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2010年03月 アーカイブ

2010年03月31日

情報とアイデア

昨日、第86回かわさきデザインフォーラムで、
『私のビジネス創造、デザイン人生』と題する講演を聴いた。
講師は、元デザイナーで実業家、共同開発有限公司の会長であり、
(株)環境技研の社長、佐藤勝義氏。
氏は、日本・台湾・中国を行き来しながらビジネスを展開、
典型的な、「走りながら考え、考えながら走る」タイプ、
行動派のビジネスマンである。

その講演の中から、氏のユニークな情報の読み方をご紹介したい。
例えば、毎日の新聞を読みながら、気になる記事を見つけると、
「自分ならどうするか」と自問自答し、時にはアイデアスケッチするなど、
「情報とアイデア」の組み合わせを 日々試みているという。
その合間に、思いついたら携帯電話で部下に色々と調べるよう指示し、
情報の幅の広さと奥行きを自分流に確かなものにしている。

この日課が、自社商品として、携帯用心電計「ハートメモリー」の商品化と
日本市場での販売、そして福祉分野への進出にも貢献し、
氏の健康で元気なビジネスを形成しているのだろう。
「情報とアイデア」――自問自答する毎日に学びたい。

(K.K.)


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2010年03月29日

センサーライト

先日、友人の家に泊めてもらったときのこと。
夜、洗面に立つとき、廊下の電気が自動的に点灯するのが
実に便利だと実感したので、わが家のリニュアールの一環として、
階段に2個、センサーライトを取り付けた。

コンセントに差し込むだけで、近づくとパッと自動点灯するから、
スイッチの位置を探す必要もない。
もちろん、高輝度白色LED使用、ランプ交換不要とあり、
コンセントに差しておけば、停電時にも自動点灯し、
3時間ほどもつとあるから便利だ。災害時に役立つ。

誰が初めて考え出したかは知らないが、災害時に役立つという発想は、
阪神大震災などの後に生まれている。
いかに、震災体験等が、商品企画の貴重なアイデア源泉になるか
ということを、改めて知った。
災害から学ぶことも含め、アイデアの源泉はどこにでもあり、
やはり観察力が大事だということだ。

(K.K.)


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2010年03月25日

シリコン・バレー

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「シリコン・バレー」です。


【意味】

米国・サンフランシスコ郊外の盆地帯であるサノゼ地区のことを指す。
この地域には、著名な半導体メーカーであるインテル社を始め、
半導体メーカーが多数集まっているため、
半導体の材料であるシリコン(ケイ素)の名を冠して、
シリコン・バレーと呼ばれるようになった。
半導体メーカー以外にも、コンピュータメーカー、ソフトウエアメーカー等が
数多く存在している。


【ひと言】

米マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ会長が、東芝と組んで
次世代原子炉の開発に乗り出すという、ビッグなニュースがあった。
同氏の勝利の方程式は、「問題が大きければ大きいほど、利益は大きい」
というシリコン・バレーのベンチャー投資家たちの信念と重なる。
ゲイツ氏、企業家魂健在。

(K.K.)


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2010年03月24日

広報マンのマニラ便り

フィルピンのマニラ出張から帰った、広報マン・Kさんから、
出張中に撮ったというデジカメ写真を見せてもらった。

その中に、ジャトロファ(Jatropha)という、聞きなれない植物の写真があった。
今、バイオ燃料の救世主として注目を浴びているという。
その油は非食用のため、現在のバイオ燃料の主要油である、
菜種、大豆、パーム、ヒマワリなどとの競合がないからだ。
その栽培現場の写真を交えた報告であるから、説得力があった。
マニラから300キロ離れた地域で栽培されているという。

その地方の、貧しい農村地帯の子供達のごみ収集・分別作業の写真などは、
日本の戦後の姿を見ているようで、心が痛んだが、この地域で
ジャトロファ栽培が成功すれば、子供達が豊かになるそうだ。
是非成功して欲しいと思った。

世界中で、地球温暖化が重要視され、各国は化石燃料の消費を抑制し、
二酸化炭素排出量を減らそうというプロジェクトの一環として、
バイオ燃料の利用にも取り組んでいる。
そのことを広報マンのKさんは、新聞記者のように取材し、マスコミに流すという。
デザイナー出身でありながら、このような形で重要なプロジェクトに参加しているKさん。
その仲間たちも含め、まだまだ日本人も捨てたものではないと、
彼の話にいたく感動した。

(K.K.)


