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2008年05月 アーカイブ

2008年05月28日

(35)数字が読めるデザイン ~作品集の編集(2)~

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第35回目は、番外編:作品集についてです。

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転職をまだ考えていなくとも、デザイナーであれば、
日頃から、自分の作品集をまとめておいて欲しい。

時間が経つと、アイデアスケッチなどの資料が無くなるし、
デザインプロセスがあいまいになり、
後でまとめるのは大変な労力がいるからだ。

そこで、プロジェクト毎に、A4で2枚にまとめることを勧めたい。
1枚目には、アイデアスケッチ、ラフスケッチ、モデル図面、仕様など列記する。
もちろん、大日程は明記する。

2枚目には、製品化した写真(カタログ写真可)や、記者発表資料、
販売価格・販売時期など、データを明記する。
半年後や一年後の売れ行きが分かれば明示しておくと、
数字が読めるデザインに一歩近づく。

プロダクトデザインの場合、例えば自動車などは、車種によっては
2~3年かかるものがあるから、後からだと、あいまいになりやすい。
日頃から、いずれまとめるのだと決めて、その都度、必要な資料を
A4の封筒に入れておくだけでも、ずいぶん助かる。       

後で、こうした資料を使って、数字が読めるデザイン資料を
1~2点作っておくと、面接者はみてくれるし、転職には有利だ。

(K.K.)


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2008年05月27日

健康維持3原則

先日、何年ぶりかで人間ドック入りした。
その折、待合室で一枚の色紙に目が留まった。

「健康がすべてでない
 しかし健康がなければすべてはない」
(北村和夫 2004年盛夏)

健康維持の3原則は、「運動」「栄養」「休養」とされている。
この3つがうまく組み合わさって、バランスよく健康が維持できる。
どれか一つ欠けても、微妙なバランスが崩れてしまう。

そんな危うさの中で、私たちの健康は維持されているのだが、
どうしても残業のしすぎで、そのバランスが崩れ、
体を壊し、病院に入ったりしてから、
弊社に転職の相談に来られる方も増えている。

デザインという納期のあるもの、締め切りのあるものは、
残業が多くなってしまう面があるのも事実。
そこで「休養」が後回しになってしまったりする。

「健康がなければすべてはない」という色紙の言葉は、
私には、とても重く感じられた。

デザイナーも、健康維持の3原則を忘れたら、悲劇が待っている。
良い仕事をするためにも、肝に銘じておいて欲しい。

(K.K.)


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2008年05月26日

健康器具

何に見えますか? 浮き輪?
ヒントは、手の平で使うものです。

実は、大きさが直径7センチ、重さが35グラム。
正解は、握力を鍛える健康器具です。
ルーツは、手の平でクルミを転がす「胡桃運動」でしょうか。

メタボだ何だと、健康に関心が高まっている人も多いでしょう。
この手の健康グッズに注目すると、いろんなものが出ていますから、
「デザイン脳の体操」と「健康」、両方を兼ねて、手にとってみてください。

(K.K.)


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2008年05月23日

上海の求人

「上海で働けるデザイナーはいませんか」と、
昨日の朝、求人のお電話をいただいた。

海外で働くという求人は稀なことで、少し詳しく条件を聞いた。
グラフィックデザイナーで、販促関係の経験者、30歳代、
男女不問、日本人であること。
日本製の消費財を中国で販売する会社の販促にたずさわるとか。

ちょうど午後から、上海から来る友人と会うことを思い出し、
聞いてみますと言って、電話を切った。
その日は偶然、朝も昼も上海関連の話になったわけで、
やはり中国はお隣の国、身近な国なのだと再認識した。

午後から会った上海の友人は、30代前半。
上海で起業して5年目になり、すばらしく逞しい事業家になっていた。
彼曰く、上海では、社長の年齢は関係なく、いい仕事をしていたら、
企業の大小を問わず、どこからでも仕事が来るというのだ。
中でも、彼のデザインフィーの考え方、明朗会計が、
クライアントに喜ばれるということだった。

先回のブログにも書いたが、彼を見ていると、
「若い時の苦労は買ってでもしろ」という意味が
現実のものとして見えてくる。
同席していたもう一人の旧友は、彼の成長振りを見ながら、
人生後半、彼に天から大きな贈り物が届くよ、と励ましていた。

ところで、この求人に興味を持った方、
夢の実現のために、上海で働いてみませんか。

(K.K.)


