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2007年10月 アーカイブ

2007年10月31日

来年はどんな年になるのだろう?

先日、サンフランシスコで行われた、世界インダストリアルデザイン会議に
出席した友人から、サンフランシスコ市内には、乞食があふれていたのが
印象的だったという、意外なことを聞いた。

また、久しぶりに故郷である長崎郊外を訪れた別の友人は、
コンビニがいたるところにできていて、びっくりしたと言う。
今や日本はコンビニ天国になったのではと、彼も意外なことで驚いていた。

10月末ともなると、今年も残すは2ヶ月、「来年はどんな年になるのだろう?」と考える。
この二人の友人の旅の感想は、私にはかなり「……納得!」というものだった。
つまり、乞食が多くなった米国は、すべてに混乱しているのだろうと想像がつく。

そして、コンビニ天国・日本は、便利さを求めて、しばらくは走り続けるのだろうが、
ヒットしない、売れない商品は、2週間で店内から抹殺されるという
流通の現状を聞かされているだけに、商品寿命も一層縮まっていくのだろうか。
それは、デザイナーの出番が多くなることなのか、それとも少なくなるのか、
混沌としてきていることだけは確かなようだ。
これを、「流通革命」と人は呼ぶらしいが、一人の消費者にとってはどうでもいいこと。
食品であれば、安全第一で供給して欲しいのが本音だろう。

「来年はどんな年になるのだろう?」と考えながら、
「来年はどんな年にしたいのか」我が身の問題でもあることに気がついた。

(K.K.)


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2007年10月30日

韓国デザイナーのスキル

今、韓国製デジタルラジオレコーダーを使っている。
取扱説明書には、
「まず、モード設定ボタンを押して電源を入れます。
 ※ON/OFFのボタンはありません」
とある。

本体背面に表示があると書いてあるので、よく見ると、
アールがかかっているところに、1ミリ程の文字が印刷されているので見難い。
表示としては良くないが、全体のフォルムとしてバランスよく出来ている。

ラジオの録音・再生の機能付きで、軽く、適切な価格であれば売れるだろう。
一見すると、わが国のS社や、N社の製品にも見える。
韓国デザイナーのスキルもここまで上がってきていることを実感した。

先日の夕刊には、人材各社が韓国人技術者を日本の製造業に派遣する、とある。
もちろん、その中にはデザイナーの派遣も含まれているだろう。
そうなると、韓国デザイナーは、就職・転職の面でも、我々日本人デザイナーの
競争相手になってくるのだろうか。

国際化の一断面を見るようで、我々もウカウカしていると、就職できないことになる。
韓国デザイナーのスキルアップは、日本と中国にはさまれて、
生き延びる手段が「デザイン」だという国策にあるという。
デザイナーも、世界を相手に戦う時代に突入したのだ。
厳しいとも言えるが、考え様によっては、刺激的でやりがいのある職業ではないか。

(K.K.)


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2007年10月25日

(24)会社機密保持

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第24回目は、「会社機密保持」です。

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転職を考えたら、まずは職歴はまとめておかないと先には進めない。
以下に、デザイナーの職務経歴書作成のポイントをいくつか挙げてみた。

1) 資料は日ごろから整理整頓しておく
2) 応募先企業と求人内容に合わせて、上記の資料を再編集する
3) コンサルタントに見てもらう
4) 解説等で使う言葉は、デザイン用語に片寄らない
5) 新しいプレゼン手法をひとつ採り入れる
6) 機密保持を考慮し、会社の情報を多く入れない

その他、この「職務経歴書講座」シリーズでいろいろ書いているので、
このブログのアーカイブも参考にして頂きたい。

この中で、今回ポイントとしたいのは、6)の「機密保持」についてだ。
個人情報保護法が施行されてから、個人情報には神経を使っている人も多いが、
会社の情報も守られるべきで、やたらと前職・現職でのデザイン作品を
作品集に入れて、社外に持ち出してはいけないことぐらいは常識だ。

求人側は、前職・現職の会社情報を欲しいのでなく、
応募者のスキルを見たいだけであるから、気をつけたい。

求人側は、デザイナーの機密保持能力・意識をも見ていることを忘れないで欲しい。
職務経歴書は、特に会社の情報について、気をつけて編集したい。

(K.K.)


