2009年11月アーカイブ

くるみ・ぎんなん割り

【 気になるデザイン 】

私の故郷・北陸の友人から、散歩しながら集めたという、貴重なくるみを頂いた。
「どうぞ、金沢を想い、味わってください。」と記してあった。

いつもは、くるみを金槌で叩き割り、子供達と遊びながら食べることが多かったが、
今回は、便利小物「くるみ・ぎんなん割り」を買ってみた。

取り扱い説明書には、
 「殻の固いクルミ(鬼ぐるみ、野グルミ等)の場合、
  フライパンなどで口が開くまで煎ってください」
 「ぎんなんを割る際は、ぎんなんの殻がひび割れする程度に
  力を加減してください。強く握りますとぎんなんが粉々になります」
と書いてあった。

今回は、事前に煎ることなく、私の力だけで割れないものかと試みたが、
全く刃がたたなかったので、説明書きに従うことにした。
さすがに、自然の野グルミは、便利グッズをも寄せ付けないほど硬いものであった。
リスなどは、これを齧るというから、かなりの歯なのだろうと、
そんなところにも思いを馳せ、ただただ感心しきりだった。
普段、注意書きが過保護すぎやしないかと思うことが多いが、
今回は、説明書きのおかげで、無理をせずにすんだ。

商品企画、発売元は、刃物で有名な新潟県三条市。
そして、こちらも製造は、「MADE IN CHINA」であった。

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(2)

【 コンサルタント日記 】

次に、森繁さんの「食文化考」。
一つのお膳に、懐石風に9種類もの品が出てくると、
さて、何から口にするか?
森繁さんとて、しばし考える。その様子も面白い。
映画『社長太平記』や『駅前旅館』の、あの温厚な顔で、
一通り、目で楽しんだ後に、静かに決断するのである。

近代デザインの生みの親、ドイツのワルター・グロピウスが、
日本食の色彩の組み合わせ、そのデザインやレイアウトに
いたく感動したという話のごとく、
森繁さんも、目でかなりの部分を堪能し、お酒の注文に入る。
この品には、赤ワイン、こちらの品には日本酒が合うと、
9品それぞれに敬意を払って、9種のお酒をチョイスするのには驚いた。

そして一品づつ、目や舌で味わいながら、箸を、杯を重ねるのは、
まるで映画の中の” 森繁社長“さんそのものだ。
9種類の懐石料理に四つに取り組んでいるがごとくの食べぶりには、
年齢を感じさせない迫力があった。

それが、森繁さん93歳の誕生日の前の日だったことを、
今でも印象深く覚えている。

(つづく)

(K.K.)


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R&D投資額

【 気になるキーワード 】

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「R&D投資額」です。

【意味】

R&Dは、research and development の略。
企業の研究開発への取り組みを示す投資金額。


【ひと言】

トヨタ自動車が、2008年の研究開発(R&D)投資額で
世界一となったことが欧州連合(EU)の欧州委員会の
調査で明らかになった。(約1兆200億円)
昨年首位の米マイクロソフト社を抜いた。
本田も11位に入るなど、上位50社では、日本企業が13社を占め、
景気低迷下でも将来の収益力強化に備える日本企業の
投資意欲は底堅く、相対的に存在感を高めた。
(日本経済新聞 2009年11月17日付より抜粋)

日本の産業界での明るいニュースのひとつ。

(K.K.)


