2009年2月アーカイブ

北京のデザイン教育事情

【 コンサルタント日記 】

36歳の北京のビジネスマンと、日本のデザイン関係者との
ミーティングに参加する機会があった。
彼が、一番興味を示したのは、日本の先端デジタルデザイン事情だ。
それを中国に紹介したいとのことで、すでに北京で、
そうした特殊な専門学校を設立し、人材育成のために動いているという。

主だった北京の会社から、多くの求人があるそうだ。
世界的な経済危機の中でも、中国は驚異的な発展国なのだ。
インターネットユーザーは、2億5,000万人、
携帯利用者は、5億4,000万人。
「日本のような国が13個あると思えばいい」と友人が教えてくれた。
そう言われても、簡単には理解できないが、
現実に上記の数字を見ただけでも、凄い国であることは確かだ。

上記の北京の彼は言う。
大学を出ても、実務経験がないと、企業では勤まらない。
この専門学校では、高度な技術をマスターし、実務経験も積めるようにし、
即、企業で役立つ人材を養成するという。
日本からも、優秀な実務経験者を、先生として迎えたいと
彼は抱負を語ってくれた。

日本のバリバリの35歳のプロダクトデザイナーと会った時など、
彼は、「同世代でがんばろう」と握手し、目が輝いていたのは印象的だった。

(K.K.)


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特大ちりとり

【 気になるデザイン 】

掃き込み口が広く、ゴミがとりやすい「特大ちりとり」。
水も、500ccまで集めることができる。
水をまいた後、水溜りが出来ることがあり、
水取りとちりとり、両方に使えるのは便利だ。
その他、ほうきを立て掛けるホルダーや、
ゴミばさみを収納できるホルダーも付いている。
「MADE IN JAPAN」だ。

日用雑貨のデザインにも、常にアイデアが付加され、
便利なものになっているのには感心する。
日本の雑貨デザイナーの層の厚みが増しているのだろうが、
この特大ちりとりの場合、デザインが少々古く感じるのはなぜだろう。
木製だった時代のちりとりの形に似ているからか?
それが、惜しまれる。

今後は、思い切って、斬新なアイデアを盛り込み、使い勝手を見直し、
樹脂の特性を活かした形状を考えていけば、もっと良くなると思う。

雑貨デザインにも、新風を期待したい。

(K.K.)


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『日本で一番大切にしたい会社』

【 今週のオススメ 】

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『日本で一番大切にしたい会社』
坂本光司著
発行:株式会社あき出版(定価:1470円 税込)


「現場での中小企業研究や、がんばる中小企業を支援すること」を
モットーとする著者が、全国6,000社を取材した中から記した書。

最初に登場する、川崎市の「日本理化学工業株式会社」を、
私は、実際に訪れたことがあるだけに、感銘深く読んだ。
『障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい』と、
社員の7割が障害者という構成で50年。
継続は力なり。
日本でも、こんなすばらしい会社があることを再認識した。
ぜひ一読を。

(K.K.)


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コラボレーション [collaboration]

【 気になるキーワード 】

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「コラボレーション」です。

【意味】

共同作業。共同製作。また、企業どうしの共同開発などにもいう。


【ひと言】

現代美術の分野に限らず、最近は、音楽などの著作物をはじめ、
ブランド同士や、ショップと雑誌など、様々な分野の共同企画などを
表す言葉として用いられている。

グッド・デザインは、エンジニアとデザイナーの
すばらしいコラボレーションから生まれる。
日頃のコミュニケーションや、
異なる視点から受け取る刺激を大事にしたい。

(K.K.)


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「先用後利」

【 コンサルタント日記 】

昨日の夕刊トップ記事は、
『GDPマイナス12.7%』 『輸出落ち込み最悪』 『輸出頼み反動深刻』…etc.
こんな記事を見るたびに、ふと私の心に浮かぶ「商法」がある。
300年の歴史を持つ、『富山の薬売り』である。

少し長くなるが、以下に、その簡単な歴史を参照してみた。

『薬売りは元々は現金商いであった。

当時では、現代のように交通網が管理されておらず、
当然見知らぬ遠国では、代金の回収困難だからであるのだが、
当時の庶民にとっては、いつ、どのような薬を使う事になるか
分からない状態で、数多くある種類の薬を買い、
常備しておくことは、経済的に不可能に近かった。

