中国との共同プロジェクトのすすめ

3月上旬、駆け足で「上海」のデザイン事情をみてきた。
一番驚いたのが、大学と産業界とのコラボレーション、
産学協同が、日本より多く行われているらしいということ。
大学の先生には副業が認められていて、
デザイン事務所などの経営をしながら先生業をこなしている。
従って、大学では産業界の生きたデザインを学生に教えることが可能だ。
そこで、大学での授業や、学生の作品のプレゼンテーションなども見せてもらった。
3Dソフトも充実していて、かなり進んだ試みがなされているのには驚いた。
ドイツやアメリカなど、いろんな国から学ぶ姿勢は、
追いつき、追い越せという途上国のエネルギーを感じさせ、
わが国の落ち着いたデザイン界と対照的にみえた。
特に、上海市内の建設ラッシュとともに、
デザイナーの仕事が増大している現実は一見に値した。
2008年のオリンピックから2010年の万博まで突っ走るというエネルギーに、
我々も時には「便乗」したい。
マンネリ化した日本のデザインと、追いつき、追い越せの
エネルギーあふれる中国とが共同プロジェクトを組み、
様々な挑戦をすることで、日本のデザイン界も活性化されるに違いない。
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