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森繁久弥さんにセンスを学ぶ(1)

【 コンサルタント日記 】

戦後の映画、演劇を牽引、大衆芸能の分野で初の文化勲章を受賞した、
俳優の森繁久弥さんが11月10日、老衰のため亡くなった。96歳。合掌。

銀座にある大手広告代理店・社主のOさんに推挙され、入会した、
とある会の長老が、何と、森繁久弥さんだった。
大正生まれの人達で作った、伝統ある銀座のこの会も、
昭和、平成になり、「そろそろ、昭和生まれを入れないと継続できない」
と、そのような訳で入会を許された会である。

伝統ある会とは、何をする会だろうと思っていた私は、
参加した初日、ただ、おいしいものを頂き、楽しい時間を過ごすという、
すこぶる単純な会だと分かり、大いに気に入った。
それが、2004年の夏のことだった。
ビジネスも何も関係ない会で、年に2、3回、幹事持ち回りで日時を決め、
時間がある人が参加するという、単純明快な「食事会」。
それ以来、時間があるときに参加させてもらった。

3年ほど前の5月、森繁さん93歳の誕生日前日、その会が銀座であった。
当日は、懐石料理の伝統ある店。
偶然、私の横が、森繁さんのお手伝いさん、そして森繁さんの席順であり、
森繁さんの食べっぷりが、すべて覗ける席に興奮を覚え、
原稿用紙3枚は取材したい!と、不謹慎にも盗み目を続けた私は、
森繁さんのセンスに、改めて感動した。

まず、ファッション。
新鮮で若々しい、黄緑のネクタイと紫のジャケットは、すこぶるセンスがいい。
つい、お手伝いさんに「誰が選んだのですか」と聞く。
「先生ですよ。先生が全部決められるのですよ。」と聞くにおよび、
そのセンスに頭が下がった。
さすが、映画、演劇会の重鎮だと、その時、改めて思ったものだ。

(つづく)

(K.K.)


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携帯ストラップ

【 気になるデザイン 】

このところ、電波の入りにくいところに出張することが多く、
携帯電話の性能を疑っていた。
自宅は、少し高台にあり、以前の携帯電話では、電波が届かないこともあり、
不便はしていたが、土日は携帯を使わない主義で通していた。

ところが、北京や上海の友人達たちは、日本とは祝祭日が違うこともあり、
こちらが休みで自宅にいても、電話がかかってくることがある。
いつでも留守電という訳にもいかず、人並みに携帯電話を毎日使うことに決め、
各社からモデルを借りて、自分の行動範囲内でテストを試みた。

その結果は、D社が合格。
これを機に、ストラップも新しくした。
今までも、ワンタッチクリップ付のものを愛用していたので、
売り場で、余裕の最伸長約90センチというものを購入、使い出した。

使用説明書の中に、アドレス等、電話機に登録した各種メモリーは、
何らかの原因によって消失することがあり、弊社では責任を負いかねます、と
小さく書かれていた。
ストラップに、メモリーの消失原因を求めるユーザーがいるのか、
この手の商品でも、注意事項が多すぎるようで、
これも社会を反映しているのだろうかと、少々疑問に思った。

(K.K.)


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『おいしい水彩帖』

【 今週のオススメ 】

『おいしい水彩帖』
井上智陽 著
発行:廣済堂あかつき株式会社 (定価:1,400円 +税)


著者は、鎌倉の食べ物案内書で有名なイラストレーターで、
私の娘婿の友人でもあり、懇意にしてもらっている。

「筆1本ではじめる楽食スケッチ」という副題からも分かるとおり、
その彼が、絵の入門書として描いたものが本書で、
「おいしいものに出会ったら、その姿を残しておきたい」
「ぱくっとひとくち。味がわかると「描きたい」気持ちがもっと高まります。」
といった切り口から、スイーツ、ケーキ類の描き方を
素人にもわかりやすく解説している。

まずは真似から始めてくださいとの言葉通り、スケッチ入門書としてオススメ。

(K.K.)


