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バランスという課題

中国のデザイン系大学は、約450校あり、毎年の卒業者数は約10万人。
そのほとんどが、国公立の総合大学だ。
デザイン専攻は、総合大学のなかの芸術学部、美術学部、理工学部、
教育学部、工学部などに属している。

なお、美術の単科大学は少なく、10校に満たない。
また、中国の短大、専門学校のほとんどが私立で、
そのデータが得られなかったが、何千人かは卒業していると
中国の大学事情に詳しいS氏より教わった。

一方、日本のデザイン系大学・専門学校は、約110校あり、
毎年の卒業者数は、1万人を超えている。

日中を単純に比較してみると、中国の大学数は日本の4倍、
卒業生は、10倍も出ていることになる。
人口13億人の中国であるから、毎年の卒業者数が
10万人でも不思議ではない。
しかし、プロダクトデザイン系で見る限り、主な就職先はメーカーだが、
そのメーカーが、卒業生に見合った数だけあるかというと、今はない。
10万人卒業しても、その1~2割しか、デザインの職に就けない
というのが実情のようだ。

医者と患者の数が、バランスがとれていないと、問題を起こすように、
メーカーとデザイナーの数は、バランスが取れていないと
「失業」ということになる。

日中両国とも、そうしたバランスを考えるのは、
今後の国家行政の大きな課題でもあろう。

(K.K.)


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2009年04月07日 11:02に投稿されたエントリーのページです。

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