2007年4月アーカイブ

(11)「ミニデザイン史」作成

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第11回目は、「ミニデザイン史作成」です。

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転職希望者にとっては、連休中は落ち着かないだろう。
面接の結果待ちという人は、その返答も連休明けになるだろうが、
ここでは各自耐えるしかない。

しかし、ただ悶々とするのも勿体無い。連休はチャンスでもある。
ここで一つ提案がある。

職務経歴書の一つのアイデアとして、「自分のデザイン史」を作ってみよう。
デザイン歴が例えば10年あったら、立派なデザイン史になり、
それが職務経歴書にもなる。

先日も、弊社にコンサルティングに来た、この道20年という相談者に
ミニデザイン史作成を勧めたら、「考えても見なかった。この連休に作成しよう」
と喜んで帰っていった。

自分のことを客観的にまとめるのは、簡単ではないが、
「経験年数」という要素だけでも、転職者の一つ武器であるから、
あとはその中味の濃さは、自分で編集していくしかない。

転職を希望するなら、連休のようなまとまった時間を使い、
5年分でも、10年分でも、自分史をつくる気持ちで
「ミニデザイン史」作成を勧めたい。

その行為の積み重ねが、自分の基礎データになることが多い。


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春のうららの隅田川

【 気になるデザイン 】

先日、私が参加している「公共の色彩を考える会」という団体主催の
カラーウォッチングツアー「隅田川・橋めぐり船上カラーウォッチング」に参加して、
“東京らしい”ところを堪能した。

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浜松町から水上バス(観光船)に乗船して橋めぐりしながら、下船は浅草。
浅草では、雷門、浅草寺、仲見世通りを歩いた。
やはり、今回一番気になったのは、どこかのビール屋さんの広告塔である。

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「春のうららの隅田川
 のぼりくだりの船人が
 櫂のしずくも花と散る
 ながめは何をたとふべき」
 (作曲・瀧廉太郎 1900年)
を、口ずさみながら、ホームレスの青いテントと、この広告塔は、
やはり東京を代表するのかなと考えると、寂しくなった。

パリのセーヌ河の川くだりとは、雲泥の差があることを実感した。
セーヌ河岸は世界遺産に指定されていて、
ご存知、船上からの眺めは、パリの町並みがいっそう魅力的に見える。

ゴシックやアールヌーボー、バロック風な建築物は
それぞれに美しく、見事に調和して、歴史が感じられる。
ノートルダム寺院をいろいろな角度から見られて感動した、などと、
観光客がリピーターになるパリ。

やはり、この東京との差は埋められないだろうが、
街並みを良くするのは国や県や市ではなく市民なのである。
「公共の色彩を考える会」という市民運動の人達は
いつも目を光らせ、地道な活動を続けている。


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面接結果の通知に思う

【 コンサルタント日記 】

先日、ある企業に紹介した候補者の、一次面接合格の返事をいただいた。

  「こちらが当初懸念していたような、自己主張の強い芸術家タイプではなく、
  柔軟に対応してゆく気持ちを持っている」

  「基本的にはデザイナーでスタート、
  将来的にはプロデューサーを目標として働いて欲しい」

という求人側からのコメントがつけられていた。

前回の「職務経歴書講座」にも記したが、
求人側は、「やる気があるか」、「ここで生きがいを見つけて定着してくれるか」、
「仲間に入って共同作業がやれるか」などを応募書類の文面から読みとり、
面接で実際に話すことで確認する。

上記の候補者の場合は、その他にも作品のプレゼン結果も良好だったようだ。
転職活動は、提出書類も、面接でのプレゼンも、全てトータルで判断されるから、
どの部分もおろそかに出来ないということを、改めて肝に銘じて欲しい。

企業側は、以前にも増して選考に慎重で、会社によっては三次面接まであるから、
長期戦にも耐えられる精神力も要求される。
人生の大事な選択だから、これも良しとし、果敢に挑戦したい。

(K.K.)


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(10) 「やる気」の確認

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第10回目は、「やる気の確認」です。

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最近、某社の人事採用担当者と会う機会があった。

そこで、彼らは職務経歴書をどのように見ているか、
少し時間をかけて聞いてみた。

まず、「やる気があるか」、「ここで生きがいを見つけて定着してくれるか」、
「仲間に入って共同作業がやれるか」などを
その文面から読み取ろうとしていることが分かった。
採用側も真剣、書類一つ、文章一つもおろそかにしないで読むそうだ。

応募側も、一字一句おろそかにしないで書いたはず。
両者の真剣勝負である。細心の注意を払って書くべきと改めて思った。

その担当者いわく、その中でも、「やる気があるか」ということに
最重点をおいて読み、面接に進む者を決めるという。

職務経歴書をはじめとした書類に、どれだけの「やる気」を盛り込めるか。
デザイナーである以上、いろいろなアイデアを駆使し、
表現することを学んできたわけだから、その経験を充分発揮すべし。
書類一枚にも全力でトライして欲しい。


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土産物屋と自動販売機

【 気になるデザイン 】

久しぶりに北陸の実家近くの温泉宿で、仲間とお花見、ちょっと骨休めした。

その温泉郷は、関西や名古屋の奥座敷とも呼ばれたこともあったが、
今はその面影もないのに驚いた。
露天風呂などの豊富なお湯は昔と同じだが、
街には観光客がいないのである。

