席の人は隔離されるという、
あの騒動に発展していったのだ。

思うに、入国カードにこそ、ユニバーサルデザインが求められる。
障害者、高齢者、健常者の区別なしに、すべての人が記入しやすいよう、
考えられるべきものだろう。

1974年、アメリカのメースによって提唱されたユニバーサルデザインの概念だが、
36年経っても、充分に実行されているとは言えない。
今こそ、今からでも、ユニバーサルデザイン再考を望みたい。

(K.K.)


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就職事情にみる国民性

【 コンサルタント日記 】

上海で、私立のビジュアル系大学の副学長に会う機会があったので、
ずばり、今年の就職事情を聞いた。
インテリア、ランドスケープ、建築、アニメーション、グラフィックと
多岐にわたる専門分野の総勢500人は、就職率100%だったと、
話していただいた。

但し、デザインを学んだからデザイン分野に進むという、
普通の就職コースは、やはり難しかったらしい。
働き口があれば、先ず就職するというケースが目立ったという。
どこも、事情が同じと見た。

そこの学生の比率は、女性が4で、男性が1。
女性の方は、給料面の条件を含め、スムーズに就職してゆくが、
男性の方は、腕がなくとも給料にこだわって就職せず、
フリーで活躍したいと飛び出ていく若者が増えてきているという。

そのあたりが、わが国の男性デザイナーとの大きな違いだと思った。
不景気だからこそ、ベンチャーに身を置く。
そのしたたかな根性は、やはり中国人のDNAなのかと、
隣国・中国の就職事情を通じて、国民性も垣間見た気がした。

(K.K.)


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麗しのテーマたち

【 コンサルタント日記 】

懇意にしている後輩から、「ゼミ卒制企画審査会」に
来てくれないかという誘いがあり、同僚と共に出席した。
彼の教える大学で学ぶデザイナーの卵で、
来春卒業予定の4年生、24名の卒業制作テーマを
先生、先輩、後輩など、皆でチェックし合うという、珍しい公開審査会だ。
さぞ、刺激的なテーマがあふれているだろうと、期待して出かけた。

はじめに企画書を配り、自己紹介、テーマ、コンセプト、セールスポイント、
効果予測、スケジュール等々を、各自発表する。
先生や審査員からの質問を受け、応えるという5分間。
それを見ながら、審査員は評価表にもとづき、各項目を採点していく。

この学年は、女性が8割を超えているから、どちらかというと華やかで、
夢とロマンあふれるテーマが並ぶかと思いきや、
かなり地味な、エコだとか、省資源だとか、
真面目なテーマに取り組んでいるのには驚いた。

こんなにも、やさしい、麗しいテーマが並ぶと、
おとなしいデザイナー集団になるようで、面白くない。
私などは天邪鬼だから、「ドスの利いた滅茶苦茶なアイデア」
なども出して欲しいと、つい無いものねだりをお願いしたくなった。

こうなってしまうのは何故なのだろうと、今、考えている。

(K.K.)


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日本の職人技

【 コンサルタント日記 】

先日、「秋山孝ポスター美術館長岡」のオープンを祝ったあと、
長岡市に泊まり、翌日の日曜は、直江津に向かった。
町村合併で今は上越市。
NHKの大河ドラマに沸いている街と思いきや、
不況のせいか、観光客も少なく、静かな街で驚いた。

かねてから、上越市の轆轤(ろくろ)職人・K氏の工房を
見せてほしいと思っていたが、なかなか機会がなく、
今回は、長岡市まで来たのだからと、思い切って足を伸ばした。

彼は、駅まで迎えに来てくれた。
作品を見せてもらい、工房では、欅でお椀を挽いてもらった。
歴代、木曽(長野)の職人の末裔だけあり、
30年を超える年季の入った職人芸は、やはりすばらしい。
神業のようにお椀が出来てくるのだ。
早速、記念に彼の写真も撮らせて貰った。

彼と話しながら、「民芸運動」を起こした、柳宗悦を思い出した。
彼は、日本各地や朝鮮半島を旅し、
『雑器の美の発見は、日本人の独自な文化的業績であった。
その美感覚がどのようにして育まれてきたかを探ることは、
そのまま日本文化の核心に触れることである得るほど、
それは、注目に値する創造である』
と民芸の美を説く。

K氏の職人技には、プロダクトデザインには無い、
「美と健やかさ」があり、手仕事の持つ魅力があった。
柳宗悦の目に学ぶものが、まだまだ日本にはあるのだ。
旅も良いものだ。

(K.K.)


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デザイナーの偉業

【 コンサルタント日記 】

グラフィックデザイナー・秋山 孝は、本当に美術館を作り、
自身の作品を並べ、オープンした。
今月11日(土)、多くのファンの協力を得て、
彼の郷里・新潟県長岡市でオープンにこぎつけた。
私もお祝いに馳せ参じた。
実に、凄い偉業を成し遂げたものだ。
その日のことを、新潟日報は、下記のように報じている。

長岡市出身のグラフィックデザイナーで
多摩美術大学教授の秋山孝さん(57)が造った
「秋山孝ポスター美術館長岡」が12日、
同市宮内2にオープンする。秋山さんは「地域の
文化交流の拠点になれば」と話している。
秋山さん制作のポスターは国際展で入賞するなど
世界的に評価されており、同館では秋山さんの
代表作を常設しながら地元の学生の作品展示や
講演会なども開いていく。
(中略)11日には記念式典と内覧会があり、
秋山さんは「多くの人たちの協力のおかげで
この美術館ができてうれしい」と話した。
10月9日までは入館無料。火曜休館。

(新潟日報 2009年7月12日付)


(K.K.)


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七夕と人間ドック

【 コンサルタント日記 】

先日、恒例になった年一回の人間ドック入りした。
待合室で、今年も、
「健康はすべてでない、しかし健康がなければすべてがない」
という色紙にお目にかかった。

いつも言われることだが、健康維持の3原則は、
「運動」「栄養」「休養」、この3つがうまく組み合わされて、
バランスよく健康が維持できる。

私の場合、この数年、毎日一万歩以上歩くことを
自分に義務付けているおかげで、
今年も、ドクターに褒められる結果になり、このところ鼻が高い。

ただ、毎日歩いているだけだが、一週間分記録できる歩数計で
管理しているので、かなり真面目に続けている。
そのことが、一番の健康の秘訣だと、ドクターの健診の弁。
褒められるなら、来年もこの病院に、このドクターにお願いしよう、
七夕近くが覚えやすくて良いから、この時期に来よう、と思った。

健康なるがゆえに、毎年の健診をサボっているうちに病気になり、
入院した若い頃の自分の失敗が、やっと今、ここで解消されたようで、
今日も歩こうと、単純に考えている。

デザインも、「simple is the best」。
健康の秘訣も、歩くことが、「simple is the best」だと、私は信じている。

(K.K.)


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一人のデザイナーとして

【 コンサルタント日記 】

GM(ゼネラル・モーターズ)の二の舞になるまいと、
喝を入れ始めた企業が多いと聞く。
デザイン部門も然り。
では、今、そのGMのデザイナーの再就職は
どうなっているのだろうという話になった。

友人が、米国の若いデザイナーに聞いてみたところ、
意外なことに、「彼等は悠々としている」そうだ。
なぜなら、GMのデザイナーは、エリート中のエリートで、
世界の自動車メーカーから、常に引っ張りだこなのだ。
恐れ入った。

彼等は、GMという会社に属してはいるが、
その腕は超一流と言われ、どこでも勤まるという、
失業がない世界にいるデザイナーなのだ。
まだまだ、デザイナーの世界も、腕さえあれば、
夢が持てる世界なのだということを、改めて知った。

今からでも遅くない、デザイナーよ、腕を磨こう。
会社人間になる前に。
一人のデザイナーとして立てるように。

(K.K.)


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続・上海万博の足音──開幕まで300日

【 コンサルタント日記 】

変貌を続ける上海で、インテリアデザイナーとして
活躍している友人と、先週、東京で杯を交わした。

上海万博は、昨年の北京オリンピックに続いて、
中国を先進国に成長させる国家プロジェクト。
来年5月から、半年という長期にわたる万博の重点は、
経済活性化にある。

金融危機に伴う世界的な景気悪化の中での開催。
準備の進み具合はどうかと聞いてみると、
もう、内装の仕上げに入っているパビリオンもあるが、
建物の基礎も始まっていないところもあるらしいと、彼は言う。

毎日、徹夜作業が続いているというから、
開幕までには大丈夫、と市民は楽観しているし、
万博会場建設地など、上海市内を一望できる慮浦大橋などは、
人気の観光スポットで、毎日観光客で賑わっているという。

中国は共産国。
今のところ、万博に関する悪いニュースは、何一つ報道されないから、
皆、安心しているそうだ。
日本のように、インフルエンザを毎日トップニュースで報道する国は、
そんな彼らからすれば、異常に見えるのだろう。

もちろん、明るいニュースが沢山ある国のほうが良いとは思うが。

(K.K.)


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上海万博の足音──開幕まで300日

【 コンサルタント日記 】

日経新聞の夕刊に、昨日から上海万博の連載が始まった。

「万博で一番見たいのは米国館」
――こんなアンケート結果が、上海の新聞に載ったそうだ。
見てみたい海外のパビリオンは、米国館が51%で1位。
2位はフランス、3位は英国、日本も4位に食い込んだ。
日本は、愛知万博の実績もあり、
見たいと思っている人が多いのかもしれない。
しかし、出展を決めてもいない米国館が、
皮肉にも、最も人気を集めたという結果だった。

破産法の適用を申請したゼネラル・モーターズ(GM)が、
上海万博の最も高い位置づけの協賛企業。
巨額の協賛金がどうなるのかが心配の種、と報じている。

来年5月1日に開幕する上海万博まで、300日余り。
中国の明日が見えるといわれる経済都市・上海。
その、変貌を続ける上海で、インテリアデザイナーとして
活躍している友人と、今週、東京で会う。
彼に、この新聞記事の裏を聞いてみたいと思っている。

(K.K.)


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嬉しい電話

【 コンサルタント日記 】

もう、4?5年前になるだろうか。
ニューヨーク帰りの若いデザイナーA君を、
製造から流通、商社的機能までを持った中小企業・B社に、
ご紹介したことがあった。
しかし、しばらくして、彼は健康上の理由で退社したと聞いていた。

先日、B社の社長とお会いしたとき、帰り際にA君の話が出ると、
明日、彼に会いに行くのだと、社長がニコニコ顔で言うので驚いた。
会社を辞めても交流があるらしく、ビジネスでも繋がっているという。
その場で、彼は携帯でA君を呼び出し、
「仲人」である弊社にいると告げ、電話を手渡されて面食らった。

しかし、元気で活躍しているA君の懐かしい声を久々に聞き、感無量。
私は大した話もできなかったが、元気だということだけは分かった。
嬉しい電話だった。

健康面も含め、予想し得ない幸、不幸が重なる、それも転職。
A君のように、そんな予期しない、不本意な状況になっても、
B社の社長と、仲良く「大人のお付き合い」ができる、
その技量は、大したものだと感心した。

特に、デザイナーの世界は狭い。
狭い世界を広く生きるのも、知恵と礼節次第。
ある意味、良い転職の例と思ってご紹介した。

(K.K.)


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日本の製造業の未来

【 コンサルタント日記 】

友人の紹介で、「街の発明家」で、金型屋さんのT氏と
夕食を共にした。
名刺を忘れたという氏は、最近売り出したという新製品、
「爪を切らずに、削って処理する」という爪削りを
名刺代わりに差し出した。
そこには、自宅住所も、工場名も書かれていた。
社名は、「T金型サービス」、東京は板橋区の社長さんである。

氏は、デジタル社会を見つめながらも、
長年積み重ねてきたアナログ型部品産業に徹し、
新製品をコツコツ世に出している。
以前に出した「本の栞」も好調な売れ行きだという。
何よりも、それを楽しんでいるようで、
日本の製造業の明るい一端を見た思いがした。

10年後、20年後、日本はどんな方向に向かっているのか、
その素朴な問いには、彼の生き方に、一つの答えがあるように思った。
多くの製造業は、中国企業がリーダーになり、
日本国内には、アナログ型部品産業しか残らないという読みは、
彼を見ていると、当てはまるかもしれないと思う。
さらに、このことをじっくり考えてみたいと思った。

(K.K.)


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ミラノ・デザインの真髄

【 コンサルタント日記 】

『私は昨晩、「真夏のミラノ」に帰りました。
本日の予想最高気温は32度です。
でも、空気はさわやかで、良い季節です。
ちなみに、こちらでは、「豚」の話題は
すっかり消え去っていました…』

先日、日本でお会いした、イタリアはミラノ在住の
デザイナー、S女子からの便りである。
インフルエンザを「豚」と書いてくるあたり、
ウィットを身につけた彼女らしいと思った。

ミラノでは、何がきついかとの私の問いに、
「仕事を見つけること」だと、彼女は言う。

そうだ、フリーランスのデザイナーは、
「営業」がないと仕事にありつけないのだ。
当たり前のことに、改めて気がついた。

日本のように、デザイナーの9割(?)が
インハウスという国では、自分が営業しなくとも、
会社から仕事が「与えられる」。
そこが、大きく違っている。

彼女は、毎日、アポの電話を入れ、作品を持ち込み、
デザインを売り歩くことがきついという。
しかし、その競争こそが、イタリアの、そしてミラノの
デザイナーのレベルを上げているのだ。
毎年行われる、「ミラノサローネ」の真髄に触れたように思った。

日本からも、若者が腕試しに参加することは、
大変有意義なことだと思った。

(K.K.)


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還暦のデザイナー

【 コンサルタント日記 】

お笑い番組を見ながら、デザイン画を描いているという
川崎和男をテレビで見た。
ご存知、TV東京の『カンブリア宮殿』という番組だ。
「その男がデザインすると、なぜ売れるのか、
ケンカ屋デザイナーの面白発想術」という副題で、
村上龍との対談も面白かった。

川崎和男も還暦を迎えたというから、
デザイン界も、高齢化が進んでいるが、
ケンカ屋デザイナーとして、今でも彼は、
大阪で大活躍しているという朗報は嬉しかった。
インフルエンザに揺れる関西からの、一服の清涼剤、
明るい便りとして受け取った人も多かったのではないか。

有名なメガネやテレビ、人工心臓までデザインをし続ける彼には、
「還暦」という言葉は、あまり似合わないが、
確実に、人は、老いる。川崎和男も、また然りである。

老いてなお、エンジニアや、マーケティングの専門家と
議論を戦わすには、並大抵の知識では間に合わない。
彼は、勉強を続けながら、「ケンカ屋デザイナー」の異名に
恥じないように生きているのである。
そうしたところを、見習いたい。

(K.K.)


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大道芸人のプロ根性

【 コンサルタント日記 】

開港150周年イベントで、横浜が賑わっている。
「母の日」の日曜日、港の見える丘公園で、
散歩の途中、大道芸人の芸を見た。

はじめは、子供達に風船を作ってプレゼンしながら、
観客を呼び込んでいたが、
その口上が、実にうまい日本語なのだ。
英国人の彼は、英会話講師をしていたが、
不幸にして会社が倒産、大道芸人に転じたそうだ。

風船遊びを子供達に教えながら、親や大人達をも
巧みな日本語で呼び込んでいる。
流行のインフルエンザや、「駅前留学」英会話の倒産、
横浜開港150周年と、次から次と話が続く。
元・語学講師だけあって、語彙が豊かだ。

60?70人集まったところで、本番の芸に入る。
高さ3メートル程の一輪車乗りだ。
巧みな口上の後は、ハラハラさせながらも
しっかりと芸を披露し、拍手を求める。

そのうち、御代は紙幣のみ、コインはいらない、
銅貨も、シルバーもいらないよと、宣言。
終わったところで、皆、千円札を本人に手渡すことに…。
その数、40?50人を数えるぐらいだから、大盛況。
大道芸人のプロ根性を見た。
「入場料10ドル」の芸として、大道で演じているわけだ。

そこで、教訓。
デザイン界も、デザイン料を値下げる前に、
プロのデザイナーとして、一線を守り抜くことも必要。
これも、他山の石としたいと思った。

(K.K.)


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地方新聞の未来

【 コンサルタント日記 】

この日曜日に、わが小さな街の市議会議員の選挙があった。
ベニヤ板に、候補者のカラー写真がベタベタ貼り付けられた
「異様な看板」の中から候補者を選ぶという、あの原始的な選挙である。
自治体のデザイン感覚、全く無しと、今回も思った。

即日開票結果を見ようとテレビをつけても、報道していない。
一夜明けても、テレビでは、名古屋市長選挙の結果のみで、
マスコミは、小さな街の選挙結果など報じない。
朝刊は取っていないから、インターネットで検索して結果を知った。

もう少し知りたいと思い、通勤駅の売店で地方新聞名を告げた。
ところが、売り切れというのである。
売り子さん曰く、200部仕入れたが、朝一番に180部買い占めた客があり、
残り20部は、先程売り切れたというのである。

1人で180部読むわけでないから、恐らく、選挙結果を知らせる印刷物として、
PR用に新聞を購入していったのだろう。
一部100円だから、合計で18,000円。
売店で、領収書を出したかまでは聞かなかったが、
地方新聞の役割を考えさせられた。

こんな目的だけに使われるとしたら、新聞の未来は無い。

(K.K.)