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2008年05月21日

苦労は買うもの?

「若い時の苦労は買ってでもしろ」ということわざをご存知だろうか。

若い時の苦労は、将来必ず良い結果をもたらすから、
避けたり、弱音を吐いたりせず、自分から進んで苦労するがよい、
という教えだ。

そういう意味で、デザインの学校を出たものの、
生産技術部門や機械設計、流通に配属されながら、
辛抱強く現場を見たことが、血となり肉となった、
著名な3人のデザイナーのことを紹介したい。

A氏は、鍋、釜の生産技術部門にて、
B氏は、ステンレスの機械設計部門にて、それぞれ辛抱し、
C氏は、不幸にして交通事故に遭うという不運に見舞われた。

彼らは、それぞれを天が与えた苦労と受けとめ、
辛抱強く何事にも耐えながら、転機を見出し、
転職するなどしながら自分の道を切り開き、
そして今日があるという意味で、努力の人達だ。

3年や5年、デザインではない別部門で基礎教育を受け、
再度、デザイン部門で活躍するようになることは、
長い目で見れば、確実に糧になるし、重要なことだ。

デザイン部門で働けないことを嘆くばかりでなく、
「苦労を買う」という逆転の発想もあることを忘れないように。

(K.K.)


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2008年05月20日

インターフェイスの難しさ

先日、電動自転車を友人に貸したところ、
ライトのスイッチが分からず、無灯で歩いて帰ったと言われ、驚いた。

これが、その電動自転車の操作部だ。

ただ、「ライト」というボタンを押せばいいだけなのだが、
表示の深読みをしたのか、「点灯」という表示部分を押したらしい。
大きな文字で、見やすいと思える表示板でも、
間違えることがあるから、この手のデザインは難しい。


「ライト」の部分は、押しボタンで、スイッチになっているが、
「点灯」の部分は、ライトがついていますよ、という、
パイロット表示になっているのが、誤解の元だ。

さらに悪いことに、左横の「切、入、強」の表示と、
ライト機能表示との混同もあり、簡単な表示でも
意外と分かりづらくなってしまうという例だ。

まだまだ、デザイナーのデザイン力に期待したい分野だ。

(K.K.)


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2008年05月19日

目利きとインキュベーション 

『今の時代、何でもあり過ぎて、世の中はおかしくなってきている。
 若者には全然、信念がない、筋が通ったものがないと言われて久しい。
 会社の中ではどうかというと、デザイン畑の管理職には、
 信念があるかと問われると、イマイチだ。』
これは、往年の親しい友人の弁だ。

彼によると、デザインの良し悪しを判断できる、目利きの管理職は
今や皆無に近いという。
今は、デザインの良し悪しよりも、ただ売れればいいと、
利益率を優先してデザインを決めているというのには驚いた。

例えば、若者とインキュベーションし、製品開発しても、
目利きのデザイン管理職がいないと、何一つ良い物が世に出せないというのだ。
自社のものは認めるが、外部のデザインの良さを
認めないというのが問題らしい。

そう言われてみると、各社とも似たようなものばかり作っており、
我々、買う側も、ブランドで決めているようなところがある。

若者に信念の有る無しを問う前に、目利きが出来ないデザイン管理職は
もう要らない時期に来ていることを、企業人は気がつくべきだろう。
考えさせられた友人の言葉であった。

(K.K.)