写真で見るように、土産物屋が、いつのまにか自動販売機の「店」に変身していて、
その風景が、そのままこの街の歴史、さびれをさらけ出している。
駅前商店街や駅前旅館がすたれたように、全てホテル・宿で用が足せるようになり、
街中を散歩することもなくなったからのようだが、
昔の賑わいを知っているだけに寂しく思った。

それにしても、温泉郷の名の下に、必要だからとはいえ、
自動販売機が、つぶれた店先に羅列されるだけ、というのは頂けない。
もう少し街並みの美観を整える配慮が、店主や行政にあっていいように思った。
せめて、つぶれた土産物屋の看板を外し、新しい自動販売機デザインや
街並みの提案があってしかるべきだろう。

ここでもデザイナーの活躍する場が有り、デザイナーのアイデアが生かせれば、
もっと、温泉郷の街並みの美観が保たれるのに、“惜しい街”だと思った。
誰か、アイデア提案しませんか?

(K.K.)


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MAGNETIC DRIP STOPPER

【 気になるデザイン 】

先日、米国在住の友人から、
「MAGNETIC DRIP STOPPER」なるものを頂いた。

ワインを下手に注ぐと裏漏れすることがあるが、
これを使うと大丈夫というすぐれモノである。
半月形の磁石2個でボトルを左右から挟んで固定すると、
裏漏れを防げるというしくみだ。

パッケージは円形で、ワイン色のシャレたデザイン。
ギフトとしては個性があり、ワイン党には喜ばれるだろう。
さすが米国のデザイナーの考えること、と感心した。

ところが、使ってみて気がついたことがある。
グラスに注ぎ終える瞬間にボトルを回し、“水を切る”という
「裏漏れしない注ぎ方」を知っている人には無用なのだ。
ここに、米仏の文化の差があるようで面白いと思った。

不器用な人には必要、器用な人には不要な、この「すぐれモノ」。
さて、日本のデザイナーは、今後どちらの商品開発に向かうのだろう。

多分、米国型だろうと思うのだが、便利なモノばかりに頼らず、
「ちょっとしたコツを身に付ける」という方法もあるのだ。
そういう意味でも「気になるデザイン」である。


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『変われる国・日本へ』

【 今週のオススメ 】

「イノベーションがないと停電する

水力発電の例では、上のダムに水が貯まっていても、そのまま雨が降らないと
やがて水が全て落ちてしまって、電気が起きなくなってしまう。
つまりイノベーションがないと、最後に経済は均衡状況になり、停滞し、
利益が生まれなくなるということです。

エネルギーと同じで、時間がたった時に、
イノベーション(雨が降る)という行為が加わらなければ、
そのうち、利益(電気)は出せなくなってしまいます。」

(『変われる国・日本へ イノベーション・ニッポン』坂村 健 著(アスキー新書)より)

これは、初版が3月27日とあるから、新しい本である。
なぜ、今週のオススメかというと、

「イノベーションとは、これまでのモノ、仕組みなどに対して、
全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、
社会的に大きな変化を起こすこと」

という坂村氏の考え方と、デザインの世界とが全く同じだと思うからだ。
デザイナー必読書である。


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「団塊世代の大量定年退職時代」。
日々、この言葉がマスコミを賑わしている。。

今日は、この世代の身近な人や近所の人を観察し、
そして、経験談を聞き出すことを勧めたい。
彼らは、日本の高度経済成長期やオイルショックなど、
実にさまざまな経験しているからだ。

そして、2、3回転職している人も少なからずいる。
成長期の転職と、オイルショック時の転職とでは、
天と地ほどの違いがあるから、
彼らは貴重な経験を積んでいるといえるのだ。
そのところを学びたい。

例えば、今はどういう時代で、自分が転職すべき時期なのかどうかも、
彼らの経験と照らし合わせて学び取ることができるかもしれない。

いつもは、パソコンが苦手な彼らに教えてあげる立場のみなさんも、
「時代」や「経験」といった面では、先輩に学ぶことも、
良い転職のための手段の一つだ。


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缶ビールのデザイン

【 気になるデザイン 】

コンビニなどで見ると、ラベルの替わった新製品ビールが
毎日のように売り出されている。
本当は毎日ではないのだろうが、
そう思えるほど、モデルチェンジを繰り返している。

発泡酒で135円前後と安価だが、缶の印刷はきれいで、
飲んだらすぐ捨てられる運命とは、なんとも勿体ない。
缶はリサイクルされるから、それはそれでいいのかもしれないが、
ラベルのデザインの使い捨ては、デザイナー側から見ると切ない限り。

愛着のある、いいデザインのものは、もう少し長く使ってもらいたい。
競争のためのモデルチェンジ、デザイン戦略は理解しても、
あまりにも激しすぎると、ビールの味を理解しないままに、
次のラベルのビールを味わうことになる。

そして、メーカーの特徴などどうでもよくなり、
いずれ味はどこも同じ、安い物でいいということになりかねない。

ワインの例で見ると、フランスのこだわりはすごい。
伝統的な農産物や酪農製品を国が保証するという法律があり、
ワインであれば、生産地やぶどうの品種、栽培方法、製法まで
細かく基準が設けられ、それに従っていないと
その原産地名をブランド名として名乗れないようになっている。

「本物のフランスワイン」という文化を法的に守る国の話を聞くと、
日本もそろそろ、ビールの世界でも「ブランド戦略」に目覚めないといけない。

安い物でいいという世界になると、中国やインドに負けることは明白。
これからは、知恵戦略を目指すべきだろう。

(K..K.)


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