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絵本作家誕生

【 コンサルタント日記 】


40年来の旧友から電話があった。
初めて制作した絵本が、印刷会社から届いたから見て欲しいという。

彼とは長い付き合いだから、彼の幸も不幸も見てきた。
メーカーの宣伝部で、グラフィックデザイナーとして、溌剌と働いていた彼は、
10年前、不幸にして、奥様が突然の医療事故により、
予想だにせぬ四肢麻痺となり、会社を早期退職し、奥さんの看病に専念。
その奥様のリハビリの一環として育まれたこの絵本が、
このたび完成した、という訳である。

奥様も、美術系の短大を出て、彫金やイラストなどを趣味にしていただけに、
手に取って見て、そのすばらしい出来に感激した。
リハビリは、不自由な手で絵を描く、一本の指でパソコンを打つ、という毎日。
その大変な労力が、この一冊になったのだ。

継続は力なり。
次は二冊目へ向け、どんどん出版することを勧めた。
奥様や家族の生きがいがひとつ増えたことに、私はいたく感動した。
プロの出版社がついてくれればと、私は願うのみである。

(K.K.)


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変化はチャンス

【 コンサルタント日記 】

春は人事異動の季節。
中国・上海に、来月赴任するというA君が、先日、挨拶に来た。
そして昨日は、3年の海外駐在を終えて帰国した、B君と会った。
いずれも30代である。

彼らは、会社の人事異動で、初めての海外赴任だっただけに、
知らされた当初は面食らったようだが、
B君の場合、3年赴任してみると、結構楽しいこともあったという。
カルチャーショックもあったようだが、一回り人間が大きくなって帰国した。
彼を見ていると、「若いときの苦労・経験は買ってでもしろ」
という格言は、今も生きているように思った。

私の先輩でもある、著名な大学の先生は、
「30代であれば、中国か米国に青春を掛け、デザイナーとして生きてみる、
 その夢が、今でも頭にこびりついている」と話しておられた。

何はともあれ、春の人事異動も、海外赴任も、変化はチャンスと捉え、
若さを武器に大きく羽ばたく、そしてエンジョイする、
そんなデザイナー像を、私は求めたい。

(K.K.)


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バランスという課題

【 コンサルタント日記 】

中国のデザイン系大学は、約450校あり、毎年の卒業者数は約10万人。
そのほとんどが、国公立の総合大学だ。
デザイン専攻は、総合大学のなかの芸術学部、美術学部、理工学部、
教育学部、工学部などに属している。

なお、美術の単科大学は少なく、10校に満たない。
また、中国の短大、専門学校のほとんどが私立で、
そのデータが得られなかったが、何千人かは卒業していると
中国の大学事情に詳しいS氏より教わった。

一方、日本のデザイン系大学・専門学校は、約110校あり、
毎年の卒業者数は、1万人を超えている。

日中を単純に比較してみると、中国の大学数は日本の4倍、
卒業生は、10倍も出ていることになる。
人口13億人の中国であるから、毎年の卒業者数が
10万人でも不思議ではない。
しかし、プロダクトデザイン系で見る限り、主な就職先はメーカーだが、
そのメーカーが、卒業生に見合った数だけあるかというと、今はない。
10万人卒業しても、その1?2割しか、デザインの職に就けない
というのが実情のようだ。

医者と患者の数が、バランスがとれていないと、問題を起こすように、
メーカーとデザイナーの数は、バランスが取れていないと
「失業」ということになる。

日中両国とも、そうしたバランスを考えるのは、
今後の国家行政の大きな課題でもあろう。

(K.K.)


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気になる中国・上海

【 コンサルタント日記 】

先週行った、上海市内の街角風景。
来春開幕の「上海万博」は、不景気風を吹き飛ばせるか。

上海の人口は、1,850万人で、北京より300万人多いのだが、
さらに、重慶という3,000万人を越える巨大都市もある中国。

上海市内では、一日三交代で、昼も、夜も、雨の日も、風の日も、
ブルドーザーが動いている。
改めて、すさまじい国であると思った。

公共事業が特に優先される共産国であり、
「最も進んだ資本主義の国」という人もいる。
隣国・中国は、これからも目が離せない国である。

(K.K.)


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プロの販売員を見た

【 コンサルタント日記 】

先日、所要で田舎に帰る際、特急電車の中で、
すばらしい女性車内販売員を見た。
中年の方とお見受けしたが、売り子さんとしてのパワーが
際立っていたのには驚いた。

まず、声が通るので、販売のワゴンが来たことが
はっきり、すぐに分かる。
車窓の風景にも、そろそろ見飽きている身には、
ちょっと覗いてみたくなるのだ。
「何でもあります」とばかりに、山積みにされたワゴンに惹きつけられ、
コーヒーでも飲むかと、衝動買いすることになり、
ついでにお土産を一つというふうに売れてゆく。

ここまでは、若い売り子さんでも真似は出来そうだが、
彼女は、その後がすばらしかった。
次の停車駅で、弁当や生菓子を積み込むから、
「旬の味」も、また売りに来るよと、「予告」してゆくのだ。
そして、言った通り、またたくさん積んで現れるのである。
そして、お客さんも、暇をもてあましているから、またお土産を買う……。

不況という風は、この車内販売員さんには無いというふうに見えた。
彼女は、日頃から乗客をよく観察し、話法も心得ており、
セールスの原点を、すべて持ち合わせているのだろうと感心した。

このご時世でも、不況を乗り越える手法や手段は、
まだまだ沢山あると、彼女を見ていて思った。

(K.K.)


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花粉症とデザイナー

【 コンサルタント日記 】

春の一大イベントといえば、お花見。
すでに、お花見の計画を立て始めている人も多いのではないか。

しかし、この季節、花粉対策でマスクをしている多くの人を見ると、
マスクしてお花見という、どうも絵にならない光景を思い、
なんとなく気分も晴れない。
国を含めて、抜本的に花粉症対策をしている節が
見当たらないのが残念だ。

幸い、私自身は、花粉症に悩まされたことが無いので
本当の苦しみは分からないが、電車のボックス席に座ったとき、
3人がマスク姿だったりすると、マスク無しのわが身が、
何か後ろめたい気さえするから不思議だ。

杉の木が、一番花粉を飛ばすということであれば、切り倒し、
それに替わる木を植えればいいのではないか。
昨今のバイオ技術は、かなり進んでいると聞くし、
花粉を飛ばさない杉も、もっと普及できないものか。
どうもこの時期になると、花粉症対策のお粗末さが気になる。

以前にも、もう少しマシなマスクのデザインが出来ないかと、
ブログを通じてデザイナーに呼びかけたことがあるが、
今もって、良いデザインにお目にかかれない。
抜本的な花粉症対策が出来ないのなら、
せめて、ファッション全体を考えたマスクのデザインが望まれる。

マスク姿の人の多さに、電車の中で
ここは病院か?という錯覚を持つ環境は、正常ではない。

(K.K.)


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デザインと哲学

【 コンサルタント日記 】

快晴の土曜日、地域振興に燃えているベテランデザイナー・F氏と
もう一人の友人とで、知る人ぞ知る、一世を風靡した西田哲学の
西田幾多郎博士の終の棲家を訪ねた。

江ノ電の稲村ヶ崎駅下車、徒歩5?6分のところで、
1945年まで12年間住んでいたそうだ。
今は、学習院大学が管理し、2ヶ月毎ぐらいに行われる、
「西田哲学の研究会」には、室内が見られることがあるほかは、
普段は、外からしか見られない。

軽く記念写真を撮り、博士の散歩コースを辿って七里ガ浜に出て、
江ノ島や富士山が見えるところに建立されている記念碑を見る。
あいにく、富士山が見えず残念な思いをしたが、
大勢のサーファーで、海は賑わっていた。
汗ばむ陽気に気をよくして、一駅ぐらいだから歩こうと、極楽寺へ。
続いて、アジサイで有名な成就院へと足を進める。

かつては、この道も「哲学者の散歩道」だったのだろう。
博士は、何を考えて歩いていたのだろうと
想像するだけでも楽しいと、F氏は言う。
さらに、今の若いデザイナーに欠けているのが
哲学(考えること)だと、彼は付け加える。

ベテランデザイナー・F氏の世相を見る目は鋭い。
デザインと哲学、そのひと言が気になった、土曜の散歩道だった。

(K.K.)


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宝塚の魅力

【 コンサルタント日記 】

不景気風を吹き飛ばすような、宝塚のディナーショーを見た。
きらきら輝く派手な装いのR嬢は、きらめく舞台で、
まるで天使のような顔で、歌い、踊っていた。
その名も「GLITTER」というショーだった。

若い女性ファンであふれる観客席から見る彼女は、
堂々として「宝塚の大スター」そのものになっていた。
涙が出かかった。嬉しい涙であった。
思えば、彼女との出会いは15年以上前のこと、
名古屋の友人のお嬢さんとして、わが家に遊びに来ていたし、
泊まっていったこともあった。
その彼女が、目の前ですばらしい歌と踊りを見せてくれるのは、
私にとっては、やはり夢のようで、ついつい涙腺が緩む。

後半、彼女が作詞した歌と踊りを、見聞きしながら、
人には、こんなすばらしい「一期一会」があることに感慨を覚えた。
若い女性ファンも、不景気風を吹き飛ばすような宝塚のショーを見て、
活気ある明日を迎えるのだろうと、改めて「宝塚の魅力」を知った。

(K.K.)


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北京のデザイン教育事情

【 コンサルタント日記 】

36歳の北京のビジネスマンと、日本のデザイン関係者との
ミーティングに参加する機会があった。
彼が、一番興味を示したのは、日本の先端デジタルデザイン事情だ。
それを中国に紹介したいとのことで、すでに北京で、
そうした特殊な専門学校を設立し、人材育成のために動いているという。

主だった北京の会社から、多くの求人があるそうだ。
世界的な経済危機の中でも、中国は驚異的な発展国なのだ。
インターネットユーザーは、2億5,000万人、
携帯利用者は、5億4,000万人。
「日本のような国が13個あると思えばいい」と友人が教えてくれた。
そう言われても、簡単には理解できないが、
現実に上記の数字を見ただけでも、凄い国であることは確かだ。

上記の北京の彼は言う。
大学を出ても、実務経験がないと、企業では勤まらない。
この専門学校では、高度な技術をマスターし、実務経験も積めるようにし、
即、企業で役立つ人材を養成するという。
日本からも、優秀な実務経験者を、先生として迎えたいと
彼は抱負を語ってくれた。

日本のバリバリの35歳のプロダクトデザイナーと会った時など、
彼は、「同世代でがんばろう」と握手し、目が輝いていたのは印象的だった。

(K.K.)


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「先用後利」

【 コンサルタント日記 】

昨日の夕刊トップ記事は、
『GDPマイナス12.7%』 『輸出落ち込み最悪』 『輸出頼み反動深刻』…etc.
こんな記事を見るたびに、ふと私の心に浮かぶ「商法」がある。
300年の歴史を持つ、『富山の薬売り』である。

少し長くなるが、以下に、その簡単な歴史を参照してみた。

『薬売りは元々は現金商いであった。

当時では、現代のように交通網が管理されておらず、
当然見知らぬ遠国では、代金の回収困難だからであるのだが、
当時の庶民にとっては、いつ、どのような薬を使う事になるか
分からない状態で、数多くある種類の薬を買い、
常備しておくことは、経済的に不可能に近かった。

…が、しかし、幾度と通う事により、薬売りと顧客の間に
信頼関係が生まれていくのだった。
そこで、売薬りは思ったのである。

「1回だけの取引ではなく、幾度と訪問するのだ。
 とりあえずいくつかの薬を渡して、次に来たときに
 代金を受け取っても遅くはない」

これが「先用後利」の元になるのである。
この考えは、継続的な取引をする薬売りにとっては、
非常に理想的商法であり、薬売りには
永続的な商いを保証することになる。
(中略)
先用後利という制度は、売薬りと顧客との長い付き合いと
信用があって初めてできる事。
(中略)
販売網は不動のものとなり、
その後も取引が絶えることはなかったのである。
「後利」とは、その時だけでなく、
未来における利益も意味していたのかもしれない。
今なお、この商法は続いている。』

(Webサイト「富山の薬の歴史」より抜粋)


デザインに置き換えて考えるなら、
デザイナーとユーザーの長い付き合いと信用を作ること。
それは、先行投資、先行デザインをどれだけ溜め込めるかということになる。
マイナス面の解説は、評論家に任せておき、
デザイナーは常に一歩、いや半歩でも先を歩きたい。

先行デザインに取り組むこと、そこ気概こそが、本当のデザイナーだろう。
不況風を吹き飛ばすのも、デザイナーだ。

(K.K.)


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ボルボの広報マンに学ぶ

【 コンサルタント日記 】

先日、川崎市が開催している「デザインフォーラム」で、
『スウェーデンの社会とボルボのデザイン』と題した、
ボルボ・カーズ・ジャパンの広報、赤堀淳氏の講演を聴いた。

まず始めに、氏は、
1)スウェーデン四方山話
 (スウェーデンの人口、有名人、食べ物など)
2)ボルボについて
 (ボルボの始まり、安全性、三点式シートベルトの発明など)
3)ボルボとモダン
 (スカンジナビア・デザインなど)
について、起承転結よろしく、映像を使いながら、
誰にでも分かるようにプレゼンされていたのには感心した。

「スウェーデン」という国について、
その人口さえも、意外と知らないであろう聴衆を意識してのプレゼンは、
いろいろなデザインセミナーの中でも、秀逸の出来であった。

「デザイン」と題してはいるが、デザインに偏ることなく、
ボルボ・ジャパンを代表し、PRに徹した広報マンとしての
ストーリー展開だったからだろうが、何といっても、
「デザインをわかりやすく語り、デザインファンを作る」
という姿勢を、彼に学びたいと思った。

(K.K.)


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3年後を考えていますか

【 コンサルタント日記 】

上海で働くK君と久しぶりに会った。
彼の中国でのビジネス生活も12年になるというから、
話すこと、ひと言、ひと言、非常に重みがある。

印象深かった話の一つは、中国人は、「3年後、5年後、
君は何をしている?」と真剣に聞いてくるし、
彼らは、その答えを用意しているというのである。
まさに、米国人とそっくりだと、彼は言う。

さらに、彼らは、会社人間ではなく、職業人間を目指しているから、
キャリアアップすることのみ頭にあり、給料アップさえあれば、
何処へでも行くというのである。
農耕民族でなく、狩猟民族だとも言い切る。
それが、隣国・中国の素顔であり、現実だと付け加えた。

さて、我々日本人は、どこまで未来を考えているか?
2年間で短大を卒業して就職するのか、さらに4年まで大学に進むのか、
大学院まで行くのか、そういったことも決められない学生が多いと、
大学の講師をしている友人が嘆くのも、一理あると思った。
不景気だとか、リストラ、派遣切りなどの環境に振り回されること無く、
「わが道をゆく」スタイルを、どうして取れないのか。

失敗したら、いつでもやり直せる若さは、大きな財産だ。
その若さをフルに活かす人生を選ぶのも、君たちの特権だと、
友人の話を聞きながら思った。

(K.K.)


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歴史の証人・200万人

【 コンサルタント日記 】

バラク・オバマ米大統領の就任式をひと目見ようと、
首都・ワシントンには、20日、過去最多の人出だった1965年の
リンドン・ジョンソン大統領の就任式の120万を大幅に上回る
200万人の人々が集まった、との報道を見ながら、
アメリカから始まったとされる、不況の嵐は何処に吹いているのかと、
単純に疑問を持った人もいるだろう。

不況の嵐が吹いているが故に、その解決策を
オバマ新大統領に期待するということなのだろう。

一方、このアメリカの熱狂を、日本でも起こせるかと
自問自答すると、全く怪しくなる。
日本人は、政治に何も期待していないし、
政治に対して国民が熱くなり得る要素すら持っていないとしたら、
わが国には、政治家などいらないとも思うが、言い過ぎか。

久しぶりに、様々なことを考えさせられた、米大統領の就任式だった。
わが国でも、この辺で原点に戻って、政治とは何か、
政治の仕組みはどうすれば良いのか、
「新地に家を建てるごとく」考え直すいい機会だということを、
賢明な国民は知っているのだ。

わが国を信じたい。

(K.K.)


