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2007年08月 アーカイブ

2007年08月29日

ゆとり教育と携帯電話

先日、大学の先生である友人と会食する機会があった。

ゆとり教育で育った若い人の良いところ、悪いところの集大成を、
大学でどう花を咲かせるかが今、問われているのだが、
実はそのゆとり教育の実態は、お粗末で恐ろしいものだそうだ。

例えば、コンパの支払い段階で、割り勘する暗算能力がないから、
携帯電話を持ち出してワイワイガヤガヤ計算するという。
アルコールを飲まない女性は半額に、遅れてきた人も半額に、という具合に、
「応用問題」になると、もうパニックになるというから小学生並み、
大人としては心もとない。

従って、次回の幹事は、もう沢山ということで、誰も幹事をやらないから、
昔ほどコンパがないと嘆く。
従って、コミュニケーション、協調性も育つ機会が減っている。

暗算能力がないこと、それがゆとり教育の最大の欠陥では、と彼は言う。
基礎能力がないところに、携帯電話という文明の利器が登場したのは皮肉であり、
九九は知らなくとも、携帯電話の電卓機能があれば、
十分計算はできるから、問題はないはずだった……。

それが、簡単な応用が利かないだけでパニックになり、
集団生活になじめない人を作り出したのだとも言う。

真偽は別としても、考えさせられる「ゆとり教育と携帯電話」の話だった。

(K.K.)


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2007年08月28日

(18)改造内閣・三役の記事に学ぶ

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第18回目は、「改造内閣・三役の記事に学ぶ」です。

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参院選惨敗で失った政権の求心力を回復できるか。

新体制づくりで巻き返し可能か。

政治が面白くなったと見る人も少なくないが、冷めた目で見ると
あまり変わらないのが政治というものだという人も多い。

今度の自民党三役の横顔として、各紙にその人物像が紹介されていた。
400字程度で、似顔絵を入れながら、実に分りやすく掲載されていた。

例えば、麻生幹事長は、祖父は吉田茂元首相、漫画好き、五輪、クレー射撃代表。
二階総務会長は、1993年、小沢一郎氏とともに自民党を離党し、新政党に参加等々、
波乱の政治経歴を記載。
石原政調会長は都知事の長男で慶大、日本テレビ、政界入り、首相のお仲間の一人…
という具合に書かれている。

三人三様の個性を、読者が今何を求めているかということを
十分察知して書かれている。
二階総務会長の経歴は、民社党の小沢一郎氏との対決が、
今秋予定されていることを意識して書かれている。

本題の職務経歴書の書き方に戻ろう。
求人企業が今、転職者に何を求めているかを考えて書くことは非常に重要だ。
従って、3社受験するなら、3通とも違った職務経歴書を作るぐらいの神経を使いたい。
何はともあれ、書類選考をパスしなければ、面接に進めない。
職務経歴書は重要だ。

(K.K.)


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2007年08月27日

道具のデザイン

「Do it yourself」や「Sunday carpenter」と言った方が格好がいいのか、
最近、あまり「日曜大工」という言葉が使われない。

東京都心には、それらしいショップも少ないから、
都民は、日曜大工も出来ないぐらい狭い部屋で生活しているのだろうか。
その意味では、郊外に住んでいる人の方が、日曜大工を楽しんでいるようだ。

先日も、浴室の修理道具で、デザインの奇抜なものを見つけたので購入してみた。
タイルとタイルの間を埋める、目地止め剤を注入するガンである。

IMG_2720.JPG

値段は、安い物が300円以下、高い物が1,000円。
どちらを買っても、業者に頼む工賃から比べれば安いものだ。
高い方の、黄色と黒の配色のガンは、この世界では奇抜なデザインだが、
使い心地はいい。
安い方は、それに比べると一段劣る。

日曜大工も趣味だからこそ、道具も目に見える付加価値の高いデザインが
求められているのだろう。
まだまだ、デザイナーが参入する世界があるということを再認識した。

(K.K.)


