2011年10月アーカイブ

コーポレートカラーの呪縛

【 コンサルタント日記 】

空間設計の業務のひとつに、展示会ブースデザインがある。
経済発展の著しい市場を求めて
日系企業が販路開拓に臨む中国の展示会では、
年々日本からの参加企業が増加している。

短期勝負の展示会ブース設計で肝要な事は、
お客様の目に止まり、より多くの企業情報を
短時間に発信できる事。
勿論、高品質、センスも多いに問われる所である。

先月、上海の金属機械関係の展示会で日系ブースを訪れたが、
工業系のコーポレートカラーは、殆どが青色系。
主催のメインカラーが青の為、青を基調としたブースは
どちらかというと大海の中の魚のように目立たない印象になる。

日本からはるばる訪れたコーポレート戦士たちに話を聞くと、
“我が社のコーポレートカラーだから”の一点張り。
一般的に、赤や黄色を好む中国市場のテイストもふまえて考えると
かけられた呪縛から逃れられない発想の限界を感じざるを得ない。

中国に進出して10年の、あるイノベーティブな総経理は、
数年前、オレンジ色のブースカラーを断行した。
以来、中国でのコーポレートカラーはこの色になり、
一瞬の集客が勝負の展示会で、積極的な戦略を打ち出し続けている。

柔軟性とこだわりのバランスが不可欠である時代の変革期、
戦士たちの中から、環境を読み取り、思い切った一歩を踏み出す
心意気を期待するのは私だけであろうか。

写真は、スニーカーを履いた?ちょっと偽物っぽい
サックスの演奏者を招いたブース。
写真は本文とは関係ありません。

(N. Koyanagi in 上海)

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『美しい色のある街』『色のある生活』

【 今週のオススメ 】

『美しい色のある街』 『色のある生活』
公共の色彩を考える会 編
発行:青蛾書房 (定価:各1,200円+税)


「色を楽しむカラーガイド」という副題で、
公共の色彩を考える会から発刊された、
姉妹編2冊をご紹介する。
公共の色彩を考える会の30周年記念事業の一環だ。

40名を超えるボランティア執筆者の中に交じり、
私も、『美しい色のある街』の中で、
「アジアの街角」と題して一編書いた。

会員諸氏の労作・力作ぞろいだから、
デザイナー諸氏はもとより、
色を楽しむためのガイド本として、
ぜひとも皆さんに一読をオススメする。

(喜多謙一)


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JIDA三条工業会プレゼン報告

【 コンサルタント日記 】

ビートップツーの取締役の木全(きまた)と申します。

いままで、弊社社長の喜多がこのブログを更新してきましたが、
10月から喜多に加え、井上、小柳、木全も書かせていただくこととしました。
どうぞ、よろしくお願い致します。

木全は主に国内のデザインコンサルタントを担当しております。
そんな日々の活動の中で気がついたことを
このブログで紹介していけたらと思います。

JIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)
デザインビジネス委員会に誘われて、9月30日に行われた
新潟県三条市でのJIDAのプレゼンテーションに参加してきましたので、
今回はその顛末をご紹介します。

東京は晴天でしたが、9月30日(金)11時12分の上越新幹線に乗り、
越後湯沢のトンネルを越えると、そこは雨でした。
分水嶺を越え、川の流れる方向が違うのを確認しているうちに、
燕三条の駅に着きました。

小雨の中、株式会社相田合同工場社長の相田聡社長と合流し、
「鍛冶道場」と「相田合同工場」を見学させていただき、
プレゼンテーション会場の三条ロイヤルホテルに
チェックインしたのは16時でした。

「鍛冶道場」
http://www.ginzado.ne.jp/~avec/kajidojyo/index.html
「相田合同工場」
http://www.kuwaya.com/index.html

「鍛冶道場」では、和釘作りを体験させていただきました。
20年に一度行われる伊勢神宮式年遷宮。
2012年の遷宮で使われる和釘は、すべて三条市のものだそうです。

「相田合同工場」は、鍬や鋤などの農機具を製造販売されています。
工場は鍛冶屋さんのイメージ通りで暗くて暑いけれど、
郷愁を誘うものがありました。
工場だけでなく、フリクションプレス(!)を自在に操り、
軟鉄の厚板を鍬の形に整えていく75歳の先代社長と
証券会社に勤めていた跡継ぎという親子関係も含めて、
中小企業の典型を見させていただきました。

会場の三条ロイヤルホテルは、三条市のメインストリートにあり、
16時にチェックインして、会場設営を済ませ、
18時の集合時間まで少し時間があったので、街をすこしだけ散策しました。