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福田先生に元気をもらった

【 コンサルタント日記 】

1984年4月のこと。
そのイベントカー(宣伝カー)の案は、
ピンクと黒のツートーンカラーの奇抜なモデル。
一つのボタン操作で、バスのボディ両側が開き、幅6メートルに広がる、
アクリルの透明屋根が伸び、ステージに変身する…などの特長を、
私が説明し終えるか終えないうちに、
突然、福田先生は手を大きく開き、拍手された。

「よく面白いものを作った。良く出来ている。ウーン」と
賞賛の言葉を続けるのには驚いた。
周りには、諸先生方も同席されているが、その中での先生の拍手は、
なにものにも勝る、強く、嬉しい、私の「自身」をさらに倍化させてくれた。

「ピンクと黒のツートーンカラーで、全国を走ったらいい。
 このモデルの色でいいよ。」

諸先生方も、全員一致。
こうしてイベントカーのきれいなピンクが決定した―――。


先生もきっと、自信作が生まれた時は、大きく手をたたき喜ばれたのだろう。
そして、芸術家としての生きざまに正直でおられる先生の偉大さを教わり、
元気をもらったことを、昨日のことのように思い出した。

「日本のエッシャー」ともいわれた、グラフィックデザイナーの草分け、
福田繁雄氏が、今月11日死去、76歳。
合掌。

(※上記のイベントカーは、現在、石川県の自動車博物館に展示保存)。

(K.K.)


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お役所仕事

【 コンサルタント日記 】

「若者就職支援センター」「就職応援塾」「外国人労働相談のご案内」など、
10種類ほどのパンフレットが山積みになったコーナーが、
図書館にお見えしたのには驚いた。
本を求めて来たついでに、「ちょっと就職でも考えてみるか」という
軽いノリでパンフレットを手にしてもらうつもりなのか?

その真意は理解できないが、役所関係者揃って、
この年末年始の「派遣村」問題にも、しっかりと取り組んでいるとの
「リップサービス」が、図書館にも及んできているように、私には思えた。

マスコミには、「仕事なき 仕事始め」と書かれ、
ハローワークは朝から混雑となると、
その波を図書館にまで反映させるとは、日本は何と親切な国かと、
皮肉にも思いたくなった。
しかし、図書館では、パンフレットのコーナーがあるだけで、
関係者が居るわけでもなく、誰も見向きもしないし、
パンフレットを持ってゆく人も皆無だ。

ここにも「お役所仕事」が見え見えで、やはり頂けない。
「やることはやっておきました」といった、こんな口先だけのことで
解決できない問題であることが、分かっていないのだろうかと、
私には疑問に思えた。

(K.K.)


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デザイン職の特権

【 コンサルタント日記 】

厳しさの中で明けた新年だが、デザイン職を目指す人には
さほど気にならないのではないかと、今日も明るいことを考えてみる。

お正月、一日も休まない宅急便業界は、さほど不況ではないとも聞いた。
お歳暮も、メール便も、好調だというのだ。
考えてみれば、クリスマスプレゼントも、お歳暮もあり、
いわゆる「お取り寄せグルメ」も盛況らしい。
何も、マスコミが騒ぐほどではない。

ということは、戦争でもないかぎり、「デザイン職」を目指す人には、
それなりの仕事があるということになる。
その場合、大切なのは、「デザイン軸」をしっかり持って、
その軸がぶれないようにしながら、アイデアを出し、
製品化、商品化することに尽きるように思う。

ハイテクのみがデザインを必要としているのでない。
ローテクの世界でも、しっかりしたデザインが求められていると考えると、
デザインの裾野は無限だ。

そう考えると、今日も明るい気持ちになれるし、
これも、デザイン職の特権だと思う。

違うだろうか。

(K.K.)


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ローマの75分間

【 コンサルタント日記 】

師走に入ってから、駆け足でヨーロッパ観光をしてきた。

ローマでは、「75分」という数字に出会い、
中途半端な数字だが、面白いと思った。
1ユーロ(約130円)で、75分間、地下鉄乗り放題、
または、地下鉄とバスを乗り継いでも、
75分間なら有効という制度を導入しているのだ。

地下鉄は、東西と南北で、2本あるだけだから分かりやすい。
郊外の安いホテルから、バスで地下鉄駅まで行き、
地下鉄で、コロッセオやスペイン広場に行けるから便利だ。

但し、75分だけである。
キリの良い60分や、90分にしないで、75分に拘っているのも、
ローマらしいように思った。
映画『ローマの休日』の舞台ともなった、繁華街の中心、スペイン広場も、
まだ、「ローマ」と名が付いていないが、
何処からでも75分で行けるのだ。

世界最大級の文化財を有しているヴァチカン博物館など、
見学コースは全長7kmにも及ぶから、歩数計は、1日2万歩を超す。
ここでも、「ローマは一日にして成らず」「すべての道はローマに通ず」
ということわざを思い出しつつ、「75分間有効」という時間を気にしながら観光し、
改めて、絵になる都市だと思った。

(K.K.)


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元気印

【 コンサルタント日記 】

師走に入って、世界的な不況の中、暗い話が多い日本。
まわりの老友達も嘆き節。
せめて一人ぐらい、散歩しながら明るく振舞っておりますと、
画家のDさんから、「元気印」の絵手紙を頂いた。

また、「社団法人真向法体操」の忘年会で、
体操を通じて「ストレス解消!健康的な毎日を送っている」
という会員のお話を聞く機会があった。

いずれも、日課の散歩や体操で汗を流し、
ストレス解消して、「元気印」を手にしている。
彼らは、「病は気から」という言葉があるように、
適度な運動を続けながら、気持ちでも病から遠ざかっているし、
生活の知恵を含め、実行しているのである。

そんな彼らに学びたいと思った。
中には、台所に立って煮物が出来るまでの7分間、フラダンスのように
腰を振って体操するのが日課という女性会員もおり、
継続の秘訣も教わった。

「継続は力なり」。
わが身の三日坊主を治す方法も教わったような気がした。
そんな「元気印」の持ち主の皆さんに、脱帽。

(K.K.)


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ラジカセ業界全滅

【 コンサルタント日記 】

業界に詳しい友人から、「ラジカセ業界全滅」という物騒な話を聞いた。
私は、1年程前にラジカセを一台買い、日々満足して使っていたのだ。
そのことを書いた日記を引用してみる。

「少しシンプルな生活に憧れたわけではないが、
 久しぶりに、CDラジオカセットコーダー=ラジカセ を買った。

 このラジカセの気に入っている点は、
  1)リモコンがないこと
  2)操作が簡単なこと
  3)持ちやすく軽いこと、等など。

 我が家では、一階にあるテレビと、二階のテレビのメーカーが違うので、
 リモコンの操作が違い、泣かされたことがあるだけに、
 リモコンがないのが気に入った。
 リモコンの操作が複雑で、よく間違えるのにも閉口していた。

 思うに、高々2?3m位の距離で、病人でもないのに
 リモコンが必要だろうかという疑問が出てくる。
 付加価値を付けるという意味でも、これでもかというぐらい、
 おまけの機能がついている分だけ複雑になり、
 「お金が取れる」商品化が進んだことは、良いことだったのだろうか?

 道具は、ほどほどにシンプルで、
 身を助けてくれるものを期待しているのは、私だけだろうか」

やはり、この業界も、シンプルで、軽くて、簡単操作が求められている。
ラジカセは、全ての面で便利なiPodに負けたようだ。

(K.K.)


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'09 商品企画

【 コンサルタント日記 】

不景気風が吹き荒れている。
それを吹き飛ばす、明るい話がないものかと思っていたら、
昨日、その道で活躍している3人のデザイナーの
'09年、'10年の商品企画についての議論を聴くことができた。

彼らは、大きな夢を持って企画しているので、
期せずして、話は明るい方向に進んでいた。
過去の常識は、静的な環境では通用するが、
環境自体が変化している場合は、通用しない。
この変化は、新規参入企業にとって有利に働くため、
彼らは燃えているのである。
それは、既存企業が守りに入るから、
新商品企画は出ないし、出せないからである。

彼らは、既存企業が参入できない新分野への進出を企てていて、
「'09商品企画」の骨子は、あくまで消費者の目線で選べるもの、
エコを考え、時代にフィットしたもので、非常に真面目なものだった。
50年先、100年先は遠くに感じるが、1年先や2年先は、すぐにやって来る。
100年先だって、そんな1年1年の積み重ねの先にしかない。
環境対応しかり、やるべきことは、すぐに始めなければならない。

消費者に夢を与えるデザイナーのプロ集団は、
不景気風を吹き飛ばすべく、商品企画に四つに取り組んでいる。
私は、デザイン界も捨てたものではなく、非常に明るい話に聞こえた。

(K.K.)


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本来のデザイン使命とは

【 コンサルタント日記 】

「東京デザインマーケット」の会場で、新鋭の若いデザイナー二人に会った。

一人は、「かわさき産業デザインコンペ」でグランプリをとり、
「フットピロー・ゆーら」という足まくらの商品化を実現、
マスコミでよく取り上げられている、話題のデザイナー・白木ゆみ香さん。
今度は、入れ子とスタッキングを両立させた、お皿を提案している。
重箱の角度と高さを変えることにより、重箱本来のスタッキング機能に加え、
入れ子の機能も両立、女性らしい目の付け所はさすがだと思った。

もう一人は、神戸でデザイン事務所経営の黄俐堅さん。
彼は、「神奈川デザイン機構」に参加していた時の知人である。
「風船ライト」という聞きなれないネーミングで、
シーリングライトやウォールライトにもなる室内照明器具を見せてもらった。
「手を離れた風船が、天井を突き抜けて出ていこうとする瞬間」をとらえ、
モデル化したものだそうで、とてもユニークだ。
風船が舞い上がる瞬間を、一眼レフカメラでとらえた、
その一コマにもみえる形状だから面白い。

二人とも、日常、身近な生活の一コマを冷静に見て、デザイン提案している。
身近にあるものの生活提案こそが、本来のデザイン使命だとしたら、
彼女も、彼も、確実にその路線を歩いていることを、
何とも、力強く、頼もしく思った。

二人との再会の場となった、「東京デザインマーケット」にも感謝したい。

(K.K.)


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語学研修の秘訣

【 コンサルタント日記 】

語学研修でこの夏、カナダに行ってきたという、若いIDデザイナーに会った。
ホームステイして語学学校に通う生活だから、
毎日が英語漬けで、日常会話は問題ない程度には、学んできたという。

期せずして、50歳を超えてから、せっせと英会話を習いだしたという、
同じくIDデザイナーの方と話し合う機会があった。

両氏とも、毎日のデザインの仕事には必要ないと言いながら、
生産を中国に委託するときのデザインの立会いや、
メッセ等で外国に出かけるときに必要だからと、
地道に語学研修に励んでいるところは、偉いと思った。

私もこの3ヶ月間、試みに、入門・中国語講座を受けていたので、
言葉を学ぶ、マスターすることの難しさを話し合ったりした。
英語や中国語を毎日必要としていないから上達しないのである。
語学は、使わないと錆びる。錆びないところに居ることが一番なのだ。

最近の語学習得法研究によると、
「母国語を基礎にして、外国語は習得される」という。
その意味でも、母国語のルーツでもある、隣国の中国語は、
入門としては面白い言葉だと私には思えた。
英語の必要性はいうまでもないが、時には中国語も覗いてみては?

何はともあれ、継続は力なりと解っていても、
凡人には、その継続こそが難しい。
しばし、「継続する秘訣」を編み出そうと、今日も知恵を絞っている。

(K.K.)


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日仏交流150周年

【 コンサルタント日記 】

最近、ヨーロッパに出張し、フランスで「日仏交流150周年」記念展を
覗いてきたというデザイン関係者二人に会った。
彼らは、口をそろえて、知恵大国・フランスのしたたかさを見た、
というので、ここでご紹介したい。

「日仏交流150周年」記念事業として、フランスでは、日本美術の禅宗絵画や、
肉質浮世絵、黒澤映画まで幅広く紹介する企画展を実施している。
中でも、「文化遺産と創作は結びついている」という意識が強く、
現代の芸術も積極的に取り上げている。
ケ・ブランリー美術館の「日本民芸の精神」展(1月11日まで)では、
民芸運動の創始者・柳宗悦と、息子の工業デザイナー柳宗理に着目、
日本古来の暮らしに根ざす民具、民芸品、
柳宗理の代表作「バタフライ・スツール」に至る、
日本の近代デザインの道筋を紹介しているという。

日本では、近代デザインと言う言葉も、死語になりつつあるが、
このあたりの日本の凄さを、彼らは、まじめに理解し、
取り上げているところに、私は、フランスという国の、したたかさを見る。
「黒澤明デッサン展」にも同じ視点が見られ、
日本文化理解に努めている姿勢は立派、
やはり、芸術大国・フランスだと、二人とも口をそろえて話してくれた。

年末年始、フランスに旅行される方は、是非、足を運んで見てはどうだろう。

(K.K.)


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週めくりカレンダー

【 コンサルタント日記 】

100円ショップには、100円以上の商品も並べられているが、
今まで、あまり買ったことがなかった。
先日、「週めくりカレンダー 四字熟語」を手にしてみたら、
210円だったので、面白いと思い、手に入れた。

平成21年1月の最初の熟語は、「一念発起」。
今までの行いを改めて、あることを成し遂げようと固く決意すること、
類語には、「一念発心」もある、と書かれている。

来年こそは、私も「一念発起」、何かに挑戦しようと思った。
三日坊主にならないよう、週めくりカレンダーにしたが、
いつまで続くかは分からない。
不景気風を吹き飛ばす意味でも、時には一念発起したいものだ。

(K.K.)


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経験の活かし方

【 コンサルタント日記 】

働いたことのない人には、働く喜びは分からない。
遊んだことのない人に、遊びの面白さは分からない。
かように、「経験」というものは、非常に大切なものなのだ。

先日会った若いデザイナーは、先行デザインという難しい職場で、
いろいろと苦労しながら、デザイナーとして生きてきた喜びが、
昨今の景気ダウンで、職場での配置換えに遭い、
元のデイリーワークに戻り、生きがいが薄くなったという。

願わくは、腕を振るうことのできる職場、
難しくても、やりがいのあるプロジェクトに取り組みたいというので、
新しい職場を紹介した。
階段をひとつでも昇りたいという彼の意志は、
彼自身のマンネリ化打破の一策でもあるように感じた。

企業の組織改革は、日常茶飯事。
配置換えというカタチで、いつでも従業員に降りかかってくる。
デザインの職場でも同じであるが、彼は、それを契機に、
次なる人生の目標に向かって挑戦しようと考えている。
思わぬ経験をも糧にするその姿勢は、若いのに凄いと思った。

今しか出来ないことがあることや、「経験」の大切さを、
彼は知っているのだろう。
誰も後押ししてくれないデザイナーの孤独な世界に、
果敢に挑戦しようとしている若者にエールを送るのも、
私たちの仕事のひとつだろうと考えている。

(K.K.)


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小さな秋

【 コンサルタント日記 】

「楽しい旅、楽しいゴルフ、温泉! スコアに拘らず晴天と紅葉、
……愉快な仲間!命が延びました。ありがとうございました!」と、
画家である友人Dさんから、絵手紙の礼状をもらった。
それは、先週、新潟県の妙高高原で一泊し、ゴルフをして、
「小さな秋」を見つけた仲間からのもので、
私も、仲間と共に生きていることの楽しみを満喫した旅だった。

同日、お世話になった大先輩・O氏の「お別れの会」の案内状を受け取った。
病気療養中であることも知らなかっただけに、私のショックは大きく、
すぐに関係者に問い合わせた結果、仕事での過労が原因で、
肝硬変から肝臓ガンに進行してしまったのだそうだ。
特に、アルコ?ル性の肝硬変は、現代医学でも対応は困難だった、
ということを知らされた。しばし、頭の中が白くなった。

O氏とは、昨年、ある懇親会の幹事をご一緒させていただいた時に
いろいろとお世話になり、彼の人生を一部垣間見ただけではあるが、
とても凄い人を失ったと思った。
彼は、医学関係の出版社を引き継ぎ、再生させ、
ライフワークでは、何十年も、タイの医学・看護教育に献身された人で、
国王から勲章を授かっておられる。

日本にも、こんな大先輩がいるということを誇りに思いたいと
常々考えていただけに、惜しい人を失った。

私の「小さな秋」も、12月の「お別れの会」で、
今年が終わるのかと思うと、心が痛む。

(K.K.)


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デザイナーの武者修業

【 コンサルタント日記 】

先日、香港の有名日系企業から、デザイナーの求人があった。
国籍を問わず、優秀な人を求むというのだから、
日本企業も、ここまでデザイナーに拘り始めたのはすばらしいと思い、
私たちも全力投球で人材発掘に当たった。

結果、香港在住のデザイナーに決まった。
日本でのPR不足もあったに違いないが、
結局、日本からは誰もエントリーしなかったのだ。
私は、デザイン界にも、いわゆる「武者修業」ということが必要だと、
常々思っていただけに、このことは非常に残念に思った。

「武者修業」とは、例えば他の土地や外国に行って技芸を磨くことで、
私は、そうやって腕を磨くデザイナー像にあこがれていた世代だから、
なおさら、そう悲観したのかもしれない。

そして、ちょうど届いた、日本人4人のノーベル賞受賞のニュース。
彼らの世代が、いかにベンチャーに満ちた時代に生き、
それぞれの苦労を乗り越え、忘れた頃に花が咲いたか。
そこに、日本人のしたたかな気質をみただけに、
改めて、今回の件は、非常に残念に思ったのだろう。

デザイナーとして技芸を磨くことに徹したら、若い時の「武者修業」は、
買ってでもすべきで、将来、必ず役に立つ。
私は、そう信じている一人である。

(K.K.)


