より良い転職のために(13)?ブランドにこだわらない人生もある

先日、デザイン畑出身で、非常にいい仕事をしている社長の話を聞く機会があった。
10年ほど前に小さなデザイン・ソフトウェア会社を立ち上げ、
最近は大企業や中堅企業からの注文が増えて困るほどだという。
彼はデザイン畑出身だからこそ、企画、調査、設計、生産、品質管理、
そして検査部門まで入り込み、川上から川下まで、
デザイナーの目で見るビジネスを展開、この流れを定着させたいと燃えていた。
そしてこの不況下、いい人材がきてくれるといいのだが、とちらりと洩らした。
このご時世だからこそ、ブランドにこだわらないで、
自分でブランドを作るぐらいの気概を持ちたい。
またそれが可能な時代であることも認識し、聞いたことがない企業でも、
適職と感じたらトライすることを勧めたい。
先回も記したが、デザイナーは「自分で腕を磨いた人が生き残る時代」になった。
言い換えれば、「自分でブランドを築いた人が生き残る時代」とも言えるだろう。
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