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2007年08月23日

残暑の中の転職活動

この残暑厳しいお盆休み中に、必死に転職活動を続け、
理想の会社に決まりました、という女性から電話をもらった。

その条件とは、通勤時間が短いこと、給料が多いこと、
それに何より、チャレンジしたい分野で仕事が出来るということ。
「おめでとう」の一言で、当方も残暑が吹き飛んだ。

彼女にとっては、いろいろと悩みながら沢山の汗を流し、
歩き回って手にした職場だった。
この職場は、これからの彼女の生きがいになるだろう。

以前の会社は、この2~3年、いつ倒産するかわからないといった
経営が悪化した状態であったというから、
彼女も、真剣に転職先を選んでいたようだ。

「備えあれば憂いなし」。
早め早めに自分のことは自分で考え、チャンスがあればつかむ、
その度胸も転職には欠かせないのだと、彼女を見ていて思った。
今後の活躍を祈るばかりだ。

(K.K.)


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2007年08月22日

デザイン以外のキャリア

デザイナーの転職をお世話する会社を興してから17年が経った。
一番の問題は、実務経験がない、あるいはとても少ない人の扱いである。

転職は、経験を生かし、より高度な職場を求めて挑戦しながら、
自分をレベルアップしてゆくことだ。
私たちは、そのお手伝いをしているから、年収が下がる職場などは、
原則として勧めないことにしている。

例えば、デザイナーを志して入社しても、不幸にして営業にまわされ3年、
いまだデザイナー歴がない人には、正直に、営業歴を生かして、
デザイン分野を開拓する職場を探す努力をしている。

ただ、営業歴は、一次面接ではOK率が高いが、
二次となると、デザインの実技テストを課せられることが多いから、
日頃の個人でのデザイン活動が試される。
そのためには、コンペなどで、日頃から自分の腕を磨いていれば、
かなり実技テストに耐えられるようになるからオススメだ。

要するに、デザイン以外のキャリアの部分を、どのようなカタチで
求人先の会社にわかってもらえるかということに尽きるから、
職種は営業でも、自宅ではデザイナー修行する努力だけはしておきたい。
それがあれば、二次試験・実技テストは大丈夫だ。
トライしてみて欲しい。

(K.K.)


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2007年08月21日

路線図のデザイン

東京の地下鉄路線図は、パソコンの回路図のようで、そのデザインは頂けない。
ユニバーサルデザインされているという話もあるが、見る気にもなれない代物は、
まったくデザインされていないと言った方が良さそうだ。

この夏、観光都市・金沢の街を歩いた時も、
全く見せるように出来ていないバス路線図に唖然とした。

2メートル以上もあるポールの上に、言い訳程度にぎっしり羅列表示されている。
望遠鏡でも使わないと見ることができないのには、恐れ入った。

自宅近くで毎日使っているバス停の時刻表も、
小さな文字で見にくいので、手帳に写し取って持ち歩いている。

どうして、公共の乗り物の案内が見やすくできないのだろう。
彼らが、「見やすくする」という発想そのものを持ち合せていないとしたら、
デザイナー側から見やすいデザインを提案し、その必要性を説くしかない。

世の中には、色の問題に取り組む「公共の色彩を考える会」があるが、
「公共のサイン計画を考える会」の立ち上げも必要かもしれない。
そうなると、ますます行政機関は要らなくなる。
こんな構図で、日本は「美しい国」になれるのだろうか。

考えさせられた、暑い夏休みだった。

(K.K.)


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2007年08月08日

秋のグループ展参加

『芸術の秋』とは、誰がネーミングしたのか、いい言葉である。
が、その芸術の秋の準備をするのが、今この時期で、
私にとっては苦痛そのもので、この暑い夏を恨めしく思っていた。
なぜなら、秋の同窓生・絵の展覧会に、一点出品すると約束はしたが、
その締め切り10日前でも、アイデアがまとまらないでいたのだ。

オリンピックではないが、「参加することに意義がある」と高を括って
エントリーしたのが間違いの元、このところ反省し続けていた。

ところが、最近になって、ひょっとアイデアが出て、
トントンとまとめに入ることが出来たこともあり、
人間の頭の中は不思議なものだと、妙に感心している。

きっかけは、友人に相談を持ちかけたことだ。
「先日のあの作品もいいのでは」という一言で、アイデアがまとまった。
背中を押されて決心がついたというわけである。

迷いは誰でもあるもの。
時には友人、家族、先輩に話し、ちょっと背中を押してもらうのも一法。
逆に、自分が誰かの背中を押してあげることもあるし、
「それが人生」と教わったようで、せっせと制作に力が入るようになった。
人間とは、なんと単純。
しかし、友人に感謝することしきりである。

(K.K.)


