2007年3月アーカイブ

(9) 職務経歴書と取扱説明書

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第9回目は、「職務経歴書と取扱説明書」です。

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デザインの世界は意外と広い。

プロダクトデザインと一口に言っても、製品デザインからソフト関係、
場合によっては、製品の取扱説明書までデザインすることがある。

中でも、取扱説明書をデザインする部門は、縁の下の力持ち的な役割で、
あまり知られていないが、非常に大切な仕事である。

先日も、ちょっとした洗面台の目地止め、接着剤の一種を買ったが、
その説明書が、非常に分かりやすく、丁寧に、読み易く書かれていて感心した。
キャップが二つ付いているので、一つは先端を切って使用しても、
もう一つを次回使えるように考慮され、よく説明されていた。

特に、値段が安いものにも、きとんとこのような配慮があると、
この会社の信頼度が急に増す。
これも、取扱説明書をデザインするデザイナーの力量が大きいだろう。

同様に、職務経歴書も、分かりやすく、丁寧に、読み易くなければ、誰も見てくれない。
取扱説明書は製品の力量を、職務経歴書はデザイナーの力量を、
それぞれ、十分に伝えるものでないといけない。
その点では、時には取扱説明書の分野を覗いて、参考にするのもいいだろう。


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Suica(スイカ)の広告

【 気になるデザイン 】

毎日見ているものでも、一旦気になりだすと
なんとも腹が収まらないものがある。

最近では、JRのSuica(スイカ)の広告がそれだ。

先日、山手線品川駅の乗り換え階段が、
すべてグリーンのスイカの広告で埋まっているのを見て唖然とした。

階段は注意して歩くところ。
そこに注意事項ならともかく、商業ベースの広告は、
JRも、自分の敷地だからといって許されるものでもないだろうと、
企画者の精神を疑った。

それに、どこの駅でも見かける自動販売機も白色に統一して、
スイカで何でも買えます、と並べているのも許せない。

駅の風情も何もあったものではない。
全国に銀座街がはびこった、昔の時代の面影を映し出しているようで、
時代錯誤もいい加減にして欲しいと思った。
ホームと同色系で、さりげなく自動販売機があるぐらいで十分であろう。

JR構内は公共の場である。
時に我々は、民営化の行き過ぎを注意しなければならないのかも。


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(8) 作品は命

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第8回目は、職務経歴書と共に重要な作品集について、
「作品は命」です。

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数ある職種の中でも、面接時に自分の作品を見せるのは、
おそらくデザイン関係だけだろうから、いい作品集で自分を売り込むのも重要だ。
しかし、職場によっては、秘密漏洩防止のため、作品等すべて持ち出し禁止で、
個人の作品集が作れないことも多い。

作品はデザイナーの命ともいうべきもの。それがないと実力が分からない。
それではと、学生時代の作品を提出しようと思っても、
昔の作品では、採用側も実力を判断できないから、用をなさない。

そこで、部分的にでも、日頃のアイデアスケッチ等をこまめに整理し、
必要な時にそれを編集することを勧めたい。

例えば、ある自動車デザイナーの作品集を見せてもらったら、
今売り出されている車(一般向けカタログ)の、タイヤならタイヤの
部分的なアイデアスケッチが貼り込まれていた。
そこには「経験3年生の実力です」と、単純明解に記されていて
いたく感心したことがある。

採用側は今の実力を知りたいから、それに応える作品集を持参するしかない。
良い作品集をデザイン、編集するのもデザイナーの仕事と考えて、
日頃からアイデアスケッチ等を集めておきたい。


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マラソンのゼッケン

【 気になるデザイン 】

2月に行われた東京マラソンでは、3万人のランナーが都心を駆け抜けた。
それに負けじと昨日、湘南国際マラソンが1万2千人を集めて行われた。
快晴のもと、富士山を見ながら、江ノ島?二ノ宮間の往復だ。

東京の友人が、フルマラソンの部に出るというので、
前日、友人の代わりに、江ノ島までゼッケンを取りに行った。
参加費は8,000円。
ゼッケン、靴紐につけるチップ、着替え入れの黒いバッグがもらえた。

ゼッケンは薄い青地に黒の文字で登録番号が記してあったが、
そのデザイン、色使いが、なんともプアーでいただけない。
数字が書かれた紙切れを、ただ切ってピンで留めるのと大差ない。
見難いし、温かみがなく、デザインが考えられていないのには驚いた。

スポーツの世界には、デザインがまだまだ浸透していないのは、
東京マラソンを見ても感じたが、この湘南国際マラソンもひどいものだった。

友人からは、5時間以内で無事完走した、と電話をもらったが、
もし、記念にゼッケンを保管するとしたら、
もう少しマシなデザインであれば良かったのに…とひとごとながら憂いだ。