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2010年03月23日

技と匠の世界

先日、コンサルタント日記でご紹介した、名古屋の蕎麦打ち名人
(元・工業デザイナー)の技を見てください。

写真を見ても分からなくても普通。
分かる人は専門家だろうから、100人に1人だろう。

この手さばきで、蕎麦の麺の太さを調節しているのだ。
人間の技というのは、実に奥深い。
角度を変えることにより、麺の太さを決めるのだ。
お蕎麦類は、鋭角で、2ミリ幅ぐらいで細く切り、
きしめんのような幅広いものは、鈍角でセットし、垂直に切り落とす。
そのさじ加減が、時には神業にも見える「隠し技」である。

そのコツを知れば、職人さんの真似事ぐらいは、素人でも出来る。
器用なデザイナーならではの再就職として最適?
いやいや、匠の世界は、そんなに甘くはないだろう。

(K.K.)


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2010年03月18日

『マインドマップ』

『マインドマップ』
木全 賢、松岡克政 共著
発行:PHP新書 (定価:800円 +税)


脳の構造に基づいて提唱された図解表現技法、マインドマップ。
アイデア発想や思考の整理に絶大な効果を発揮するため、
ビジネス・教育の現場で広がりを見せている。
その中でも、本書で紹介するデザイナーのマインドマップには、
一線を画するものがある。
見た目の美しさは頭の混乱を整理し、
モチベーションアップに繋がるのだと断言。

本書は、「デザイン思考とマインドマップは同じだ」という、
著者・木全の一言から始まった。
そのとき、松岡(共著者)は、ホワイトボードのマインドマップに
「デザイン」「マインドマップ」「第1人者」と書いた。
と、「おわりに」ある。
デザイナー諸氏には、一読をオススメする。

(K.K.)


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2010年03月17日

コアコンピタンス

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「コアコンピタンス(core competence)」です。


【意味】

自社の得意な競争分野。
あるいは、その分野に自社資源を集中する経営手法。


【ひと言】

ゲイリー・ハメルとC.K.プラハードが、
ハーバード・ビジネスレビューVol.68(1990年)へ共同で寄稿した
「The Core Competence of the Corporation」の中で登場し、
その後、広められた概念である。
「顧客に特定の利益をもたらす技術、スキル、ノウハウの集合である」
と説明されている。
具体例として自動車産業が取り上げられ、ホンダにおけるエンジン技術
(芝刈り機や除雪機から自動車までコア技術を幅広く展開)や、
フォード買収前のボルボにおける安全技術などが取り上げられている。
(以上、フレッシュアイペディアより引用)

企業に限らず、ビジネスマン、デザイナーにも当てはまるかもしれない。
あなたの核となるスキル、「コアコンピタンス」は何だろうか。

(K.K.)


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2010年03月16日

老舗のデザインポリシー

楽器の老舗メーカーY社が、銀座にホールを構えて半世紀が経った。
今年、ビルを新築し、そのオープンにあたっては、
様々なイベントが行われていた。

中でも、Y社デザイン研究所の「Yamaha Design Masterworks展」
(デザイン歴史展)は、ユニークで、すばらしく、見応えがあった。
新旧デザインを並べながら、技術とデザイン
(Technology, Form, Performance)の共生を見せてくれていた。
Y社のデザインポリシーが脈々と引き継がれ、
守られているのを実感できるように展示され、
デザイン研究所スタッフの丁寧な説明も良く、
私のような音感の悪い身にも、よく理解できた。
百聞は一見に如かずとは、このことをいうのだろう。

若い時、少しだけ楽器のデザインを齧ったことがあり、
何百年も続く楽器のデザインのモデルチェンジ、
マイナーチェンジの難しさを少しは知っているだけに、
この企業のデザイン研究に賭ける努力は賞賛に値すると思った。

時代と共に音楽も変わり、ライフスタイルも変わり、
それを背景にしながら、楽器も常に変化し、進化している。
地味に見える楽器にも、微妙な変化が求められ、研究されている。
その“努力展”とも見てとれた。

(K.K.)