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2008年05月16日

デザイナー必見!の映画

「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド(原題:There Will Be Blood)」

ゴールデンウィークに封切られた話題の映画。
英国の名優、ダニエル・デイ=ルイスは、本作の演技で、
2回目のアカデミー賞受賞している。

20世紀初頭のカリフォルニアを舞台に、一介の山師から、
石油採掘によって富と権力を手に入れた鉱山労働者の
破滅的な人生を暴きだしている作品。
鮮烈な映像と、斬新な音楽はすごい。

時には、こうしたパイオニア魂に触れてみたい。
デザイナー必見。
有楽町「シャンテシネ2」ほかで上映中。

(K.K.)


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2008年05月14日

伝統工芸振興の課題

定年を待たずに会社をやめ、地方の伝統工芸振興に携わる人や、
大学の先生に鞍替えする友人が増えている。
いいことだと思う。

先日も、地方の伝統工芸品の新製品発表会に招かれて、
彼らの仕事振りを見させてもらった。

会社で培ったノウハウを応用できる点では、経験が活かせるようだが、
実際のところ、伝統工芸品を家電製品のように、
そのまま日常に使用する家庭は、そうそう見当たらない。
そのため、「100年後までも使える」という高邁な思想の商品開発だけに、
そのコストは、一桁違っているのには驚いた。
単純に、誰が買うのだろうと首を傾げたのは、私だけではあるまい。
技術のPRだと割り切って見てもらうにも、遊びが多いように思った。

確かに、伝統工芸や民芸品と称されるものは、
以前は日常的に使われた用具であったし、生活の必需品であった。
しかし、今、伝統工芸品というものの価値を、アートにまで引き上げ、
コストアップしていては、日常から遠ざかること間違いない。

100円ショップをとやかく言う前に、伝統工芸品でも、
日常生活に密着した新商品でないと見向きもされないことだけは確かだ。

伝統工芸振興に携わる人の奮起が試される、そんな時代に入っている。

(K.K.)


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2008年05月13日

『はしのおけいこ』

箸を正しく持つための練習具。
「はじめてはしを持つお子様も楽しく練習できます」とある。

ステップ1では、はしに、「おや指器具」と「くすり指器具」をはめこみ、
写真のように、上下に動かす練習。
ステップ2では、「くすり指器具」を外して練習。
ステップ3では、器具をすべて外して、いよいよ本番。
という三段階だそうだ。

昔は、初めから普通の箸を持たされ、
両親から食事毎に、手をとって教えられたものだが、
こんな道具を使うようになると、親は教えることが無くなる。
考えさせられる道具である。

むしろ、外国人向けにバイリンガル表示があれば、
日本のお土産にいいかもしれない。

とにかく、いろいろな意味で気になる道具だ。

(K.K.)


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2008年05月12日

趣味や資格、そして本業

友人のデザイナー仲間には、趣味人が多い。
ソムリエ資格を持ち、デザイン事務所を経営している人もいる。

その友人の招きで、ソムリエ仲間での試飲会を見学する機会があった。
何年もののワインか、アルコール度数は、その醸造産地は、など、
いろいろな角度からテイストする訳だから、全部は飲まないが、
こちらは、見学の身だからフリーだ。
新製品開発の企画も兼ねていたから、ワインに合う料理も考えられていて、
まるで高級ホテルでの食事のようで、堪能した。

もちろん私は、ワインの分別は、途中から分からなくなったが、
プロのコメントを聞くと、納得するものがあり、
ソムリエなど、何かしら資格を持っている人は、やはりすごいと思った。

もちろん、味は一番大切だが、新製品開発には、容器デザインも欠かせない。
様々な参考品を見ながら、仕様を考え、この新製品に合うものを
デザインしてゆくわけだから、デザイナーは酔っているわけにはいかない。

真剣に、皆の参考意見を聞きながら、テイスティングをしつつ、
頭の中でスケッチを進めてゆくのだ。
資格は身を助けるいい例だと、趣味人のデザイナーをうらやましく思った。

(K.K.)