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デザイナーこそ経営情報を

【 コンサルタント日記 】

デザイナーに最も必要な情報は、経営情報だろう。
経営者が何を考えているかが分かれば、デザインもし易いはずだ。
そういう意味でも、経営者の文言をしっかりと理解しておいたほうがいい。

「文言」と言ったが、正式な記者発表などで聞いたものでは遅い。
もっと前段階で知るべきだ。

先日、デザイン関連の講演会後の懇親会で、A社が、デザイン会社を
設立したと発表があり、その前途洋々たるプランを聞くと同時に、
デザイン会社B社が、来年、事業部に吸収合併されるという話題が出た。

新しく船出するもよし、港で波をよけるように留まるのもありで、
それは、経営者の舵取り一つなのだ。
それに振り回されないデザイン部門でないと、
腰をしっかりと据えたモノづくりには取り組めない。

できれば、デザイナーも、経営者と一緒になって、
これからの会社をどうしていくのか、プランニング仲間であればベスト。
反対に、経営者の舵取り一つで、リストラ感覚で
部門を吸収合併されるとなると、デザイナーは悲劇だ。

社内で、経営者の動向を察知したり、懇親会などで得られる文言から、
予知、予感、予兆等、考えることが必須。
デザイナーの必要条件と言えるだろう。

(K.K.)


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塞翁が馬

【 コンサルタント日記 】

上海で、インテリア関係の会社を経営し、活躍している若い友人と会った。
中国も、北京オリンピックまで何とか持ったものの、
その後の落ち込みは激しく、このところ株価も、上海など7割近く落ち、
すでにバブルが弾けているという。

麻生首相も、「特に米国発の金融危機は欧州に広がっていて、
景気に対する先行き不安が国民の最大の関心ごと、
当面は景気対策をやらなければいけない」と衆院予算委で語っている。

時に、私は、「塞翁が馬」ということわざを思い出した。
人生では、災いが、いつ福の因になるかわからず、
また福が、いつ災いの因になるかわからないという、
あの中国の故事のことである。

また、ピンチはチャンスという言葉もあるように、
一筋縄では行かない人生の一端を見ながら、
ピンチをチャンスと捉え、羽ばたく勇気も、今は必要でないかと思う。
悲観する時間は、3分でいい。
もっと前向きにアイデアを出し、種を蒔き、収穫を考えることのできる
デザイナーでありたいと、上海の若い友人をみて思った。

(K.K.)


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職人さんとサイクル・ロック

【 コンサルタント日記 】

このところ使い過ぎたためか、自転車の鍵の調子が悪い。
鍵がゆがんでいるのが原因らしいので、
新橋の鍵屋に行き、職人さんに見てもらった。

自転車の合鍵は、メーカーから取り寄せないと、在庫はないという。
もし、お急ぎなら、駅構内の鍵屋さんにも聞いてみてくださいと、
丁寧に教えてくれる。

すぐに、駅にも行ってみたが、やはり在庫なし。
取り寄せて作ると890円、それより自転車屋さんで、
新品のサイクル・ロックを買った方がお得ですよと勧められた。

近くの店に行ってみると、鍵の種類はシリンダーキーだが、
「盗難防止に最適な」ディンプルキー3個が付いて、780円。

やはり職人さんの言った通りであり、
何事も相談してみるものだと思った。

親切な職人さんに感謝しつつ、早速、そのサイクル・ロックを使い始めた。
従来の固定された自転車キー方式ではないが、
シリンダーキーも、なかなか使い易い。

今回の教訓は、「犬も歩けば棒にあたる」。
何でも、歩いてみる、聞いてみることが大事。
そして、やっぱり、日本の職人さんは親切だ。

(K.K.)


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デザイナーという職業

【 コンサルタント日記 】

「日本経済 3年で再生」と、麻生太郎首相の就任後初の
所信表明演説をTVで見ながら、かなりの国民は
信用しないのでないかと思うぐらい、政治は病んでいる。

二世議員の大臣がこれだけ揃うと圧巻であり、
政治家は世襲できることが明解である。
デザイナーはどうかと、かねがね考えていたが、
そんなに簡単に世襲はできないらしい。

以前、「NEXT WAVE」というテレビ番組で見たが、
世襲できるのは、
1)地位・財産・地盤がある政治家
2)職業・地位・財産がある会社社長
3)漫画家や作家・芸術家
の順であった。

デザイナーを 3)の中に含めて考えても、
才能が必要なデザイン職は、はなはだ世襲が難しいことが分かる。
その才能という遺伝子は、そんなに簡単に受け継がれない。
よって、デザイン界は、そんなに簡単に世襲できないとしたら、
個人として、誰でも参入でき、
誰でもデザイナーになれる分野でもあることは間違いない。
努力次第で、デザイナーになれる、
すばらしい職業だということを誇っていいし、
新しいアイデアが出ないときの苦しみもまた、すばらしい職業なのだと
時には居直ってもいいように思う。

(K.K.)


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頑張る日本男児

【 コンサルタント日記 】

この日曜日、昔の仲間の定年祝いに、名古屋に馳せ参じた。
昔のスタッフ仲間が、次なるスタート台に立つお祝いの会、
嬉しい激励会だ。
この日を健康で迎えられたことは何よりで、
再会が握手から始まるのもいいし、ごつい手の温かみも、また懐かしい。

ホテルでの昼食会の後、2次会はカラオケとメニューが組んであったが、
会場に着くと、幹事が、ホテルでの昼食会は中止、
13:00からカラオケに変更したというから驚いた。
名古屋には、ランチ抜きでカラオケから始まる文化があるとは、
20数年前まで住んでいた私も知らない出来事で、面食らった。

会場は、仲間内の会社が経営しているので、スタッフと懇意らしく、
ビルの最上階の、見晴らしの良い部屋に通される。
とはいっても、大きな画面が二つ備えられているから、
やはりカラオケの部屋には違いない。
まずは、主賓の現況報告や、集まった8人の仲間の近況報告があり、
昔の仲間の消息も聞けた。
(確か女性スタッフもいたと思うが、なぜか、集まるのはいつも男性のみだ。)

40年近い会社生活は、誰も一口には言えないからか、
カラオケの選曲とその歌詞から聞き取るのか、幹事の配慮が心憎い。
演歌が多くなるから、男女の渋い歌詞が定年のお祝いになり、
“オトコは黙って定年を迎える”スタイルになる。
長きに亘って黙々と生き、これからも頑張る日本男児の一面を見た。

帰りの新幹線で見た中日新聞のコラムに、
アメリカ共和党の副大統領候補・ペイリン氏愛用の眼鏡が、
工業デザイナーの川崎和男氏がデザインしたもので、
ペイリン効果からか、売れに売れていると、嬉しいニュースを目にした。
頑張る日本男児、ここに在り。
後輩のデザイナーの活躍もまた、嬉しく思った。

(K.K.)


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日本のサービスは世界一

【 コンサルタント日記 】

パソコン、エアコン、オーディオ機器、旅行鞄…と、
このところ立て続けに調子がよくないので、
まとめて、大手家電店に修理を依頼した。
もちろん、売り場が違うから、受付を4箇所回り、
現状を説明し、対応をお願いした。

以前と違い、対応が早いのに驚いた。
「日本のサービスは世界一だ」と、誰かが賞賛していたが、
まさにそれを納得できた。
ただ、7年以上経っていると部品が無く、
修理できないことがあると、釘を刺された。
(法律では、7年間、部品の保存が義務付けられている)

パソコンは起動が遅く、毎日使うものだけに不便で、
お店に持ち込んだら、メモリ増設、ウイルス対策など、
その日のうちに対処してもらえて、家に持ち帰った。
もちろん修理代はとられたが、すぐ使えるようになり、満足した。

エアコンの水漏れは、日曜大工でエアコンの位置を動かしたのが
原因だったらしく、これは反省。

オーディオ機器は、メーカーに出して一週間ぐらいで直してもらい、
リモコンも買い増して使えるようになった。

旅行鞄は、一箇所キャスターが壊れただけだったので、
簡単に部品交換で済むだろうと思い、
メンテナンス提携先の浅草の老舗へ持ち込んだが、
10年ほど前の商品なので部品がなく、
工場で聞いて見ますと言われたため、半ば諦めかけていた。
米国の有名なブランドの鞄だが、メキシコ製だし、
なおさら駄目だろうと思ってもいた。

一週間後、店から電話があり、
「直りましたが、同じ部品でないので、修理代はいりません」とのこと。
早速、受け取りに行くと、すこしキャスターの形は違うが、
片側2個を一緒に替えてくれてあり、一見しては分からないぐらいで、
上出来の仕上がりで、驚いた。

キャスター代金だけでも払います、と言ってみても、
工場でのありあわせの部品だからと、修理代無料にしてくれた。
さすが、1940年生まれの浅草の老舗の鞄屋さん、
カバン博物館も開館しているだけあり、そのサービスは日本一。
いやメキシコ製をも直してくれたから、私には世界一にみえた。
大事にしたい、老舗のハートを見せてもらった。感謝のみ。

(K.K.)


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すばらしき女性たち

【 コンサルタント日記 】

デザイン教育に情熱を燃やしている大学の先生と食事をした。
話の中にたびたび登場する、彼女の教え子たちの様子を聞いていると、
生き生きした女性像が浮かんできて、なんとも頼もしいと思った。

その多くは、30歳代の女性で、皆、国際結婚をしているとか。
英国、ドイツ、スウェーデン、インド、メキシコなど、多彩だ。
ちょうど、麻生太郎氏の著書『とてつもない日本』で、日本の底力は凄い、
という話を読んでいるせいもあり、いたく感心することばかりだった。

彼女たちは、大学でグラフィックデザインを学んではいるが、
今は、ファッションデザイナーや、学校の先生、
中には焼き物作家であるご主人の販売の手伝いをしているなど、
様々な分野で活躍しているという。
彼女たちのパートナーは、意外とデザイン関係者は少ないが、
彼女たちは、デザインを通じて自立しており、すばらしい働きぶりだと聞いた。

日本人の平均寿命は、着々と伸びている。女性85.99歳 男性79.19歳。
平均寿命も、オリンピックも、デザイナーの世界も、女性の活躍が目立つ。
我ら日本の男性は、いかに生きるべきか、
そろそろ、真剣に考える時期に来ているようだ。

(K.K.)


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デザイナーとGNP

【 コンサルタント日記 】

人は、モノではなく、コトバに反応する動物らしい。

先日、某医学財団の75歳の理事長である、医学博士のT氏と会食した。
氏は、講演を頼まれ、一席すませたところだというので、
楽しく飲もうと勧められ、杯を重ねた。
酔うほどに、やはり健康談義に入っていき、すかさず、T氏から、
講演の続きのような、おもしろい話が出た。

ご存知、「PPK」は、「ぴんぴんころり」、「NNK」は、「年々ころり」。
では、「GNP」は何でしょう、というのである。

本来の「GNP」は、一般に国民総生産(gross national product)で、
国力の代名詞であり、 米国に次ぐ経済大国・日本を示す、
誉れ高い言葉であったが、今では世界○位まで落ちており、
いろいろと危惧されている。

それはさておき、健康談義では、「GNP」は何の頭文字か。

「G」は、「元気」で間違いなさそう。
「N」は、「仲良く」かな?
さて「P」は……「product」か?などと考えるも、
酔いが回るほどに言葉が出ない。
とうとう思いつかなかったので、宿題にしてもらった。

(みなさんは、健康に関する「GNP」、何だと思いますか。
 すぐにネットで検索してしまう前に、少し考えてみては?)

往年の高度成長期のデザイナーは、
毎年の国民総生産(GNP)の伸びに目を見張り、
モノづくりに明け暮れていた。

ここに来て、健康談義で、同じ「GNP」という言葉が出てくるとは、
やはり、人はモノではなく、コトバに反応する動物らしい。
少し納得。

(K.K.)


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デジタル色彩検定

【 コンサルタント日記 】

後輩のデザイナーからメールが入った。
記者会見するから見に来ないかというお誘いである。
場所は、秋葉原のデジタルハリウッド。
グラフィック、Web、CGなど、デジタル作業で使用される
配色能力を検定するものとして、『デジタル色彩検定』を
設立するというものだ。
「デジハリ」らしく、デジタルでの色彩の捉え方は、
これからの色彩界の新機軸になる。

冒頭のメールは、その「先端色彩」の提唱者でもある、
南雲治嘉教授からであった。

先端色彩研究室設立、
NPO法人日本カラーイメージ協会(www.j-color.jp)設立、
デジタル色彩検定設立と、三つもの同時発表だから、
いかに彼らが、色彩について真摯に取り組んでいるかが伺える。

いわゆる、デジタル社会での色彩を、
川上から川下まで見直そうとしている。
従来の「役に立たない」色彩検定2級や3級の制度とは違った、
新しいデジタルでの色彩検定を考え、
就職、ビジネスにも役に立つ資格制度構築を目指している。

日本初のパソコンによる色彩検定。
第1回検定試験は、2008年11月中旬を予定。
初回は3級のみの実施だそうだ。
基本的にはパソコンが使えることが必須で、
「使える配色能力」が重視されるとか。

この秋、色彩に興味ある人は挑戦に値する。

(K.K.)


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ブルドーザー「IDEA賞」銀賞受賞

【 コンサルタント日記 】

帰省時、ゆっくりと田舎の朝刊を読むのは楽しい。
全ページ、カラーであるから飽きない。
子供のころの仲間の消息をも知ることができ、
しばし、タイムトリップに酔うこともある。

先日も、
『機能美「ダントツ」中型ブルドーザー、米のデザイン賞を受賞』
という、カラー写真入りの記事を見つけて驚いた。
米国の有名なデザイン賞「IDEA賞」で、銀賞を受賞したというのだ。

車体の色は、黒と黄色の組み合わせで珍しくないが、
エンジンフード周辺をスリム化し、十分な前方視界が確保されていて、
デザインによる作業効率、生産性の向上が評価されたもので、
K社の建機が、国外でデザイン賞を受賞するのは初めて、とあった。

K社のデザインスタッフを良く知っているだけに、
彼らの地道なデザイン活動が評価されたのだと思い、
より親近感が湧いたのだ。

こうした業界は、コンシューマー向けデザインと違い、
派手に評価されることもなく、デザインは「縁の下の力」といった感があり、
若い人には人気が薄い職場であった時代を良く知っている。
だから、こういう形で評価されたことは嬉しかった。

この手の記事は、大手の新聞社は扱わないから、
なおさら、私には新鮮に映り、時には、旧知のデザイナーらと
暑気払いを兼ねた「お祝いの会」をしたいと考えている。

(K.K.)


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3歳児と携帯電話

【 コンサルタント日記 】

印刷業界のコンサルタントをしている友人と、暑気払いをした。
この業界でも、かなりデザイナーが活躍しているので、
業界動向を聞きたかったが、彼はまず、最近購入した
携帯電話の使い方が難しい、という話から始めた。

分厚い取扱説明書がついているのだが、見る気はしないと言う。
この手の印刷物は、世に「ゴミ」を出しているようなものだ
…と自省しながらではあるが。

今回の買い換えは、3歳のお孫さんと通話するために、
通話無料になる同じ会社にしたからだという。
お孫さんは、取扱説明書は読めないが、
毎日電話をかけてくるというから、慣れというものなのだろう。
また、母親が忙しいときは、携帯電話に録画されているアニメを
見るように「訓練されている」という話を聞いて、さらに驚いた。

携帯電話は、まるで3歳児の玩具なのである。
このまま行くと、どういう世の中になるのだろう?

時代の動きに対応することなく、あの分厚い取扱説明書は、
依然として存在しているという事実。
世に「ゴミ」をだしている業界なのだとしたら、先がないだろう。

もう少し工夫を凝らして、分かりやすい、見やすい、
消費者寄りの取扱説明書でないと見てくれないという事実を、
メーカーや販売元が、真剣に考える時に来ているようだ。

もう、3歳児には、取扱説明書は、いらないのだから。

(K.K.)


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名古屋の異変

【 コンサルタント日記 】

久しぶりに休暇を使って、「ひかり」で名古屋の友人たちを訪ねた。
もちろん、日帰りである。
7月末、暑いはずの名古屋でも、にわか雨などあると、
まるで秋のように涼しく、汗をかかなくてすむから大助かりした。

暑いといえば、今、日本で一番、懐の「熱い」名古屋と言われて久しいから、
旧友にも、景気動向を聞いてみた。
シャイな彼らは、地道に生活をエンジョイしているらしく、
定年のお祝いをどこでするか、友人は病気がちだから心配しているなど、
たいして変わった様子もなかった。

しかし、皆、電車や、中には自転車で駆けつけてくれたのには、驚いた。
名古屋といえば、自動車王国。
以前は、皆、車での移動が当たり前であったが、
ここに来て、ガソリン価格の高騰が続くと、彼らも車離れし出したようだ。

これが、名古屋の景気動向の一端と読んだ。
帰りの駅で見た夕刊・三面記事トップの見出しにも、
『カーシェア 脱クルマじわり』『ガソリン高 中部も異変』とあった。

「カーシェアリング」の会員になり、車は使いたいときだけ電話で予約し、
自宅から歩いて十数分の無人ステーションで借りる。
キーは車内にあり、会員専用のカードをかざすと、
ドアが開く仕組みなのだそうだ。
ここにも、自動車王国・名古屋の知恵があり、感心したが、
私には、名古屋の異変にも思えた。

(K.K.)