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2010年03月15日

駅弁パッケージ

先日、名古屋駅で、「旅の花ことば」というキャッチコピーと、
値段も安いのに惹かれ、駅弁を買ってみた。

パッケージの表も裏も、眺めていると食欲が湧くような
仕掛けになっている。
その余韻が残っている間に頂いたが、
値段相応、味は思ったほどでもなかった。
しかし、加齢の我が身には、量が少なめで、ちょうどよく、
お茶代わりのビールと共に、東京までの1時間半ばかりを
楽しむことができた。
駅弁のパッケージも、時には、新聞や雑誌のような
時間つぶしの役割を担うこともあるのを知った。

ところで、コンビニでは、2週間動かない商品は失格で、
すぐに新しいパッケージに置き換えるらしいが、
駅弁も、毎日の売り上げ状況によっては、
パッケージのモデルチェンジが頻繁にあるのだろうか。
売れるパッケージデザイナーが、ここでも求められる。
キャッチコピーも大事だから、コピーライターの出番もある。
駅弁の勝負は、パッケージデザインに負うところも大だろう。
そう思うと、デザイナー冥利に尽きる。

(K.K.)


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2010年03月10日

ツイッター

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「ツイッター(Twitter)」です。


【意味】

主に一行程度の短い文章を書き込む雑記張スタイルの
コミュニティサイト。2006年3月に米国で始まった。
ブログより敷居が低く、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)より
気楽に交流が出来るのが特徴。
マイクロブログ、ミニブログともいう。


【ひと言】

ツイッター利用者、1年で急増という新聞や雑誌の記事を見ると、
自分で始めないにしても、何かしら気になるからおかしなものだ。
1月にも、鳩山由紀夫首相も利用を開始、
4月からは、ツイッターを主題にしたテレビドラマも放送される予定とか。
映像を見ながら、ツイッターで投稿できるサービスもあるらしい。
この、かなり早い動きには、要注意。

(K.K.)


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2010年03月09日

デザイナーの定年

デザイナーには、定年はあるのだろうかと考えることがある。
インハウスデザイナーは、60歳で定年が多いだろうが、
フリーデザイナーは、わが道を行くスタイルで、
60歳を過ぎても、デザイン界では活躍している。

先日、名古屋の友人夫妻が、泊り込みで遊びに来た。
彼も、インハウスデザイナーで、60歳定年組。
専門は、プロダクトデザインだ。
近くのコンビニの駐車場まで迎えに出たが、
二人乗りのスポーツカーで現れたのには驚いた。
まるで20代の恋人同士といった趣のドライブ姿には驚いた。
奥さんとは、25年ぶりの再会、積もる話は夜遅くまで続いた。

翌日の昼食は、彼の蕎麦打ちを披露してもらい、ご馳走になった。
蕎麦粉はもちろん、薬味から水まで、すべての道具を
スポーツカーに積み込み、名古屋から持って来てくれたのだ。
近くに住む知人も呼んだので、計5人前を2時間程かけての労作である。

その蕎麦打ちを見ていて、作り立てが一番美味しいことも実感した。
その味は、昔の田舎のおばあさんの、ぬくもりある蕎麦の味と、
どこか似ているのである。
手に職がある、おばあさんの伝統ある味がそこにあった。
伝統ある蕎麦打ちにチャレンジした彼の顔は、
現役時代のプロダクトデザイナーの生き生きした顔になっていた。
ものづくりの顔である。

やはり、デザイナーには定年が無い。
私は、そう思いたい。

(K.K.)