…が、しかし、幾度と通う事により、薬売りと顧客の間に
信頼関係が生まれていくのだった。
そこで、売薬りは思ったのである。

「1回だけの取引ではなく、幾度と訪問するのだ。
 とりあえずいくつかの薬を渡して、次に来たときに
 代金を受け取っても遅くはない」

これが「先用後利」の元になるのである。
この考えは、継続的な取引をする薬売りにとっては、
非常に理想的商法であり、薬売りには
永続的な商いを保証することになる。
(中略)
先用後利という制度は、売薬りと顧客との長い付き合いと
信用があって初めてできる事。
(中略)
販売網は不動のものとなり、
その後も取引が絶えることはなかったのである。
「後利」とは、その時だけでなく、
未来における利益も意味していたのかもしれない。
今なお、この商法は続いている。』

(Webサイト「富山の薬の歴史」より抜粋)


デザインに置き換えて考えるなら、
デザイナーとユーザーの長い付き合いと信用を作ること。
それは、先行投資、先行デザインをどれだけ溜め込めるかということになる。
マイナス面の解説は、評論家に任せておき、
デザイナーは常に一歩、いや半歩でも先を歩きたい。

先行デザインに取り組むこと、そこ気概こそが、本当のデザイナーだろう。
不況風を吹き飛ばすのも、デザイナーだ。

(K.K.)


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チョコレートが届く日

【 気になるデザイン 】

今年のバレンタイン・デーは、土曜日ということで、
会社などで渡される、いわゆる「義理チョコ」需要は減ったのだろう。
しかし、私にとって、今年のバレンタイン・デーは、
お休みでもチョコが届く、何とも便利な国に住んでいるものだと、
改めて感心する日となった。

友人が、クール宅急便で送ってくれた、
「ANNIVERSAIRE OMOTESANDO」と、書かれてたパッケージ。

文字通り、表参道にあるショップのものだが、
彼女は、ネットショッピングで注文し、配達日指定して贈ってくれたものだ。
そして、支払いは、ネットバンキングで。

東京・表参道まで行かなくとも、いまや、パソコンや携帯電話だけで、
ギフトが贈れるのである。
改めて、その便利さに感心するとともに、
いろいろなことを考えさせてくれるバレンタインデーにも感謝した。

(K.K.)


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『ポトスライムの舟』

【 今週のオススメ 】

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『ポトスライムの舟』
津村記久子著
発行:文芸春秋(定価:770円 税込)


「派遣世代」の新しい文学誕生!
29歳大卒、工場勤務、手取りは13万8千円。
それでも明日はやって来る──。

こう銘打たれた芥川賞受賞作品だ。
ちなみに、「ポトスライム」という聞きなれない言葉は、観葉植物の名前。

『ポトスライムの舟』は、途中までしか読んでいないが、
芥川賞選考委員各氏による、選評は読んだ。
選評には、賛成、反対が入り混じり、全員賛成でなくとも、
多数決で選ばれるようだ。面白い。

時間がない人は、この選評だけでも立ち読みされることをオススメする。

(K.K.)


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パフォーマンス [performance]

【 気になるキーワード 】

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「パフォーマンス」です。

【意味】

1) (義務などの)遂行、実行、

2) 上演、演奏、興業; 演技; 芸能の(テストなどの)できばえ、成績

3) (機械などの)性能; (人の)遂行能力


【ひと言】

「パフォーマンス・アート」といえば、ダンス・音楽・絵・彫刻などの
芸術表現形式を組み合わせた、舞台上演方法などをいうが、
「パフォーマンス・カー」といえば、高性能車という意味になる。
使い方に工夫したい言葉だ。

(K.K.)


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ボルボの広報マンに学ぶ

【 コンサルタント日記 】

先日、川崎市が開催している「デザインフォーラム」で、
『スウェーデンの社会とボルボのデザイン』と題した、
ボルボ・カーズ・ジャパンの広報、赤堀淳氏の講演を聴いた。

まず始めに、氏は、
1)スウェーデン四方山話
 (スウェーデンの人口、有名人、食べ物など)
2)ボルボについて
 (ボルボの始まり、安全性、三点式シートベルトの発明など)
3)ボルボとモダン
 (スカンジナビア・デザインなど)
について、起承転結よろしく、映像を使いながら、
誰にでも分かるようにプレゼンされていたのには感心した。

「スウェーデン」という国について、
その人口さえも、意外と知らないであろう聴衆を意識してのプレゼンは、
いろいろなデザインセミナーの中でも、秀逸の出来であった。

「デザイン」と題してはいるが、デザインに偏ることなく、
ボルボ・ジャパンを代表し、PRに徹した広報マンとしての
ストーリー展開だったからだろうが、何といっても、
「デザインをわかりやすく語り、デザインファンを作る」
という姿勢を、彼に学びたいと思った。

(K.K.)