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野球の魅力

【 コンサルタント日記 】

仕事を終え、ビールを片手に、
友人とプロ野球観戦するのは実に楽しい。
野球場は、神宮球場のように、屋根が無いほうがいい。
夕日が落ちるところなど、美しい光景を見ると、
それだけで、ビールのおつまみになるというものだ。
かなり満足感がある。
熱心なプロ野球ファンでなくとも、足を運ぶに値するし、
そこには生きている証を見ることができる。

ところが、スポーツが故に、勝負にこだわる場面もある。
昨夜は、セーフ、アウトで選手・監督と審判団がもめだし、
終始がつかなくなって、試合は中断。
酔いが醒めるほど中断が長引いた頃、ルールに従い、
監督が退場処分となり、試合再開。
後味の悪い結末で、何ともすっきりしない。

そこで、米国野球に詳しい友人の弁。
米国では、こんな終わり方は見たことが無いという。
スピードが本命、たとえ1分でも、中断はファンが許さないという。
審判の権威が貫かれていて、ファンあっての野球、
娯楽に徹しているからか、選手や監督の時間稼ぎは許されない。
そこには、タイム・イズ・マネーの考えがあるという。

松井、イチロー、岩村等が活躍している大リーグの魅力は、
こんなところにもあるとしたら、日本のプロ野球も、
良い面はもっと真似て、魅力あるものにしていかないと生き残れない。
大リーグだけが、世界のプロ野球になるのだけは阻止したいものだ。

(K.K.)


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マーケティングの原点

【 コンサルタント日記 】

「歩くこと」を趣味の一つと決めてから、
ときどき、面白いことが見えるようになった。

先日も、ある放送局の前を通りかかると、
ライブを聞く人だかりに出くわした。
観客の中に紛れては聞かず、輪の外でその光景を見ていた。

ライブが終わると一瞬、興奮が冷める……と、すぐ机が並べられ、
CDが並べられて、観客は買い求めるために行列をつくる。

その光景を見ながら、今、流行の
「研ぎ澄まされた五感が、製品づくりの競争力の源泉」
という言葉を思い出した。

観客は、ライブを五感でとらえ、興奮し、CDを買うにしても、
やはり、大きいのは第六感、理屈ではない部分で、
このミュージシャンの魅力を感じているのではないかと思う。

「五感」は、人間にとって、ベーシックなものだ。
そうした基本的な感覚を超えた「第六感」が働くことで、
最終的な「購入」に結びつく。
そこに、マーケティングの原点があるのだと思う。
時には、立場を逆に、観客を主役と見ることも必要だ。

(K.K.)


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転職は決断

【 コンサルタント日記 】

先日来、コンサルティングをした、3人の転職希望者のことを考えた。

1人は、紹介案件の給与面で納得がゆかず、「NO」。
2人目は、将来性はある会社だが、正社員採用ではないので考えたい、
考える時間が欲しいと保留。
3人目は、今ひとつ知名度がない会社だから、友人に聞いたり、
良く調べてみたいと言う。
どれも、ごもっともな話だ。

転職は、すべて明日のわが身の生活に関わるわけだから、
熟考するのは当然で、決断には時間がかかるが、
求人先は、明日からの戦力を求めているので、即断を要求してくる。
従って、転職は、相応のタイミング、間合いで決まることが多い。

転職は、一種の賭けとまでは言わないが、転職すると決めた時点から、
何らかの決断力がないと、まとまらないことは事実。

自分を信じて、自分の転機はどこかを見定めて、
勇気ある決断力で乗り切らねばならない。
自分に賭け、自分で道を切り開くのが転職なのだ。

(K.K.)


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インターネットの歴史

【 コンサルタント日記 】

この5月に、岩波書店に一枚の感謝状が贈られたことを
雑誌『図書』で知った。

 『20年近くの長きにわたり、WIDEプロジェクトの
  最初のネットオペレーションセンターの運用をさせて頂けたことを
  心より御礼申し上げます。
 (中略)「知のインフラストラクション」となるまでに成長できたのは、
  貴社の大きな貢献によるもの』

との、感謝状だ。
贈り主は、WIDE代表で、日本の「インターネットの父」
とも呼ばれている村井純氏。

89年夏が、わが国のインターネットの黎明期。
登場から20年で、ここまで急速に進歩、発展、拡大し、
かつ、多くの人々にとって身近になったものは、
インターネットをおいて、歴史上、ほかに存在しないのではないかと思う。

近代医学は220年、建築は120年、デザインは70年という歴史。
一方、インターネットは、何とわが国においては、わずか20年の歴史しかない。
それが今や、インターネットなしでは、
一日も仕事が進まないようになったのだから驚きだ。

それが故に、良いこと、悪いこと、両方がある。
大きな犯罪まで生み出してきている。
それに比べ、デザインの世界は70年だから、
人間に例えると「ひとりの一生分」ぐらいで、まだまだ研鑽に励む世界だ。

今日もまだ、生き生きしたデザインが生まれ続ける、
すばらしい世界だと思っている。そう思いたい。

(K.K.)


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日本人フェラーリデザイナー

【 コンサルタント日記 】

『日経スペシャル カンブリア宮殿』というテレビ番組を見た。
経済人を迎えたトークライブ番組で、
メインインタビュアーは、作家の村上 龍 氏だ。

今回は、「日本人初のフェラーリデザイナーがほれた 
山形の伝統職人の底力 世界も絶賛」というタイトルだった。
番組の中で、日本人初のフェラーリデザイナー・ケン奥山が
話していたことが、三つばかり印象に残った。

一つは、デザイナーは、仕事が来る前から仕事をしている。
(常に問題点を見ていることが大事)

二つ目は、常にスケッチする習慣が、良いアイデアを生み出す。
(企画会議などでは、アイデアは出ない)

三つ目は、自称、鯰だと言う話。
「仲良しクラブ」では、良いデザインは生まれない。
競争やライバルがあって初めて、グッドデザインが生まれると
明快に語っていたのは、さすがだと思った。

(K.K.)


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面接は自分セールス

【 コンサルタント日記 】

世の中は常に不確実なもの、常に変わってゆくもの
と認識していても、つい自分を見失うことも少なくない。

転職活動において、面接の機会を得た時には、
自分のポジションを知るために、
座標軸をつくることを提案したい。

例えば、職歴5年ともなると、新卒の頃に思い描いていたことから
かなり変化している状態で転職機会を迎える訳だから、
ここで、新たに10年先を見越して、自分の座標軸を作ってみよう。

まずは、今の自分の位置、今の能力、
そして、本当にやりたいことなどを整理してみる。
そして、面接の機会を得た企業についても、
社会やマーケットでの位置づけを調べ、
自分の座標軸と合わせてみるといいだろう。

この企業で自分がやりたいことは、これだ!と
言い切れるものを見つけ出すことが大切だ。
面接という、直接企業人に会える機会に、自分を売り込む、
まさにセールスするぐらいの積極性が求められている。
新卒ではないのだから、聞かれたことに答えているだけでは、
何社面接に行っても、芳しい結果にはならないだろう。

このことを、よく肝に銘じて面接に臨んでほしい。
「面接は自分セールス」がキーワードだ。

(K.K.)


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問われる信用力

【 コンサルタント日記 】

さまざまな業界で不祥事が多いこのご時世、
人材紹介会社も、信用力が問われている。

しかし、長い時間をかけて面談したコンサルタントが
丁寧なコメントで推薦する人物データよりも、
学歴・年齢・職務経歴は何年か…といった単純な内容・数字だけで
書類選考をしている人事部門もあるようで、いただけない。

我々人材紹介会社が信用されていないかのようで、
情けない気持ちにもなってしまう。

就職や転職は、社会にルールや基準がない。
世に、さまざまな資格はあるが、何かの資格を取れば、
即、就職・転職に直結するような職場は少なく、
資格や免許と、雇用や実社会は、必ずしもリンクしていない。

数字や肩書きなど、単純な書類上のデータだけで
人材を見分けられるほど、この世界は甘いものでないということを
人事部門こそ、良く知っているはずなのに、残念なことだ。

転職希望者も、コンサルタント業も、時には、報われる努力もあるが、
報われない努力もある。これは事実だ。

しかし、こんな社会体質を変えるためにも、若い人も、我々も、
もっと努力し、声を上げないといけないのではと思っている。

(K.K.)


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観光地で考えたこと

【 コンサルタント日記 】

われわれ日本人は、ガイドブックを片手に
片言で海外を観光することに慣れているが、
英語圏の人は、どこでも英語が通じると思い込んでいる節がある。

先日、観光地のコーヒーショップで、アメリカ人とおぼしき3人の学生さんが、
パンとコーヒーを注文、お金の支払いが出来ないので、
ガイドブックを取り出し、指で示しながら支払いしているところに出くわした。

女性店員2人で応対していたが、彼女たちの英語も通じない。
パンとコーヒーをセットで頼めば、コーヒーが50円引きになり、お得ですよ
ということが、英語表示がないので、彼らには分からなかったようだ。

グローバル化が叫ばれて久しいが、今でも観光地で英語が通じないとしたら、
義務教育で何を教えてきたのだろう。
受験のための高度な英語教育が、パンやコーヒーを買うという
日常会話を忘れさせたのだろうか。
私も含めて、日本人の語学力アップはどうすればいいのか?

デザインの世界で言えば、高度なソフトを使いこなす一方で、
手書きではスケッチ一枚描けないデザイナーは、
どうすればいいのか?

しばし、コーヒーを飲みながら、溜息が出た。
現場教育の重要さを思い知らされた。

(K.K.)


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健康維持3原則

【 コンサルタント日記 】

先日、何年ぶりかで人間ドック入りした。
その折、待合室で一枚の色紙に目が留まった。

「健康がすべてでない
 しかし健康がなければすべてはない」
(北村和夫 2004年盛夏)

健康維持の3原則は、「運動」「栄養」「休養」とされている。
この3つがうまく組み合わさって、バランスよく健康が維持できる。
どれか一つ欠けても、微妙なバランスが崩れてしまう。

そんな危うさの中で、私たちの健康は維持されているのだが、
どうしても残業のしすぎで、そのバランスが崩れ、
体を壊し、病院に入ったりしてから、
弊社に転職の相談に来られる方も増えている。

デザインという納期のあるもの、締め切りのあるものは、
残業が多くなってしまう面があるのも事実。
そこで「休養」が後回しになってしまったりする。

「健康がなければすべてはない」という色紙の言葉は、
私には、とても重く感じられた。

デザイナーも、健康維持の3原則を忘れたら、悲劇が待っている。
良い仕事をするためにも、肝に銘じておいて欲しい。

(K.K.)


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上海の求人

【 コンサルタント日記 】

「上海で働けるデザイナーはいませんか」と、
昨日の朝、求人のお電話をいただいた。

海外で働くという求人は稀なことで、少し詳しく条件を聞いた。
グラフィックデザイナーで、販促関係の経験者、30歳代、
男女不問、日本人であること。
日本製の消費財を中国で販売する会社の販促にたずさわるとか。

ちょうど午後から、上海から来る友人と会うことを思い出し、
聞いてみますと言って、電話を切った。
その日は偶然、朝も昼も上海関連の話になったわけで、
やはり中国はお隣の国、身近な国なのだと再認識した。

午後から会った上海の友人は、30代前半。
上海で起業して5年目になり、すばらしく逞しい事業家になっていた。
彼曰く、上海では、社長の年齢は関係なく、いい仕事をしていたら、
企業の大小を問わず、どこからでも仕事が来るというのだ。
中でも、彼のデザインフィーの考え方、明朗会計が、
クライアントに喜ばれるということだった。

先回のブログにも書いたが、彼を見ていると、
「若い時の苦労は買ってでもしろ」という意味が
現実のものとして見えてくる。
同席していたもう一人の旧友は、彼の成長振りを見ながら、
人生後半、彼に天から大きな贈り物が届くよ、と励ましていた。

ところで、この求人に興味を持った方、
夢の実現のために、上海で働いてみませんか。

(K.K.)


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目利きとインキュベーション

【 コンサルタント日記 】

『今の時代、何でもあり過ぎて、世の中はおかしくなってきている。
 若者には全然、信念がない、筋が通ったものがないと言われて久しい。
 会社の中ではどうかというと、デザイン畑の管理職には、
 信念があるかと問われると、イマイチだ。』
これは、往年の親しい友人の弁だ。

彼によると、デザインの良し悪しを判断できる、目利きの管理職は
今や皆無に近いという。
今は、デザインの良し悪しよりも、ただ売れればいいと、
利益率を優先してデザインを決めているというのには驚いた。

例えば、若者とインキュベーションし、製品開発しても、
目利きのデザイン管理職がいないと、何一つ良い物が世に出せないというのだ。
自社のものは認めるが、外部のデザインの良さを
認めないというのが問題らしい。

そう言われてみると、各社とも似たようなものばかり作っており、
我々、買う側も、ブランドで決めているようなところがある。

若者に信念の有る無しを問う前に、目利きが出来ないデザイン管理職は
もう要らない時期に来ていることを、企業人は気がつくべきだろう。
考えさせられた友人の言葉であった。

(K.K.)


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伝統工芸振興の課題

【 コンサルタント日記 】

定年を待たずに会社をやめ、地方の伝統工芸振興に携わる人や、
大学の先生に鞍替えする友人が増えている。
いいことだと思う。

先日も、地方の伝統工芸品の新製品発表会に招かれて、
彼らの仕事振りを見させてもらった。

会社で培ったノウハウを応用できる点では、経験が活かせるようだが、
実際のところ、伝統工芸品を家電製品のように、
そのまま日常に使用する家庭は、そうそう見当たらない。
そのため、「100年後までも使える」という高邁な思想の商品開発だけに、
そのコストは、一桁違っているのには驚いた。
単純に、誰が買うのだろうと首を傾げたのは、私だけではあるまい。
技術のPRだと割り切って見てもらうにも、遊びが多いように思った。

確かに、伝統工芸や民芸品と称されるものは、
以前は日常的に使われた用具であったし、生活の必需品であった。
しかし、今、伝統工芸品というものの価値を、アートにまで引き上げ、
コストアップしていては、日常から遠ざかること間違いない。

100円ショップをとやかく言う前に、伝統工芸品でも、
日常生活に密着した新商品でないと見向きもされないことだけは確かだ。

伝統工芸振興に携わる人の奮起が試される、そんな時代に入っている。

(K.K.)


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趣味や資格、そして本業

【 コンサルタント日記 】

友人のデザイナー仲間には、趣味人が多い。
ソムリエ資格を持ち、デザイン事務所を経営している人もいる。

その友人の招きで、ソムリエ仲間での試飲会を見学する機会があった。
何年もののワインか、アルコール度数は、その醸造産地は、など、
いろいろな角度からテイストする訳だから、全部は飲まないが、
こちらは、見学の身だからフリーだ。
新製品開発の企画も兼ねていたから、ワインに合う料理も考えられていて、
まるで高級ホテルでの食事のようで、堪能した。

もちろん私は、ワインの分別は、途中から分からなくなったが、
プロのコメントを聞くと、納得するものがあり、
ソムリエなど、何かしら資格を持っている人は、やはりすごいと思った。

もちろん、味は一番大切だが、新製品開発には、容器デザインも欠かせない。
様々な参考品を見ながら、仕様を考え、この新製品に合うものを
デザインしてゆくわけだから、デザイナーは酔っているわけにはいかない。

真剣に、皆の参考意見を聞きながら、テイスティングをしつつ、
頭の中でスケッチを進めてゆくのだ。
資格は身を助けるいい例だと、趣味人のデザイナーをうらやましく思った。

(K.K.)


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インキュベーション

【 コンサルタント日記 】

『企画提案力のあるデザイナーに
中国より日本へものづくりのご提案』
という、
インキュベーションビジネスを呼びかけている、
日本人の元デザイナーがいる。

企画提案力があれば、独立事業型のプロジェクトをつくり、
川上から川下まで、いわゆる新製品開発から販売まで、
一緒にやろうという訳である。

彼も元デザイナーであるが、今は商社マンも兼ね、
日本、台湾、中国、とものづくり一筋に活躍している経営者である。
100円ショップから大手量販店までの販売ルートを確保しているから、
面白い商品なら世に出せるというのが、彼の売りであり、
彼の30年のキャリアが、その実績を示している。

以前、北京モーターショウの時も書いたが、
自動車も、中国では基幹産業化し、
考えようによっては、ものづくりの大半が、
中国やインドに移行することは歴史が教えてくれている。

我々日本人は、企画提案力や知恵を駆使して、
グローバルに生きるべき国民なのだと、彼に教えられることが多い。

企画提案力のあるデザイナーよ、この指とまれ!
と、彼の呼びかけを代弁しておく。

詳しい問い合わせは弊社にどうぞ。


注)インキュベーションビジネス [Incubation Business]

生まれたばかりのベンチャー企業が独立できるまでの間、
必要な支援を与える事業。[IB]とも。

(K.K.)