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2010年03月08日

モデルチェンジ

普段、多くのデザイナーの方々と面談しているが、
特に、グラフィックデザイナーとの面談は、こちらも少し緊張する。
なぜかというと、部屋のカレンダーや時計、掛けてある絵を
それとなく、デザイナーの目で評価され、話題に上ることがあるからだ。

今年は、建築関係の友人にもらった、宮沢賢治のカレンダーをかけてあり、
特に珍しいらしく、「面白い」「いいですね」と、話題になることが多い。

こうした各社のカレンダーのように、毎年、何かしらデザインを変えて
配られるものもあれば、このウィスキーラベルのように、
いつも同じデザインのものもある(写真参照)。

モデルチェンジがないと、グラフィックデザイナーの仕事が無いことになり、
マイナーチェンジだけでは食べてゆけない。
ウィスキーのように、表示と味覚の関係ができているものは微妙で、
下手にモデルチェンジすると、味も違うと思われ、お客を失いかねない。

そういう意味で、味覚を扱う、食品・飲料業界のデザインは非常に難しく、
ここにも、高度な感性が求められる。
デザイナーも、五感を鍛えておきたい所以は、こんなところにもある。

(K.K.)


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2010年03月04日

アイソタイプ

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「アイソタイプ」です。


【意味】
アイソタイプ
ISOTYPE
(International System Of Typographic Picture Education)

世界共通の絵文字のこと。

トイレの表示や駅の表示が世界共通なら、
海外に行っても心配がない。
オリンピックや万博にはアイソタイプは必須である。


【ひと言】

アルファベットの普及より、アイソタイプの確立の方が、
大勢の人にメリットがある。
オリンピックのマークのように、いつの間にか、
世界に広まったマークもある。
アイソタイプ普及の世界にも、デザイナーの出番がある。

(K.K.)


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2010年03月02日

「デザインで世界を変える」

先日、川崎和男講演会『デザインで世界を変える』にて、
久しぶりに、元気なデザインに接し、興奮した。

デザインディレクターであり、医学博士でもある彼が、
名古屋市立大学から、大阪大学大学院に移って久しい。
その間、彼は「デザインで世界を変える Peace-Keeping Design(PKD)」
運動を継続し、この講演会では、その骨子の説明と、彼がデザインした
数々の製品発表があった。

彼の事を書き出すと長くなるので割愛するが、
彼は、デザインディレクターとして、伝統工芸品から
メガネやコンピュータ、ロボット、原子力エネルギー、
人口臓器、先端医療……と、多様な分野で活躍し、
Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれている。

デザインの持つ「理想を具体的に目に見える形で提案する力」を
最大限に活用し、プロジェクトでは、紛争地域における問題、衛生問題、
貧困問題、感染症問題、環境問題など、地球規模の解決困難な課題に
取り組んでいるのは凄い。
例えば、感染症問題解決のため、「ワクチン接種のデザインシステム」を提案し、
実践を目指していて、ワクチン接種に関する全プロセスについての
包括提案を行っている。
彼は、講演の中で、Ideaは思いつき、Thinkは思い込み、Designは思いやりだと言い、
Peace-Keeping Design運動にますます力を注ぐと述べていた。

彼には脱帽のみである。健康を祈る。

(K.K.)


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2010年03月01日

フルーツトマトジュース

口コミで、フルーツトマトジュースを買った。

「フルーツトマトのおいしさそのままに、
 無添加のぜいたくなジュースです。
 こくと甘みがありながら、さわやかな味わいを、
 自信を持っておすすめいたします。」

とあり、冷やして飲んでよし、お料理にも
幅広くお楽しみいただけますと、
農家の家族写真が添えられ、住所や電話番号、
メールアドレスまで詳しく入っている。

この手の商品は、お金をかけて宣伝できないので、
広く市場に知らせることが出来ない。
以前は、口コミしかなかったが、今はネット販売が全盛。
だが、作る量が少ないと、ネットにも載せられない、
ニッチな商品だけに、ラベルにその苦労がにじみ出ている。
何かしら親戚の農家のように思えて、美味しく頂いた。

(K.K.)


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