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2007年10月24日

(23)表現方法は自由

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第23回目は、「表現方法は自由」です。

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先日、「東京モーターショウ07」の先行公開のことを書いたが、
そうした市場調査報告の表現方法も、多彩に選べる時代になった。

例えば、その先行公開の模様を映像に収め、iPodなどに取り入れて、
その場の雰囲気を映し出し、後で見てもらってもいい。
デザイナーの表現方法の選択肢が、これほど広くなった時代はない。

こうした最新の機器を使わない手はない。
例えば、GUIが専門であれば、自分の作品をこの手の機器で編集、
職務経歴書のプレゼンに使ってもいいだろう。

表現というのは、デザイナーのアイデア次第でどうにでもなる。
このあたりを真剣に考え、既成概念にとらわれることなく、
自由に表現して行くのも、デザイナーの特権だ。

そのくらいの自由な気持ちで、職務経歴書の作成に当たって欲しい。

(K.K.)


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2007年10月23日

外から見た日本

スペイン在住40年近い日本人画家の個展を新宿で見て、
その後、彼と軽く飲んだ。
そのときに彼から、日本には今でも、芸術には「自由がないのではないか」
という意外な言葉を聞いた。

日展や院展という組織の中での芸術は、芸術家の個性を殺さないと
入選すら出来ない、と彼は言う。
先生の教えに従わないといけない、いわゆる流派に属さないと
芸術作品として認めてもらえない、そんな小さな世界が嫌で、
スペインにいるのだと言う。

スペインは、ピカソをはじめ、いろいろな芸術家を生んだだけに、
芸術に関する自由度がすばらしいとも、彼は付け加えていた。

外から見た日本は、芸術家も政治家も皆、派閥で動いるように見え、
全く自由がない、一人歩きすらできない国と映っているらしい。
半分本当だろうが、半分はそうではないよと言おうとしたが、
すぐに反発する言葉が見つからず、そのまま別れた。

後日、デザインの世界でも、自由がない、個性すら出せない、
どんぐりの背比べ的な商品づくりを続けていると、
やがて世界から見放されるし、彼の指摘を謙虚に受け止めるべきと思った。

そして、「グローバル」という言葉を、
もう一度よく噛みしめてみたいとも考えている。

(K.K.)


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2007年10月22日

地味な電子辞書

若者の読書、活字離れが言われて久しい。
そんな彼らは、辞書を手にすることも少ない。

まして今や、わざわざ電子辞書を持ち歩かなくとも、
携帯電話やパソコンで調べることが出来るから、何も不自由しない。

それなら、電子辞書は「絶滅」しかかっているのだろうと店頭を覗くと、
予想外にも、かなり新製品が出ているのに驚く。
(写真参照。右は1,000円代)

1,000円代のものから50,000円以上するものまであり、
購買層が広いことがうかがえる。
種類も、百科事典的なものから、漢字や俳句辞書のみというものもある。
最近は、ボケ防止に最適と謳う辞書もあるとかで、
地味な商品戦略合戦が行われている世界でもある。
商品にも寿命があるし、電子辞書も、もう20年以上の歴史があり、
成熟期を迎えているのだろう。

電子という名のつく、この世界のデザインは、
デザイナーにとっては、アイデアの宝庫だ。
地味な電子辞書の世界も、時には覗くことを勧めたい。

(K.K.)


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2007年10月17日

食わず嫌いは損をする

デザイナーからゴルファーに転向したという人の話を聞いたことがないし、
ゴルファーからデザイナーになったという人も、私は知らない。

最近まで、デザイナーは皆、ゴルフ嫌いなのかと思っていた。
しかし先日、現役デザイナーのゴルフコンペに参加して、
彼らの中にも、ゴルフ好きな人も多いということを知った。

デザイナーは、職業的に個人プレイな面も多分にあり、
4人1組で廻るゴルフなど不向きなのだと思っていたが、そうでもないらしい。
どうも、当初は「食わず嫌い」なだけで、きっかけがあって食べてみたら、
ゴルフの面白さを理解できる人種であることを、このコンペで発見した。

デザイナーは、芝目を読む、傾斜を見る、直線かアールがかかっているかなど
観察観が鋭いから、グリーン周りのパットを入れるプレイなどは、うまい人が多い。
ただ、日頃、練習していないから、遠くに飛ばすことは苦手のようで、
トータルのスコアはあまり良くないが、それなりに楽しめるのでオススメだ。

道具からウェア、ゴルフ場の環境問題まで、ゴルフに学ぶものは沢山有り、
中でも、4人で回るという団体行動は、デザイナーのプロジェクト運営にも
なにか通じるところがあるように思う。
時には、個人プレイ的な世界から、チームプレイ的な世界を覗くことも必要。
なにごとも、「食わず嫌い」は損をする。

(K.K.)