これからは、スポーツ界にも、よりデザイン性、ファッション性が
求められていくに違いない。
まだまだデザイナーが必要とされる場は多いのだと、今回も痛切に感じた。


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「自分が死と隣り合わせであることを忘れずにいること、
それは私が知る限り、人生の大きな決断を助けてくれる最も重要な道具だ。
なぜなら、ほとんどすべてのこと、他人からの期待やプライド、
恥をかくことや失敗することに対する様々な恐れ、
これらのことは死を前にして消えてしまうからだ。
そして本当に大切なことしか残らない。
いつかは死ぬと意識していることが、何かを失うのではないかという
思考のワナに陥ることを避ける、私が知る限りの最善の方法だ。
君たちはすでに素っ裸だ。自分の心のままに行動しない理由など何もない」

アップル・コンピュータの創業者であり、一時同社を追われて
後にCEOに復帰したスティーブ・ジョブスが、
2005年6月、スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチだ。
(『リーダーシップの旅』野田智義 金井壽宏 著(光文社新書)より)

インターネット上でも話題になったこの本をご紹介しようと、
この記事を書いてるとき、下記のメールが飛び込んできた。

「Appleの新しいショップがオープンします。

あなたの街で素晴らしい「アップルの購入体験」を提供する
アップルの新しいショップが、2007年3月21日(水・祝)、
いよいよ第1号店として東京・有楽町ビックカメラ5Fに誕生します。
(中略)
Macでできるたくさんのことを、アップルの新しいショップで
お試しいただけます。
じっくり腰を落ち着けて、Macの良さをお確かめください。」

3月21日、お暇なら、スティーブ・ジョブスの戦略・戦術…もろもろに
触れてみるのはいかがだろう。何かいいことがあるかも知れない。


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ジャンルの壁を越えて

【 コンサルタント日記 】

先日、川崎市が開催している「デザインフォーラム」で、
ユニークな、すばらしいデザイナーに会った。

彼女は、一昨年、「川崎市産業デザインコンペ」で
グランプリを受賞したデザイナーである。
その受賞作が製品化され、Gマークにも選定、今夏発売される。
その製品化プロセスをデザイナー自身からお聞きする、
というフォーラムだった。

彼女は、学校でファッションデザインを学び、
結婚してからプロダクトデザインに目覚め、このコンペに応募、
グランプリ受賞後の今も、学校でファッション画を教えている。

苦心談といえば、3Dを学びながらコンペ作品を図面化したことで、
まさに、考えながら走り、走りながら考えた毎日だったとのこと。

過去に、ファッションクリエイター新人賞のグランプリに輝き、
パリの国際大会にも参加したことのあるコンペ歴が、
今回の川崎市産業デザインコンペ応募のきっかけでもあったとか。

聞けば聞くほど、どの分野からでも、プロダクトデザインの「夢作り」は
叶えられるということを、彼女から学んだ。

奇遇といえば、そのパリの国際大会の会場で、
私は彼女とお会いしていたかもしれないのだ。
実は、私の古巣の会社が、長年、この大会のスポンサーをしており、
当時、私は宣伝課長として会場に詰めていたことがあった。

そんな縁も感じ、この日のフォーラムでの、
『めぐり会いが生み出した川崎発の新製品』という、
彼女のレジュメのタイトルが非常に気に入った。

(K.K.)


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(7)キャッチフレーズ

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第7回目は「キャッチフレーズ」です。

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職務経歴書では、自分の経歴を手短に書くことが鉄則と言われ、
それではと、まとめてみるものの、短く書けば書くほど
何も伝えることが出来ないようで、悩むことが多い。

そこで、一つの方法として、自分の経歴を3年、6年、9年と、
3年ごとに大きくつかみ、それぞれにキャッチフレーズをつけ、
並べてみると、少し分かりやすくなる。
まだ職務経験が3年しかない場合は、1年毎に分けてもいい。

さらに、そのキャッチフレーズの流れにストーリー性があると、
なお相手に伝わりやすい。

要は何事も、大枠をつかむ力と、細部をつかむ力の組み合わせ。
どうすれば見てもらえるか、伝わりやすいか、
そこを工夫するのも「デザイン」。
そう考えれば、職務経歴書の作成も面白くなってくる。

(K.K.)


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Simple is the best.

【 気になるデザイン 】

デザイン界では、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」という言葉は、
神聖化されて久しい。
デザイナー誰もが、この言葉を刷り込まれていると断言してもいい。

しかし、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」なるデザインを生み出しても、
もはや会社が、あるいは世間が許さないということで
複雑なるものを世に送り込んでいる例は多い。

例えば、ラジオの深夜放送を聞きながら眠りにつきたいとする。
しかし、ラジオ機能だけのシンプルな商品は、めったに無い。
CDやMD機能もあったり、中にはお風呂場専用のラジオもある。

「おまけ」がついていないと商品化できないのが、今の市場なのだ。
しかし、要らないものは要らないから
シンプルなものが欲しいと探しても、無いのだ。

つい面倒になって、「おまけ付」を買うが、結局使い切れない。
携帯電話など、その最たるもので、販売代理店のカウンターでは、
中年おじさん、おばさんからの使い方についての問い合わせで
混雑しているのをよく見かける。

そこで、団塊世代の大量退職を機に、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」の
商品市場を作る手はありそうだ。

ただ、その場合は、間違っても、「団塊世代向け」とは書かずに、
そっと、さりげなく「シンプル・イズ・ザ・ベスト」商品として並べるべし。
なぜなら、彼らは、いつまでも「自分は現役だ」と思い込んでいるのだから。

(K.K.)


