2008年1月アーカイブ

デザイン振興にかける川崎市

【 コンサルタント日記 】

モノづくり・デザイン日本を語るとき、忘れてならないのは
川崎市のデザイン振興運動だ。

昨日も「第19回デザインフェア」が、
かながわサイエンスパークのKSPホールで開催され、
「かわさき産業デザインコンペ2007」公開審査会や、
日産「マーチのカラー戦略とカラーデザインの思い」
という特別講演が行われた。

その後の交流会で、安部川崎市長から
「かわさきブランドをつくり、世におくりだしたい」という
熱い想いをお聞きし、行政の取り組み方に感心した。

平成元年から、毎年デザインフェアを開催し
市民と共にデザイン振興を続け、
コンペ作品から「かわさきブランド」を生み出している。
まさに、「継続は力なり」を地で行っている川崎市。
私自身、神奈川県民だが、川崎市民でないだけに、
つい川崎市をうらやましく思った。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

『Social Innovation Design』

【 今週のオススメ 】

「Social Innovation Design」 紺野 登編
発行:日本経済新聞出版社
定価:2,400円+税

レイモンド・ローウェイ「口紅から機関車まで」の日本版
――日立でデザイン50年物語


著者によると、ソニーや松下電器が、
消費者を魅了するためのコミュニケーションや
広告宣伝を目的に、
積極的にデザインを取り入れたのと異なり、
日立のデザインは、一貫してモノづくりや、技術研究開発、
とりわけイノベーションとの結びつきを強めて発展してきた。
その生い立ちからしてユニークだという。

一読をおすすめ。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

女性企業家パワー

【 気になるデザイン 】

世界遺産・アンコールワットを擁する、
カンボジアの地方都市・シェムアップ。
この町で、年間1億5千万円を売り上げる企業を
経営する日本人女性がいる。
約60人の現地スタッフを雇い入れ、
アンコールワットをかたどったクッキーを製造・販売する
小島幸子さん(35歳)だ。

先日、タイを訪れたツアーの最後に、
お茶を飲みに訪れ、その盛況ぶりに驚いた。
隣国・タイで、シルクの有名ブランドを作り上げた、
デザイナーのジム・トンプソンのカンボジア版だ。

彼女は、この街の日本語教師を経て観光ガイドを務め、
観光客から「食べ物のお土産は」と聞かれたことをきっかけに
趣味を生かしたクッキー作りを思いついた。

アンコールワットをかたどったクッキーなどを商品開発し、
事業を軌道に乗せ、「原材料は地元産、経営は日本流」を貫き、
ほとんど洋菓子の無かった同国で、新たな名物を生み出した。

政情不安が続く発展途上の地で、
地元を潤す企業精神を発揮している。
女性企業家パワーに脱帽。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

己を見つめる視線を

【 コンサルタント日記 】

『某国内有名家電メーカーの面接試験問題で、
「iPodを倒すにはどうすれば良いか?」
新卒者にこのような質問をしなくてはならないほど、
そのメーカーは打倒iPodに燃えていたようだ。
ジョブス復帰後のアップル社の就職面接では、
以下のような質問があったそうである。
「アップル社の強さはどこにあると思うか?」
この2つの質問を比べてみると、
前者は他社を気にする視線、
後者には己を見つめる視線が、それぞれ感じられる。』
(大谷和利著「iPodをつくった男」アスキー新書より抜粋)

面接試験問題も時代を反映してか、過激な質問が出てくるようになった。
自分なら、どのような答えが出せたか自問自答してみると、背筋が寒くなる。

米フォーチュン誌が選んだ2007年のNo.1経営者、スティーブ・ジョブスの
経営者としての手腕そのものが、アップル社の強さなのだから、
「彼を倒すにはどうすれば良いか?」という愚問になるからだ。

もうそろそろ、他社を気にする視線よりも、己を見つめる視線の方に
路線変更する時代に入るべきと思った。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

専門を絞り込む

【 転職コラム 】

このところの各社の求人状況を見ていると、
「何でもこなせるデザイナー」は敬遠される傾向にある。
特に、経験年数5年を超えると、専門の世界で活躍できる人を求めてくる。

どちらかというと、デザイナーは、身の回りの小さなデザインから、
自動車のような大きなものまで、一度はトライしたい夢を持つものだが、
現実は、専門家集団で製品化し、企業間の熾烈な争いに耐え得る
ものづくりデザイナーが求められている。
夢も大事だが、現実の実態も考えておかないといけない。

従って、ある時期に転職分野を決め、何をやりたいかの専門を絞り込み、
その道のエキスパートとして生きる覚悟が出来ると、道が開けてくる。
そうすれば、職務経歴書もはっきり書けるし、
求人側にもストレートにわかってもらえるはずだ。

どうしても、専門を絞りきれない時は、ゆっくりする時間をとり、
問題解決に向けて時間をかけ、
先輩や友人にアドバイスをもらう慎重さも必要だ。

転職に、あわてることは禁物だ。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

ブランド力

【 気になるデザイン 】

1951年、米国視察から帰国した松下幸之助は、
羽田空国に降り立つやいなや、
「これからはデザインや」と叫び、
千葉大学工業部意匠学科講師の真野善一を引き抜いて
デザイン部門の前身「宣伝部意匠課」を設立した。