昔ながらの町屋造りの商店街はシャッター商店街で、
ほとんど人通りもありませんでしたが、一本奥の筋に入ると
そこは昭和のネオン街。繁栄の名残を残していました。

18時半からのセミナーは、「デザイナー活用法セミナー」と銘打ち、
地場の中小企業とデザイナーのマッチングを目的に、
8名のデザイナーが各自10分程度の自己紹介をするという内容でした。
三条工業会17社19名、三条市商工課、三条商工会議所、
デザイナーの総勢30名を超える出席者があり、会場はほぼ満席でした。

質疑応答で、デザインフィーに対する質問があり、
わかりやすい料金体系が求められていることがわかりました。

デザイナーを含め20数名が参加した名刺交換・懇親会も、
にぎやかに進行しました。

何名かの企業の方と話をして、やはり、デザインの必要性を感じていながら、
デザイナーをどう活用すればいいのか、
その費用対効果をどう考えればいいのか、
という部分に不安を抱えているのではないか、
だから、デザイナーと付き合う一歩が踏み出せないのではないか、
そんな印象を持ちました。

デザイナー側からも、もっと歩み寄る姿勢を見せなければならないのだと思います。

このような試みを、盛んに行い、解決策を見つけていくことが
今、求められているのだろうと感じました。

(木全 賢)

自己紹介(井上和世)

【 コンサルタント日記 】

10月5日のこのブログに、弊社代表が書いておりましたが、
今月より、各担当者がリレー方式でブログを書く事となりました。

私は、今年4月より取締役を任命されました、井上和世です。
名前を見て「おやっ!」と思われた方もいらっしゃると思いますが、
弊社・木全と、『中小企業のデザイン戦略』を共同執筆させて頂きました。

また、「デザイン界の町医者」を名乗り、
「絵に描いたモチを食える餅に、食える餅を売れる餅に…」で有名?な
ネオデザインの代表でもあります。

その本の中でも書いてありますが、ビートップツーにて縁を作って頂き
3年程前より、国内中小企業さんのみならず、中国の広東省を中心とした、
ものづくりのデザイン及びコンサルタントをするようになりました。

この記念すべき私の第一回目のブログは、中国の会社で書いております。
本日は、もやがかかっていますが、晴天でとても気持ちの良い一日です。
亜熱帯と熱帯にまたがるこちら広東省も、
10月に入り、過ごしやすい季節となりました。

今回の出張はもちろん仕事ですが、中国の営業主任の結婚披露宴があり、
それに参加する為でもあります。
詳細は、次回のブログにてご報告出来ればと思っておりますが、
今後も、中国レポートを交えながら、散文を書いていきたいと思っております。
先ずは、第一回目は自己紹介とさせて頂きました。

上の写真は、私がコンサルタントをしている、中国・トンガンの会社です。
小高い丘に、南欧風3階建ての住宅が点在しており、
その中の2棟をオフィスとして使っています。


(井上和世)

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筆者紹介

【 コンサルタント日記 】

『美しい色のある街』─色を楽しむカラーガイド─ という冊子が、
「公共の色彩を考える会」から発刊された。
40名を超えるボランティア執筆者の中に交じって、
私も、「アジアの街角」と題して一編書いた。

そして「筆者」紹介欄に、(株)ビートップツー代表取締役、
石川県かほく市生まれ、
金沢美術工芸大学産業美術工業デザイン卒業、と記した。

今回から、弊社の当ブログも、この本に習って本名で書くことにした。
弊社のブログをアーカイブで見返してみると、
2002年の1月から、約10年、毎回(K.K.)とサインを入れ、
タイトルも、「コンサルタント日記」「デザインの基礎知識」
「今週のオススメ」「気になるキーワード」「気になるデザイン」
「職務経歴書講座」「転職コラム」と、あれこれと、
飽きもせずに書いてきたものだと我ながら思う。

「気になるキーワード」などは、自分が理解できないときは辞書を引き、
時には、仲間に教えてもらいながら綴ったもので、
川崎市地域雇用創造推進協議会の人材育成事業の一環として、
福祉ものづくり学科「ユニバーサルデザイン」講座で
テキストの一部として役立たせてもらった。役得である。

この写真は、自己紹介のご挨拶がわり。
先日、プロに近い写真好きな友から、
「いい写真ですね、A4ぐらいに引き伸ばして会社に飾っておいたら」
などとおだてられたので、自慢半分で「希望の朝」と題して
今日は、掲載させて頂くことにした。
いくつになっても、友人に褒められると嬉しいものだ。

(喜多謙一)

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このブログについて

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