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北京モーターショー

【 コンサルタント日記 】

北京国際モーターショーが開幕した。
米国や日本の自動車市場が伸び悩むなか、
08年に1千万台の販売が見込まれる中国市場の存在感が高まっている。


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(朝日新聞 2008年4月21日付より)


各社は売り込みに懸命だ、との報道にあるように、
メーカー各社の代表から、デザイナー、記者団も北京入りしている。
今や、自動車市場も、中国なくしては語れないところまで来ている。

取材に当っている友人からのメールによると、
五輪カラーをイメージした新車を発表した中国メーカーや、
過去最多となる50台の車を展示した日本企業など、
国内外の自動車関連メーカー約2100社が出展し、
8月の北京五輪に向け、中国重視、強化が目立つとのこと。

自動車も基幹産業化したがゆえに、わが国のデザイナーも
好き嫌いで中国を語る時代は終わり、
新たな企業戦略として、デザインの価値を見直すこと必至、
考えようによれば、面白い時代に突入したともいえる。

(K.K.)


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転職はベンチャー

【 コンサルタント日記 】

09年度の新卒採用動向は、「内定出しの早期化傾向」と、
「内定者フォローの強化傾向」だと聞いた。

内定を出しても、逃げられては何にもならないので、
至れり尽くせりフォローするそうだが、
もちろん、中途採用には、このような傾向はない。

例えば、円高が進めば、トップからの中途採用ストップという一言で
人事はそれに従わざるを得ないのが現状だ。
それは、新卒は固定費、中途採用は変動費扱いということだ。

従って、中途採用は、いつでも行っているようでいて、
その実、企業内では変動しているわけだから、
タイミングを逃したら、中途採用はない。

転職を決めたら、企業情報を的確に掴み、
時には、迷うことなくタイミングよくトライする、
飛び込む勇気が必要ということだ。

転職・中途採用は、大人の熾烈な戦いで、
新卒のように大事に幼児扱いしてくれない。
やはり、自分を高める、価値あるベンチャーであると思う。

(K.K.)


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格差社会

【 コンサルタント日記 】

昨今、「格差社会」という単語が、世に蔓延しているようだが、
私は、好きになれない言葉だ。
転職もそうだが、何も努力しないで良い職場に行きたい、
それが出来ない社会は格差がある悪い社会だ、と決め付け、
文句ばかり言っていても、何も進歩がない。

先日、団塊世代でパソコンが出来る人は、
定年延長有りという制度がある会社の話を聞いた。
よく聞いてみると、携帯電話の出来る若い人よりも、
会社に役に立つというから、思わず笑ってしまったが、
なにやら、そこに真実も見える。

なぜなら、団塊世代でパソコンができるということは、
50代で習い始めて、5?6年の経験があるだけということになる。
つまり、それだけの努力をした人ということで、
定年延長の制度になったのだ。
年齢に関係なく、努力することは、報いられることなのだ。

クールに言えば、この社会で生きる限り、格差はつきものだ。
日頃の努力の積み重ねが、結果に表れ、何らかの差が付く。
格差社会を嘆く前に、すべきことは、ある。
芸は身を助くというではないか。
そんな努力が、報われる社会であって欲しい。

(K.K.)


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理屈が通れば……

【 コンサルタント日記 】

人材コンサルタントをしていると、
つい、意地悪な質問をすることもあって、
あとで自己嫌悪に陥ることがある。

先日は、この道10年の経験があるのに、
使えるソフトは2つしか書き込まれていない人がいたので聞いてみた。
彼曰く、好きなものしか書かなかったのは、
このソフトの出来る職場に行きたいと言う意思表示で、
余計なソフトを書いて、嫌いな職場に回されたくないとのこと。

なるほど、進路を明確に決めているのは良い。

次に、結婚を考えているので正社員を希望、
さらに、土日休みの大会社か、役所的な職場を求めているという。

なるほど、これも一理あり。

給料は?と問うと、今以上のところと狙っていると言う。

さすがに呆れた。

貴君のためだけに、会社が存在しているのではないと言いかけたが、
彼の考え方は、すべて一理あるので、それも良し、
では頑張りましょうと激励しながら、少しは大人になって欲しいと思った。

転職活動は、「能ある鷹は爪を隠す」という美徳の世界ではないし、
いくら理屈が通っていても、自分の希望だけ並べても通じない。
人生の転換期になるかもしれない大仕事であり、
全力投球して職場を求めることでのみ、道は開かれる。

基本的に土日休みであっても、必要な仕事とあれば、
休日出勤になることも、時には受け入れなければならない。
給与の額にしても、柔軟性を持って考えておかないと
先に進めないのだと、やんわり話した。

(K.K.)


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才能を生かすには

【 コンサルタント日記 】

このところ、お花見の誘いが多い。
ご近所付き合いもあり、出かけてみると、
いろいろなご家族とお会いする。
同年代から若い人まで、さまざまだが、
自己紹介では、やはり職業の話が多い。

リストラ、早期退職、第二の人生…といった単語が飛び交うが、
お花見の席だけに、あまり暗い話は出てこない。
多くの人は、今日も健康で、楽しいお花見に参加できたと、
ご夫婦揃って感謝のスピーチだったり、
転職先の現状報告だったりする。
中には、ちらりと人生の悲哀が出てくることもあるが。

中でも、技術系、エンジニアの人たちの再就職は、
総じて好調のようだ。
デザイナーも、手に職があるという意味では、この分野だ。
一方で、友人のA君などは、30代でプロダクトデザイナーを辞め、
絵描きに転業、今では、その道の有名人になり、モテモテだと聞く。

才能を生かす。
それは、ある時期、自己啓発を含めて、自らの人生の進路を
真剣に考え抜いた、選択の結果なのかもしれない。
自身の舵取りが出来た人は、幸せをつかむことを教えてくれる。

お花見のような集まりは、いい意味での人生の縮図、
さまざまなことを考えされられる場でもある。

(K.K.)


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職務経歴書=売込みツール

【 コンサルタント日記 】

昨年、デザイン事務所を立ち上げた若い友人のところを表敬訪問した。

彼は、新しいスポンサー向けのプレゼンテーション作成に汗を流していて、
仕事を取ることの難しさを噛み締めながら、がんばっていた。

以前、彼の転職のお世話をしたことがあるので、
彼が、どんな職務経歴書を書いていたか、思い出してみた。
そのときも、確か、彼の職務経歴書、作品集は、
彼自身を売り込む「プレゼンテーション力」が、ひときわ光っていた。

彼自身のスキルを、デザイン担当以外の人(採用・人事部門等)にも
わかりやすく図解し、それをまとめたものであって、
しっかりと、彼自身を売込むツールになっていた。

職務経歴書は、転職にあたっての名刺代わりでもあるわけだから、
少し時間をかけて、求人企業が飛びつくような
プレゼンテーション力あるものに仕上げたい。

(K.K.)


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人生の充実のために

【 コンサルタント日記 】

転職には経験が必須と前にも書いたが、
経験年数が長すぎても、
年齢で対象外とされてしまうことが少なくない。
それは、今も昔も変わらない。
転職は年齢との戦いでもあるのだ。

年齢だけを考えた場合、
20代後半から30代前半までを転職のベスト時期とすれば、
40代、50代は、残念ながらワーストに近い。
特にデザイナーの場合は、この傾向は顕著である。

弊社では、このところ、プロダクト関係の求人が多く、
20代後半から30代前半までの人の転職は非常に有利だ。

とは言っても、特殊な才能が買われ、
40代で大企業に転職した例もある。
年齢の壁を乗り越えるのは、非常に勇気がいるが、
「経験豊富」という財産を味方に、人生後半の充実のためにも
本当の天職を見つける努力をして欲しい。

少しでも、そのお手伝いができれば、
それが、私たちの「天職」、本望だと思っている。

(K.K.)


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ピンチはチャンス

【 コンサルタント日記 】

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米国の信用力の低い個人向け住宅融資、
いわゆる「サブプライムローン問題」を発端とする
金融不安が深刻化し、円高・株安が加速している
という報道と平行して、日本の大手企業も、
輸出に大ブレーキがかかるとして、
人件費や宣伝費、教育費等の予算削減を始めている。

となれば、中途採用も先延ばしとなるから、
転職が難しくなる時代に突入?

ニクソン・ショック(注1)や、オイル・ショック(注2)
見てきた我々世代には、目新しいことではないが、
日本経済がピンチに陥る事は確かだろう。

しかし、「ピンチはチャンス」という言葉もある。
慎重に業界を見守りながら、むやみに焦ることなく、
自分のペースで転職活動を進めたいものだ。

そして、時には歴史を紐解き、先輩デザイナーの言葉にも
耳を傾け、過去から学ぶことも大切だ。

(K.K.)


(注1)
「ニクソン・ショック」
1971年8月15日、米国大統領・ニクソンが、
「ドル防衛のため、ドルと金、その他の資産との交換を一時停止する」
と突然発表し、為替相場は混乱した。
固定相場制から変動為替相場制突入を告げた声明。

(注2)
「(第一次)オイル・ショック」
1973年10月、第4次中東戦争をきっかけに石油危機が世界を襲った。
石油価格が暴騰し、日本でも「狂乱物価」と「マイナス成長」を経験、
トイレットペーパー買い占め騒動が起きたり、
ガソリンスタンドの日曜休業の措置が取られたりした。

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「経験」とは何か

【 コンサルタント日記 】

先日、このブログの中で、経験年数について書いた。
→ 2008年3月4日up 『経験年数』)

デザイン界の転職条件は、経験年数・最低3年以上が必須、
従って、第2新卒はおよびでない。
石の上にも3年、経験を積むべきだという内容だ。

すると、現在、デザインと関係ないことばかりの職場で、
何のデザイン経験にもならない、どうしたらいいのか、
という相談があった。

そこで、デザインと関係ないという職場での仕事とは、何?
と聞いてみると、雑用に近いことで日々が暮れていく。
それが悔しいという話だった。

私は、「雑用」もデザインの内としばらく静観しながら、
いずれデザインに役立つことを信じて、何事も経験と思って、
今の仕事に精一杯取り組んではどうか、と諭した。
私の経験から言える話だからだ。

実際に、若いときに営業職などを経験したことが買われて入社でき、
現在、バリバリとデザインをこなしているデザイナーを沢山知っている。

もっと強く言えば、「デザインと関係ないものなど、この世にない」と
言ってもいいぐらいだ。
経験を積むということは何か、再考を促したい。

(K.K.)


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新製品開発の難しさ

【 コンサルタント日記 】

今年の夏に売り出される新製品は、もう工場から出荷されつつある。

中でも、天候に左右されるものは、売れるか、在庫として残るか、
賭けをしているようなものだとは、友人の弁。

彼は、暑い夏なら飛ぶように売れるだろうと、
復古調の新製品機器を国内向けに企画し、
ついでに、中国や米国に輸出できないかと、ある商社マンに相談した。

しかし、この手のアイデア商品は、どこの国でも、すぐに真似されるので、
中国・米国市場向きでないとの話で、輸出は諦め、
国内、それも限定販売となったという話を聞き、
商売とは難しいものだと思った。

だが、団塊の世代は必ず、復古調の機器を歓迎するに違いない、
との読みがあるから、新製品開発に踏みきったと言う。
それでも、天候に左右される商品だけに
「神頼みだ」とも友人は付け加えていた。

(K.K.)


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経験年数

【 コンサルタント日記 】

デザイン界の転職条件は、経験年数、最低3年以上が必須。
従って、第2新卒はおよびがない。

高校、専門学校、大学…と、学んできた年月を数えると、
3年、4年は、誰でも「勉強」の時期を経験しているのだから、
新卒で就職しても、最低3年ぐらいは辛抱できるはずである。
どんな職場でも、石の上にも3年とは、良く言ったものだ。

そもそも経験がないと、次の職場は無いのだということを
厳しく自覚して欲しい。

先日、今や売れっ子デザイナーNo.1のT氏の過去の話を
某先輩から教わった。

彼は、鍋・釜のデザイン会社に入社、
毎日が物足りないと言いながらも、
3、4年辛抱したあと、次の職場に巣立って行った。

そのことが彼の人生にとって、大正解だったという話だ。
あの退屈な鍋・釜のデザイン歴が、
彼を大物にしたとの見識は面白いと思った。

彼の職務経歴書には、どう書かれているかは知らないが、
経験がないと、職務経歴書一枚すら書けないことだけは間違いない。

(K.K.)


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全力投球できるもの

【 コンサルタント日記 】

元デザイナーで、今は日本と中国の橋渡しに役に徹し、
中国でのビジネス歴30年という、S氏と
2日間、昼食を共にした。

彼からは、いつも学ぶことが多く、いかに中国でのビジネスが
変化に富んでいるかがわかる。

例えば、中国人が出稼ぎとして向かう国は、
タイやシンガポールが非常に多いという。
日本は、観光にしても、ビザの関係で入国が難しく、
敬遠されるのだそうだ。

日本の30年前と同じく、外貨持ち出しの問題もあり、
好きなだけ買い物が出来ない不便さもあるせいだが、
抜け道として、カードでの買い物は制限されていないと聞くと、
法律はどうなっているのかと、首を傾げたくなる。

中国という、巨大な隣国とのビジネスは、
底が無いくらい変化に富んでいて、
彼自身、そこに全力投球できることが、人生の励みとなっている。

人生は、自分が全力投球できるものを見つけられるかに
掛かっているだろうと、彼を見ていると思う。


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私の友人に、実にマルチな人がいる。
彼は、グラフィックデザイナー、大学の先生、デザイン事務所経営、
それに物書きと、実に幅広く活躍している。

本の出版については、この数年、新書本から学術書を含め
年に3冊以上書き続けているのだから、すごい。
しかし、彼はそれを特にPRするでもなく、
執筆の合間に論文を発表している学者先生でもある。

その忙しい彼に、ある会のボランティア審査員を
お願いしたことがあるが、実にフットワークよろしく
手伝いをしてくれた。もちろん無償でだ。

その彼のことを、某国立大学の先生などは、
実績を残している同業者への「やっかみ」からなのか、
出る杭は打つごとく、批判していると聞いて呆れた。

一度入れば、定年まで大学の先生として勤まってしまうような、
時代錯誤もはなはだしい人達を、私などは哀れにさえ思う。

実力とは何か、実学とはいかなるものかを理解することなく
壇上から学生に講義だけしていたところで、
優秀なデザイナーは育つはずが無い。

そういう意味で、私は、国立大学の再編成に期待している一人である。

(K.K.)


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廻り道も人生

【 コンサルタント日記 】

ブラームスが最初の交響曲を書いたのは、
50歳頃だといわれている。
何かを為すのに、何歳になっても遅いということはない。

先日、高卒で5年ほど働いたあと、デザイン職を求めて
改めて専門学校に入り直し、勉強中という若い人に会った。

少し廻り道をしてきてはいるが、確かなデザイン力を
身に付けているのに感心した。
聞いてみると、しっかりとした指導者につき、
みっちり勉強しているようだ。

何かを学ぶのに、何歳からでも遅いことはないと、
彼は、まさに自ら今、体験中なのだ。

彼は、生活力旺盛なところから、きめ細かいデザインが生まれる
ということも学んでいた。
高卒で5年働いたことが、現在の謙虚な彼を作ったように思えた。

こちらからのアドバイスをよく理解し、
それを職務経歴書にうまくまとめ、面接に臨んだ。
そして、合格間違いないところまでこぎつけている。
嬉しい知らせが楽しみだ。

(K.K.)


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歴史ある人気ブランド

【 コンサルタント日記 】

昨夜、メンバーになっているNPOの
パソコン同好会が終わる間際に、
女性から、珍しくチョコレートを頂いた。

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ふと、「義理チョコの日?」と思って、口に出しかけたが
ハワイのお土産と聞いて苦笑した。
団塊の世代の友人など、義理チョコの時代は遠い昔になり
淋しいというが、私はチョコレートが好きでないせいもあり、
商魂たくましいチョコ業界に寄与するなど、
とんでもないと思っている。

しかし、この業界にも、すばらしい歴史が有り、
誰でも知っているベルギーのGODIVAブランドなど、
私から見れば、目玉が飛び出すほどのお値段だが、
空港などでは、飛ぶように良く売れているらしい。

ラベルには、「Depuis 1926」とあるから、
歴史が有り、根強い人気ブランドとして、世界を制覇しているのだ。
チョコレートの世界でも、驚くべき商品があることを知った。

それぞれの世界に、それぞれの歴史がある。
ならば、チョコも時には口に入れてみようと思うが、
あとで歯医者に行くぐらいならやめようか…と、しばし迷っている。

(K.K.)