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2007年08月07日

(17) 夢の欄

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第17回目は、「夢の欄」です。

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弊社を訪れる転職希望者の職務経歴書を見て、

「挑戦」「夢」といった項目を加えるようアドバイスすることがある。
これまでの職務経歴が正直に書かれているのはいいが、
さらにその先、自分の進みたい道まで表現してもいいのだ。

例えば、印刷会社でチラシ広告を担当してきたが、
新しい職場では、会社案内のようなページものに取り組みたい
という希望がある場合は、経験はゼロだが、やってみたい、と
書いておけば良い。
ペラもののチラシも、ページものの会社案内も、仕事としては
類似のところがある訳だから、十分、経験が生かされる。

1)これまで経験したこと
2)次のステップで挑戦したいこと
3)将来の夢はここにあり

というキャリア計画まで明記することで、
会社側の理解を得られることも多い。

もちろん、何の計画性もなく、ただ夢ばかり語られても、
現実の職場には通用しないが、
何の夢も希望も持たないデザイナーを雇うはずがない。

夢は時間をかけて追い求めるもの。
夢のみで終わる場合があっても、夢のない人生よりマシ、
というぐらいで臨みたい。

(K.K.)


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2007年08月06日

カバンの修理

新宿での待ち合わせは、いつも紀伊国屋書店の中にしている。
本を立ち読みしながら友を待つのはいいものだ。

先日も、そうして待っていると、急な用件で一時間ほど遅れると
携帯に連絡があり、ちょっとがっかりしたのだが、
そこは新宿、見るモノには困らない。
書店の並びに小さなカバン屋を見つけたので入って見た。

バッグなどの販売以外に、修理もやってくれそうな店で、
所狭しと、紐や皮製品の材料が並んでいる。
ちょうど、持っていた鞄の持ち手が磨り減っていたので、
修理を頼めるかと聞いてみた。

IMG_2478.JPG

女主人は、ひもを何種類か持ち出してきて、色をチェックしながら、
ひもを巻きつけ、ボンドなどで接着して直せると親切に教えてくれる。
仕上げはミンクオイル(栄養・保皮クリーム)を塗っておけば、
まだまだ、愛用可能ですよという。

そして「ところで、お客さんは器用ですか」と聞かれた。
手先が器用でないと修理が難しいと言うのである。
そこは私とて、デザイナーOB、模型やモデルを作った経験があり、
やってみますと言って、紐や接着剤、ミンクオイルを購入した。

帰りがけに、「出来上がったら見せてくださいよ」と女主人の声。
都会の真ん中に、修理屋さんで材料も売っているお店があるとは、
私にとって小さな発見だった。
出来上りを見てもらい、アドバイス頂けたら、これぞ生きた勉強になる。

バッグや小物のデザイナーを目指す人は、
まず、自分の身のまわりの物の修理から始めると、
材料や、構造、技術を学べること間違いなし。
これぞ、小物デザイナーを目指す一つの方法だと思った。

(K.K.)


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2007年08月01日

アートとサイエンスの結びつき

半世紀近く、デザイン界で飯を食っている友人と会った。
彼の商品デザインに対する知識は半端でないことは
前から知っていたが、その彼が
「アートとサイエンスの結びつきの時代ですね」
と言いだしたのには、驚いた。

彼は、赤線の入った新聞の切抜きを見せてくれた。

「経営学者のミンツバーグが『MBAが会社を滅ぼす』において
主張しているように、マネジメントの本質はサイエンスよりアート
に近い面が大きい。科学性は必要であるが、具体的文脈(状況)
と切り離された分析至上主義は役に立たない。むしろ、その時々
の状況において背後にある本質を直感し、サイエンスとアートを
統合して物事を実行する、その能力が求められているのである。
(日本経済新聞『やさしい経済学―名著と現代』より抜粋)

彼は、デザイン界でも、マネジメントの本質は
サイエンスよりアートに近い面が大きく、
市場や背後にある本質を直感し、サイエンスとアートを統合して
物事を実行することを、昨今痛感しているという。

彼の話しを聞きながら、アートに近いデザイン界というのは、
考えようによってはすばらしい位置にあると思った。
「デザイナーよ、大志を抱け」、そして「転職ぐらいで挫けるな」と、
思わず叫びたくなった。

(K.K.)


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