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2008年05月09日

『戦略的な人の超速★思考術』 

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『戦略的な人の超速★思考術』 
西村克己著
中経出版 中経文庫 (本体514円+税)

「仕事が速い人は、皆ロジカルだった!
知恵1グラムと汗1リットル。
あなたはどちらを武器にしますか?
がむしゃらにがんばるだけでは、かえって的外れの努力が増えてしまいます。
今は体より先に「知恵」を使う時代。」

論理的な考え方を身につけて、
仕事のスピードをあげようという本。
発想のスピードをあげるノウハウなどが紹介されています。

時にはハウツーものも、一読をおすすめします。

(K.K.)


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2008年05月08日

ボールペンの替芯

使い捨て時代の産物の一つが、安いボールペンだ。
かくいう私も、ボールペンの芯の入れ替えなど、
長い間、思いつかなかった。
しかし、最近のエコブームもあり、芯を入れ替えてみようと、
売り場で替芯を探すことにした。

私のような客も多いらしく、売場には、各メーカーの
替芯の探し方が、パネルで明示されている。

ところが、手元のボールペンを見ながら、
探せども、探せども、分からない。

下の写真のように、過剰なデザインの過剰な包装で、
しっかりと包まれているので、中味が見えづらく、
長さや、芯の太さ、インクの色などの判別が難しいのだ。

そこで、近くにいた女性店員に尋ねたが、彼女にも分からず、
男性店員を呼んだのだが、良く分からない。
私は、諦めかけたが、彼女は、今度は売り場の主任さんを呼んで来た。

さすが主任さん!…と思いきや、彼も見当がつかないらしく、
メーカーの分厚いカタログを取り出し、
どのタイプの替芯かを探すが、やはり分からない。
とうとう彼は、携帯電話でメーカーに問い合わせてくれ、
やっとのことで、この替芯にたどり着いた。

この50円の買い物に、店員3人、実に20分以上かかった。
よくよく見ると、「適合商品」の表記の中に、商品名が書いてあったのだが、
小さな文字だし、透明な過剰包装紙が邪魔して
誰も見つけることが出来なかったのだ。

例えば、適合商品別に、動物のマークでも付けて判別しやすくするなど、
工夫していかないと、今後は売り場においてもらえないことになるだろう。

ここでも、ユニバーサルデザインを実現して欲しいと思った出来事だった。

(K.K.)


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2008年05月07日

インキュベーション

『企画提案力のあるデザイナーに
中国より日本へものづくりのご提案』
という、
インキュベーションビジネスを呼びかけている、
日本人の元デザイナーがいる。

企画提案力があれば、独立事業型のプロジェクトをつくり、
川上から川下まで、いわゆる新製品開発から販売まで、
一緒にやろうという訳である。

彼も元デザイナーであるが、今は商社マンも兼ね、
日本、台湾、中国、とものづくり一筋に活躍している経営者である。
100円ショップから大手量販店までの販売ルートを確保しているから、
面白い商品なら世に出せるというのが、彼の売りであり、
彼の30年のキャリアが、その実績を示している。

以前、北京モーターショウの時も書いたが、
自動車も、中国では基幹産業化し、
考えようによっては、ものづくりの大半が、
中国やインドに移行することは歴史が教えてくれている。

我々日本人は、企画提案力や知恵を駆使して、
グローバルに生きるべき国民なのだと、彼に教えられることが多い。

企画提案力のあるデザイナーよ、この指とまれ!
と、彼の呼びかけを代弁しておく。

詳しい問い合わせは弊社にどうぞ。


注)インキュベーションビジネス [Incubation Business]

生まれたばかりのベンチャー企業が独立できるまでの間、
必要な支援を与える事業。[IB]とも。

(K.K.)


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