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2007年10月15日

東京モーターショー 07

「第40回 東京モーターショー」に出展される『未来の車』が、
東京・表参道ヒルズで先行公開されるというので見に行った。

写真は、トヨタの「i-REAL」。
これまで提案してきたパーソナルモビリティに続く進化型モデル。
フロント2輪、リア1輪の構成で、歩行者エリアでは、
ホイールベースを短くして占有スペースを小さくする歩行モードと、
車両エリアでは、ホイールベースを長くすることで、
低重心で高い走行性能をもつ走行モードに変化するというもの。

これまでのモデルは、ショーを意識していたのに対し、
今回は公道での使用を想定して開発されている。

最高速度は30km/h、充電2時間で走行距離は約30km、
電動車椅子の領域と原付スクーターまでをカバーする乗り物としているが、
法規制により、公道での使用には当てはまる車両区分がないから、
当分街を走れないのだそうだ。

「東京モーターショー 07」は、10月27日(土)~11月11日(日)。
今回は、その幕張メッセで一般公開される、その先行公開。
若者の自動車離れを食い止めるためのしたたかなデモで、
大手自動車メーカーの知恵比べは続く。

生き残り戦略という意味で、気になるデザインがあり、
時間が許せば、一見の価値有り。

(K.K.)


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2007年10月11日

クロージング・パーティー

先日、北鎌倉の画廊で、珍しい現代アートの「クロージング・パーティー」に出席した。
(オープニング・パーティーならぬ、クロージング・パーティーだ)
現代アートの仲間の集い、反省会でもあるから、作品自体も難しいが、
アーティスト本人が、豊かな個性の持ち主の集まりだったから面白かった。

まず、現代アートの応援団として横笛の演奏があり、
続いて南京珠すだれの演技も飛び出すなど、現代アートの幅広さを見せてもらった。

IMG_2854.JPG

写真のこの作品は、インスタレーションと言って、現代芸術において、
従来の彫刻や絵画というジャンルに組み込むことが出来ない作品とその環境を、
総体として観客に提示する芸術的空間を意味する。

仲間の職業は、学校の先生や、本の装丁を手がけるデザイナーなど幅が広く、
彼らの現代アートに取り組む姿勢は、すごくエネルギーの塊のように見えた。
世の中にこういう仲間がいることを知り、リッチな気分になって帰ってきた。

(K.K.)


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2007年10月10日

(22)事前の校正・チェック

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第22回目は、「事前の校正・チェック」です。

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職務経歴書を作成したら、まず一度は誰かに校正・チェックしてもらおう。
基本中の基本、誤字脱字のチェックはもちろん、
独りよがりの文章、構成になっていないか、第三者の目から見て
内容は分かりやすいか、一通り見て意見をもらってみよう。

先日参加したセミナーでは、その「校正」の良い例に出会った。
「インターユニバーシティ神保町ワークショップ---神保町の未来を語ろう」
というセミナーで、ハーバード大学大学院生と明治大学の学生が協力し、
千代田区神保町のまちづくりについて調査・研究・提案し、
まちおこしのお手伝いができないかというものだ。
さらに、街の人々との交流も含んでいるユニークな試みの会だという。

ハーバードの学生は、いずれも建築やアーバンデザイン(都市計画)専攻で、
神保町界隈を歩いて調査・研究したそうだ。

図表入りのパワーポイントでのプレゼンは、非常に分りやすく作ってあった。
もちろん両国の学生とも英語でのプレゼンで、しっかりした内容だった。
こうした分かりやすい内容、しっかりしたプレゼンは、
やはり仲間同士で事前に「校正」し合った結果なのだそうだ。

(K.K.)


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2007年10月09日

薄さ競争より大事なもの

デジタル家電やIT機器の総合見本市「CEATEC JAPAN 2007」を
幕張メッセに見に出かけた。

各社の薄型テレビ戦争は一層激化。
メインは、パネルを従来より大幅に薄くした次世代液晶テレビの出展だ。
H社は、厚さ1.9センチ、S社は2センチ……と、薄さ1ミリを競っている。
技術競争というのはすごいものだと思いながら、
誰のために薄さを競っているのか、改めて考え込んでしまった。

もちろん、ユーザーのためだろうが、我々消費者は、1ミリを競ってもらうより、
コストを下げてもらった方がいいに決まっているのでは?
技術競争というのは、時におかしな方向に走るもののように思う。

その間に、韓国のS社は安いテレビを開発し、
ほどほどの薄さで国内シェアを大幅に伸ばしたという。
さすが韓国商売と思いながら、昔の電卓戦争を思い出した。

卓上電卓は、何年もの間、小さく、薄く、軽く、安いものを競った結果、
現在の大きさに落ち着いた。
人間の指の大きさが決まっている以上、限りなく小さく、薄く、軽くしても、
消費者にはメリットがないことを学んだ結果なのだった。

願わくは、各社は薄さ競争より大事なものが沢山あることを考え、
知恵を絞って商品開発する、そんな競争社会を目指して欲しいと思った。
そして、そこにデザイナーが参画することを切に願う限りだ。

(K.K.)