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路線変更

【 コンサルタント日記 】

迷える子羊のごとく、不安定なのが転職というもの。
そう腹をくくると、時には度胸もつくというものだ。

特に、従来の専門から少し路線を変更して、
幅を広げたいという意欲のある人には、
こちらから宿題を出すことにしている。

先日も、遊戯の世界のイラストレーターを目指したいというA君には、
その世界をよく観察し、自分がどの部分で働けるか、
シミュレーションするよう指示し、
1週間以内に答えるように宿題を出した。

既に退職していて、毎日が転職活動の人には、
1週間で仕上げ、持参するように言い、
在職のまま転職活動をしている人の場合は、
土日を使って、2週間以内に宿題に答えるように指示している。

そうすると、徹夜してでも持参してくる意欲あふれる熱心な人もいるが、
中には、挫折したのか、その後何の音沙汰ない人もいる。

デザインの世界で路線を変えるのがいかに難しいか、
経験しないと分らない部分があるだけに、
我々には、慎重に対処したいとの思いがあり、
面倒だが、宿題を課している。
模擬試験の一種と思ってトライして欲しい。

(K.K.)


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中国、13億人、何でも有り?

【 コンサルタント日記 】

ギョウザ中毒事件のさなかに、友人の中国人と再会した。
明日、お袋さんの病気見舞いに帰国するという彼は、
この事件のことを「中国、13億人、何でも有り?の国」と、
悲しそうに話していたのが印象深かった。

日本の過去にも、これに類似した事件が
数多くあったことを知る身としては、
早く解決して欲しいと願うのみです、と話した。

日本の13倍の人口を有する国で、
5千年の歴史をはぐくんできた大国には、
いつでも、何でも驚かされる。

今回も、「何でも有りの国」という言葉に、
文化の違いをはっきりと見せられた気がした。

例えば「文明の利器」についてなら、性能で判断できるが、
文化の違いとなると、なんと難しいことか、
と、しばし考えさせられた。

(K.K.)


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デザイン振興にかける川崎市

【 コンサルタント日記 】

モノづくり・デザイン日本を語るとき、忘れてならないのは
川崎市のデザイン振興運動だ。

昨日も「第19回デザインフェア」が、
かながわサイエンスパークのKSPホールで開催され、
「かわさき産業デザインコンペ2007」公開審査会や、
日産「マーチのカラー戦略とカラーデザインの思い」
という特別講演が行われた。

その後の交流会で、安部川崎市長から
「かわさきブランドをつくり、世におくりだしたい」という
熱い想いをお聞きし、行政の取り組み方に感心した。

平成元年から、毎年デザインフェアを開催し
市民と共にデザイン振興を続け、
コンペ作品から「かわさきブランド」を生み出している。
まさに、「継続は力なり」を地で行っている川崎市。
私自身、神奈川県民だが、川崎市民でないだけに、
つい川崎市をうらやましく思った。

(K.K.)


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己を見つめる視線を

【 コンサルタント日記 】

『某国内有名家電メーカーの面接試験問題で、
「iPodを倒すにはどうすれば良いか?」
新卒者にこのような質問をしなくてはならないほど、
そのメーカーは打倒iPodに燃えていたようだ。
ジョブス復帰後のアップル社の就職面接では、
以下のような質問があったそうである。
「アップル社の強さはどこにあると思うか?」
この2つの質問を比べてみると、
前者は他社を気にする視線、
後者には己を見つめる視線が、それぞれ感じられる。』
(大谷和利著「iPodをつくった男」アスキー新書より抜粋)

面接試験問題も時代を反映してか、過激な質問が出てくるようになった。
自分なら、どのような答えが出せたか自問自答してみると、背筋が寒くなる。

米フォーチュン誌が選んだ2007年のNo.1経営者、スティーブ・ジョブスの
経営者としての手腕そのものが、アップル社の強さなのだから、
「彼を倒すにはどうすれば良いか?」という愚問になるからだ。

もうそろそろ、他社を気にする視線よりも、己を見つめる視線の方に
路線変更する時代に入るべきと思った。

(K.K.)


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2008年の年賀状に思う

【 コンサルタント日記 】

忘れかけていた友人から年賀状が届くと、
しばし懐かしく思うから、年賀状は辞めないという友がいる。

一方、年賀状もメールで十分、写真から近況報告まででき、
これぞ文明の利器の出番だというメール愛好者もいる。

私はというと、あいまいで、友人によって使い分けている。
年賀状を頂いたら、できるだけ年賀状でお返しし、
メールの場合は、メールでお返事を出すといった具合だ。

今年は、年賀状で3通ほど、忘れかけていた若い友人から、
うれしい便りがあった。
就職、結婚と順調な船出ができたとの報告から、ベビー誕生、
中には、昨年末の某所忘年会で偶然お会いした若い友人から
「数分でもお話できて良かった」という一言が添えられたものまで。

メールでは、書初めではないが、自身の「傑作」という書を添付して
送ってくれた友人もあった。
ただ、私はこの添付ファイルが開けられず、
新年早々、パソコンの達人にSOSして開き方を教わった。
無事プリントアウトし、しばし鑑賞してから、コメントを書き、
私の正月の近況写真を添付して礼状とした。
こういうのも、その人らしい、いいメールであり、賀状だと思った。

考えてみると、今や年賀状にも表現手段が沢山あるわけだから、
アイデア次第でいかようにでもなる。
少し知恵を出して届けるべきと改めて思った。

(K.K.)


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犬も歩けば棒に当たる

【 コンサルタント日記 】

カルタ売り場を見ていたら、懐かしい言葉を見つけた。
『犬も歩けば棒に当たる』である。

転職でも何でも、歩いていれば、障害物に当たることは避けられない。
そこで、じっと時を待つのも良いが、
それで人生が終わりというのもいただけない。

人生には、やはり旬というものがあるから、
思い立ったら、何が何でもそこからまた挑戦するのも若ければこそだ。
時には、歩いて、棒にでも何でも、当たってみる勇気も必要だ。

福沢諭吉は、西洋文明をいち早く知ったことにも根ざしてか、
独立独歩へのこだわりが強く、政府の要職には、
要請されても一度も就かなかったという。
あの慶応義塾の創立、経営についても、うまく行かなくて潰れるのなら
いつ潰れてもかまわないと考えていた、と自伝にある。
棒に当たる勇気と、人生捨て身の爽快さを持ち合わせていたのだろう。

棒に当っても、何度でも挑戦できるのが若者の特権。
年の瀬に、一万円札の中の福沢諭吉を見ながら、
来年はどんな棒に当たってみようか、
若者の特権にあやかりたいと、私も胸を膨らませている。

今年も、『転職お役立ち情報』、ご愛読ありがとうございました。

(K.K.)


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クリスマスのルーツ

【 コンサルタント日記 】

『イギリスの1年のほとんど正確に半分を春、夏、秋が占め、
後の半分は冬ならば、歴史上、イギリス人というものは
まず冬に対処することから、そのイギリスでの生活を始めたに違いない。

それを旨くやらねば、凍え死にするほかないのであるから
民族の知恵がそこに結集されたわけで、
炉辺の幸福とか団欒の季節とかいうのはイギリスで始まったことである。

(中略)

それでクリスマスというものが、ヨーロッパ大陸の方では
主に宗教的な意味を持つのに対して、
イギリスでは、多分に社交的な行事になっていることの説明もつく。

クリスマスは冬の真最中で、それが寒さが厳しい暗い季節であるから
イギリス人は、それと救世主が生まれた喜びというものを結び合わせて
暗闇の中に火を燃え上がらせることを発見した。

そうした寒さに震えながら教会に夜のミサに行く代わりに
彼らはサンタ・クロースを持ち出した。
イギリス人が教会に行くのは朝で、それも行かないものが多い。』

(英文学者・吉田健一著『イギリスの冬』より抜粋)


身近なものを改めて調べてみると、新しい発見がある。
時には、クリスマスのルーツにも触れ、
忘年会などで友と語り合うのもいいですね。

(K.K.)


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出版業界に学ぶ

【 コンサルタント日記 】

昨夜は、ある出版社の60周年記念のお祝いに招かれた。
医療関係専門の出版社だから、一般にはあまり知られていないが、
看護学専門という世界では、秀逸。

お医者さん、看護士さんが集まって盛り上がり、
とても良いパーティーであった。

その中で、主催者側の会長のスピーチ、
「出版の歴史は120年、我が社は60周年、まだこれからが勝負」
という意気込みは、すばらしいと思った。

私たちデザイナー集団も、まだせいぜい60年の歴史しかない。
やはり、ここは謙虚に、「出版の歴史は120年」に学びたいと思った。

明治以後の日本の文化を育て、支えてきた出版業界も、
若者の活字離れが激しく、昨今は不況産業の代名詞になりつつある中で、
生き残りをかけて頑張っている。
フリーデザイナーという業界の不況も、
出版業界のそんなしたたかな戦略、工夫に学ぶところは多い。

どんどん本を書く、論陣を張る、批判されながらも
理想の追求に動く、負けてたまるかという業界に変身する……
そんなデザイナーの姿を思い描いていた。

(K.K.)


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ドイツ人の職務経歴書

【 コンサルタント日記 】

最近、いろいろな国の人の転職をお世話することがある。
先日も、日本の大学に留学、卒業、職を探している、
日本大好きというドイツ人のお世話をした。

彼の場合、日本語は会話程度しかできないから、
コンサルティングも英語、職務経歴書も英語のものを持参してきた。
ただ、やはり応募先は日本企業だから、すべて英語で通すことは
不可能ということで、弊社のスタッフが、職務経歴書を日本語に翻訳した。

しかし、英語をそのまま日本語に訳すと、ドイツ特有の学校制度などが
やたら目立つし、長文にもなる。
実習教育なども、転職回数のように見えてしまう……etc.
かなり苦労しながら、本人にもよく内容を聞き、丁寧に翻訳していた。

ドイツ人の彼が言うには、それを彼の日本人の奥さんに見せたところ、
非常に分りやすい日本語の職務経歴書になっていると褒められたそうだ。

文化の違いは、一枚の職務経歴書にもあらわれる。
表面上の単語の意味だけではなく、その内容、制度、文化までを
よく理解しないと、先に進めない。

そしてそれは、英語でも、日本語でも、同じことだ。
職務経歴書の基本は同じ。
内容が明確であり、どんな人にも分かりやすいことが重要だ。

(K.K.)


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お土産は中国の日記帳

【 コンサルタント日記 】

先日来、友人に中国語の上達方法を学び、
今回の短い中国出張中に、実戦を試みたいと思いつつ出かけた。
あまり成果は出せなかったが、中国で活躍しているビジネスマンの
中国語上達法を聞く機会もあり、収穫もあった。

私は、電子辞書を片手に、単語を見せて発音を学ぶところからスタートし、
初歩の初歩でも、「生の中国語に触れた」という感触を持てたのは、
まさに「百聞は一見に如かず」、バーチャルには無い素晴らしさだった。

今回の出張中、東莞(トンガン)市の街中を散策中に見つけた
小さな文房具屋で、一冊の日記帳を買った。

IMG_3340.JPG

中国語と英語で表記されていて、ところどころに考えさせられる言葉もあり、
見ているだけでも、なかなかおもしろい。
一月一日を見てみると、『壹月 JANUARY 一月 元旦 1』とある。

これなら日本人にも違和感がない。さらに、『Week 1 1-365』
と親切に書かれているのには感心した。

来年は一日一日を大事に、この日記帳を使いこなしたい。
中国通貨で18元、日本円にして300円ぐらいの日記帳が、自分のお土産になった。
そして来年は、この日記帳で一日一語、新しい中国語と出会うことになりそうで
今から心をはずませている。

(K.K.)


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元ベテラン・デザイナーに学ぶ外国語習得法

【 コンサルタント日記 】

元デザイナーで、日本と台湾、中国を股に架けて活躍中の友人がいる。
今は、開発型商社の経営者だ。
彼に、中国語の上達法を聞いてみた。

彼はノートに、「おはようございます」「お元気ですか」「お休みなさい」など、
朝から寝るまで一日の行動を書きとめ、それを中国語に翻訳してもらい
とにかく覚えること、これに限ると言い切る。

なるほど、一日の行動を覚えれば、日常会話はそれでこなせる。
あたりまえのことだが試してみたことがないから、
今度、所要で行く中国で試みてみようと、感謝、謝謝(シエシエ)。

メールで日本語を送ってくれたら、秘書に翻訳してもらい、
返送するからと、親切に言ってくれたので、
早速、一日の行動を日記風にまとめてみようとした。
しかし、「おはようございます」「お元気ですか」、その後は……
中国でどんな言葉が必要かが出てこないのに参った。
「ありがとう」「さようなら」「ご馳走様」ぐらいしか浮かばない。

少し考え、「お湯を下さい」「いくらですか」「トイレはどこですか」
などと書きながら、日常会話も意外と難しいことを発見した。
普段の生活では、言葉に出さないでも“通じる”ところが
逆に問題なのだということも分かった。

はたして、今週末からの中国・香港・トンガン行きは、
どんな旅になるのか。
ボケ防止(?)も兼ねた中国語学習は楽しみだ。
せっかくの機会、楽しみたいと思っている。

(K.K.)


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異業種交流

【 コンサルタント日記 】

アフター5にNPOを立ち上げ、いろんな人と福祉関係の研究をしている
こう書くと、勉強家に思われるかもしれないが、たいしたことはしていない。
が、時には面白いことに出会える。

このNPOは異業種の集まりで、メンバーの内訳は、
主にデザイナーと医者だから、話が簡単にはまとまらない集団である。

先日も、デザイン学部の先生と精神科医とのミーティングで、
「デザイナーの卵、現在の学生気質について」話し合った。
なぜ彼らは、発想力、想像力、もろもろの意欲がないのか、
というマイナス面の議論が多かった。

精神科医の彼は、デザイナーの川崎和男氏のファンであるといい、
彼の発想力、想像力、もろもろの意欲が
デザイナーとしてすばらしいと言うのには驚いた。
彼のデザインした人工心臓に敬服し、
彼のデザインしたメガネまでかけているのには、さらにびっくりした。

精神科医で、これだけデザイン界を知っているということは、
異業種に対する興味が旺盛な証拠であり、勉強家なのだろう。
彼の話を聞きながら、異業種を勉強するということは、
視野が広がることであり、学ぶものが多いという事実を再確認した。

同業同士、デザイナー同士のミーティングも必要だが、
時には、異業種の人との交流もいいもの。
教えられることが多々あるはずだ。

(K.K.)


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『MY NAME IS TOKYO』

【 コンサルタント日記 】

東京駅八重洲口「グラントウキョウ ノース タワー」が11月6日に誕生。
地下1階から13階までは「大丸東京店」だ。

この建物は、世界的建築家ヘルムート・ヤーン氏のデザインで、
今回は第1期オープン、5年後には第2期グランドオープン予定で、
現在の1.5倍の規模になり、首都・東京の玄関口にふさわしい、
斬新な21世紀のモデル百貨店になる……そうだ。

『MY NAME IS TOKYO』と、奇抜なPRが 目立つので、
野次馬根性で見に行った。
オープン初日とあって、日頃は目にしない男性客が多く、
先ずは東京名物は何か?と物色している冷やかしの客で大混雑。
エスカレーターの近くは危険ですというアナウンスが耳につく。
ロングスカートの人は巻き込まれないように、お子さんは手をつないで……
と何とも親切なアナウンスが繰り返される。

2階の「ビューティ・フロア」に集まったブランド、その数43。
「噂の一品や新作たちがあなたの美女化、お手伝いさせて頂きます」
とあるように、1階から6階までは、婦人用品が占めている。
私はといえば、11階のブックランキングコーナーでベストセラーを一冊購入し、
早々に帰ってきた。

目新しいものに出会えず残念だったが、東京駅八重洲口の
この「八重洲」という地名の語源は、オランダ人、ヤン・ヨーステンの名に由来し、
彼の屋敷があったことからだという。
徳川家康の信頼を得て、幕府の外交、オランダ貿易顧問を務め、
屋敷を拝領したと聞くと、400年の由緒ある首都・東京の玄関口が
オランダと繋がっていた事実に脱帽。
東京はやはり奥が深い。

(K.K.)


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来年はどんな年になるのだろう?

【 コンサルタント日記 】

先日、サンフランシスコで行われた、世界インダストリアルデザイン会議に
出席した友人から、サンフランシスコ市内には、乞食があふれていたのが
印象的だったという、意外なことを聞いた。

また、久しぶりに故郷である長崎郊外を訪れた別の友人は、
コンビニがいたるところにできていて、びっくりしたと言う。
今や日本はコンビニ天国になったのではと、彼も意外なことで驚いていた。

10月末ともなると、今年も残すは2ヶ月、「来年はどんな年になるのだろう?」と考える。
この二人の友人の旅の感想は、私にはかなり「……納得!」というものだった。
つまり、乞食が多くなった米国は、すべてに混乱しているのだろうと想像がつく。

そして、コンビニ天国・日本は、便利さを求めて、しばらくは走り続けるのだろうが、
ヒットしない、売れない商品は、2週間で店内から抹殺されるという
流通の現状を聞かされているだけに、商品寿命も一層縮まっていくのだろうか。
それは、デザイナーの出番が多くなることなのか、それとも少なくなるのか、
混沌としてきていることだけは確かなようだ。
これを、「流通革命」と人は呼ぶらしいが、一人の消費者にとってはどうでもいいこと。
食品であれば、安全第一で供給して欲しいのが本音だろう。

「来年はどんな年になるのだろう?」と考えながら、
「来年はどんな年にしたいのか」我が身の問題でもあることに気がついた。

(K.K.)