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循環社会を楽しむ

【 コンサルタント日記 】

私の趣味の日曜大工も、天井まで備え付けの本箱を
完成させるところまできて、自己満足と楽しみを満喫している。

ところが、本を整理してみて、いかに読みもしない本が多いか気付いた。
ここで思い切って処分することに決め、新書や文庫本を
手に持てる分だけ選び、古本屋に、40-50冊持参した。
その買取り価格は、なんと510円。
捨てるようなものを持参したのだから、ありがたく思えという常識と、
少し安すぎたのでは…と、反省に似たものがこみ上げてくる。

その足で、大型電気店を覗く。
決算大バーゲンコーナーで、DVDマルチメディア英語教材が目に入る。
通常9,240円のものが、赤札500円。
パッケージを見ると、イディオムの例として、「carry out=実行する」と
載っている。それでは!と自ら「実行」。購入した。
全くの衝動買いだ。

こうして、古本が、DVD教材に生まれ変わっただけなのに、
なにか、落ちつかない気がする。
我が身とて、時代の鼓動を意識しながらも、やはり古本には郷愁があり、
DVDには、まだまだ馴染めないのかもしれない。

しかし、この機会にチャレンジし、循環社会を楽しむことにした。
本日、その英語教材のインストール初日。
いつまで続くか、自分でも見ものである。

(K.K.)


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七五三の境内にて

【 気になるデザイン 】

秋晴れには、子供の着物も良く似合う。
この土日、鎌倉の鶴岡八幡宮は、沢山の七五三祝いの人出で、賑わいを見せていた。
中でも人気があるのは、お面売り場だ。

キャラクター好きな子供達は、好きなものを見つけると動かない。
ついつい財布の紐を緩めるのはおじいちゃん、おばあちゃんだ。

聞くところによると、同じお面でも、安ければ200円ぐらいから、
高くなると600円、800円と、場所により、流通による違いがあるそうだ。
ここ鎌倉の境内は、皆、800円均一だった。

境内の売り場も、最近は品揃えの新鮮さなども要求されているのだろう。
人だかりする売り場がある一方、見向きもされない屋台もあり、
昨今の不景気風を吹き飛ばすようなアイデアが求められているように、私には映った。

観光地でも、お土産屋さんのデザインには、冴えないものが多いが、
境内の売り場も、今ひとつだ。
こんなところにも、デザイナーの出番がありそうだ。

(K.K.)


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ナノテクノロジー [nanotechnology]

【 気になるキーワード 】

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「ナノテクノロジー」です。

【意味】

10億分の1メートルというような極細な単位で加工・計測を行う超精密技術。
半導体や機械加工、生物や医学分野への応用を目指している。


【ひと言】

新たなロボット技術やナノテクノロジーが、
ネクスト文化基盤になっていく。
要注意ワード。

(K.K.)


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中国のデザイン(7)

【 コンサルタント日記 】

私の感じた生の中国、中国のデザイン・シリーズの7回目。

『中国は、「文化の大砂漠」と言われる。なぜそうなったのか。
その大きな理由の一つは、実は、中国自身の歴史にある。
中国の歴史上、王朝の交替に伴う動乱や内戦がしばしば発生し、
経済的、文化的財産の蓄積を台無しにしてしまう。
それは当然、中国における文化の全面的発達を阻害する
大きな要因となっているだろう。
特に文化というソフトウエアは、一度破壊されてしまうと、
なかなか修復できないものである。
もうひとつの原因は、中国の伝統的政治制度にある。
二千数百年間にわたる皇帝専制政治の下で、
朝廷に仕える官僚となるのは、知識人に許される唯一の生きる道である。
そのため、政治権力から独立した文化人や知識人のいる場所はないのである。』
(中国問題評論家、石平(シー・ピン)氏 『これが本当の中国 33のツボ』より抜粋)

以前のブログで、
「中国5000年の歴史に支えられた工業デザインは、いかにあるべきか」
と、学会で大上段から学説を述べる先生方のことを書いたが、
石平氏よると、中国で生まれたもので、現段階で世界中に広がっているのは、
せいぜい珍味佳肴(ちんみかこう)の中華料理くらいであるという。
さらに、昔も今も、中国という国は、決して「世界の文化大国」でも何でもないのである、
と痛烈である。

何はともあれ、隣国の歴史も「他山の石」として、21世紀のデザインはどうあるべきか、
共に考えるのが、我々の使命だろう。

(K.K.)


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