松下電器のデザイン部門は、
わが国初のインハウス(社内)デザイン部門であり、
その歴史そのものである。

会社が、「松下」「ナショナル」「パナソニック」など、
多岐にわたって使いこなしてきたブランドを
この10月に「パナソニックに」統一するという。
ソニーやサムソンのように、
統一のブランドで国際社会に貢献したいということだろう。

歴史ある会社だけに「誰が鈴を付けるか」という
インナーでの葛藤はあっただろうが、
時代は、分りやすいブランドを求めており、
会社としてブランド力再構築という意味でのトップの英断とみた。

いかに、ブランド力が国際社会で必要かを意味している。
統一された「Panasonic」の書体を含め、
今後のブランド力構築に賭ける、
大手デザイン部門の戦略を見守りたい。

(K.K.)

%E3%83%93%E3%82%B6%E5%86%99%E7%9C%9F%20080115%20002.jpg

(28)出張レポートを参考に

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第28回目は、「出張レポートを参考に」です。

----------------------------------------------------------------

職務経歴書を書くということは、誰でも気が重くなる。
まして、提出期日が迫ってくると逃げ出したくもなるだろう。

辞書によると、『経歴』とは、「専門的技能を要する職業についていること」
とあるから、デザインの世界が長ければ長いだけ、専門知識が多く、
書くことが多岐にわたるからまとめ難いものだ。

ここで少し見方を変えて、いつも仕事で提出している出張報告書や
デザインレポートの類と同じと割り切ってみると、スムースに書けるかもしれない。

・初めに、なぜ出張したかの全体像を書き、
・何をやってきたかを短いキーワードで綴り、
・今後どうすべきかを書く
という要領で職務経歴書を書いてみるのだ。

志望先が明確であれば、志望動機の内容をシャープに示し、
デザインレポート類で学んだ、事業提案書(案)等を添付すると、
より具体的になり、求人先の担当者の目に留まることが多い。

ここで大事なことは、デザイン用語でまくし立てるのでなく、
平易な言葉で書くことだ。人事担当者に伝わらなければ意味がない。

どうしても書ききれなければ、もう一つキーワードを立て、
さらに事業提案書(案)を付け加えるなど試みてみよう。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

2008年の年賀状に思う

【 コンサルタント日記 】

忘れかけていた友人から年賀状が届くと、
しばし懐かしく思うから、年賀状は辞めないという友がいる。

一方、年賀状もメールで十分、写真から近況報告まででき、
これぞ文明の利器の出番だというメール愛好者もいる。

私はというと、あいまいで、友人によって使い分けている。
年賀状を頂いたら、できるだけ年賀状でお返しし、
メールの場合は、メールでお返事を出すといった具合だ。

今年は、年賀状で3通ほど、忘れかけていた若い友人から、
うれしい便りがあった。
就職、結婚と順調な船出ができたとの報告から、ベビー誕生、
中には、昨年末の某所忘年会で偶然お会いした若い友人から
「数分でもお話できて良かった」という一言が添えられたものまで。

メールでは、書初めではないが、自身の「傑作」という書を添付して
送ってくれた友人もあった。
ただ、私はこの添付ファイルが開けられず、
新年早々、パソコンの達人にSOSして開き方を教わった。
無事プリントアウトし、しばし鑑賞してから、コメントを書き、
私の正月の近況写真を添付して礼状とした。
こういうのも、その人らしい、いいメールであり、賀状だと思った。

考えてみると、今や年賀状にも表現手段が沢山あるわけだから、
アイデア次第でいかようにでもなる。
少し知恵を出して届けるべきと改めて思った。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

日本国旗

【 気になるデザイン 】

明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、読者の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

昨年の暮れ、新年を迎えようとする東京・銀座の街並みを
一枚撮りました。

%EF%BC%90%EF%BC%97%EF%BC%91%EF%BC%92%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E6%85%8E%20166.jpg

日本国旗が飾られているのが、私には、何か新鮮に映り、
来る年を迎える銀座の装いは、日本国旗を飾ることに
尽きるのだろうなとも思いました。

日常では、あまりお目にかからなくなった日本国旗。
淋しい限りですが、正月恒例「箱根駅伝」の街頭応援団は
日の丸を手にしていましたので、少しホッとしました。

それに比べると、米国の大統領予備選では、
どの候補もほとんど、星条旗の前でのスピーチですから、
国旗の使い方には、かなり文化の違いがありますね。

今年は北京オリンピック。
日本のメダル獲得数などの予想を、新聞が書きたてていましたが、
その時にしか日本国旗にお目にかかれないとしたら、
日の丸を背負う選手のプレッシャーは気の毒にも思います。

このあたりで、日本国旗の使い方を再考したいものだと思いました。

(K.K.)


デザイナー転職紹介、人材紹介、求人募集のビートップツー

このブログについて

デザイナーの転職紹介を行う
株式会社ビートップツー
運営するブログです。

月別 アーカイブ