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グラフィックデザイナーの福田繁雄さんが、
「読書日記」(日経新聞 07.03.08付夕刊)で、
阿刀田高さんの著書『ユーモア革命』を紹介している。

ここでは、ユーモアとウィットが論じられている。
ユーモアの方は、生まれながらの体液、血の中に宿る天賦で、
努力して育てる知恵では無い、とある。

一方、ウイットは「機知」だから、デザインで考えると「適案適画」、
課題を解く鍵を発見し、的確に創作する力。
「平凡でなく、新奇な、人の思いつかないような発想・すばやい知的活動」
などとある。

こうなると、ユーモアはそっちのけ、ウィットを考え続ける日々となる、
と書かれている。

なかなか興味深い視点だ。一読してみたい。

(K.K.)


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「QOL」「ADL」

【 コンサルタント日記 】

異業種の人たちから、新たな言葉を学ぶことがある。

先日も「QOL」と「ADL」という言葉を教わった。
QOL=quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)はよく耳にするが、
ADLとは初耳だった。

聞けば「activities of daily living」、
つまり、摂食・着脱衣・排泄・移動など、
人間の基本的な日常生活動作のことで、
高齢者の介護の必要性の判定指標にも用いるという。

デザインの世界で言うなら、バリアフリーやユニバーサルデザイン
という言葉に通ずる基本用語だろう。

時には、異業種からキーワードを学び、デザインの言葉とミックスし
先行デザインを発想する試みもいいかもしれない。

(K.K.)


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(6) 語学をひとつ

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第6回目は「語学をひとつ」です。

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特にこの時期、本屋の店頭には、語学関係のテキストが山積みだ。

今年は何か一つ、挑戦してみてはどうだろうか。

職務経歴書や履歴書に、語学を学んでいる状況を一行でも書ければ
「国際感覚」という点で、得することもあるのだ。

こんな例もある。
イタリアのデザイン事務所で働いていてイタリア語は得意だが、
英語は苦手というデザイナーがいた。

転職希望先は、イタリア語を必要としない職場であったが、
彼のイタリア語の力が買われ、新たに英語をマスターするにも、
たいした時間は必要ないだろうと、採用が決まったのだ。

グローバル化はまだまだ加速するだろう。
出来れば英語以外に、中国語やフランス語など少しかじっておく手もある。
職務経歴書に一行、アピールポイントが増えることだし、
三日坊主を恐れず、まずはスタートすることを勧めたい。


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グッドデザインとは何か?

【 気になるデザイン 】

子供の本には、人生の中で三度くらい出会うチャンスがあるという。
子供の時に出会い、青年時代に出会い、老年で出会う。
従って、編集者でも、作家でも、翻訳家でも、
その三世代にむかってちゃんと仕事をして欲しい、と
作家の今江祥智さんが書いている。
(雑誌『図書』 3月号より)

この3月で、満100歳を迎えられる、児童文学者の石井桃子さん。
「クマのプーさん」の翻訳や、「ノンちゃん雲に乗る」の作者でもある、
彼女の仕事がそれに当たる、と今江さんは述べている。

デザイン界に置き換えて考えてみよう。
人生80年、子供の時に出会い、青年時代に出会い、老年で出会っても、
喜んでもらえるグッドデザインということになる。
例えば、モデルチェンジが激しく、
3年も持たない携帯電話のデザインなどは、論外。

美しく、使いやすく、皆に長く愛されるデザインというと、
やはり、クラフト関係のデザインしか残らないのだろうか?

時には、クラフト関係のデザインから「気になるデザイン」を探し出し、
ロングランの秘密を見つけ、そこにデザインのルーツが存在することを、
確認してみては、いかがだろうか。

(K.K.)


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(5)デジタルデータを入れる

【 職務経歴書講座 】

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第5回目は「デジタルデータを入れる」です。

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デザイン界も、アナログからデジタルの時代になって久しい。
手描きのスケッチでは、大つかみのデザインしか見ることが出来ないが、
デジタルでは、データが必ず存在する。

そこで、職務経歴書の中に、さりげなくデータを明示しておこう。
たとえば、CIの中でサインデザインをしたとすると、
そのグラフィックデザインのデータをつけておく。
当然、そのデザインの寸法を記入しておくことをお忘れなく。

見る人が見れば、そのデザイン価値が明確に分かるし、
デジタルデータの扱い方を知っている、図面をも描ける、
ということも理解してもらえる。

ちょっとの工夫が、貴方の腕の見せどころだ。


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