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2007年10月03日

転職は簡単ではない

IT時代に入って、デザイナーの転職活動で大きく変わったことが二つある。
一つは、デザイナーの技術の一つに、パソコンやソフトを
どれだけ使いこなせるかが問われるようになったこと、
二つ目は、転職活動がネットで簡単にできるようになったことだろう。

今や、転職情報はネット上を中心に巷にあふれているから、
転職そのものも簡単だと思い込んでしまう人も少なからずいるのだが、
現実はむしろ、昔より厳しい。

ネットで簡単に転職活動できるのもIT時代の「恩恵」と思いたいが、
あまりにも簡単に転職が出来ると思い込む人が増えたのでは、と、
「弊害」の方が昨今心配になる。

次が簡単に見つかると思っているからなのか、
ひどい例だと3ヶ月、3週間、いや、3日で辞める人さえいる。
転職を、人生の何だと思っているのかと、つい一言、苦言も呈したくなる。

職場は、あなたの人生を毎日楽しくもし、悲しくもする重要な場所である
ということに気がつけば、階段を上るがごとく慎重でありたい。

ITに振り回されない、地道な、アナログ的な転職活動を
応援できたら、私は本望だ。

間違っているだろうか。

(K.K.)


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2007年10月02日

(21)アクセントカラー

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第21回目は、「アクセントカラー」です。

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職務経歴書にも、効果的にアクセントカラーを使ってみよう。

赤は、男女間で最も好まれる色の1つといわれている。
特に外交的な性格の人は、赤を好む。
赤が好きな人は活動的で行動力が有り、運動神経良く、
情熱的で正義感が強い……etc.
色彩の本に、よく書いてあることだ。

先日、あるデザインセミナーで、A4一枚の印象的なレジュメを見た。
これは!というところにアクセントカラーを使い、
セミナーが始まる前から、何を言いたいか、結論がほぼカラーで示されているのは、
さすがデザイナーのセミナー、色の使い方がうまいと感心した。

A4一枚のレジュメで、これだけのインパクトが出せるのだ。
これを職務経歴書にも応用し、求人側に面接してみたいと思わせる書類を、
デザインを学んだ者なら作れるはずだ。
経歴をモノクロで羅列するだけで良いと思っていては、個性も何も無い。

「赤が好きなんですか」と問われたら、そこですかさず、
自分の性格をPRすることも忘れてはいけない。
色の使い方はデザイナーの命の1つなのだから。

(K.K.)


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2007年10月01日

月餅の菓子箱

中国では、旧暦の8月15日の中秋節に、家族や親しい友人が集まり、
月を愛でて、月餅(げっぺい)という月を摸した中華饅頭を食べる風習がある。

先日、香港の友人が送ってくれた月餅の菓子箱の豪華さに驚いた。
鉄板をプレスした箱で、ネーミングは「美心月餅」、
色彩と言い、イラスト、模様も凝っていて、年号入りの豪華版だ。

現在は、中秋節が近づく頃、親しい人やお世話になっている人に
これを送ることが盛んであり、沢山の人に贈るとなると出費がかさむので、
毎月積み立てをして、商品券を受け取れる制度もあったとか。

Wikipediaによると、現在は、金箔を貼ったりと、
素材に凝った豪華な物が出てきている他、
時計や洋酒といった高価な商品を詰め合わせて売る商法もあり、
贈賄問題となる例もあるそうだ。

そのため、中国政府は2005年以後、月餅の包装や詰め合わせの価値が、
月餅そのもののコストの20%を超えてはならないという法律を制定したという。
贈賄の絶えない国の、したたかな商法取り締まりは、
菓子箱まで目を光らせないといけないのだろうと思うと、
わが国の一円領収書問題など吹き飛んでいきそうだ。

豪華なデザインの裏にある事情に思いを馳せながら
今年も月餅を頂いた。

(K.K.)


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