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外から見た日本

【 コンサルタント日記 】

スペイン在住40年近い日本人画家の個展を新宿で見て、
その後、彼と軽く飲んだ。
そのときに彼から、日本には今でも、芸術には「自由がないのではないか」
という意外な言葉を聞いた。

日展や院展という組織の中での芸術は、芸術家の個性を殺さないと
入選すら出来ない、と彼は言う。
先生の教えに従わないといけない、いわゆる流派に属さないと
芸術作品として認めてもらえない、そんな小さな世界が嫌で、
スペインにいるのだと言う。

スペインは、ピカソをはじめ、いろいろな芸術家を生んだだけに、
芸術に関する自由度がすばらしいとも、彼は付け加えていた。

外から見た日本は、芸術家も政治家も皆、派閥で動いるように見え、
全く自由がない、一人歩きすらできない国と映っているらしい。
半分本当だろうが、半分はそうではないよと言おうとしたが、
すぐに反発する言葉が見つからず、そのまま別れた。

後日、デザインの世界でも、自由がない、個性すら出せない、
どんぐりの背比べ的な商品づくりを続けていると、
やがて世界から見放されるし、彼の指摘を謙虚に受け止めるべきと思った。

そして、「グローバル」という言葉を、
もう一度よく噛みしめてみたいとも考えている。

(K.K.)


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食わず嫌いは損をする

【 コンサルタント日記 】

デザイナーからゴルファーに転向したという人の話を聞いたことがないし、
ゴルファーからデザイナーになったという人も、私は知らない。

最近まで、デザイナーは皆、ゴルフ嫌いなのかと思っていた。
しかし先日、現役デザイナーのゴルフコンペに参加して、
彼らの中にも、ゴルフ好きな人も多いということを知った。

デザイナーは、職業的に個人プレイな面も多分にあり、
4人1組で廻るゴルフなど不向きなのだと思っていたが、そうでもないらしい。
どうも、当初は「食わず嫌い」なだけで、きっかけがあって食べてみたら、
ゴルフの面白さを理解できる人種であることを、このコンペで発見した。

デザイナーは、芝目を読む、傾斜を見る、直線かアールがかかっているかなど
観察観が鋭いから、グリーン周りのパットを入れるプレイなどは、うまい人が多い。
ただ、日頃、練習していないから、遠くに飛ばすことは苦手のようで、
トータルのスコアはあまり良くないが、それなりに楽しめるのでオススメだ。

道具からウェア、ゴルフ場の環境問題まで、ゴルフに学ぶものは沢山有り、
中でも、4人で回るという団体行動は、デザイナーのプロジェクト運営にも
なにか通じるところがあるように思う。
時には、個人プレイ的な世界から、チームプレイ的な世界を覗くことも必要。
なにごとも、「食わず嫌い」は損をする。

(K.K.)


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クロージング・パーティー

【 コンサルタント日記 】

先日、北鎌倉の画廊で、珍しい現代アートの「クロージング・パーティー」に出席した。
(オープニング・パーティーならぬ、クロージング・パーティーだ)
現代アートの仲間の集い、反省会でもあるから、作品自体も難しいが、
アーティスト本人が、豊かな個性の持ち主の集まりだったから面白かった。

まず、現代アートの応援団として横笛の演奏があり、
続いて南京珠すだれの演技も飛び出すなど、現代アートの幅広さを見せてもらった。

IMG_2854.JPG

写真のこの作品は、インスタレーションと言って、現代芸術において、
従来の彫刻や絵画というジャンルに組み込むことが出来ない作品とその環境を、
総体として観客に提示する芸術的空間を意味する。

仲間の職業は、学校の先生や、本の装丁を手がけるデザイナーなど幅が広く、
彼らの現代アートに取り組む姿勢は、すごくエネルギーの塊のように見えた。
世の中にこういう仲間がいることを知り、リッチな気分になって帰ってきた。

(K.K.)


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転職は簡単ではない

【 コンサルタント日記 】

IT時代に入って、デザイナーの転職活動で大きく変わったことが二つある。
一つは、デザイナーの技術の一つに、パソコンやソフトを
どれだけ使いこなせるかが問われるようになったこと、
二つ目は、転職活動がネットで簡単にできるようになったことだろう。

今や、転職情報はネット上を中心に巷にあふれているから、
転職そのものも簡単だと思い込んでしまう人も少なからずいるのだが、
現実はむしろ、昔より厳しい。

ネットで簡単に転職活動できるのもIT時代の「恩恵」と思いたいが、
あまりにも簡単に転職が出来ると思い込む人が増えたのでは、と、
「弊害」の方が昨今心配になる。

次が簡単に見つかると思っているからなのか、
ひどい例だと3ヶ月、3週間、いや、3日で辞める人さえいる。
転職を、人生の何だと思っているのかと、つい一言、苦言も呈したくなる。

職場は、あなたの人生を毎日楽しくもし、悲しくもする重要な場所である
ということに気がつけば、階段を上るがごとく慎重でありたい。

ITに振り回されない、地道な、アナログ的な転職活動を
応援できたら、私は本望だ。

間違っているだろうか。

(K.K.)


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企業と大学、デザイン教育のズレ

【 コンサルタント日記 】

家電大手のデザインセクション責任者と、私立大学の先生に
立て続けに会う機会があった。

二人の話に共通していたのは、
「デザインに魅力を感じないのか、やる気がない学生が多い」
ということだった。

少し突っ込んで聞いてみると、
職場では、一から教育しないと、デザイナーとして使えない人が多いと言い、
裏を返せば、大学で何を教えているのかと疑問があるようだ。

一方の大学では、デザイン専門教育以前の問題として、
「やる気がない学生」でも学校を辞めないように、
繋ぎとめる教育が必須となってきているという。

「デザインに魅力を感じない」「やる気のない」学生を、
大学では4年間面倒を見て、なんとか繋ぎとめて、苦労して世に送り出す。
ところが、入社した職場では、このような学生では全然使えないのが当たり前。

企業と大学との間で、デザイン教育についてのこうしたズレが
相当大きくなっているということを聞き、愕然とした。
少子化などの影響で、大学はサバイバルに必死。
そのことが、いろんなところに無理を生じさせている一例だと思う。

「好きこそ物の上手なれ」というではないか。
デザインに魅力を感じない学生を、
無理矢理デザイナーに仕向けることはあるまい。
無理は禁物。どうにかならないものか。

(K.K.)


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第2新卒の心得

【 コンサルタント日記 】

新卒で就職したものの、3年以内に辞めて新たな仕事を探す「第2新卒」が
今年は3割ほど増えている。
また、今年4月に入社したばかりの新入社員でも、この9月に既に辞めている人は、
前年比で、やはり3割増えているというデータがある。

そういった人たちが、デザイン界で転職を希望するとなると、
職務経歴書には職歴のネタが乏しく、ましてデザインの作品も皆無となると、
お世話する我々も困ることが多い。

デザインの場合は、やりたい仕事でなかったことや、
今の会社には学ぶことがないという理由が多いが、
短時間で判断できるほど世の中は単純ではないことが分っていない。
安易な気持ちで転職できると思っている人も多いから困る。

しかし、辞めてしまったからには、再チャレンジの機会を作らねばならない。
作品をでっち上げ、「嘘も方便」と経歴を水増しする人もあるが、
私は正直に経歴を書くことを勧めている。

半年で考えたこと、1年で悩んだことは、それなりにあるだろうし、
これぐらいのつまずきは、若い人には許されるはず…(かも?)
自信を持って、明るく、再チャレンジしてもらいたい。

実際には、現実は厳しく、いい話は少ないが、初心にかえって、
丁稚奉公してでもデザインを勉強するくらいの覚悟で
職場を探す手もあると、ここでは述べておく。

(K.K.)


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スペインのお遍路

【 コンサルタント日記 】

先日、同窓会をかねた、とあるパーティーで、大きな刺激を得た。

信州は小諸で陶芸家をしている友人・A君。
彼が一枚の地図を出し、この6月にスペインのお遍路コースを
38日間連続で歩いてきたと、目を輝かせて話すのには驚いた。
日に焼けた顔は、還暦を越えたとは思えないぐらい若く、健康的に見えた。

スペイン北部のコースを、毎日20キロ歩く。
雨の日も、風の日も、歩く。
病気になれば連泊が許されるが、
それ以外は一箇所一晩の宿と決められているので、
毎日歩き続けなければならない決まりだそうだ。

四国のお遍路は有名だが、スペインのそれはどんなものか、
いろいろと野暮な質問を試みたが、彼は丁寧に答えてくれた。

1)宗教は関係あるのか
 →宗教は、あれば何でもいいらしく、仏教もOK。

2)安全面はどうなのか
 →大丈夫。お遍路を襲う山賊はいないらしい。

3)トイレはあるのか
 →トイレは青空のもとで。

4)楽しかったこと、苦しかったこと
 →楽:お花が一杯。6月はベストシーズンだそう。
  苦:慣れるまでは、毎日20キロ歩くのは辛かった。

5)次はどこかに行くのか。
 →フランスのアルル地方を歩きたいとの抱負。

普通の同窓会では、「子供の話、孫の話、両親の介護、病気」と、
面白くない話ばかりだから参加しないという人が多いが、
彼のように目を輝かせて話す友人に会うと、
同窓会も捨てたものでないと思った。
大きな刺激を得たし、いつか真似てみたい。そう、歩けるうちに…。

(K.K.)


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自然に学ぶ

【 コンサルタント日記 】

週末の台風一過を境に、銀座に点在する多くの画廊も
目覚めたように芸術の秋に入ったようだ。
今週、友人と共に、小さな画廊の個展を見て歩いた。

絵を見ることは、目の保養だという人もいるが、
私には「保養」どころか、「刺激」として迫ってくるものが多く、
今回も考えさせられる日になった。

木の廃材を使って、お盆などを作っているアーティストの作品では、
幾何学模様と具象模様が入り混じった、見たこともないような
不思議な木目模様にいたく感心した。
材料は栗の木で、板目の部分をろくろがけしたときに現れた模様だという。

板目の時は平凡な木目であっても、ろくろがけして掘り進むうち、
現れてきた貴重な模様だというから、やはり自然の奥深さはすごい。

アーティストの彼は、元工業デザイナーで、
いままで沢山のデザインを世に送り出してきた人だ。
その彼の言葉だけに、デザインと自然の組み合わせが面白く感じられた。

デザイナーもアーティストの一種と見る人もいるが、
デザイナーは、一品製作は許されない。
従って、これら自然の奥深い不思議な模様も、
量産できる工夫をし、世に送り出して初めて、デザイナー職が勤まる。

そういう意味では、アーティストも、自然も、
デザイナーにとっては先生であり、やはり銀座の画廊巡りは、
デザイナーにとって、必須条件だと言えよう。

(K.K.)


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隠れた必須基礎知識

【 コンサルタント日記 】

中小印刷会社の顧問をしている友人と会ったときに、聞いた話。

この業界の採用条件の一つに、「電気知識の有無」があるという。
こちらが何故と聞く前に、そうでしょう、印刷機械は全部電気で動くから、
電化製品と同じ電気の知識がある方がいいとはっきり言う。

印刷関係に入りたいデザイナーも、電気の知識が必要かと聞くと、
当たり前でしょうと彼は言う。
なぜなら、電源を入れることが出来ないとパソコンも使えないし、
デザインも出来ないから、と言うのには驚いた。

彼の言いたいのは、電気の基礎知識がなく、電気に弱いと、
印刷会社に限らず、どの職場でも役に立たないということなのだが、
ごく当たり前のこともできない人が増えていると嘆く。

それを聞いていた別の友人も、パソコンの電源を入れ忘れたまま
故障だと叫ぶ新人もいて、文明の利器がもたらした「自動化」が
混乱をもたらしてきているのでないかと話していた。

デザインの課題としては、例えば、テレビやパソコンの
電源の位置ぐらい統一して、消費者を混乱させない機器のデザインも、
今後、求められる重要事項の一つであろう。

ともあれ、電気の基礎知識は、どの業界でも必須であることを
改めて実感した次第。

(K.K.)


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転職は真摯に

【 コンサルタント日記 】

このところ、30代後半の女性のコンサルティングが続いたので、
彼女たちのことを書く。

サイトから登録するのが面倒なのか、飛び込みで来るから、
職務経歴書などは持っていない。
ならばと来社してもらって、その場で書いてもらおうとするのだが、
生活に追われているのか、全くマナーがなっていない。

電話で、今からコンサルティングお願いしますというので、
こちらもサービス業、誰かが対応しますと待っていると、
途中で電話が入り、明日にしてくださいという。
翌朝待っていると、時間がとれないから夕方にならないかと
変更の電話が入る。

さて会ってみると、もう月末近い時期というのに、
今月いっぱいで契約が切れるから何とかならないかという話になる……。

自分勝手で動いていても、転職は可能と思っているから恐ろしい。
転職に真摯に立ち向かうことを忘れているのか、世の中を甘く見ているのか、
あいた口がふさがらない。
おまけに、これだけ日時のキャンセル・変更を繰り返した彼女たちは
謝ること、感謝することを知らないようで、その後もメール一本よこさない。

職場や家庭の事情があるのは重々承知だ。
しかし、転職を希望するのなら、もう少し真摯に取り組まないと
誰も親身に相談に乗らないし、アドバイスもくれない。

求人側にたってみれば、どんな人が欲しいか、自ずから分るはず。
他山の石としたい。

(K.K.)


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ゆとり教育と携帯電話

【 コンサルタント日記 】

先日、大学の先生である友人と会食する機会があった。

ゆとり教育で育った若い人の良いところ、悪いところの集大成を、
大学でどう花を咲かせるかが今、問われているのだが、
実はそのゆとり教育の実態は、お粗末で恐ろしいものだそうだ。

例えば、コンパの支払い段階で、割り勘する暗算能力がないから、
携帯電話を持ち出してワイワイガヤガヤ計算するという。
アルコールを飲まない女性は半額に、遅れてきた人も半額に、という具合に、
「応用問題」になると、もうパニックになるというから小学生並み、
大人としては心もとない。

従って、次回の幹事は、もう沢山ということで、誰も幹事をやらないから、
昔ほどコンパがないと嘆く。
従って、コミュニケーション、協調性も育つ機会が減っている。

暗算能力がないこと、それがゆとり教育の最大の欠陥では、と彼は言う。
基礎能力がないところに、携帯電話という文明の利器が登場したのは皮肉であり、
九九は知らなくとも、携帯電話の電卓機能があれば、
十分計算はできるから、問題はないはずだった……。

それが、簡単な応用が利かないだけでパニックになり、
集団生活になじめない人を作り出したのだとも言う。

真偽は別としても、考えさせられる「ゆとり教育と携帯電話」の話だった。

(K.K.)


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残暑の中の転職活動

【 コンサルタント日記 】

この残暑厳しいお盆休み中に、必死に転職活動を続け、
理想の会社に決まりました、という女性から電話をもらった。

その条件とは、通勤時間が短いこと、給料が多いこと、
それに何より、チャレンジしたい分野で仕事が出来るということ。
「おめでとう」の一言で、当方も残暑が吹き飛んだ。

彼女にとっては、いろいろと悩みながら沢山の汗を流し、
歩き回って手にした職場だった。
この職場は、これからの彼女の生きがいになるだろう。

以前の会社は、この2?3年、いつ倒産するかわからないといった
経営が悪化した状態であったというから、
彼女も、真剣に転職先を選んでいたようだ。

「備えあれば憂いなし」。
早め早めに自分のことは自分で考え、チャンスがあればつかむ、
その度胸も転職には欠かせないのだと、彼女を見ていて思った。
今後の活躍を祈るばかりだ。

(K.K.)


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秋のグループ展参加

【 コンサルタント日記 】

『芸術の秋』とは、誰がネーミングしたのか、いい言葉である。
が、その芸術の秋の準備をするのが、今この時期で、
私にとっては苦痛そのもので、この暑い夏を恨めしく思っていた。
なぜなら、秋の同窓生・絵の展覧会に、一点出品すると約束はしたが、
その締め切り10日前でも、アイデアがまとまらないでいたのだ。

オリンピックではないが、「参加することに意義がある」と高を括って
エントリーしたのが間違いの元、このところ反省し続けていた。

ところが、最近になって、ひょっとアイデアが出て、
トントンとまとめに入ることが出来たこともあり、
人間の頭の中は不思議なものだと、妙に感心している。

きっかけは、友人に相談を持ちかけたことだ。
「先日のあの作品もいいのでは」という一言で、アイデアがまとまった。
背中を押されて決心がついたというわけである。

迷いは誰でもあるもの。
時には友人、家族、先輩に話し、ちょっと背中を押してもらうのも一法。
逆に、自分が誰かの背中を押してあげることもあるし、
「それが人生」と教わったようで、せっせと制作に力が入るようになった。
人間とは、なんと単純。
しかし、友人に感謝することしきりである。

(K.K.)


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