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教育たんぼの米

【 気になるデザイン 】

パッケージには、『これから農業を担う、若い力が育みました』とある。
秋田県の農業高校で、授業の一環として作られた米らしい。

裏面には、
『お客様のご意見をお聞かせください。
 このお米に対するお客様の率直なご意見を頂戴し、
 生徒さんに、消費者の生の声として伝え、
 少しでも稲作後継者育成のお手伝いになればと考えています』
と書かれ、販売会社の住所が入っている。

ここで、疑問が生じる。
秋田の高校が直接、「お客様の率直なご意見を頂戴したい」と
なぜ書けないのだろう。なぜ、販売会社が窓口なのか。

流通の問題があるにしろ、業者任せで、市場調査は出来るのだろうか。
高校生自らの手で、市場調査も行う。それでこそ生の声だ。
そのあたりを、なぜ高校で教えないのか?

『教育たんぼの米』というネーミングを眺めながら、
何が教育なのかと思った。
葉書やアンケート用紙一枚入っていないのも気になった。

(K.K.)


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キャリアアップ [和製英語 career + up]

【 気になるキーワード 】

最近、よく聞くキーワード、
気になる、気にしたいキーワードをご紹介します。
今日は、「キャリアアップ」です。

【意味】

1) より高い専門的知識や能力を身につけること。
   経歴を高くすること。

2) 高い地位や高給職への転職


【ひと言】

キャリアというのは、経歴、経験。
「豊富なキャリアの選手」というように使う。

「キャリアアップ」は、和製英語。
英語では、
「develop one's career (career development)」
もしくは、
「improve one's career」
といったところだろう。

career の語源は、「競走するための道路」。
そこから「道に沿って進むこと」「生涯」の意が生まれた。
まさに、キャリアアップ、転職は、人生そのものなのかもしれない。

(K.K.)


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3年後を考えていますか

【 コンサルタント日記 】

上海で働くK君と久しぶりに会った。
彼の中国でのビジネス生活も12年になるというから、
話すこと、ひと言、ひと言、非常に重みがある。

印象深かった話の一つは、中国人は、「3年後、5年後、
君は何をしている?」と真剣に聞いてくるし、
彼らは、その答えを用意しているというのである。
まさに、米国人とそっくりだと、彼は言う。

さらに、彼らは、会社人間ではなく、職業人間を目指しているから、
キャリアアップすることのみ頭にあり、給料アップさえあれば、
何処へでも行くというのである。
農耕民族でなく、狩猟民族だとも言い切る。
それが、隣国・中国の素顔であり、現実だと付け加えた。

さて、我々日本人は、どこまで未来を考えているか?
2年間で短大を卒業して就職するのか、さらに4年まで大学に進むのか、
大学院まで行くのか、そういったことも決められない学生が多いと、
大学の講師をしている友人が嘆くのも、一理あると思った。
不景気だとか、リストラ、派遣切りなどの環境に振り回されること無く、
「わが道をゆく」スタイルを、どうして取れないのか。

失敗したら、いつでもやり直せる若さは、大きな財産だ。
その若さをフルに活かす人生を選ぶのも、君たちの特権だと、
友人の話を聞きながら思った。

(K.K.)


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折込鋸

【 気になるデザイン 】

動物の冬眠の季節は、庭木や果樹など、植物の剪定の季節でもあると
昔、教わったことがある。
そこで、一念発起、ホームセンターで、安くて、丈夫そうで、
格好の良い鋸を探してみた。

「格好良い」ことが、なぜ条件なのかというと、何処の売り場でも、
鋸の切れ味を試すことが出来ないから、
見た目で決めるしかないのである。
機能重視のこうした商品でも、やはりデザインは大事なのだ。

こうした道具類は、常に、当りハズレが多いのだが、
安いからか、文句を言う人をあまり見たことが無い。
私も、この日、購入したのは、980円のものである。
よく見ると、MADE IN TAIWANとあり、
久しぶりに台湾製のデザインを見つけたという興味もあり、使うことにした。


年に一度の剪定は、果物で言えば、実をつける枝を残すか、
切り捨てるかの大事な作業。
思い切って、枝を切る。
今回は、切れ味の良さに感心した。「当り」だった。
ついつい切りすぎたぐらいで、樹木に「ゴメンナサイ」と、
「にわか庭師」は反省しきりの日曜日だった。

(K.K.)


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